平原の国ポーランド～ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群～

2018/07/14 - 2018/07/22

2018年の夏休みはポーランドへ行ってきました。テレビでヴィエリチカ岩塩抗を見て行ってみたいと思ったのが決め手です。ポーランドの首都ワルシャワへは、ポーランド航空が直行便を週5便運航するようになり、行きやすくなりましたね。

ヴィエリチカに近い古都クラクフともう1都市と考えた時、まず思い浮かんだのはポーランド陶器ボレスワヴィエツ。そこへ行くにはブロツラフからのアクセスが良いということで、今回の旅ではクラクフとブロツラフに滞在することにしました。色々調べていくうちに結局ボレスワヴィエツへは行きませんでしたが、ブロツラフという都市を見つけられてラッキーでした。街中には小人像がたくさんで小人探しに夢中になってしまいましたし、ローカルバスで訪れたヤヴォルとシフィドニツァの平和教会は素晴らしく、行ってよかったーと思えました。

エリア その他の都市(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

早起きしてブロツワフ駅へやってきました。

今日は列車ではなくミニバスを利用して、世界遺産の平和教会へ行きます。駅を通り抜け、ショッピングセンターの先にある公園のようなところにバス停があります。

バスに乗車する際、運転手さんにガイドブックを見せてシフィドニツァ行きを確認しました。

1時間以上走ってシフィドニツァの街に入ってきたとき、運転手さんが声をかけてくれ、教会への通りはここだよと教えてくれました。ポーランドは分かりませんけど。

最寄りのバス停を降りたところです。たぶんシフィドニツァ駅の1つ手前だと思います。黄色いバスが走っている方が駅方面。

バス停から2本分くらい通りを戻って左に曲がり歩いて行ったところに、このような門が見えました。

教会には見えないですよね。

なんだか別荘かなにかのよう。

9時前でまだ開いていないので、周りをぐるりと一周してみます。裏側はこんな感じ。

ヤヴォルの教会は10時からで、バスを途中下車する必要があるようなので、こちらのシフィドニツァからまわることにしました。

9時になると扉をあけてくれます。

平和教会は17世紀に建てられた木造建築で、2001年世界遺産に登録されています。建設には厳しい条件があり、建材には材木、粘土、砂、藁のみを使用し、1年以内に建設し終えなければならなかったそうです。

中へ入っていくと、外からは想像できないその壮麗さに驚きです。

見上げると天井いっぱいの絵画。

円柱に囲まれた美しい祭壇。

説教壇の彫刻に見入ってしまいます。

大きなパイプオルガン。

入場料10ztを支払うと日本語で書かれた案内を借りることができます。

朝早いので観光客も少なく、解説を一つ一つ見ながらゆっくりと過ごすことができました。

1時間ほど教会で過ごした後、ヤヴォルへ向かうためシフィドニツァ駅にやってきました。朝下車したバス停から坂道を上っていくと、右の方からちょうど踏切の音が聞こえたので、迷わず着きました。

シフィドニツァでどれくらい時間がかかるか分からなかったため、バスの時刻をしっかりとチェックしていませんでした。最初ヤヴォル行きの時刻表を見つけられず、バスの運転手に聞いてみたり、列車で行けないかうろうろ1時間・・・ブロツラフへバスで戻って、そこからヤヴォルへ行く手もあるかなーと考えながら、バスターミナルへ戻ってくると、JAWORの文字発見！無事バスで向かうことができました。どうやらヤヴォル行きのバスは1日2本のよう。

約1時間でヤヴォルのバス停、広場へ到着します。朝市が開かれているようでした。降車する際、運転手さんに教会はどちらか尋ね、あっちと示してくれた方向へ歩いていきます。

坂道を上りきったあたりに看板がありました。広場のお手洗いは清潔ではなかったので、こちらのお手洗いの方が清潔そうだなと思いながら通り過ぎます。

公園のようなここから入っていきます。

教会が見えてきました。

ヤヴォルの平和教会です。

裏手はこんな感じ。

けっこう大きい。

シフィドニツァの教会と同様、釘など一切使わず建設されました。

中へ入ってみましょう。写真撮影料が別途かかり、合計15ztでした。

こちらもシフィドニツァに劣らず素晴らしい。

側廊には聖書の場面が描かれています。

ヤヴォルの教会では、日本語の音声ガイドがありました。英語やドイツ語など次々とやってくる観光客に合わせたガイドが流れていました。

帰りのシフィドニツァ行きののミニバスは少し遅れてやってきて、満席近い人が乗り込みました。

翌日はRENOMAバス停からバスに乗り空港へ。

ブロツラフ空港からワルシャワで乗り継ぎ帰国しました。

ポーランド航空初めて乗りましたが、日本語で見られる映画が少なかったです。何本かは頑張って英語で見ることに・・・