平成最後は他人にも自分にも優しい国へ～ミャンマー11日目、31日前半。インレー湖周遊。ジャングル奥地でキングスライムに遭遇！～

2018/12/21 - 2019/01/04

２０１８年１２月３１日大晦日。、

インレー湖周遊になんとか行って来れました。1人の貸し切りだから、高くはつきましたが・・・。

一番テンションが上がったのは、インディンに向かうときにキングスライムに出会ったこと。
なかなか手ごわいモンスターでした。

インレー湖には、【水上レストラン】、【水上マーケット】、【織物工房】、【インディン】、【水上畑】、【首長族】などさまざまな観光名所がある。
とりあえずすべて回ることはできた。
１人だし、７時３０分スタートで、１３時過ぎには終了してしまった。

エリア インレー湖周辺(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。２０１８年大晦日です。
ミャンマーの新年は４月と言うことなので、大みそかは普段と変わらない様子。
６時に目覚めた私。どうしても行きたかった店があったので、向かうことにした。

向かった先は、シャンヌードルの専門店、ムセ(Muse)。
ガイドブックにも良く掲載されている名店。
ただ店の看板がないのでちょっとわかりにくい。
この店の近くで、人に聞いてようやくわかった。
この店の左となり３件目の路地だった。

６時４０分ぐらいに向かった私。
中のテーブルは結構埋まっている。品切れ次第閉店と言う店。

仕込みも充分。
写真を見せてオーダー。
手際がいい。

家族経営の店なのか、お嬢さんが手伝っていた。

で、こちらがシャンヌードル。
昨日の朝、宿で食べたものと全く違う。
ちょっと辛い。
麺のもちもち感も違う。
うまいなぁ。そして体も温まる。朝晩の冷え込みがきついこのエリアではもってこいの朝食。

シャンヌードル１０００チャット。ごちそうさまでした。

宿に戻ったら、朝食スタート前なのに、女主人が私のために早めの朝食を用意してくれていた。
無理かな、と思って外に食べに行ったのだが、用意してくれたのなら食べましょう。昨日と変わり栄えしないバナナ、コーヒー、シャンヌードル。
さすがに二杯も食べたら腹がパンパン。
歯を磨いて降りてきたら、船頭さんが迎えに来ていた。
ちゃんと７時３０分前。
では、行ってきます。

ボートのりばは、ボートツアーに出かける人でいっぱい。
要は、あの女主人の宿と提携を結んでいるボートの兄ちゃんたちが、ホリデーにしているのが多かったってことでしょう。そう思うことにしよう。

では出発。運河から湖に出るまで１０分以上かかる。
朝７時３０分。
めちゃくちゃ寒い。
いろいろ着込んできたものの、風が顔にあたり、寒い。
船頭さん、毛布もくれる。
いつ洗ったものか分からないが、そんなこと言っていられない。
足にかける。

朝はどんよりとした天気。
早く太陽出てこーい！

最初の目的、フィッシャーマン登場。ただ、この人たちはモデル。
私たちが近づいていくと急いでポージングを取る感じ。
だから、上手でしょ。

普段はこんな感じ。

観光客が喜びそうなスポットは船のスピードを落としてくれ写真を撮らせてくれる。

ようやく太陽が出てきた。
温度が上がりますように。

こっちは本当に海藻などを取っている人。

水上住宅も見えてきた。

お寺さんもある。

お次の目的地が見えてきた。
英語があまり通じない方だったから、昨日女主人が見せてくれたボートツアーの中身の書かれたボードの写真を見せて、その都度、次の目的地の確認をする。

次はシルバーショップだった。

シルバーの工芸品を扱う店が水上にあり、そこでは製造もおこなっているとのことだったから、見学からスタート。
この手の店は水上にあほほどあるから、その船頭さんがどこと提携しているのかで向かう先が決まるみたい。
到着したらすぐにスタッフが飛び出て来て、歓迎してくれた。

ここは、Ywama Villageのエリア内にあるショップ。
こちらのおっさんは、銀の加工をしていた。

こちらが銀の塊。

細かい作業中。

お店もあるけど、いまいち。
デザインがまだまだ。

２０分ほどの滞在で次へ。
Phaung Daw Oo Pagoda

すぐ分かる。
湖上では大変有名な寺。

湖上に住んでいる人も、こうやってボートで乗り付けてお参りに来る。

では参拝してきましょう。

この水上寺院は、参拝客、観光客が多く、まわりにはレストランや水上家屋が密集している。

またお会いしましたね。

基本的に仏像に近づけるのは男だけ。
女性はこうやってモニターから参拝。

だんせいはこうやって、せっせと金箔をはっている。
ご本尊が参拝者の貼っていく金箔で原形を留めていない。

続いては、Inn Paw Khon Village

シルクとロータスの織物を扱ったお店の紹介。

こちらも織物工房から見学。

たくさんの女性が働いていたが、やはりベテランさん（年増の方）の方が、難しい柄を織っていた。
やはりこういうのも熟練の技術が必要なんだね。

この女性は大変元気が良くて、てきぱきと案内してくれるんだけど、ミャンマーイングリッシュはほとんど聞き取れなかった。
「のーてん」「のーてん」
と言うのよ。
ゆっくりと発音してもらったら、ナッシング、って言っているのね。
もう１回言って、って言いにくいよね。
一生懸命に説明している人だからこそ、なおさら言いにくい。

全くめぼしいものがないから、さっさと船に戻ってきて、次に向かってもらう。

次に案内されたのは、Ｋｏ　Ｓｈｗｅ　Ｏｈｅ　＆　Ｍａ　Ｍｅｅ　Ｎｇｅ

タマリンドの葉、バナナ、ライスウイスキー、さとう、はちみつなどを混ぜて作る葉巻の工房。

お客さんが来た瞬間作り始めるスタッフさん。
非常に分かり易い。

で、お客さんが帰って行くと手を止める。

そんなに売れないから、頑張って作らなくても良いのでしょう。

次はインディンい行ってもらう。

インディン遺跡はインレー湖のパウンドウーパゴダの西、舟で約30分かかるインディン村にある。

湖上では太陽が出てきて温かくなってきたからか、盛んに洗濯をしている人々の姿が見受けられた。

水はどんよりとした色。
衛生上、戴けないと思うが…。

ここからどんどん細い水路に入っていく。
左手にキングスライムが現れた。

なかなかの強敵。
会心の一撃で倒したよ。（笑）

インディンまで続く、この水路が本当に面白かった。
気分は世界ふしぎ発見！のミステリーハンター。
このような光景は３０分くらい続く。

中では、泥？粘土？を採取している人たちもいた。

牛の大群とも遭遇。

もちろん洗濯している人たちも。水路沿いに住んでいる人もいるから、ここが生活用水なんだろう。

こちらは何度も言うように、衛生状態が気になるが、あちらは毎日のことだから、気にしていられないんだろうな。
まさか、飲んでいないよね。

開けてきたな…と思ったら到着。インディン。
６０分ほどの自由時間。
片言の英語を交わしながら、出発時間の確認をする。

船着き場の待合室。
ここでタクシーの勧誘とかあった。

船着き場から参道の入口まで歩いて約10分程かかる。

民族衣装を着た女性たちが、民芸品や布を売っていた。

重そう。
みんな肩にかけているし。
子どもが持っている布なんか、一部は地面についているし。

インディン遺跡は14～18世紀頃に建てられたと言われ、その後、パガン王朝を築いたアノヤタ王を始め多くの王様に修復され、今に至っているという。

パゴダの数は1054個あり、入口からパゴダまでの参道の柱は 403本ある。
まだまだ遺跡の回りの環境が整備され始めたばかり。

未だに茂みに隠れた遺跡が多く残り、バガン遺跡とは一味違った遺跡探索が楽しめた。

周辺にはのどやかな田園風景が広がり、小山に登れば絶景が広がる。

手つかずで観光化され始めたばかりだから、そんなに観光客もおらず、ゆっくり散策することができた。

パゴダから10分ほど歩くと少数民族のパオ族集落も見学できるらしい。
あと、昨日行った、カックー遺跡とそっくりの仏塔集落もある。（そちらの方が有名かも。）
カックー遺跡に行った人は、そっくりだから、インディンはＰＡＳＳしてもいいかも。
私もその２つの集落はＰＡＳＳした。時間も限られているし。

では、せっかくだからマーケットも見てきましょう…と言っても人通りも少ないし、客もいない。

参道の周辺は小柄なパヤーが顔をこちらに向けている。

地域の子供たち。このエリア独特の遊びなのかな、楽しそうに遊んでいた。

参道を５０ｍほど進むと右手に集会所が見えてくる。
その近くで青空露店が数件あった。
その中の１つに織物屋があって、色といい、デザインに一目ぼれ。
久しぶりに海外で目ぼれ買いをしてしまった。
色は全部で１０種類くらい取り揃えられており、２枚購入。
２００００チャット。値切らなかったからきっと高いと思う。
でも満足しているからよい。
帰国してから母上に見せたら青色を取られてしまった。

まったりと散策していたらそろそろ約束の時間。
布を購入した露店のお姉さんにお願いし、トイレを借りる。
見事な青空トイレだった。
いちいちそんなトイレを見ても驚かなくなっていた。
慣れと言うものは実に怖い。

さて、インディンとお別れ。
私が離れる頃、続々と観光客が入港してきていた。

湖中心部までまた３０分ほどかけて戻る。
ジャングルの水路。
やはり楽しい。

水上住宅も、見ていると面白い。
モーター式の発電機がほとんどなんだろうが、中には太陽光発電のところもある。
ここにも貧富の差があるんだな。

一番楽しみにしていた場所。
首長族に会えるスポットにようやく到着。

歴史年表が…。
９歳から輪を付け始めるとか書かれている。
昔タイの奥地で見た時、水曜日生まれの女性が３歳から輪を付け始めると解説された。
地域によって違うのか。

15年ぶりに首長族に会う。
前会ったのは、タイの奥地メ―ホンソンからまださらに山間に入った村だった。

首長族はミャンマーが本家でタイにいるのはビジネスだ！と首長族を雇っている店の女主人がシャウトしていたが、こちらの方がビジネス色満々。

このショップには民芸品も売られていたが、持ったら壊れてしまうような代物。
誰も買っていなかった。

首長族の前にお賽銭箱が置いてあり、入れたら2ショットok。なんか見世物にしているやり方がムカついたから、8円しか入れなかった。

店の前では水上マーケットが。
今日は大晦日だから水上マーケットはやっていない、と船頭さんから聞いていた。
数隻出ている程度。
ないより賑やかでよろしい。

こちらもすぐに壊れそうなものを売りつけてきたが…。

さ、ラストスポットへＧＯ．
Nga Phe Kyaung Monastery
ビルマネコに会えるお寺さん。

結構、南国の木とお寺の組み合わせって好き。

今は猫による演技はないが、 猫達はあちこちで気持ちよさげに眠っている。昔はジャンピングキャットがいたらしい。

木造寺院としては相当古い方の部類に入る寺。
中では皆さん熱心に参拝をしている。

お寺の偉い坊さんなのかどうかわからんが、お金を渡して相談事を受けている生々しい現場も目撃。
このばあさま、何を相談していたのだろうか。

結構彫刻がしっかりとした寺院。これは見ごたえがあった。

Nga Phe Kyaung Monasteryは、ミャンマーのシャン（Shan style）やチベット（Tibet style）などのスタイルの仏像が数多くあることが特徴らしい。

こちらのブッダ、黄色い布がまかれている。
明日から新年だもんね。

電飾ブッダより、このような彫刻に守られた仏陀の方が好きだな。
値があるように感じる。

以上でツアー、終了。
１人貸切だから早く終わったな。
水上レストランは？と船頭さんに聞かれたものの、先ほどの衛生環境を目の当たりにしてしまうと、食欲もわかない。朝、しっかり食べてきた、と言うのもある。
大丈夫、街に戻ってください、と伝え、船を出してもらった。

街に戻るまでの湖上は快適。
太陽も出てきて温かいし、湖風も気持ちよい。

青空が出てくると湖上風景も一層華やかなものになる。

フィッシャーマンも一休み。
１日中ご苦労さん。

インレー湖畔に面したホテルもあるようで、連日お世話になっていた旅行会社の鈴木さんは、ホテルのカフェでのんびりするのもいいよ、と教えてくれた。
船頭さんにそれを伝えたら、遠すぎるからダメ！と一蹴された。
船頭さんも早く戻りたかったのだろう。

帰りも船頭さんはシャッタースポットではスピードを緩めてくれたりする。

こういうほのぼのとした１枚が取れる風景も好きだな。

１３時過ぎ、発着地に到着。
チャーターしたから高くついたものの、おおむね満足。
特にインディンの往復ジャングル水路が面白かった。
さて、ランチに向かおう。
後半へ続く。