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ぱんスキュさん
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2018年8月7日~23日
ヨーロッパ周遊旅行11カ国の旅
inローマ→サンマリノ共和国→セボルガ公国→モナコ公国→マルタ共和国→リヒテンシュタイン公国→スイス→ソジェー共和国→フランスoutを17日で駆け抜ける。(自称独立国2カ国含)
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2018年8月13~15日
今まで1日単位で国を跨いできましたが、ここマルタではのんびり2泊3日。旅の箸休め的な滞在です。
リゾート客で賑わう島内はどこか浮ついたムード、これに乗っかりユニークなな歴史や文化、食などをめいっぱい楽しんできました。
★
ここで予想外のアクシデント発生。深夜のマルタ行き飛行機に乗ってウトウト、着陸寸前に目が醒めると両耳が激痛かつ音がボンヤリとしか聞こえなくなっている…。焦るも深夜2時では打つ手がなく、次の日に医者に駆け込むという。
初の海外での受診にビクビクするも、薬を処方してもらい事なきを得る。料金もそんなにかからず安心した。航空性中耳炎というらしく、詳しくは本文にて原因と対策をご紹介。
さてそんなマルタ旅でしたが、優しい島の雰囲気に救われ充実した旅となりました。よかったー。前半はセントジュリアン、スリーマ、ヴァレッタなどの本島をご紹介。
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2018年8月13日、深夜1時。
マルセイユ国際空港からエアマルタでルア・マルタ国際空港へ到着。
着陸直前から耳に激痛が走り、異変を感じるも打つ手がなくひたすらガマン。着陸後に痛みは和らいだものの、水の中で物音を聞いてるかのように音が聞こえない…はじめての事に恐怖感マックス。
パニクる頭を必死でなだめつつ、荷物を持ってあらかじめ頼んであったMalta transferの送迎車へ乗り込む。迎えを頼んでおいて本当に良かった…。 -
車は至って普通のセダン、人数が少なかったから。か。帰りはちゃんとした会社のバンだった。これで空港⇔市内往復10ユーロは安い!オススメです。
マルタ・トランスファー
https://www.maltatransfer.com
宿に着いたら2時過ぎ!耳を気遣いつつ、とにかく寝て回復を待つ。 -
マルタの宿:inhawi boutique hostel
とにかくオシャレなホステル。プールもキッチンもエアコンもカフェでの朝食もあって海まで近い。スタッフさん優しい。そしてリゾート感満点。一泊5000円近くするけれど、まあ納得のお値段。
友達ができるとかという雰囲気ではないけれど、友達同士で安くリゾート気分を味わうのに良いと思う。 -
朝食スペースとなるカフェバー。全館このクオリティのシャレオツ感よ。マルタすごい。
13日早朝、スタッフさんに病院の場所を教えてもらい、グーグルマップでも調べつつ、徒歩10分の私立病院へ向かう。昨日よりは幾分かマシになってホッとしたけど油断禁物。 -
宿の外観。完全にプチホテルみたい。しかもセントジュリアン湾はすぐそこ。最高!
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趣のある住宅街を抜けて病院へ。マルタはこの土色と黄金色の石の建物が美しい。素朴だけど力強くエキゾチックな街並みだ。
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St.James hospital
セントジュリアンから10~15分くらい歩いて到着。民間経営の総合病院だそう。初の海外診察にドキドキ。でもまあここは留学生の多いマルタだし大丈夫でしょう! -
中はホテルとか別荘みたいに優雅な空間でビックリ。診察料いくらかなーと気になりだす小市民w
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お洒落なカフェもあってすごいなー。
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診察はあっさり終了。
英語留学が盛んなマルタだけあり、診察は英語。症状を説明し、『多分航空性中耳炎だと思う』と伝えると、風邪気味で鼻が出てたのが良くないから鼻炎や炎症を抑える薬を出します、という答え。そして無事数日で治りました。やー、安心した。 このまま耳が聞こえないと…と思うと不安になったから。
実は帰国した後、聞こえない方をサポートする職に異動することになり、なにか前振りのようなものを感じるのであった。すごいな。 -
安心してセントジュリアン地区からスリーマの方へ旅歩いて向かう。色とりどりのドアや窓。これがマルタ独自の建物様式です。
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鮮やかな青。綺麗!
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スリーマの街中。語学学校の看板があちこちに並んでいる。マルタは英語の語学留学が盛んなのだ。しかしローカルの言葉はマルタ語という独自の言語。おもしろい!
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スリーマの商店街目抜き通り。お店がズラリ並んで近代的。
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スリーマ中心部の道の広場。
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ここでもいたかフライングタイガー!ハローマルタ★
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マルタといえばワインもあるのね。
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あとはマルタ名物のこのパイたち。美味しそうなので次の日に買って食べた。美味。
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今日のランチはマルタ料理で評判の良いTa'Krisへ。落ち着いた雰囲気でいい感じのレストラン。
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マルタ料理の前菜盛り合わせ
豆の煮込みにペーストにコインみたいなパンに…どれも独特すぎて面白い。 -
スリーマの港沿い。たくさんの観光客がいて、華やかな雰囲気。
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港にはブルーラグーンのコミノ島や遺跡のあるゴゾ島へのツアー船会社がズラリ。明日の分をここで申し込んでおく。3社ほどあるのでお好みで。引く手数多なので日本から申し込んでいく必要無し。
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今日はツアー船ではなく、スリーマ⇔ヴァレッタ地区を結ぶ連絡船に乗って移動。
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待合テント。船が来るまで少し待つ。
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船内は結構広い。中よりも2階の甲板・外をオススメ。
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外からはこんな感じで風景が綺麗に見える。イイね!
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5分ほど乗ると、海の対岸にあるヴァレッタ地区の街並みが見えてくる。風情たっぷり。
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下船の人たちもリゾート感満点。はー、夏だ。
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船着場から中心部までは旧市街地の静かな裏通りを通る。黄金色の建物と色とりどりのドアの組み合わせはここでも特徴的。
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ヴァレッタはこういう坂が多い。中心部は坂の上にあるため、歩くときはちょっと頑張る必要があるかもしれない。
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ヴァレッタの中心部、リパブリック通り。マルタの中心だけあり、人通りも土産物屋もたくさん。
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マルタ的な土産物売りの露店も並び、華やかなムード。
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また土産物屋もズラリ。
マルタ名物のカーニバルお面があった。まるでヴェネツィアのようだ。でも価格はヴェネツィアの1/2くらい、5ユーロくらいからある。 -
そしてマルタ名物といえば銀細工。マルタの代表的なモチーフのクロスがズラリ。税金がタックスヘイブンのため、売値が安くて良いです。
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こちらはゴゾ島名物のゴゾレース。繊細に編まれたレースはどこか素朴で値段もお手頃なものからあり。お土産にしやすいと思う。
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ヴァレッタの中心、セントジョージ広場。奥には騎士団長の宮殿がある。騎士団というのがマルタ的だ。
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バレッタの代表的な観光スポット、セントジョーンズカテドラル。
https://www.stjohnscocathedral.com -
大聖堂の中には騎士団の肖像画や歴史的説明もたくさんあり、マルタの歴史がわかるようになっている。必見。
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大聖堂の床。このように床に偉人たちが埋葬されている。煌びやかな絵が印象的。
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マルタは複雑な歴史をもつ国だ。
シチリア島の南という地理的要因から、ローマやアラブ世界やフランス、イタリア、イギリスなどと施政者が度々変わっており、言語や文化もいろいろ入り混じりながら独自の路線を貫いてきました。
宗教はヨーロッパ的なカトリックがほとんど。
言葉はアラビア語からきているのにイタリア語やフランス語と入り混じり、アルファベットを使用している独自の言語を使用している。そして英語がよく通じるため語学留学が一大産業となっている。
とても不思議な国だ。 -
そんなマルタは2004年からEU加盟国で通貨はユーロを使用。人口40万のミニ国家ですが存在感のあるポジションです。
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食文化もとてもユニークで、カフェもイタリア風にフランス風にと混ざっててたのしい。
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こちらはイタリア(そしておそらくナポリ)系統思しきお店。カンノーリにカプチーノに。非常に美味。
余談ですがマルタには淡水があまりなく、8割をイタリアからの輸入に頼ってるそうだ。 -
そしてマルタはネコの島と呼ばれている。しかし言われているほどには見かけなかったなー。
大通りで見かけた貴重な1匹。愛でられているところを激写。カワエエ。 -
続いてマルタ国立考古学博物館へ。マルタの歴史を知るにはマストな博物館です。
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内部はBC3600年ごろから興ったとされるゴゾ島のジュガンティーヤ文明はじめ、古代の巨石文明の展示が見どころ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ジュガンティーヤ -
世界各地の巨石文明の歴史。ピラミットなどと比べても、マルタのジュガンティーヤ巨石文明が最も古いぞ、という年表。
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巨石文明の後には、スコルバ文明・タルシィーン文明などが続く。それらの土器の展示もあり。
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そしてBC1000年にはフェニキア人の支配を受ける。フェニキア人って何者?的な展示もあって見ごたえあり。要するにフェニキア人という人種はなく、ギリシャから見て商売のためにレバノン一帯から船で渡ってきたセム系の人々の総称を指すとのこと。勉強になるなー。
これで入場料5ユーロは安い!
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フェニキア -
さまざまな時代と地域の貨幣があり、マルタが昔より交易で賑わっていたことがわかる。
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博物館入口の売店には、巨石文明の出土品などをかたどったオブジェをはじめ、マルタのガイドブックやマルタ料理の本などもあり。
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街の中心部で見つけた謎像。マルタよお前もか…
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とか遊んでたらいつの間にかとっぷり日が暮れた。帰りはバスでヴァレッタ→セントジュリアンへ戻る。
セントジュリアンの湾は夜になるとライトが映えて大人の雰囲気。ヴァレッタやスリーマよりも落ち着いてて好きだな。 -
今晩は宿近くのお店、U bistroへ。
http://www.ubistrot.com
上品でそこそこな値段で質とのバランスがよく、なによりセントジュリアン湾に面しててポイント高い。 -
カワエエ紙ナプキン★
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前菜はAljottaと呼ばれるマルタ料理の伝統的な魚介スープ。濃厚な味なのでレモンをキュッと絞って。出汁が出てて美味。5.8ユーロ。
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エビのパスタ。これは間違いない味!頭をチュッチュ吸って余すとこなくいただきます。
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宿に戻ってプールに行くなど。
バカンスと文化、両方楽しめるマルタの滞在はとても充実したものになりました。明日は巨石文明の興ったゴゾ島と、ブルーラグーンが美しいコミノ島に行き、さらに両方を満喫したいと思います。
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