海外夫婦旅第1弾は見どころ満載のマルタを味わい尽くす - 最終章（番外編＋帰国）

2023/02/03 - 2023/02/09

今回の旅の経緯は、1日目～5日目の旅行記で…

＜今回の旅のルート＞
1日目（出国）；伊丹空港⇒羽田空港⇒イスタンブール⇒マルタに到着
1日目（観光）；セントジュリアン、スリーマ観光
2日目；ゴゾ島観光
3日目；コミノ島、バレッタ観光　
4日目；青の洞門、ハジャー・イム神殿、イムディーナ観光
5日目；タルシーン神殿、スリー・シティーズ観光
6日目；AM9時25分のフライトで帰国⇒（7日目；イスタンブール、成田空港を経由して）伊丹空港に到着　- この旅行記

上記のルートで6日目に帰国する予定が、予想外のアクシデントが起こってしまい、なんとか日本に帰国できたのは9日目の夜遅く。

めちゃくちゃ大変だった件を、この最終章で…

エリア セントジュリアンズ(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

6日目の朝です。
この日の朝のフライトで帰国予定…でした。

しかし前日になって、予約していたフライトが欠航となり、バタバタと変更手続きをするはめに。

優しいコンシェルジュのライアンに手伝ってもらってCall cencerに電話してフライト変更をお願いしてもらったものの、チケット確定の連絡は朝になっても届きませんでした。

夜中ずっと、航空会社からのメールが届かないか気になって全然眠れないし。

一応、夜のフライトに変更して欲しいという事はターキッシュエアラインズに伝えているので、ちゃんと変更してくれていると良いんだけど。

このままホテルにいても仕方ない。

変更依頼しているチケットは夜便だけど、気になって何も手につかないので、とりあえず空港に向かおう。

あまり食欲はないけど、朝食をとって準備しました。

ホテルのフロントでチェックアウト手続きをしていると、ライアンが声をかけてくれました。

『航空会社から、Confirmation mailは届いた？』
『まだ何も届かない』
『え、、、そうなの？じゃあ今からもう一回Call centerに電話するよ！』

優しいライアン、またCall centerに電話をしてくれました。

Call centerに事情を説明して、航空会社に私たちのメールアドレスを伝えてくれた数分後…チェーンメールのように、同じようなConfirmation mailがたくさん届きました。

やった～無事にチケットが変更できた！！！
ライアンが『フライトは夕方だし、チェックアウト時間まで数時間あるから、部屋でゆっくりしたら？まだ手続きしてないから大丈夫だよ。』って言ってくれました。

何から何まで本当に気が利くコンシェルジュさんです。。。

いったん、お部屋まで戻ってきて、チェックアウト時間の昼頃までホテルでゆっくり過ごしました。

フライトは19時55分。
まだまだ時間はありますが特に行くところもないので、ホテルでタクシーを呼んでもらってから早々に空港へ向かうことにしました。

空港に到着して、自動チェックインで手続きを済ませるものの、なぜか座席を指定できませんでした。
しかも出発ゲートの中に入って、ラウンジで時間を過ごそうと思っていたものの、ゲートを通過することが出来ず。。。

ゲートに立っていた係の女性から、『手続きカウンターが開いて、ちゃんと手続きが完了してからじゃないと入れない。カウンターはフライト時間の3時間前くらいに開くんじゃないかな』と言われてしまい泣く泣くフードコートで何時間も待つことに。

仕方ないので、フードコートでランチを取りながら、チビチビ飲んで待機します。

私のチョイスはタイカレー。もっとスパイシーな方が好きだけど、柔らかいチキンがビールのあてにぴったり。

旦那さんのチョイスはタコス。こちらもビールに合います。

旅行中に撮影した写真を見て旅を振り返りながら何とか待機。
電光掲示板とにらめっこしながら待つこと4時間。

ようやくチェックイン手続きのカウンター番号が表示されたので、カウンターに向かいました。

もう一度、電光掲示板に目をやると【Cancel】の文字が…

私『ちょっと、、、キャンセルって書いてあるような』
旦那さん『またまた（笑）…え、嘘やん…』

周辺の人達もざわつき始めました。
「朝のフライトに乗るために朝早く空港に来て、それがキャンセルになったから、一日中空港で待ってたのに、またキャンセルかよ！ふざけんな！」と怒りまくっている人が居ました。分かるよ、その気持ち…

朝便がキャンセルになって、なんとか苦労して変更できた夜便。
待ちに待って、そのあげく、またまたキャンセルという不運。

手続きカウンターはCloseのままだし、ターキッシュエアラインズの窓口に行くも閉まっている。Information centerで状況を説明すると、2階にオフィスがあるから、そっちに行ってみたら？と。

ターキッシュエアラインズのオフィスに行くと、既に10人くらいのお客さんが、チケット変更を求めて詰めかけています。
すると、そこにいた係の女性がおもむろに1枚の紙を配り出しました。『ここにいても何もできない。この紙に書かれたメールアドレスに希望のフライトを送付すれば対応する。ここで待ってても時間の無駄だから、さっさとメールを送れ。メールくらい誰でも送れるでしょ。』と言い放ちました。

あまりにも酷い対応。誤るわけでもなく、憮然と1枚の紙を押し付けて、詰めかけたお客さんを追い払いました。

…おいおい、このまま追い出されたって、ホテルなんて取ってないし。っていうか、本当に翌日のフライトに変更できるのか？

半ば追い出されるようにして、途方に暮れる私たち。
一先ずこの日のホテルを予約しないと…とBooking.comで急きょホテルを予約して、空港近くのホテルに向かう事にしました。

色んな意味でヘトヘトになって疲労困憊。

空港からタクシーで5分くらいのホテルに到着すると、すでにフロントは閉まっていました。予約時に送られてきたホテルのメールに書かれてきた指示通りに暗証番号を入力してホテルの中に入ります。

ホテルの1階には、小さなテーブルの置かれたお部屋が。
ここを通り過ぎて、メールで指示された番号のお部屋へ向かいます。

部屋番号＋部屋に入るための暗証番号をメールで伝えられていたので、フロントが閉まっていてもチェックインできます。

ホテル内部にある内階段をのぼって伝えられた部屋へ。

寒いし疲れたし、早く中に入りたい。。。
伝えられた部屋のKey boxに暗証番号を入力してドアを開けると…

なんと、、、入った部屋のベッドシーツは乱れていて、誰かのキャリーバッグがベッド横に置かれています(*_*;
え、、、これ誰かが使ってるやん。慌ててドアを閉めました。

余りにもショックが激しく、いったんホテルの1階に引き返して心を落ち着かせます。

直ぐにホテルにメールを送って事情を説明すると、『部屋番号を間違えた。別の部屋を伝えるから、そっちを使って』との事。。。

ちょっと。。。あまりにもセキュリティーが甘すぎませんか？ちょうど部屋主が外出していたから良かったものの、出くわしていたら大惨事になっていた可能性もあるよ。

次に伝えられた部屋には、もちろん誰もいませんでしたが、『ちょっと、ここ怖いよね。同じように誰かが急に入ってくる可能性だってあるし。。。』と警戒感マックスになりました。

お洒落な感じの可愛らしいお部屋ですが、前日までのハイアットとの違いを実感。Booking.comでは高評価のホテルだったんですが。

ただ、ショックを受けている余裕はなく、まだ翌日のフライトで帰れるかどうかも未確定。何はともかく、はやくターキッシュエアラインズにメールを送らないと。

あの横柄な女性スタッフに渡されたメールアドレスが頼みの綱。
とりあえず翌日のフライトに変更して欲しい旨のメールを送付して、返事が来るのを待つしかありません。

メールを送った後は、とりあえず晩御飯でも食べに行こうかとホテルの近くでお店を探すことにしました。

Google Mapによると、あまり多くはないものの、何軒かはレストランがあるようです。

お店があるはず。

お店があるはず。。。なんだけど。。。

結局、どのレストランも空いておらず、食べ物を買うようなお店もなく、諦めてホテルに引き返しました。

泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったりの状況に涙も出ません。
あまりにもしんどい状況に、『吉幾三の世界だな。。。お店もね～、食べ物もね～、人もそれほど歩いてね～』と、旦那さん少し壊れ始めました。もう笑うしかない。

夜中にターキッシュエアラインズからメールが届いていて、『全く同じルートじゃないと変更できません』との返事が。

私たちのフライトは、もともと成田経由だったんですが、それを羽田経由の便で変更希望していた（あの係の女性が『何でもいいから希望をメールで伝えなさいよ！』って言っていたから）ので、それは無理との返事。

じゃあ、同じ経由で構わないから、この日の夜に帰るフライトで変更をお願いしますとメールを送って、またまた返事が来るのを待ちます。

天気はまずまずだし、今日こそは飛ぶでしょ。。。

今回のホテルは、朝食付き。

前日の夜、何も食べれなくてお腹ペコペコ。
内階段を歩いて朝ごはんを食べに行くことにしました。

お腹が空いていたので、朝食付きは本当にありがたい。

しかも、美味しそう～～～。いっぱい食べよう～。

朝食がとても美味しくって、沢山食べてしまいました。
熱々のコーヒーが胃に染みわたる。心がほっこりしました。

明るい中で見ると、とても素敵なお宿であることが分かりました。

昨夜の不運（夜のヘトヘトに疲れ切った中で、間違った部屋を指定される…）がなければ、もっと満足して宿泊できたんだろうなと思います。

雨も降っていないので空港まで歩いてみましたが、めちゃくちゃホテルから空港までの距離も近いことが分かりました。

タクシーだとぐるっと遠回りしないといけないので5分かかりましたが、歩いても10分もかかりませんでした。

まだ、チケット変更の手配が終わっていないので、まだまだ不安が残ったまま。夜便へのチケット変更をメールでお願いしたものの、まだ返事が届きません。

絶対に、この日の便で帰りたい！！！
ただ空港のターキッシュエアラインズのオフィスに行くも、誰もいませんでした。

空港に来ても何もできることがなく、『何度もメールをスミマセン。日本に帰国できるか不安なので、至急お返事ください。』とダメもとで、もう一度メールを送りました。

頭の事は帰国のフライトの事ばかり。日本に帰れないという不安が頭の中をグルグル渦巻いています。

チケット変更はメールで依頼しているし、その返事を待つしか仕方ない。このまま1日中、空港にいても不安を抱いているだけなので、気分を切り替えて外に出ることにしました。

向かうは、まだ行っていないマルサシュロック湾。

バスを降りるものの、街はひっそり。
誰も歩いていません。。。

マルサシュロック湾も、こんな感じ(´；ω；`)ｳｩｩ

マルタに到着した時に見た美しいエメラルドグリーンの見る影なく、大風＆大波のせいで海が茶色く濁っていました。あまりの海の変貌ぶりにビックリ。

ボートも散乱。
雨こそ降っていませんが、台風並みの猛烈に強い風がビュービュー吹いて吹き飛ばれそうになります。

で、やはりレストランが全部閉まっている。。。こうなると不運が重なるもんで、何をしても上手くいかない。もうダメだ。

あと一軒、閉まっていたら空港に帰ろう…と踏ん張って歩きます。

あ、あのレストラン、開いているんじゃない？？？？

…やっぱり、開いてる！！！やった～～～。
かろうじて1軒だけ開いているお店を見つけました。

お店に入ると、外では強烈な風が。

レストランで『他のお店は全部閉まっていて、、、ここは開いていて良かった！』と伝えると、『こんな天気だし閉めようと思っていたけど、予約が入っていたので』との事。

予約を入れてくれていたお客さんに大感謝。

あまり材料を用意していなかったようですが、とても暖かい料理を味わえてほっこり一息。

ただ、私は集中して食事を楽しむことが出来ません。。。
何度も何度もスマホをチェック。

するとターキッシュエアラインズからメールが届いていました。
『今日はNational Holidayなので、チケット変更して欲しいならCall centerに電話してください』

なんだと～！！！散々待たせておいて、次はCall centerに電話しろだと～！！！National Holidayって、そんなこと言ってへんかったやん！！！それなら最初からCall centerで手続きしろって言えよ！！！

もう怒りでブチ切れました。
もう嫌だ。こんな適当な対応する会社あてにならない。

私は絶対に帰りたい。何としてでも日曜日までには帰る。
PCを開いて、他の航空会社のチケット検索。

翌日（土曜日）の昼に出国して、翌々日（日曜日）の夜に日本に帰れるルフトハンザのチケットを見つけました。

旦那さん『ターキッシュエアラインズがキャンセルできてないし、お金が返金されるか分からないよ。しかも、ルフトハンザの方が15万円くらい高いし。』
私『もういい。ターキッシュエアラインズは全くあてにならない。お金がかかってもルフトハンザで帰る。』

ポチっと購入ボタンをクリック。
するとルフトハンザから、直ぐにチケット確定のConfirmation mailが届きました。

やった。。。Confirmation mailが届いた！
これで帰れるよ。良かった～。
余りにも安心して、興奮しすぎて鼻血が出てきました（笑）

言葉では表せないくらい、心の芯から安心感が溢れてきました。

『これで安心して食事が楽しめる！ワイン、もっと飲もう！』
と、ようやく食事の味をゆっくりと味わう頃ができるようになりました。

きっと私、かなり怖い形相でスマホやPCを操作していたんだと思います。何度もお店の方が『Everything is fine？』って聞いてきてくれました。

ごめんなさい、料理に集中できなくって。
この後は、ワインをゆっくり飲みながら料理を楽しみました。

フライト変更の格闘の末、この日もマルタに宿泊決定。
前日のような事態は避けたい。ここは安心なハイアットリージェンシーでしょ、ということでハイアットリージェンシーに予約しました。

たっぷりワインを味わった後はレストランでタクシーを呼んでもらって、ハイアットリージェンシーに向かいました。

すったもんだの末、ここに戻ってきてしまいました。

フロントのスタッフに『Long time no see』と冗談で言葉を交わして、2回目のチェックイン。
チェックインした後、予定外の2泊延泊で足りなくなった下着類を購入しに、近くのショッピングモールでお買い物。

外は雨風強い豪風雨。嵐で天気は大荒れ状態。

実は、今回のお部屋は節約して低層階。
暴風雨のせいか、シャワールームから部屋への水漏れがひどかったです。

外に出るのも大変だし、ホテルのロビーでゆっくりビールを飲むことにしました。いや～サービスも丁寧だし、本当にリラックスしてビールをぐびぐび。サービスのナッツも美味しい。

なによりも航空チケットがある。明日、帰れる。
その安心感で、ビールも進みます。

そのまま、ホテルのレストランへ。

前菜として注文したお料理。とても美味しい。

ちなみに最初に出されるパンに付けて食べる右上のバターが美味しくって。『これ美味しいから、部屋に持って帰っていいい？朝ごはんで食べたいと思って。』と伝えると、部屋に戻るときに新しいバターを持ち帰らせてくれました。こういうサービスが本当に素敵。

このダック料理がめちゃくちゃ美味しくって。
感動のおいしさ。

旦那さん、すごく美味しい！！！って連呼していたのを覚えていますが、私は安心のお陰もあってかお酒を飲み過ぎてしまい、あまり味を覚えていない。

確かに美味しそう！！！

こちらは私チョイスのリゾット。

すごく美味しかった…と記憶していますが、記憶が曖昧。
もっとしっかり味わいたかったなぁ。

この後は、どのようにして寝たのか記憶がない。
きっと、安心しきって熟睡したんだと思います。

いつもの朝食。

前日にレストランでもらったバターがあります(^^)/
朝食を済ませて、ホテルをチェックアウト。

もう帰ってこないからね～。
今回こそは本当にチェックアウト。

時間に余裕もあるのでバスで空港へ向かいました。

すっかり天気が回復して、海の色もきれいに戻っていました。

マルタに到着した時は、天候にも恵まれて綺麗なエメラルドグリーンの海を見ることが出来たけど、もし到着したのが3-4日後だったら悪天候で、水の色も濁っていてマルタの印象も変わったのかな、結果としてラッキーだったのかな…と話しながらバスで空港へ。

今回はスムーズに出発ゲートを通過して、ラウンジにも入れました。
ほっと一安心。

少しつまみながら搭乗時間まで待機。

予定外の2日延泊でしたが、やっと帰れる。

時間通りに搭乗。

さようならマルタ。大変だったけど。とても楽しかった！

フランクフルトに到着。

ドイツビール！！！と嬉しそうな旦那さん。

思いがけず味わえたドイツビールとソーセージ。

どの料理も美味しく、ラウンジでゆっくり過ごしました。

そして、羽田に向けて出発です。
ここからは一気に日本モード。

機内ではマスクを付けてくださいとのアナウンス、ここからはマスク生活に逆戻りです。

ギリギリにチケットを取りましたが、エコノミークラスの一番前の席！

足のスペースにとても余裕があって快適にフライト時間を過ごすことが出来ました。

ビールはプレモル。

残念ながら、ANA便ではアルコールのサービスも制限されていて、お代わりを頂くことが出来ませんでした。

機内食は、そこそこ美味しかったです。

このクリーム煮込み、私好みで美味しかった。

到着直前の朝食も完食。

いったん羽田空港に到着。
は～、家まではまだまだです。
もっと関西からの直行便があればいいのに…

さらに飛行機に乗って伊丹空港へ。その後、バスに乗って家に到着したのは日曜日の夜22時ごろ。

なんとか日曜日のうちに帰ってくることが出来ました。。。
もともとは木曜日の朝にマルタを出国して、金曜日の昼に家に到着予定でした。

想定外のフライトキャンセルで本当に不安な思いをしたものの、マルタ旅行はめちゃくちゃ楽しかった。

二人でたくさんの写真を見返しながら、これめっちゃ良かったよね、めっちゃ綺麗だったよね、めっちゃ美味しかったよねと今回の旅を振り返りながら、次はどこに行こうか～と相談をしています。
（旅の後記; 結局、ターキッシュエアラインズからは何の連絡もなく、片道のフライト分が口座に返金されていました。カスタマーサービスが酷いなぁ…）