2018/12/30 - 2018/12/31
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ミズ旅撮る人さん
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2018年の年末年始に寒波直撃の東北日本海沿岸を訪れました。
雪景色の町を訪れたかったからですが、
せっかくなので、北東北各地にあるSLを訪ねて行く事にしました。
雪の多い地方では、管理されているSLはシートにくるまれて見ることが出来ません。
でも、たまに雪に埋もれたSLを見られる場所もあります。
キッチリ調べることも出来ますが、雪国のSLの滅多に見られない姿を見るのも
いいじゃないか。ということで、下調べなしで出掛けました。
今回訪れるSLは、秋田県横手市・秋田市・北秋田市の4輌です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
先ずは、東北道から山形道に入り、酒田へ。初日は移動日です。
なぜ酒田かと言えば、少しでも日本海側に行きたかったんです。
その模様は前回の旅行記でどうぞ。
滅多に見られない「波の花」をいきなり見ることが出来て、
この時期に来た甲斐がありました。
さて、今回は鉄ちゃん向けなので、
SLだけでなく、立ち寄った駅をちょこちょこ紹介します。
JR酒田駅です。羽越本線が停車します。
酒田は最上川の河口の町で、この駅から河口までの貨物線が伸びています。酒田駅 駅
-
羽越線と言えば、「きらきらうえつ」ですね。
新潟からここ酒田までを通るジョイフルトレインです。
4両編成で、2号車はラウンジカーになっています。
運行日は主に土・日曜ですが、例外が結構あるのでJR東日本のHPを
確認した方がいいです。日によっては、秋田まで延長運行されます。
2001年1月から運行されてきたこの「きらきらうえつ」は、
2019年で引退するようです。
2019年10月から新しい観光列車「海里(KAIRI)」が
運行開始となるからです。
ディーゼルハイブリッド車両HB-E300系の4両編成が投入されます。
交流電化区間と直流電化区間を跨いで走るため両方の区間を走ることの
出来るハイブリッド車輛となったようです。 -
酒田を通る水色の路線が羽越本線、余目から新庄に向かう黄緑が陸羽西線、新庄から左右に伸びるオレンジが奥羽本線で山形新幹線も走ります。
新庄からの黒い路線は陸羽東線です。
新庄は行ったことがありませんが、交通の要衝なんですね。 -
象潟(きさかた)駅です。
鉄道関係で特徴のある駅ではないのですが、名前が気に入ったので
寄ってみました。
かつて鳥海山の噴火で出来た103の島が、地震で隆起したため
今度は陸地になりました。
その名残が「九十九島」と呼ばれ天然記念物に指定されています。象潟駅 駅
-
この日は雪のため、列車が遅れていました。
待合室の中にはここで生まれた木版画家、池田修三の絵が飾られています。 -
横手城です。「横手のかまくら」で有名な所なので、
雪の量も半端ではありません。
さて、ここにあるSLはどうなっているかな?横手公園 公園・植物園
-
横手城(正式名称は横手公園展望台)のある横手公園は、
秋田神社・市営球場・2つのダム・温泉ホテルそれにスキー場まである
広大な公園です。
その高台にSLはあります。 -
見事に埋もれていますね。黒いシートが被せられています。
ちゃんと管理してもらえているようです。 -
専用のシートなんでしょうか。すごいですね。
12月の初めには掛けるんでしょうね。
その上に積もる雪はまさに「白い毛布」状態です。 -
駅名は「でごいち」。左が「スキーじょう」で、右が「よこてじょう」。ちゃんと方向は合っています。
-
炭水車にはシートはありません。ちらっとだけSLが見える部分です。
-
D51270。1939年川崎車両製造。1973年廃車。
いつもなら、機関車の顔で紹介するのですが、
本体が見えるのはこの部分だけ。
ナンバープレートが見えただけ幸運です。 -
近寄れなかったのは残念ですが、最後に光が差して、
ステキな姿を見ることが出来ました。
またいつか、ちゃんと会おうね。 -
秋田市南部の大森山公園です。ここもまた広い公園です。
でも冬の公園は早仕舞いです。既に人影はほとんどありません。
「現在地」の部分から飛び出している吹き出しの中に
SLの写真が嵌め込まれています。 -
入り口付近には動物園があります。園の外からポニーが見えました。
-
近くに寄って来ました。ポニーってこんなに毛がふわっふわだったっけ?
雪国仕様?赤茶色の毛の上に白い雪が粒になって付いています。
冬の動物園もいいかも。ダントツは、やはり旭山動物園ですね。
ペンギンの散歩を見るのが大好き!旅行記を2回も書いてしまいました。 -
冬の大森山公園の駐車場は、閉鎖されている所が多く、
どこがどうなっているのかよくわかりません。
そして、ここのSLもご覧の通りです。
しっかりとブルーシートにくるまれていました。
この先、全部のSLがこの状態だったらどうしよう?
それは考えてなかったなあ。 -
形状から察するに、こちらが先頭なんでしょう。
ここにあるのは、D51232です。
「昭和13年国鉄土崎工場に於いて、D51形式としては
一番初めに製造されたものです。
その後、青森・弘前・秋田の各機関区に配属となり、
主に秋田を中心とした奥羽本線で活躍し、
1,789,952.1kmという長い距離を走り続けた由緒あるものです。
(中略)昭和46年7月に秋田鉄道管理局から秋田市に
その管理を移されたものです」 -
後方はこんな状態です。あと少し、シートが足りなかったのかな?
どこも炭水車には冷たいなあ。 -
堅固な冬囲いの割に雪はまだ少ないです。
でも屋根がないから、数カ月の間でもシートによって
風雪をしのげたなら、少しは長持ちするかな? -
シートの下から、ちょっとだけ車輪が覗いています。
やっぱりちょっと傷んでいるかな?
秋田市内にはもう1輌、SLがあります。
日が暮れないうちに、そちらにも行って見ます。 -
秋田市の北部にある土崎神明社です。
この隣にある土崎街区公園にSLがあります。
年末も押し迫ったこの日、破魔矢などを納めに来る人達が、
ポツリポツリと訪れていました。 -
神明社から公園へは、木立の間をくぐって行きます。
-
やった!このSLはシートが被せられていない。
SLにとっては良くないことかもしれないけれど、
ようやく秋田のSLと対面出来ました。 -
低い柵に囲まれて、大きな「日立」の文字が目立ちます。
-
D51370。1940年日立製作所製造。1972年廃車。
2010年に整備が行われました。しかし、説明板がありません。 -
運転席には、がっちりと網が張られて中の様子を伺い知ることは
出来ません。 -
せっかく見られたSLなのに、季節は関係なく、
近寄ることが出来ません。 -
足回りは赤と黒。隣が神社だからか、シックな装いです。
-
かなり錆が出ているので、これからが心配です。
-
イチオシ
日が暮れて、街灯が点灯しました。SLの車体に反射して、いい感じになりました。
-
すぐ近くにあるJR土崎駅です。雪が激しくなって来ました。
土崎駅 駅
-
これは男鹿線なんですね。一目でわかります。
-
土崎から2つ目の追分で奥羽本線と別れて男鹿に向かいます。
男鹿半島は無形文化遺産に認定された「なまはげ」で有名です。 -
本数は少ないのですが、朝早くから夜遅くまで走っています。
-
文字盤の周りに溝があります。何が出て来るのか楽しみな掛け時計です。
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「土崎港曳山(ひきやま)まつり」のポスターです。
こちらも無形文化遺産なんですね。 -
曳山の模型です。大きなものなんでしょうね。
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普通の駅の風景なのに、雪が積もっていると灯りを反射して
明るく見えます。 -
北秋田市役所のすぐそばにある米代児童公園にもSLがあります。
-
たいした降りっぷりです。ウホホホ・・・・
黒いSLには白い雪が良く似合う。 -
近付いてみると、何やら配線が張り巡らされているようです。
-
そしてなんと、デフレクター(除煙板)には巨大なピンクのリボン!
横を廻って歩いていてリボンに気が付いた時は
「何じゃ、これ?」でした。
正面が見えて、その理由がわかりました。猫が付いてる・・・ -
よもやまさかのハローキティー!
SLのヘッドマークに実に立派なキティーが付いています。
ああ、だからピンクのリボンなのね・・・結構衝撃でした。
予め、こういうSLだと知らなかったのは、良かったです。
知ってたらつまらない。 -
夜になると、このSLは車体全体に張り巡らされた電飾が
キラキラ輝くのですね。 -
ちょっとキティーの雪を払ってみました。
下の方に「2018サンリオ」と書いてあります。
今年設置されたものなんですね。 -
足回りの塗りは、じっくり厚塗りで綺麗です。
キティー設置と同時に整備が行われたのかな? -
動輪や主連棒・連結棒にも電飾が付いています。
点灯している様子を見てみたいなあ。 -
階段は雪が積もって凍っているので、注意しながら上ってみます。
-
中には入れないので、窓から覗いてみます。
運転席に板が張ってあるのがわかります。
小さな隙間からも雪が吹き込んでいます。 -
がんばって計器類を撮ってみます。塗りがいいですね。
屋根も茶色に塗られています。 -
イチオシ
雪のSLっていいですねぇ・・・シート被っていなくてよかった(^^)
-
表紙に使った写真が、秋田県のSLの最後を飾ります。
秋田県でまだ訪れていないSLが、小坂町にあります。
「小坂鉄道レールパーク」という施設に保存されている
旧小坂鉄道で使われていた1926年製の11号機です。
雨宮製作所の製造で、これは北海道遠軽町丸瀬布で動態保存されている「雨宮21号」と同じです。
今年の夏に乗って来ました。その様子は旅行記でどうぞ。
「小坂鉄道レールパーク」は、12月から3月は冬季休園中です。
なかなか行かれないなあ。 -
冬は楽しめないと思われがちな植物ですが、
「雪化粧」するとすてきです。 -
雪って本当に「景色」を作ってくれますね。
松ぼっくりの形が、先程のは開いていましたが、
こちらは少し閉じています。
松ぼっくりは、湿気があると閉じて、乾くと開くんだそうです。
開いているものを水を入れたコップに入れておくと閉じるようですよ。
北東北のSL秋田編はこれで終了です。次回は青森・岩手編です。
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