2019/01/14 - 2019/01/14
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ぬいぬいさん
五街道制覇を目指してここ数年歩き続けていますが、とりあえず東海道と日光街道を完歩しました。
3つめの中山道についてはようやく木曽路の入口の贄川まで進みましたが、そこから先はさすがに日帰りウォークが難しくなり思うように進まない状況。
そこで、全長200キロほどの甲州街道を先に歩いてしまおうと昨年9月に甲州街道を歩き始めました。
でも、なかなか続けて歩くことができず、年末に2回目を歩き八王子まで辿りついたものの、そこからまた3ヶ月さぼってしまい、何も予定がなかったGWの29日八王子から藤野まで歩きました。
昨年の夏はことのほか暑かったこともあり、半年さぼって11月に入ってようやく4回目の街道ウォークを再開し鳥沢駅まで歩きました。
年が明けて、今年のGWまでにはなんとかゴールの諏訪にたどり着きたい。
そう思い、新年早々5回目のウォークを開始し笹子に到達。
そして今回は甲州街道一番の難所である雪残る笹子峠を越えて石和温泉まで歩きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
甲州街道ウォーク、6回目のスタートは笹子駅からです。
日本橋から107キロ地点から再開となります。 -
今日は甲州街道一の難所だった笹子峠越えなので、ちょっと距離は短くなりますが、勝沼ブドウ郷駅まで歩いて勝沼のワイナリー巡りをして、甲州ワインを飲もうと思います。
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しばらくは道幅の広い現道を進んでいきます。
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笹子峠の旧道の入口はこちらの矢立の杉の案内看板が目印になります。
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看板の350m先を旧道は左に入ります。
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その先の集落の小さな表示看板のある細いT字路を右に曲がり、そこから山に入って行きます。
この道がはたして甲州街道の旧道なのか心配になり車を洗っていた地元の人に確認すると間違いないようです。 -
3時間後に駒飼宿に入るまで、これ以降人の姿も車も見かけることが全くありませんでした。
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しばらくは細い山道を進んでいくので、この道が本当に旧道なのかちょっと心配するような細い山道が延々と続きます。
でも、頼りにしていたスマホの旧道マップを見ても、よくわからず、しかも電波の届かないエリアで地図も見れない状態 -
ところどことに看板があるのでそれをたどりながら進んでいきます。
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明治天皇野立て所跡
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その脇に小さな石仏が
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イチオシ
天然記念物になっている矢立の杉
かつて、武田の兵士が出陣の際に、この杉に矢を射立てて富士浅間神社を祀り、戦勝を祈願したとの言い伝えがあるそうな。
高さ28メートル、根回り14.8メートル、幹回り9メートルもある立派な杉ですが中は一部空洞になっているようです。 -
矢立の杉の横の細い道を旧道は続いているようですがこの先しばらく判断しにくいけもの道のような細い道が続きます。
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アスファルトで舗装された道路にようやく出ましたがうっすら雪が積もっていて足跡以外車の轍がありません。
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イチオシ
しばらく進むとレトロな雰囲気の笹子隧道が見えてきました。
笹子隧道は昭和11年にトンネル工事が始まり2年後の昭和13年に開通した240mほどのトンネルです。
入口が大月市で出口が甲州市の市境にまたがるトンネルです。 -
トンネルは笹子峠の直下を貫いていますが。トンネルの右側に登山口があって旧道はトンネルの上から峠に入って行きます。
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足元に雪が積もっていてどこが道かわからない状態になっていますが、多分私よりも先に歩いたと思われれる足跡が続いていて足跡をたどって進んでいくとところどころにこんな道標がありました。
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今回は甲州街道で一番の難所の笹子峠越えと言うことで、トレッキングシューズを履いてきたので何とかこんな道でも滑ることなく歩けています。
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トンネルの出口が見えてきました。
トンネルを抜ければわずか3分ほどの距離ですがトンネルの上をあちこち迂回しながら登ってきたので15分ほどかかっています。 -
こちらが甲州市側の入口
こちら側は足跡もありません。
車は通行止めになっているのでしょうか?
山の中を進んできたのでその辺がよくわかりません。 -
再び甲州街道峠道の案内看板にしたがって細い山道を下って行きます。
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しばらくこんな道が続きます。
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道幅が1mほどの何となく道かな?
と思われる道が延々と続いていきます。 -
小さな渓流があちこちにあってこんな丸太の橋を渡って行きます。
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杉の木立から差し込む木漏れ日
ちょっと幻想的な光景 -
岩の隙間から染み出る水は氷柱になっています。
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雪も積もっているし氷柱もある状態なので気温が冷え込んでいますが歩きはじめて既に3時間以上
人一倍汗っかきな私は着ているダウンを脱いで歩いても汗だく状態 -
車もすれ違わないと思ったらやはり通行止めになっていました。
笹子隧道を抜ける道は冬季は通行止めになっているようです。 -
眼下に見える集落が駒飼宿です。
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駒飼宿は日本橋から数えて26番目の宿場町
甲州街道最大の難所といわれた笹子峠の麓の宿場として賑やかな往来があったようです。
でも今は、当時の面影はほとんどなく○○跡の看板ばかり -
9時から歩き続けて3時間半
もうお腹ペコペコ -
旧甲州街道の看板の上にコーヒーカップのマークが
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人の姿も見かけないこんな山里の中にどうやら古民家カフェがあるようです。
ここを逃したらたぶん勝沼まで食事処がなさそうなので、休憩もかねて昼食をとることに。 -
大黒屋サンガムcafe 営業中の看板が
店を開けていてもこんなところにお客さん来るのかな・・・? -
そんなことを思いながら引き戸を開けると先客がいました。
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ここの食事メニューはカレーだけ
カレーのセットメニューを頼みました。
まずはサラダ
地元産の新鮮な野菜を使ったサラダ美味い! -
野菜カレーは牛蒡が入っていてサフランライスとナンも美味しい!
これにチャイが付いて1300円
田舎のお店にしてはちょっと割高感がありましたが意外においしかったです。 -
駒飼宿の集落を抜けると正面に中央高速の高架が見え、それを通り過ぎると大和橋西詰で現道に合流します。ここで118キロ地点を通過。
笹子から11キロ歩きました。 -
トンネルを抜けて旧道は右に下りて行きます。
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しばらく進むと朽ちかけた長垣の吊橋。
昭和37年竣工と刻まれていましたが、この朽ち果てた状態を見ると渡れなくなって少なくても10年は経過しているのでは・・・? -
武田不動尊の常夜灯
階段を下りると小さな祠があるようですが下まで降りるのが面倒なので常夜灯の写真のみ -
この日はどんど焼きの日であちこちでどんど焼きの準備をしていました。
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柏尾の古戦場跡に建つ新選組の近藤勇像
この地で慶応4年、近藤勇率いる幕府軍と板垣退助率いる官軍が戦火を交えたそうです。
勝敗は1時間余で決し、旧幕府軍が江戸方面へ敗走したそうな。 -
こちらはぶどう寺とも呼ばれている大善寺
宿坊のような民宿をやっているようで宿泊できるお寺です。 -
イチオシ
奈良時代に行基によって創建された由緒ある寺ですが、拝観料が500円かかるようなので仁王門までしか入りませんでした。
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行基が葡萄を持った薬師如来を自ら刻み、この地に葡萄を薬として伝えたと言われ、甲州葡萄発祥の伝説が残っているのでぶどう寺と呼ばれているようです。
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この奥にある本堂(薬師堂)は、鎌倉時代の再建で、関東最古の木造建築物で、国宝の指定を受けているそうです。
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この辺りから勝沼宿へ入ります。
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『ワイン民宿鈴木園』
気になるなあ・・・
もともと民宿だったようですが最近B&Bに変わったようです。 -
擁壁の上のガードレールとの隙間にちょこんとある道祖神
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勝沼氏館跡
武田信玄の叔父さんの勝沼五郎信友の館跡だそうです。
茅葺の小屋は殿様の家でなく家臣の家を復元したもの。 -
勝沼宿本陣に大名、公家などが泊ると、その目印にこの松の木に槍を立て掛けたといわれる『本陣槍掛の松』
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江戸時代後期の商家建築の仲松屋
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最近整備されたと思われる3階建ての蔵
特に何も表示がなかったので何なのかわかりませんがこちらも気になる建物 -
イチオシ
こちらの旧田中銀行はこの時期土日は内部も公開されているようですが、この日は祝日なので閉まっていました。
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こちらの建物は明治30年代前半に勝沼郵便電信局舎として建てられ、大正9年より昭和7年ごろまでに山梨田中銀行の社屋として使われていた木造の銀行。
窓からのぞき込むと・・・こちらも気になる建物。 -
ようあん坂と勝沼学校跡の碑
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道端の家に咲いていた蝋梅
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勝沼に来ればワイナリーがたくさんある。そんな先入観ンを持っていましたが、確かにたくさんあるようですが大半が旧道から外れた場所にあるようで、試飲のできるワイナリーがなかなか見つかりません。
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こちらの立派なお屋敷は『皆吉』というほうとう屋さん
甲州街道を歩いていて今日こそほうとうを食べようと思っていましたが、駒飼宿でカレーを食べてしまいお腹が空いていないので、食べたいのはやまやまですがあえなくスルー -
イチオシ
ようやく試飲できそうなワイナリーを見つけました。
ハギーワインのブランドで製造販売している大和葡萄酒 -
ここで試飲と販売をしていました。
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イチオシ
甕仕込みの白ワインを500円で試飲
これ美味い!
荷物になりますがせっかくなので『ビンテージ甲州』というワインを購入 -
そしてもう一軒
ロリアンブランドの白百合醸造 -
ここは新種の赤と白が無料で試飲できました。
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団体さんのバスの受け入れもしていて、ワイナリー見学もできるようです。
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ここ数年御朱印に凝っている私。
甲斐の国の一宮浅間神社が旧道を少しそれた場所にあるので、せっかくなので寄り道して参拝を。 -
立派な塀の続くお屋敷かと思いきや・・・
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ここもワイナリーですが休憩中のようで閉まっていました。
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20分ほど歩いて甲斐の国の一宮 浅間神社へ到着
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裏口から入ってしまったので、まずは正面の鳥居まで行ってから入り直します。
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ここ『せんげんじんじゃ』ではなく『あさまじんじゃ』と読むそうです。
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イチオシ
拝殿は、寛文十二年、今から320年ほど前に造営されたもの。
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少し離れた山宮の御朱印もいただけるとのことで2つお願いしましたが、字があまり上手くない。
御朱印をお願いして一番のガッカリが字がへたくそな御朱印
ここもかなりガッカリでした。
ここから勝沼ぶどう郷の駅に戻るのは大変なので今日のゴールは石和温泉に変更 -
この道路、別名甲州桃太郎街道と呼ばれています。
甲州にも桃太郎伝説の地があるようです。 -
笛吹川を渡って石和温泉に入ります。
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笛吹川の土手沿いに頭と枝の切られた松並木が200mほど続きます。
この松並木は甲州街道の名残でなくて明治に入って植えられたもの。
その先で旧道は右に入ります。 -
しばらく進むとテアトル石和が見えてきます。
石和温泉のローカルな映画館でしたが昨年2月に閉館したそうです。 -
立派な山門のある遠妙寺
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石和本陣跡 石碑のみで建物はありません。
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道向かいにある民俗文化財展示館
ここは石和が生んだ偉人、小林中氏の旧邸宅の文庫蔵だった建物 -
武田家ゆかりの石和八幡宮
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笛吹権三郎の像
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今日のゴール石和温泉駅に到着
笹子駅から石和温泉駅までは25キロほどの距離ですが、浅間神社に寄り道したり、道に迷ったりで実際に歩いた距離は36キロほど -
駅前にあった足湯
時間があれば疲れを癒したかったのですが、電車の発車時間まであと10分なので、次回の楽しみを残してスルー -
5時半頃の電車に乗って家に帰ったのは9時少し前でした。
甲州街道は最後まで日帰りウォークで完歩しようと思っていますが、ゴールの下諏訪まではあと75キロほど。
あと5日はかかりそうですね。
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