イサーン＆ラオス南部周遊 マイナー年末年始②ウドンターニー ワット・パー・プー・コン

2018/12/25 - 2019/01/07

二年連続タイ＆ラオスの旅。昨年はラオスのビエンチャン＆ルアンパバーンとバンコクでのカウントダウンという超メジャーな年越しをしたので、今年はイサーンとラオス南部を巡るマイナー旅で、ひっそり年越しを迎えようと思いました。この日は午前にタレーブアデーンに行って一面の蓮を体験した後、午後はワット・パー・プー・コンという天空寺院を訪れました。しかし、そこで待ち受けていたのは、この旅最大のトラブルでした。
①ウドンターニー（タレーブアデーン）
②ウドンターニー（ワット・パー・プー・コン）★
③ナコーンパノム
④サワンナケート
⑤パクセー
⑥ウボンラーチャターニー
⑦シーサケート
⑧ナコーンラーチャシーマー
⑨バンコク
ところどころドローンも飛ばしているので空からの映像と共にお楽しみください。

エリア ウドーン・ターニー(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: バイク

11時くらいにウドンターニーに戻ってきて、午後何をしようか考えていたら、少し遠いですが、ワット・パー・プー・コンという天空のお寺があるという情報をキャッチしました。そこでバイクをレンタルして向かうことに。120kmくらい離れているらしいのでビッグバイクを300BTで借りました。バイクはHONDA PCX150ccです。すぐに加速し80キロは余裕で出るのでかなり乗っていて楽でした。

120km離れているので、２時間くらいで着く予定でした。かなり順調に進んでいたのですが、14時くらいにお寺に着く予定だったのですが、突然何かが壊れる音がしてスピードダウンしてしまいました。エンジンは回っているのですが、タイヤが回らない。何度アクセル付加してもウンともスンともいいません。マジで焦りました。混乱して何が何だかわかりませんでした。

見ての通り、周囲は何もない山の道路です。まず考えたのはバイクをどうしようか、どうやってウドンの街に帰るか（帰れるか）。明日からの予定は…。電話が使えないのでレンタルショップにも連絡できず、そもそもレンタルショップのお店の名前もわからず…。八方ふさがりです。
ただ、よく見るとこの写真の奥に看板があります。行ってみると小さな池があってそのそばに屋台を出している人がいました。もちろん言葉が通じず、その人にバイクを見せてジェスチャーで状況を伝えたら理解してもらったようで、どうやらこの近くに修理屋があるのでそこに持って行こうということになりました。
その人がバイクでこのビックバイクを押してくれて、2キロぐらい言ったところにある修理屋に運び込みました。

これがその修理屋さんです。お店のおじさんに見せたら、どうやらベルトが破損してエンジンから車輪にパワーが伝わっていないということがわかりました。幸運にもベルトの予備がお店にあり、その場で直してもらうことにしました。

お店のおじさんとおばさんが協力してバイクを解体していきます。

ココが壊れた箇所です。地面には粉砕されたベルトが散らばっています。
このおじさんの修理をずっと見ていたのですが、めちゃめちゃカッコよく、本当に神のように見えました。

１時間程で修理が終了、無事バイクは動きました。修理代は900BTでしたが、この料金はあとでレンタルショップに払ってもらえました。
助けてくれた屋台のおじさんにお礼を渡そうとしたら、そんなのいらないよと言って受け取ってくれなかったのですが、あのままあの場所で屋台を発見していなかったらどうなっていたかと思うと、感謝しきれません。結局強引に受け取ってもらいました。バイクが壊れ、予定が大幅に遅れてしまいましたが、タイ人のやさしさに触れることができた貴重な体験となりました。

時間はもう15時を過ぎていたのですが、ここまで来て目的地に行かないわけにはいきません。１時間くらいしたら入り口が見えてきました。

そしてようやく16時頃にワット・パー・プー・コンに到着です。
お寺は17時で閉まってしまうので駆け足で回ります。

ここで靴を脱いで上がっていきます。

これが天空のお寺ワット・パー・プー・コンです。
緑の屋根と青い空、金色の装飾の色遣いがとてもきれいです。

残念なのは、もう日が沈み始めているので、影の部分が多いことです。
ただ、こればかりはしょうがないですね。

本堂の横にある小さな建物です。

ドローンも持ってきていたのですが、すでにドローン禁止の張り紙が…
最近タイのお寺とか観光地でこの張り紙見ることが多いですね。
しかし、ここでドローン飛ばしたらさぞかし美しい絵が取れるのでしょう。
残念でなりません。

ここは入り口の看板です。

やはりこの本堂が一番きれいですね。エメラルド寺院とも呼ばれているようです。

本堂の中には寝仏がありました。
この仏像も真っ白で見事です。

かなり大きく写真に収めるもの大変でした。これだけ素晴らしいのに参拝客や観光客はほとんどいません。

視線を上に向けても美しい装飾が目に止まります。

ここから見る景色もまた素晴らしいです。

見渡す限り何もないパノラマ風景が広がります。

屋根が何層にもなっているのが重厚感を演出しています。

入り口に祀られている龍？ですかね。

回廊には鮮やかな柱ときらびやかな仏像があります。

回廊の龍です。

ところどころの装飾を見ていても飽きません。

白、金、グリーン、黄色と色鮮やかです。

寺院の中にある彫刻です。よくある物語の絵ですね。

この彫刻も見事です。

17時頃ワット・パー・プー・コンを後にしたのですが、帰りに2時間かかり、あたりは真っ暗でした。このころのタイは18時には日が沈んでしまうのであたりは真っ暗でした。街灯のない真っ暗な道をひたすら二時間運転するのは本当に辛かったです。寒さも増してきて、ダウンを持って行っていたので何とか助かりましたが、あれでダウンがなかったから確実に凍死していました。
19時にはウドンターニーに戻ってきて、ノーン・プラチャック公園に寄りました。ここでは何故かひよこのオブジェがライトアップされていてこれはこれで綺麗でした。

タイではクリスマスと新年を同時に祝っていることが多かったですね。
まあタイの人にとっては新年はそれほど大きなイベントではないのかもしれません。
ソンクラーンの方が大事なのでしょうね。
今日はバイクが壊れるというハプニングがあり、おかげで真っ暗な道を帰ってこなければならないことになりましたが、まあいい経験ができてそれはそれで楽しかったです。