こけし旅 その２-１　─惚れてまうやろ 憧れの工人様を盗み見ながらこけしの絵付け体験 秋保温泉篇

2019/01/12 - 2019/01/12

来月仙台に行く予定があり、それに絡めて最近ハマっている
こけしの聖地にも一緒に行こうではないか、
と計画するも、行きたい所があり過ぎて
旅程が一週間あっても全く足りなくなってしまいました。

じゃあ、２月まで待たなくてもこまめに行こう、って事で
成人の日の三連休で一番好きな工人さんの居る秋保温泉へ。
さらに昨年７月に「また泊まろうキャンペーン」で当選した
かみのやま温泉にも行ってきました。

まずは１日めの秋保温泉です。

エリア 秋保温泉(宮城)

• 旅行の満足度: 5.0

東京発着の新幹線を手配したんですが
出発の時間が超早朝でなければ
家からは上野から乗った方が楽なんだよな、
と、上野駅に行ったら指定の新幹線は上野に停まらず。
めちゃくちゃ慌てて東京駅へ。間に合った。

慌てたけれども、着席して一安心。

私が「北へ向かう」を実感する瞬間。

約２時間で、

仙台駅到着～。

来たよー宮城！

秋保温泉へ行くバスまで少し時間があります。では！

駅ナカの牛たん通りへ。
伊達の牛たん本舗　牛たん通り店。

伊達の牛たん本舗 牛たん通り店　極厚芯たん定食 ￥2150

仙台からものすごい歓迎を受けた気分。
ウマイウマイウマイバンザーイ！！

ゴチソオサマデシタ。

食後仙台駅内のお土産物屋さんをちょっと覗く。

震災後に新しく作られる様になった石巻こけし。
お魚とブルーのストライプ。

こけしが「んだ」と言っていたら買うしか無い。

全盛期ほどではないにしろ、

キティ先輩の仕事の幅の広さにはやはり頭が下がる。

仙台駅西口を出て、

バスターミナルでは最も左手の、

８番乗り場から宮城交通の秋保温泉行きが出ています。

この路線バスで50分くらい￥840（仙台駅前～秋保温泉湯元）。

他にもライナー便を出してる会社もあって
秋保温泉までは結構アクセスが良いな、という印象。

秋保温泉湯元バス停下車。

バス停の目の前が本日のお宿、ホテルニュー水戸屋。

仙台駅まで送迎バスのあるホテルも多いし
仙台空港から直で来るバスも結構便数が多かったです。
時間が合えばとても便利。

秋保温泉は「車が無いと不便な所かな？」と思い込んでいた
のですが、本当に、思ってた以上にアクセスが良かったです。

ホテルのお隣りに、共同浴場もあり。

チェックイン前に、
今回の旅の一番の目的地へ向かいます。

たぶん近所で「変わり者」と呼ばれてそうなお家の飼い犬。


よ！

こっちには会いたくない。

秋保温泉湯元から、かなりゆっくり歩いて約20分、

雪が多かったらタクシーかな、とも思ったけど
無くて歩けました。良かった。

秋保工芸の里。この中の、

玩愚庵こけし屋！！

ここ！ここ！！ここにずっと来たかったんですよ！

ずっと会いたかった、このちびこけし。


（※写真の右上に撮影禁止のマークがありますが
許可取ってます）

「うっへえー」「でへえー」みたいな、だらしない声がつい出てしまう。

警察呼ばれる寸前です。

非売品の過去作品。

最近のこけしブームのせいか、作ってもすぐ売れてしまって
製作がなかなか追いつかないのだそうです。

私は「小鬼ちゃん」と「豆大福ちゃん」という
今期の新作狙いで行ったのですが
小鬼ちゃんは最後の一個、豆大福ちゃんは売り切れでした。
でも新作以外もいくつか買えたので満足、また来ます、と思ったら、

こけしの生みの親、鈴木明工人、降臨。（奥の新聞の写真の方）

秋保工芸の里にある店舗は全て「店舗兼工房」になっているので
タイミングが良ければ製作過程も見る事ができます。
工人は奥の工房で木を切り出した後、
色付けの為に店舗から見える、手前の工房に移動して来た所でした。

もう帰ろうと思ったけど、憧れの工人様が来た……。
作業中のそのお姿をもう少し拝みたい……。

という事で、こけしの絵付け体験をする事に。
絵付け体験の場所からも、工人のお仕事中の姿を拝見できます。

私は拗らしているので、こういった体験ものや
ワークショップには懐疑的で（素人の自分が作るより
プロが作った物の方が良いに決まってるから、
最初からプロの物を買えば良い、と思ってしまう）
今この瞬間まで絵付け体験をする気は全く無かったのですが、

工人様を盗み見しつつ、スタート。

④と③の間の、

あの場所で、工人様も絵付けをされております。

私の人生でかなり長い間懐疑的だった体験、
ヨコシマな気持ちで始めたのに
自分でもビックリするくらい楽しくできました。

日付とサインも。

こけしはどの大きさでも￥1000で、絵付けが終わったら
ラックを塗ってもらって、乾燥後すぐ渡してもらえます。

こちらは絵付け体験の見本のこけし。

工人の高校生のお孫さんが絵付けされた物の様でこれも可愛い。
（伝統的なこけしの見本もあります）

有名人のサインがいくつも飾られている中、
都道府県別、千葉県の地域通貨が発行されたら
紙幣に印刷されて欲しい、と私が切に願っている方々を発見。

なんてしばらく見てたら、

工人が今作ったばかり、先ほどまで品切れ中だった
「豆大福ちゃん」が店頭に並びました。

この日お迎えした５人。

真ん中の青い小鬼ちゃんで４センチです。

これは絵付け体験で私が作ったもの。
赤ずきんちゃんにしました。本当に楽しかったー。また行きます。

工芸の里内は他にもいくつも店舗兼工房があります。

こけしの他、漆塗りの箸なども。

工芸の里の裏の展望台から、工芸の里全景。

山を下りて、秋保の街散策。

子供がゴミに埋もれている上に
ゴミを投げつけられて、虐待が過ぎる。

他の目的とは。

ワンルームタイプの住居も多く、温泉街で働いている人達のお家かな。

秋保ワイナリー

そう書かれると触りたくなるタイプです。

約三年前に出来たばかりだそうです。

のぞき橋から見る磊々峡。

もうすぐ晩餐の時間なので、行きたかったけど見るだけ。
秋保パン食堂コッペ。と、

主婦の店 さいち

気仙沼のクリームサンドに、

山盛りずんだブッセ。

噂に聞いていたおはぎのコーナーはあちらに。

夕方なのでスカスカでした。大人気。

ホテルに戻ってチェックイン、

しながら、お茶とお菓子。

一番安いプランだったのに、広いお部屋が空いていて
アップグレードしてもらえました。

部屋に付いているお風呂が桧のお風呂。

嬉しくなって誰にも頼まれてもいないのに
宣伝する様なショットも撮る。

そして温泉。

さらに晩餐。

結構ギリギリに行く事を決めたので、
お宿にはあまりこだわりが無かったのですが
お食事はかなーーり美味しかったです。

よく温泉宿で、こんな感じのお食事出るじゃないですか。
で、だいたい美味しいじゃないですか。その10倍美味しいです。
もっと宣伝になる様な、美味しさを伝える、
上手いコメントってあると思うんですけど、ほんとそう思う。
普通の温泉宿の、普通に美味しいお食事の、その10倍。

芋煮汁。芋煮は味噌味で豚（宮城）。

翌日へ続く（予定）

この旅行記へのコメント （2）

• よよさん 2021/11/02 19:30:05

  こけしバッジ

  ミディさん
  
  わーーーやばい、こけし好きになっちゃいそう！
  
  秋保温泉のここ行きました！こけしバッジ買って超気にいってます。
  
  わーまたいきたくなっちゃったなーー。
  
  よよ

  Middx.さん からの返信 2021/11/04 05:21:39

  RE: こけしバッジ

  よよさん、おはようございます。
  
  へへへ、実はよよさんのアイコンを見た時に
  「は、これは…！」と気付いたのだけど
  「鈴木明工人ですよね〜、でへでへ」
  と変質者全開で話しかけてしまいそうだったので黙ってました。
  
  私も秋保また行きたいんですよ。切実！
  
  ミディ