日本美の真髄に触れる旅③ ～お宿編～

2019/01/04 - 2019/01/05

奈良の次は京都。
そして二泊目は毎年御世話になっている宿へ。

心配りが行き届いて
お食事も美味しいのだけど

とにかく今年はすごかった！

だもんで「お宿編」だけで旅行記を書きました。

※1/2-1/3の奈良旅
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11440955/

※1/3-1/4の京都旅
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11441011/

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

西富家さんに伺うと
いきなり部屋に行くわけではなくて
おうすとお菓子を出してくれます。

これをいただきつつ
チェックインシート記入。

ウェルカムドリンクサービスがある宿は他にもありますが
京都の宿で、季節のお菓子をいただくのって素敵。

毎回、どんなお菓子が出てくるのか楽しみにしています。

熱々のおしぼりも嬉しいのよね。

要庵西富家 宿・ホテル

相方には「花びら餅」が出ました。

御正月ならではですねぇ。

要庵西富家 宿・ホテル

荷ほどきをしたら
とりあえずお風呂！が、いつものコース。

いつもお願いする「横笛」のお部屋は
お風呂も広くて快適なのです。

（他のお部屋も、どんどんリニューアルされているので
　他のお部屋にも広いお風呂があるかも）

ちなみに地下には大浴場もあり
例え大きなお風呂が無い部屋に泊まっても
家族で一緒に入浴可能です。

そして何より西富家さんらしいのが
このクーラーボックス。

要庵西富家 宿・ホテル

クーラーボックスの中身は
ビールとウーロン茶のミニ缶。

たっぷりの氷でキンキンに冷してあるのです。

大きなお風呂につかって
ビールをぐびっとやるのが
幸せな事このうえないのです。

ミニサイズってとこがまたいい♪
冷たいまま、飲みきる事が出来ますもんね。


他にも、タオルがたっぷり用意されているところとか
ターンダウンの際にもタオルを入れ替えてくれるとか
浴衣が２種＋作務衣＋バスローブが用意されてるとか

とにかく隅々まで心配りがされているのが西富家さんなのです。

要庵西富家 宿・ホテル

西富家さんでは他のお部屋にも泊まりましたが
一番のお気に入りは「横笛」。

本間からお庭が眺められるだけでなく
この土間がいいのです。

そして、その土間で何をするかというと…（笑）

いつもは三が日内に泊まるので
この場所に餅花がありましたが

今年は４日に泊まったので
もう設えが変えてありました。

テレビやオーディオもありますが
とても上手く隠してあり

テレビは、こんな場所に。

オーディオは、土間の箪笥の中に隠れています。

夕食は「夕顔」という別のお部屋へ。

食事をしている間に
お布団を敷くだけではなく
タオルも交換してくれます。

夕顔のお部屋は、とても危険（笑）

なんと地下にセラーがあるのです。

西富家さんは、ワインの品ぞろえが素晴らしく
うっとりする眺めです。

こちらには日本酒も。

いよいよお食事の始まり。

いつも、うっとりするほど美味しい食事で
もてないしてくれる宿ですが
今年は本当にすごかった！

まずは、甘く煮た柚子を一口いただいて。

とびきり美味しい出汁をあわせた
フォアグラ！

フォアグラは
出汁とあわせる前に焼き目をつけていて
とても香ばしい。
でもトロリ。

あぁ、一品目から幸せ。

柚子釜は、この墨の上で
温められて届きました。

この火鉢なら
何を焼いてもおいしそう。

お鍋は取り損ねましたが
「ぼたん」出ました！
亥年に牡丹、食べたかったんですよねー！

せりとあわせて、みぞれ鍋。

脂の部分が美味しい！

てっさはもとより
青い皿にのったふぐ皮の和え物が絶品。

トッピングのガーリックチップが
まさかの好相性。

数の子は千枚漬けにくるまれてるし

初めての組み合わせで頂くものが多い。

ちょいちょい変化球なんだけど
それが余計な事になってないのが凄いです。

まさかの、すっぽんラーメン。
うまーい！
美味過ぎるー！

こちらもまさかの組み合わせ。

蕪にカチョカバロ。

パルミジャーノじゃなくて
カチョカバロってとこが
食べてみて、納得。

このお肉は
焼く前に塊で見せていただきました。

擦りたての山葵をたっぷりとのせて頂きます。
歯が無くてもたべられそうな程。

私の大好きなお出汁をたっぷり使った蓮根饅頭。
中に白子が隠れていました。

この器をあわせるところがニクイ！

むかごご飯には
自家製からすみ。

香の物には隠し包丁。
あらゆるとことに技と気配り。

デザートはゼリーだったんだけど
一口食べて「うま！」って言っちゃうくらい美味しい。

添えているのは「紅まどんな」。
大好きなみかんの品種です。

今年のお食事は、ほんと凄かった！

一時期は海外からのお客様に寄せて
洋の要素を取り入れたりもしていたけれど
日本食の美味しさを、さらに極める方向に
ランクアップした感じ。

これなら、日本人も訪日客も大満足すると思うなー。


今年は、例年以上に驚かされ
大満足したお食事でした。

そして、こちらが
寝心地最強布団。

それほど寒くなかったので
今年は毛布無し。

和室でありながら床暖房も効いているので
どんなに冷える日でも快適な眠りが提供されるのです。

翌朝。

朝食は二階の「蛍」のお部屋でいただきました。

毎度、品数が凄いのです。
そして朝から一杯やりたくなります。

三が日に宿泊した時は
もっと「おせち」モードが強めでした。

ちゃんと名前の入った
「祝箸」を用意してくれるところも有り難いです。

玉子焼きやお魚も。

お椀は、京雑煮。

三が日内に泊まった去年とは、お雑煮もの感じも少し違う。
暦が変わると、食べ物が変わるんだなぁ。

最後にはフルーツをたっぷりと。
コーヒーや紅茶もいただけます。

さて、今回は「お宿編」として
要庵西富家さんのことだけを書きましたが
続きは別の旅行記に書きましょうね。