新春の台北、とほほな二泊三日旅日記① 夕方から焦って食べ歩いた1日目

2019/01/03 - 2019/01/05

正月早々、友人と二泊三日で食べ歩きに行く予定だった台北旅。出発直前に友人が足を負傷し、ほとんど歩けないのに旅行を強行したため、かなり行動が制限されてしまいながらも、根性で何とか食べたかったものだけは必死で食べてきた（他のことはほとんどできなかった）、とほほな旅日記です。初日は、ホテルに着いたのが夕方近かったため、あまり時間がない中、あくせくと食べ歩きました。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

これは、到着後まず最初に食べた、永康牛肉麺。かなりピリ辛、スジ肉入り。

永康牛肉麺 地元の料理

ルーロー飯・卵乗せ！

夜市で食べたサツマイモの揚げ団子は絶品でしたー。

寧夏路夜市 散歩・街歩き

もちろん小籠包も！

杭州小籠湯包 (杭州南路本店) 中華

二泊三日の台北新春旅、初日は朝、関空発のエバー航空から始まります。

関西国際空港 空港

台北に着いたら食べまくる予定なので、機内食はパスするつもりでしたが、朝食を食べていなかったため耐えきれず食べてしまいました、機内食。エバー航空は初めてでしたが、エコノミーの食事にしては、まあまあかな。シートやサービスは、わりと良かったです。

3時間と少しで、台北の桃園空港に到着。台湾は近くてラクだなあ。

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港

桃園空港で両替。「りょうがえ」というひらがなの表示がかわいい。

空港MRT（桃園機場捷運）で、台北駅に向かいます。悠遊カードで乗れます（悠遊カードは、乗り場の自動販売機で日本語で買えます。地下鉄やバスに乗るときも使えるので、空港到着後とりあえず買っておくと便利。私は前年に買った悠遊カードを持参して、チャージして使いました）。

台北駅からはタクシーでホテルに向かいます。これは、タクシーの中から見た総統府。運転手さんは、一見こわそうなおじさんでしたが、実はとっても親切で、筆談でお勧めのお店や夜市を教えてくれました。

中華民国総統府 建造物

午後3時頃、東門駅と忠孝新生駅の間くらいにある（東門駅の方が近い）「ロイヤルビズ台北（金来商旅）」に到着。外観は地方の古いビジネスホテル風。

ロイヤル ビズ タイペイ ホテル

台湾は旧正月前だからか、新年なのに、どこにいってもクリスマスツリーが残っていました。ホテルのロビーもクリスマス仕様。

ホテルの外観とロビーが古いビジネスホテル風なので、そんなに期待せずに部屋に入ると、部屋は広々として、清潔感があり…

日本のビジネスホテルからもらってきた使い捨てスリッパを持参したのですが、ちゃんと、ふかふかスリッパが付いていて…

バスタブも広々（窓がありますが、向かいのビルから見えそうなので、入浴時はブラインドを閉めます）。

バスタブから独立したシャワーブースも広くて、可動式のシャワーヘッドと、天井からシャワーが降ってくるレインシャワーも付いていて、快適。

洗面台も広めで使いやすく、

アメニティも日本のホテルみたいに細々と揃っていました。タオルもふかふか。

既に夕方になりつつあったので、とりあえずホテルから歩いてすぐの永康街へ。

永康牛肉麺 地元の料理

まずは、前から食べてみたかった「永康牛肉麺」に入りました。夕方の中途半端な時間だったので、少しだけ並んで、わりとすぐに入れました（お昼時などは行列が長いようです）。

牛肉麺以外にも「もち米蒸し」とか食べたかったのですが、このあと他の店でも色々食べたいので、ぐっと我慢して、ここでは牛肉麺だけにしました。

こちらが普通の牛肉麺。予想以上に牛肉のどかんと大きな塊が、ごろごろと入っています。食べごたえ満点。味は見た目より全然くどくなくて、箸でほろりと崩れるお肉ともども、するりと食べられます（ただ、お肉の量が多いので、お腹いっぱいになる）。

こちらはピリ辛牛肉麺。スジ肉がゴロゴロ入っていて、ピリ辛というより、かなり辛かったです。スジ肉は見かけほどくどくなくて、脂身もするりと食べられます。辛いのが苦手な人は、ちょっと無理かも。

牛肉麺を食べ終えて外に出ると、もう暗くなりかけていました。これは永康街に二軒あった豆乳の専門店。若者に人気のようでした。台湾の人は、本当に豆乳を愛しているみたいです。

永康街の人気の葱焼きに並ぶ人々。行列が長かったので、この日は諦めて、明日以降に来直すことにしました。（写真の「誠記」というのはベトナム麺のお店で、葱焼きの人気店「天津葱抓餅」は、「誠記」の店先で屋台っぽく営業しています。）

時間もないので、タクシーで迪化街に出ました。迪化街は、前年に台北ひとり旅をしたときに、楽しく歩いた界隈で、是非また歩きたかったので。
まずは、有名なドラッグストア「ワトソンズ」だったレトロビル１Fにある、「Bookstore 1920s」という素敵な本屋さんへ。

1920年代だけでなく、古い台湾の本が並ぶ素敵な本屋さんで、王貞治選手と、嘉義農林の古い絵葉書を買いました。

同じビルの２Fにあるお洒落なカフェに、友人たっての希望で（負傷した足で階段を必死でよじ登って）行ってみると…

お店は何と18時までで、15分で閉店だと言って、入店を断られました…とほほ。

しかたなく少し歩いて、友人が雑誌でチェックしていたもう1軒の「南街得意」という中国茶カフェにたどり着きました。「民藝埕」という、とっても洗練された茶器とか売ってるお店の２Fにあります。

南街得意 カフェ

こちらも19時まででしたが、まだ40分ほどあったので入店しました。入ってみると、えも言われぬ静謐な空気の流れる落ち着いた空間。

お店の隅々まで行き届いた美意識。

トイレのある中庭みたいな廊下まで素敵。

18種類の茶葉サンプルが出てきて、好きな香りで、飲むお茶を選びます。（でも、色々な香りをかいでいるうちに混乱してしまい、結局メニューの文章を読んで決めたけれど。）

悩んだ挙句、「奇種烏龍」というお茶を選びました。美味しかった。足し湯もポットで置いてくれるので、たっぷりお茶を楽しめます。（あと、店員さんが好感度高い、さわやかイケメン男子でした。笑）

お茶を頼むと、パイナップルケーキやヒマワリの種など、たくさんの種類のお茶受けが付いてきます。これがまたお洒落！

お茶を飲み終わって外に出ると、すっかり真っ暗になった迪化街。友人が初台湾だったので、「霞海城隍廟」でお供えものを買って、お参りしてみました。縁結びの神様なのに、友人は「足が治りますように」とお祈り。

台北霞海城隍廟 寺院・教会

迪化街からゆっくりと歩いて、初台湾の友人の たっての希望で寧夏夜市に行きました。迪化街からは、ケガしていない足なら歩いて10分ほどです。

寧夏路夜市 散歩・街歩き

どどーんと海鮮が並ぶ迫力の屋台（見ただけ）。

寧夏夜市は、そんなに店数は多くないですが、海鮮から肉系から果物、ジャンクフードまで、ありとあらゆるB級グルメが揃っていて、見るだけでも楽しいです。かなり混雑しているのと、座るところが少なく、その辺に適当に座ったりして食べるので、きれいな服を着て行かないこと、歩きやすい靴で行くこと、ウェットティッシュ持参すること、できれば両手が空く鞄で行くこと…って感じです。

「釈迦」という果物。お釈迦様の頭に似ているからか？（前年にどこかの夜市で試食したら、甘くて美味しかったです）

エリンギを炭火で焼いて、クミンなどを付けて食べる屋台が、台湾女子の間で流行みたいでした。

寧夏夜市で人気というタロイモの揚げ団子が食べたかったのですが、大行列だったのであきらめて、似たような？「サツマイモの揚げ団子」を試すことに。

サツマイモ団子担当のお兄さん、ものすごーく時間をかけて揚げるので、待っている間に行列になっていきました。

最初は小さかった団子が、ゆっくり時間をかけて揚げていくうちに大きくなって、こんな丸々とした団子に成長しました。

揚げたての、まるまるとしたサツマイモ団子。

味を4種類から選び（「原味」「起司」「黒胡椒」「梅子」。黒胡椒以外はよくわからないので、プレーンと思われる「原味」を指さして指定）、サイズを大か小から選びます（写真は「小」）。サツマイモの揚げ団子、意外にも絶品でした。外がカリっ！中はねっとりモチモチで、ほの甘くて、癖になる味。小でも結構量が多かったですが、ぺろりと完食。

サツマイモ団子屋では座るところがなかったので（足を負傷している友人は、立っていられないというので）、スイカジュースを買って、ジューススタンドの椅子に座りました。

スイカジュースとサツマイモ団子。

こちらは大行列になっていた、人気のタロイモの揚げ団子屋さん。写真に撮ると金柑みたいですけど。

台湾3度目の私は全く気にならなかったのですが、初台湾の友人は、夜市を歩いている間中、「臭豆腐が臭い」と愚痴っていました。言われてみれば臭いのですが、テンション上がっていると、そんなに気にならないような…。

…で、初台湾の友人の、これまた たっての希望で、牡蠣オムレツ（蚵仔煎）を食べるため、夜市の並びにある「蚵仔煎大王」と書いてあるお店に入りました。

台湾の牡蠣オムレツ（蚵仔煎）は、我々の思う「オムレツ」とは別の食べ物みたいで、卵より片栗粉っぽいつなぎが多く、ソースは甘く、私は美味しいと思いましたが、友人は想像と違ったみたいで、当惑していました。小さな牡蠣がたくさん入っています。

お店のおじさんが蚵仔煎を焼いているところ。

これは、私の趣味で頼んだ蛤のスープ。しみじみ旨～い、滋味深い味。台湾は汁物（ダシ）が美味しいなあ、というのが3度目の訪台の私の感想。

夜市からタクシーでホテルに戻り、休憩後、友人が「クラフトビールが飲みたい」というので、ホテル近くの永康街にあるクラフトビールのお店「Zhang Men」へ行ってみました。「東海ライム」という有名なジュース屋さんの並びにあります。

おしゃれな店内は、おしゃれな台湾の若者たちで満員でした。

種類が多すぎてわからないので、お店の人おすすめのクラフトビールを飲みました。美味しかった。

…というわけで、足を負傷して歩けない・立っていられない、そして初めての台湾なのであれを食べたい、これを食べたいという友人をガイドしての台北旅は、自分もまだ3回目の台湾なのでそんなに詳しいわけでもなく、自分のペースや好みで行動できないのが思ったよりも負荷大で、初日はぐったりと倒れるように眠りにつきました。写真はホテル近くの廟の灯り。

この旅行記へのコメント （2）

• ひびき５６さん 2019/01/07 15:45:15

  参考にさせていただきます

  私も３月に台北へ行きます。
  訪れたお店が素敵なので行ってみたいと思います。
  かぎ農林のはがきも手に入れたいです。あの映画、前向きでとても楽しく良かったです。

  porculsさん からの返信 2019/01/08 12:30:28

  Re: 参考にさせていただきます

  ひびき56さま。
  ありがとうございます！この翌日に行った閲楽書店というお店も素敵でした。頑張って早く旅行記書きます！