謹賀新年2019　神戸三社詣り＋NHK杯銀盤の軌跡展

2019/01/05 - 2019/01/05

4日に仕事始めにはなりましたが、直ぐの週末。
職場も休みの人も多く、実際は7日から今年もｽﾀｰﾄとなりますが、最後の初詣（初詣は最初に行く事という突っ込みはご容赦ください。）として、阪急電車のﾆｭｰｲﾔｰ割引切符を利用して、神戸方面に出かけてきました。

この切符は超優れもので、能勢電も乗れて、神戸近辺の阪神・阪急。神戸高速鉄道が乗り放題。ﾌﾟﾗｽ祈念品まで頂け、1,300円です。
川西能勢口から高速神戸で片道450円ですから、途中元町や三宮、梅田と何度乗り降りしても良いのですから、お得感一杯です。

十三経由神戸高速で、高速長田駅に向かいます。
駅近でﾗﾝﾁを頂き、長田神社を参拝し、高速神戸駅から湊川神社参拝。

元町に出て大丸百貨店を見て、中華街散策。
三宮駅に向かい生田神社参拝し、阪神電車で梅田駅に向かいます。

阪神百貨店を見て、最終目的は阪急百貨店で開始されていた「NHK杯ﾌｨｷﾞｭｱ第40回大会記念　銀盤の軌跡展」を見て来ました。

阪急百貨店ではお歳暮解体ｾｰﾙも開催されており、電車という事を忘れ、持ちきれない程の買い物を下げて、川西能勢口で夕食を頂き、自宅に戻りました。

正月気分は終わりにして、今年も頑張ります。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

高速長田に到着。
ﾗﾝﾁの場所が無いか探していると、駅の通路に中華料理のお店がありました。

沢山のﾒﾆｭｰに誘われるように、紹興飯店に入店です。

定食系やｾｯﾄ系の品揃えが凄いです。

どれも量が結構ありそうなのに、価格はﾘｰｽﾞﾅﾌﾞﾙです。

私、ﾜﾝﾀﾝ麺が大好物で、最初に店の看板に「ﾜﾝﾀﾝ麺」を見つけた段階で、注文は決まっています。

奥様は、海鮮焼きそば。

最後は、半ﾁｬｰﾊﾝを付けるか否かの選択になっていました。

私は初志貫徹のﾜﾝﾀﾝ麺。
二人で半ﾁｬｰﾊﾝを分け合って、丁度良い量でした。

ふら～っと入った店ですが、美味しかったです。

駅を出ると永田神社編参道です。

この辺りは、阪神淡路大震災で壊滅的な被害が出た場所ですが、新しいお店や家が立ち並んでいます。

事代主神(ことしろぬしのかみ)を主祭神とし、本殿瑞垣内に天照大御神・応神天皇を祀る、神功皇后以来の歴史を持つ名社と言われています。

境内には鳩が放されていますが、かつては境内に数百の鶏が飼われており、「ﾁｷﾝﾃﾝﾌﾟﾙ」と呼ばれていたようです。

その由来から、祈願の際には、境内に鶏を奉納したり、鶏の絵馬を捧げる風習があり、かつては氏子は鶏肉や卵を一切食さなかったらしいです。

この手水舎はﾊｲﾃｸです。

水が出ていないのでｱﾚって思って近づくと、ｾﾝｻｰが反応して水が出てきて驚きました。

阪神・淡路大震災では、本殿こそ倒壊を免れたものの、大きな被害を受け、本殿以下社殿は東西に動き南北に傾斜の半壊に近い状態となり、附属舎の全壊、1651年奉納の馬場先大鳥居を始め、四基の大鳥居、約80基の灯籠並び石造物は全て損壊したそうです。

仮復旧を施し、平成９年６月に震災復旧奉賛会を結成、氏子崇敬者の厚い崇敬の奉賽により3年の時と約３億円を以て復興し、平成12年復旧事業竣工奉告祭が斎行されました。

震災当日より近隣の被災住民の困窮に応え、参集殿は臨時避難所となり、水道・ｶﾞｽ等不通の中、約1月間150名程が居住し、境内は連絡場所並び炊き出し拠点として解放し、地域社会に貢献したとの事です。

長田駅への道すがら、美味しいｺﾛｯｹを食べながら歩きます。

次の参拝に向かったのは、湊川神社です。
長田神社から10分ほどで到着です。こちらも駅を上がると直ぐに神社。
便利です。

湊川神社は、楠木正成を祭る神社で、地元では親しみを込めて「楠公さん」と呼ばれています。
建武中興十五社の一社であり、建武の新政に尽力した南朝側の皇族・武将などを主祭神とする15の神社は、奈良県民、特に吉野地方に縁がある私にとって、後醍醐天皇を祀る吉野神宮と共に大切な場所です。

Wikipediaによると、楠木正成は、1336年5月25日、湊川の地で足利尊氏と戦い殉節し、その墓は長らく荒廃していたが、1692年に徳川光圀が「嗚呼忠臣楠子之墓」の石碑を建立して以来、水戸学者らによって楠木正成は理想の勤皇家として崇敬されるようになり、幕末には維新志士らによって祭祀され、彼らの熱烈な崇敬心は国家による楠社創建を求めるに至りました。

1867年に尾張藩主徳川慶勝により、楠社創立の建白がなされ、1868年明治天皇は大楠公の忠義を後世に伝えるため、神社を創建するよう命じ、1869年に墓所・殉節地を含む敷地を境内地と定め、1872年5月24日に湊川神社が創建されとの事です。

1331年に後醍醐天皇に応じて挙兵し、鎌倉幕府倒幕に貢献した楠正成。

「嗚呼忠臣楠子之墓」を私が知ったのは小学生時代、TVの水戸黄門でした。
この地を訪れた黄門様が、道端の石ころのような正成の墓標に心を痛め、参勤交代で通る諸大名に平伏しながら、にやりと笑い、その顔を見て驚いた大名に楠木正成の忠義話を語り「そちの所は何万石であったかのう？。」と藩の大きさに見合った費用を集めた、という話だったと記憶しています。
小さい時の記憶ですが、凄く印象的で、楠木正成という人物に興味がわいたことを覚えています。

*TBSﾁｬﾝﾈﾙによると、昭和44年の第一部19回放送の「どっこい生きてた湊川」という話のようです。

楠木正成は、後醍醐天皇より恩賞として菊紋を下賜されたが、そのまま用いるのは恐れ多いと、信奉する水分神社の流水紋と合わせた「菊水紋」を創ったとされています。
兵庫県の湊川神社の家紋であり、同じく建武中興十五社の一社で、四條畷の戦いで敗死した楠木正成の子供、正行を祀る四条畷神社の神紋も同じです。

隣接して建つ水戸光圀像。

水戸光圀は、この地に来た事はもとより、勿来と熱海を除くと現在の関東地方から出た事は無いそうです。

儒学に基づく尊皇思想と史書編纂の考証を通して、室町幕府が擁立した北朝ではなく、吉野などを拠点とした南朝を皇統の正統とする史論に至り、南朝側武将への顕彰に繋がり、『太平記』によって英雄化された楠木正成はその一番の忠臣として捉えられ顕彰の建碑を思いついたと伝えられています。

こちらでは「たい焼き」を購入し、次の目的地に向かいます。

元町駅で下車、中華街を目指します。

ﾗﾝﾁで中華料理を頂きましたし、途中の買い食いでそこまでお腹も空いていませんので、中華街の雰囲気と腹ごなしで街歩きを楽しみます。

中華街の正月は旧正月ですね。
春慶節のﾎﾟｽﾀｰが、街中至る所に張られていました。

街歩きも長くなり、喉も乾いてきたので、元町の商店街で奥様大好物のﾌﾙｰﾂｼﾞｭｰｽを頂きます。

ふと見ると、洋菓子屋と和菓子屋さんがｺﾗﾎﾞしています。

本高砂屋　元町本店でお茶ﾀｲﾑです。

創業明治10年の老舗で、奥様は、きんつば餡と風味豊かなﾗﾑﾚｰｽﾞﾝのｸﾘｰﾑをｻｸｻｸのﾊﾟｲ生地で挟んだ、きんつばｱﾝﾌｨﾙと珈琲。
私はきんつばと珈琲。

餡が疲れを和らげてくれました。

次は、元町駅から三宮駅に向かいます。

三宮駅から生田神社に向かいます。
元町駅から歩いても同じ位だったかも・・・、と思いながら、電車乗り放題を楽しみます。

祭神は稚日女尊。
稚日女尊は国民の生活の豊になる様、繁栄と健康また諸々の災いがなく家庭生活をお守り下さるというご神徳があり、広く信仰されています。

神功皇后以来の歴史を有する神社で、長田神社、湊川神社と共に神戸を代表する神社の一つで、地元では「生田さん」と呼ばれ親しまれています。

Wikipediaによると、歴史として、201年に神功皇后の三韓外征の帰途、神戸港で船が進まなくなった為神占を行った所、稚日女尊が現れ「吾は活田長峡国に居らむと海上五十狭茅に命じて生田の地に祭らしめ。（私は“いくた”の“ながさの国”におりたいのです。“うなかみのいそさち”に命じて生田の土地に祀らせてほしい）。」との神託があったと日本書紀に記されています。

10年近い前、息子が学生時代ﾊﾞｲﾄしていたり、娘が結婚式を行った神戸の街を懐かしく見ながら、阪神電車に乗り込みます。

向かうは梅田駅です。

最後の目的は、2019年1月7日まで、阪急うめだ本店9階で開催の「NHK杯フィギュア第４０回大会記念　銀盤の軌跡展」です。

等身大のﾊﾟﾈﾙやNHK杯で着用していた衣装、ﾒﾀﾞﾙ等の展示と、ﾊﾟﾈﾙや映像で歴史を解説しています。

1979年にｱｼﾞｱ初の国際競技大会としてｽﾀｰﾄした「NHK杯国際ﾌｨｷﾞｭｱｽｹｰﾄ競技大会」が、今年で40回の節目を迎えました。

世界の一流ｽｹｰﾀｰ達が技を競ってきた大会の歴史を、その時々を彩った名選手の写真やﾄﾛﾌｨーやﾒﾀﾞﾙ、実際に使われた衣装や、大会映像等で振り返ることが出来ました。

40回大会のﾒﾀﾞﾙも展示されていました。

先ずはこの方に敬意を表します。

荒川静香さんです。
2006年ﾄﾘﾉｵﾘﾝﾋﾟｯｸで女子ｼﾝｸﾞﾙで初の金ﾒﾀﾞﾙ獲得。
ﾄﾘﾉｵﾘﾝﾋﾟｯｸのﾒﾀﾞﾘｽﾄは荒川さんだけでしたから、凄かったですね。

この方も忘れてはいけません。

ある意味、ｵﾘﾝﾋﾟｯｸは年齢制限で不運な事もありましたが、今の日本女子ﾌｷﾞｨｱｽｹｰﾄの隆盛は、この人がいたからこそ、と思いますね。

この人の力も大きいと思います。

ｴﾝﾀｰﾃｨﾒﾝﾄ性は誰よりもあると思いますし、ｽｹｰﾄ界を盛り上げていくには欠かせない人だと思います。

去年のｱｲｽｼｮｰを見て、特に感じました。↓
https://4travel.jp/travelogue/11418162

最後はやはりこの方ですね。

最強のﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ、今や伝説の人だと思います。

今年も皆様方の力で盛り上げて、私たちに夢と力を与えて欲しいと思います。

本日、これまで。