2018/12/30 - 2019/01/02
230位(同エリア1146件中)
harihariさん
- harihariさんTOP
- 旅行記161冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 524,472アクセス
- フォロワー18人
年の初めは温泉で過ごすのが、毎年の恒例。
今年は信州・渋温泉。
泊まる旅館は、松代藩主真田家より本陣を仰せつかった、創業300年を越える老舗旅館「つばたや旅館」。
雪が舞い降る温泉街を、そぞろ歩いて年を越す。
3泊4日の温泉旅行記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
早朝6時30分、大阪からの夜行バスで長野駅に到着。
大阪とは違う、肌を刺すような寒さ。 -
まずは朝ごはん。
信州は日本一の蕎麦処とあって、長野駅構内だけで7つの蕎麦屋さんがありますが、僕たちが選んだのは信州そば「ナカジマ会館」。 -
1950(昭和25)年に開業した、長野駅最古参の駅そば店です。
2007(平成19)年に一度閉店しましたが、2015(平成27)年に復活。 -
二人とも「信州きのこそば」を食券で購入。
地産のきのこがたっぷりで美味しい。 -
どんぶりには「ナカジマ会館」の文字。
一味はもちろん、八幡屋磯五郎を使っています。 -
駅から善光寺の参堂へは、狭い飲み屋街を通って。
「信州長屋酒場」は良さそうなお店だなあ。。。 -
長野市のマンホールは、リンゴの花とリンゴの実。
-
真っ直ぐ北に伸びた突き当たりに、小さく善光寺が見えます。
-
地域に文化芸術を根付かせるために建てられた「北野文芸座」。
長野市に本社を置く中堅ゼネコン北野建設が、地域貢献として造った演芸場です。 -
誰かが作った小さな雪だるま。
通る人を和ませてくれます。 -
中澤時計店 1924年(大正13年)建築
ファザード上部のモダンなデザインが大正建築っぽい。 -
柏与紙店 文政年間(1818年~1831年)創業
古いものからモダンなものまで、和紙を専門に扱う専門店。 -
楽茶れんが館(旧信濃中牛馬合資会社) 1912年(明治45年)建築
国登録有形文化財のフレンチレストラン。 -
善光寺郵便局(旧五明館) 1932年(昭和7年)建築
五明館というのは、池波正太郎が定宿としていた江戸時代中期創業の老舗旅館。
1986年に旅館を廃業してからはレストランとして営業していましたが、2011年に閉店。
現在は善光寺郵便局として、その一部を活用しています。 -
THE FUJIYA GOHONJIN(旧藤屋旅館) 1924年(大正13年)建築
1648年(慶安元年)に旅館として創業してからは、加賀藩前田家の参勤交代の定宿として御本陳を務めていました。
2006年に旅館を廃業して、レストラン&ウェディングを営業しています。
せめて一度泊まりたかったなあ。。。 -
八幡屋礒五郎 1736年(元文元年)創業
古くから善光寺土産として定番の七味唐辛子のお店です。
朝の開店前だったので、参拝後に買って帰りました。 -
かどの大丸 1703年(元禄16年)創業
善光寺の入り口に構える手打ち蕎麦のお店で、300年以上も善光寺の参拝客に蕎麦を提供してきた老舗。
朝から黙々と、蕎麦を打つ職人さんの姿が見えます。 -
サンクゼールワイナリー門前店(旧深沢洋品店) 1923年(大正12年)建築
楽茶れんが館、THE FUJIYA GOHONJINとほぼ同じ建築年代で、やはり大正時代らしいセセッション様式を纏っています。 -
「初雪や 雪駄ならして 善光寺」 小林一茶
一茶は、ここから20kmほど北に行った信濃町柏原の出身。
200年前に一茶が歩いた石畳を、今日僕たちが歩きます。 -
善光寺仁王門 1918年(大正7年)建築
今年、再建されてちょうど100年の節目となる年だったのですね。 -
善光寺山門 1750年(寛延3年)建築 国指定重要文化財
山門は桁行き約20メートル、梁行き約8メートル、高さ約18メートル。
入母屋造りの大楼門です。 -
山門の円柱を額縁にして、一幅の絵画として鑑賞しているような。
-
善光寺本堂 1707年(宝永4年)建築 国宝
間口約24メートル、高さ約29メートル、奥行き約54メートル。
東日本最大の木造建造物です。 -
御本尊の阿弥陀如来は、西暦642年の創建以来誰も目にしたことがない「絶対秘仏」。
七年に一度の御開帳には、御前立が本尊の分身として公開されています。 -
これだけ見て回っても、時間は朝の9時過ぎ。
雪化粧の静かな境内。
ときおり、重みに耐えかねるように枝葉から雪がバサッと落ちてきます。 -
本堂の内陣に上がらせていただいて、お参りを済ませて。
床下の廊下を歩く「お戒壇めぐり」で、真っ暗闇を体験して。 -
本堂の裏手には、江戸時代に寄進された石灯篭が並んでいます。
刻まれている銘を一つ一つ見るのも楽しい。 -
飛鳥時代、百済から日本へ伝えられた阿弥陀如来像が、蘇我氏と物部氏の戦いの最中に、廃仏派の物部氏によって難波の堀江に捨てられてしまいました。
これを後年になって、信濃国司の従者であった本田善光という人が掘江の池から救い出し、地元長野県に持ち帰って祀ったのが善光寺の始まり。 -
大阪の人なら知っていると思いますが、北堀江にあみだ池筋という南北の通りがあります。
そして、あみだ池筋沿いの和光寺というお寺の境内には、今もあみだ池が残っていますが、そのあみだ池こそが、善光寺の御本尊が打ち捨てられていた池だといわれています。 -
酒饅頭本舗つるや 1779年(安永8年)創業
江戸時代中期から、善光寺の門前で参拝客に喜ばれてきた名物饅頭。 -
ホカホカの暖かいお饅頭。
仄かな酒の香り。 -
参道にあるお洒落なコーヒースタンド「FORET COFFE」。
行き道で見つけて気になってたので、ここで一休みすることにします。 -
自家焙煎、ハンドドリップのスペシャリティ。
週に1~2度、自分だけの大切な時間を過ごしたくなるようなカフェです。 -
長野県の地酒を豊富にそろえている「高野酒店」。
長野県は、新潟県に次いで81軒もの酒蔵がある日本酒王国なのです。 -
たくさんある中から、佐久の花酒造(佐久市)の「佐久の花」、酒千蔵野酒造(長野市)の「川中島 幻舞」を購入。
-
時間はちょうど12時。
お昼ごはんは、長野駅近くの「中華そば 豊龍」。 -
京都の「新福菜館」の流れを汲むお店。
注文した「中華そば」は、色は濃いけど味が濃いわけでなく、しっかりとしてる醤油味。
とても美味しい。 -
カレーの小盛も頼んだのですが、こんなに多いとは。。。
奥さんとシェアをしました。
こちらは意外にも辛めで、何気に好みの味です。 -
昼食後、電車の時間までは駅構内でお土産を眺めたりして。
14時18分 長野電鉄・長野駅発湯田中行き「特急スノーモンキー」。 -
車窓にはリンゴ畑と遠い山の雪景色。
-
心地よい揺れと満腹感でウトウトして。
目が覚めると、一気に雪深い景色。 -
「信州中野駅」
終点までは、もうあと少し。 -
15時09分 終点・湯田中駅に到着。
-
湯田中駅からは路線バスに乗って。
6個目のバス停「渋和合橋」で下車します。 -
渋和合橋のバス停を降りると、そこはもう温泉街。
-
山之内町のマンホールは「お猿の温泉」。
-
ここが僕たちの旅の宿。
創業300年余りの歴史を持つ「真田家旧本陣つばたや旅館」。
昭和に入り修復や改築はしているものの、基本的な部分は明治時代初期に建てられたままの歴史ある建物です。 -
重い引き戸を開けると、広い玄関。
あらかじめ到着の時間を電話しておいたので、9代目の女将さんが出迎えてくれました。 -
宿帳を書いて、まずは部屋まで案内してもらいます。
廊下には、徳川宗家の16代当主・徳川家達氏をはじめ、かつてこの宿に宿泊した旧大名家の名前がずらり。 -
小林一茶、高橋精一郎(泥舟)夏目漱石、若山牧水、佐久間修理(象山)ら、錚々たる人物たちも泊まっている宿です。
-
今日から3日間、僕たちが泊まる部屋。
畳にコタツに蛍光灯。
古き良き温泉宿。 -
4畳半の次の間もあって、荷物を置くのも着替えるのも十分な広さです。
-
ウェルカムスイーツは温泉饅頭。
お茶と饅頭をいただきながら、コタツでまったりの時間。 -
食事の前に、さっそく温泉に入ります。
源泉掛け流しのお湯は少し熱めでしたが、慣れるといつまでも入っていたくなるような心地よさ。 -
夕食は18時30分から、個室の食堂でいただきます。
美味しそうな料理は、地物のものばかり。 -
鯉の洗い。
さっぱりとして、コリコリとした食感で美味しい。 -
地元の料理には、地元の酒を。
同じ町内にある玉村酒造さんの「スノーモンキー(雪猿)」。
飲みやすい甘さのにごり酒です。 -
信州といえば、野沢菜の本場。
これさえあれば、ご飯のおかわりがしたくなる。 -
お味噌汁と漬物とご飯で、どこまでもループ。
-
デザートは長野産りんご。
甘酸っぱくて美味しい。 -
部屋に戻ったら、お酒がまわっていい感じでウトウト。。。
うたた寝から目が覚めて、少し夜の散歩をします。 -
気温は氷点下。
静かになった温泉街。 -
温泉街の中心部にある外湯9番の「大湯」。
湯巡りは夜の10時まで。 -
10時を過ぎると、宿泊客の姿も見えなくなって。
温泉街をひとり占め。 -
温泉建築マニアなら誰もが泊まってみたい「歴史の宿 金具屋」。
昭和初期に建てられた、木造4階建ての温泉宿です。 -
はらはらと落ちる雪は、空からか風に吹かれた屋根からか。
オレンジの街灯の下には濡れて光る石畳。
散歩から戻ると、寝る前にもう一度温泉で体を温めて。
1日目が終了。 -
12月31日 2日目
大晦日の朝。
7時に起きて、まずは宿の熱いお風呂で目覚まし。
朝食は8時から。 -
朝ご飯を食べたあとは、湯巡りへ。
渋温泉には源泉の異なる9つの外湯があって、6時から22時までなら宿泊者は自由に入れます。 -
9番湯「渋大湯」
階段を降りた先に入口があります。 -
木造の広い浴槽。
お湯は黄土色の濁り湯。
初めは外国人と二人でしたが、すぐに僕一人で独占。
湯気でぼんやりとした天井を眺めながら、幸せを独り占め。 -
源泉掛け流しで、滔々と注ぎ出るお湯。
渋温泉すべてに共通することは、源泉の温度が高いということ。 -
2番湯「笹の湯」
笹やぶの中から湧出していたことが名前の由来。 -
こちらはタイル貼りで小さな浴槽。
そして、熱い。
間違いなく一番熱い。(自分調べ) -
つばたやさんの裏手にある「小古井菓子店」。
昭和7年頃に創業した老舗菓子屋さん。
温泉饅頭の蒸気につられて、お店の中へ。 -
名物「うずまきパン」と「あんぱん」を購入。
おやつに食べられるぐらい、軽くて美味しいパンでした。 -
誰かが作った、かわいい雪だるまのファミリー。
-
4番湯「竹の湯」
-
ここも熱くて、加水してから入りました。
湯量を調節できる弁があったのも助かりました。。。 -
8番湯「神明滝の湯」
-
少し白っぽい濁り湯。
浴槽も広くて、のびのびと入れます。 -
いったん宿に戻って。
気になっていた家族風呂を見せてもらいます。 -
大正時代に建てられた家族風呂。
冬の間は寒くて入れないので、使っていないのだとか。 -
一応、維持管理のためにお湯は出しっぱなしにしているようで。
家族風呂といいつつ、一人用のお風呂みたい。 -
天井や窓枠にも、大正っぽいモダンなデザインがあしらわれています。
-
再び温泉街に繰り出して。
湯煙が陽射しに当たって、 -
夜の灯火の中と違って、青空の下の木造建築も美しい。
-
渋温泉の一番端にある昔ながらの洋菓子店、御菓子処「わかたけ」。
自宅のお土産に買って帰りましたが、スイートポテトが絶品。
相当美味しい。 -
昭和初期に建てられた小石屋旅館。
長く廃業していた旅館を、2015年にリノベーションしてオープンした新しい旅館です。 -
1階ではカフェレストランも営業しています。
今日のランチがここで。 -
「信州サーモンどんぶり」
脂が乗っていて、とても美味しいサーモンです。 -
渋温泉を沿うように流れる、横湯川に架かる和合橋。
午後からは、川を渡って行きたい場所があります。 -
川を渡った向こう岸の坂道を上って。
振り返ると、渋温泉の町並みが眼下に広がります。 -
奥の赤い屋根が「歴史の宿 金具屋」。
手前の大きな屋根は、今は閉館中の「金具屋別館・旧臨仙閣本館」(1929年(昭和4年)建築)。
「真田家本陣つばたや旅館」「洗心館松屋」「湯本温泉旅館」「いかり屋旅館」と、歴史的建造物の宿が渋温泉最大の魅力。 -
旧草津街道沿いを歩いて、右手に真っ白な蔵が見えると目的の場所に到着。
-
1805年(文化2年)創業、「玉村本店」。
-
軒下の杉玉は、新しく飾られたばかりの瑞々しい緑色。
この蔵に新酒ができた嬉しい知らせ。 -
ずらり並んだ試飲の4合瓶。
100%長野の酒米と志賀高原深層の湧水で仕込んだお酒「縁喜」。
全部飲んで、今晩飲む2合瓶と家用に4合瓶を何本か購入。 -
玉村本店は、2004年からクラフトビールも醸造しています。
「志賀高原ビール」
僕たちも、大阪のビアフェスで何度か飲んでいますが、いつも大人気のビールですねえ。 -
2階には「酒蔵美術館ギャラリー玉村本店」があって、その奥にはガラス越しに仕込み樽が見える場所があります。
-
温泉街まで戻って。
一番東の端にある温泉寺へ。 -
信玄公ゆかりの古刹。
屋根の上に、武田家の家紋「武田菱」が掲げられています。 -
境内は誰もいなくて静か。
新年を迎える準備も済んで、穏やかな時間です。 -
渋大湯の道を挟んで向かいには、細い長い石階段があります。
-
階段の上にはお堂がありました。
西暦724~729年(神亀年間)に僧行基が源泉を発見し、薬師如来を刻んで祀ったのがこの薬師庵。 -
本堂は昭和6年の再建。
扁額、斗栱、虹梁となかなか見事な彫刻です。 -
夕方に宿に帰って、食事の前には温泉でのんびり温まって。
この日の夕食も地元の幸がずらり。 -
岩魚はバジルソースのオーブン焼き。
塩焼きが多い岩魚で、バジル焼きは意外な感じ。
けど、これが美味しい。 -
信州サーモン。
ニジマスとブラウントラウトの掛け合わせで生まれた信州サーモンは、しつこくない脂ののりが美味しい。 -
美味しい食事には美味しいお酒を。
昼間に玉村本店で買っておいた「縁喜 特別純米酒」。 -
酔いも回って炬燵で1時間ほどゴロ寝。
目が覚めて、夜の散歩。 -
大晦日の夜。
それぞれの窓からは楽しそうなTVの声。
紅白やガキ使もいいけど、冷たい空気に当たりながら大晦日の町を感じる方が楽しい。 -
雲のない夜空。
写真には写りませんが、満点の星。
少ない知識から冬の星座を探したりして。 -
温泉街の良さげな居酒屋。
こんなお店にふらりと入って、地元の人と軽く一杯酌み交わしながら。。。なんてのもいいですね。 -
外国人も多く泊まっているドミトリーでは、ホットワインとカウントダウンで盛り上がり。
あと少しで、今年も終わり。 -
この日ばかりは、温泉街でただ一つのお蕎麦屋さんが夜遅くまで営業しています。
撮影禁止のお店だったので写真はありませんが、温泉宿の浴衣姿客に混じりながら、僕たちも年越しそばをいただきました。
そして、食べ終わったと同時に時報が鳴って年越しに。
今年も良い年になりますように。
2日目終了。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
湯田中渋温泉郷・志賀高原(長野) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
115