８回目の台湾。高雄・台南・台北・桃園～(5)「高雄忠烈祠」の後は、高雄ならではの海鮮中華！

2018/12/29 - 2019/01/03

年末年始に海外（台湾）で過ごすようになって何年経つかと思い調べましたら、６年連続でした。
2018-19年越しは、高雄からスタートで、高雄に３泊・台北２泊のスケジュールです。

３日目は、高雄市内で新旧の観光スポットを回っています。
バスの乗り違えなどもありましたが、大晦日を高雄で楽しく過ごすことが出来ました。

　①2018-19年越しは、高雄からスタートです。
　②日本の偉人を巡る旅（台南／八田與一）。
　③日本の偉人を巡る旅（台南／杉浦少尉・林百貨店）。
　④高雄の新旧観光スポットを回ります。
★⑤「高雄忠烈祠」の後は、高雄ならではの海鮮中華！
　⑥高雄で「鳳儀書院」と「鳳山城隍廟」を訪れました。
　⑦訪台４日目午後、雨の台北にやって来ました。
　⑧桃園駅から大渓老街へ行きました。
　⑨ノスタルジーたっぷりの大渓老街を楽しみました。
　⑩5泊6日もあっという間、年越し台湾を後にして帰国です。

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

すったもんだしましたが、６０番バスで「高雄火車」站まで来ました。　
ここからは、５６番バスの「寿山動物園」行きに乗ります。

路線バス (高雄客運) バス系

５６番バスは、ミニバスです。
揺れます。

実は、５６番バス路線は往路と復路で停まるバス停が異なります。
判りづらいですが、この路線図の終点が「寿山動物園」。
行きたいところは、「高雄市忠烈祠」です。

従って一旦、終点の「寿山動物園」まで行き、そのまま５６番バスで復路の「高雄火車站」行きに乗って、「忠烈祠」で降りるといいというわけです。
料金は２回分掛かるんですけど。

「寿山動物園」は終点ですが、同じ運転手さんですぐに出発します。
悠遊カードをタッチしようとしましたが、「タッチしなくていいよ」と制されました。１２元なんですけど、すごく得した気分。

寿山動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

一站目の「忠烈祠」で降りましたが、これが間違いでした。
「忠烈祠」に行きたいのでその名のバス停で降りましたが、どうやらもう一つ先のバス停「情人観景台」で降りるのが正解のようです。
事前に調べましたが、この詳しい情報までは得ていませんでした。
バス停前ににあった大きな寺院。

階段を見下ろすと鳥居のようなものが・・・。
でも、ここは目的地では無いようです。

バス停一つ分ですが、上り坂を７～８分歩き、着いたのが「高雄市忠烈祠」です。
なんと途中、野生の猿を見かけました。怖くはないですが、野犬も沢山います。

忠烈祠(高雄市) 史跡・遺跡

大きくて立派な牌坊です。

高雄市忠烈祠には、中華民国の建国・国共内戦・抗日戦争等で戦没した烈士（英霊）が祀られています。

豪華絢爛な宮殿様式です。

印象的だったのは、私たちの直前にお詣りされていたご老人が、軍隊式の敬礼で拝礼されていたことです。
ここが、国や軍のために命を落とした方を祀っている施設であることを痛感しました。

重厚で豪華であることが、国に命をささげた人々への尊敬と、感謝の気持ちの表れです。

牌坊の後方には良い景色を見ることの出来る展望スペースがあります。
高雄で最高峰の「高雄85大樓」も見えます。

その脇にはＬＯＶＥ。
「情人観景台」という人気のスポットだとか。

夜、ＬＯＶＥはライトアップされ恋人達デートのメッカ。
情人といえば、日本語では恋人ですもんね。

確かに景色は絶景です。
「駁二芸術特区」ですね。

世界的な取扱量を有する高雄港です。
台湾最大で世界でも１３位。
日本では、東京港３１位・横浜港４４位・神戸港４７位・名古屋港５０位といいますので、相当なものです。
ちなみに釜山港は６位、香港港５位、世界１位は上海港です。

よく見ると軍用船も見ることが出来ます。

先ほどの牌坊の下に階段があり、降りてきました。展望台は向かって左の方です。
「情人観景台」のバス停はここにありました。

高雄の忠烈祠も、もともとは高雄神社。
今でも一対の大きな石塔がそびえています。

「大東亜戦争完遂祈願」との文字が刻印されています。

反対側には「昭和十六年十二月八日起工」 と書かれています。
開戦の日付です。

ここには、「佐賀県高雄・・・」と書かれていますが不鮮明です。

石塔の上部には、中華民国（台湾）の国章「青天白日」の紋章と、国花である梅が描かれています。

反対側の石塔にも「大東亜戦争完遂祈願」との文字。

ここから５６番バスで高雄駅まで戻ろうとバス停で時刻表を見ましたが、バスは１時間に１本しかなく、しかも２０分ほど前に行った後。
タクシーの姿も無く・・・。
仕方なく、歩いて山を下ることに。
行きのバスの中で、家内に「頂上までは歩いて行けないの？」と聞かれ、「低いとはいえ山だからね～。登りは厳しいんじゃない？」と答えましたが、下りは行けるかな？

ということで、歩いて下っています。
鳥居がありました。高雄神社時代のものを再利用ですね。

さっきの、お寺から見下ろした階段の先の鳥居のような建物。

下りだと何とかなりました。
１５分ほどで、「駁二芸術特区」の蓬莱倉庫群エリアに来ました。
元々は鉄道車輌基地。その跡地が公園になっています。

駁二芸術特区 博物館・美術館・ギャラリー

沢山の凧が揚がっていました。

スーパーマン。

高雄LRT (高雄捷運環状軽軌) の始発駅（籬仔内駅）でもあります。

蒸気機関車。

ディーゼル機関車。

ディーゼル機関車と、高雄LRTのコラボ。

高雄港駅。

現在は廃止されている駅舎跡。
歴史は古いです。
1900年11月29日、台湾総督府鉄道が縦貫線の打狗 - 台南間を開通させたのに伴って打狗停車場を開設。
1908年9月15日、打狗停車場を拡張して打狗駅と改称。
1920年9月1日、高雄駅と改称。
1941年6月22日、新高雄駅が落成し、高雄港駅と改称。
1962年、屏東線の旅客営業を停止し、貨物専用として運行。
2008年11月9日、臨時列車を最後に運行を終了。

駅の施設は、「打狗鉄道故事館」となっています。
先ほどの、ＳＬなどもこの博物館の屋外展示の位置づけです。　

旧打狗駅故事館 (打狗鉄道故事館) 博物館・美術館・ギャラリー

旧駅舎内には廃止される当時の資料が展示されています。

切符ですね。

当時の机や時刻表などがそのままの状態で展示されています。

椅子の背もたれ内側には、「台鉄」のロゴマークがあります。

交通部台湾鉄路管理局。

駅長室も当時のまま保存されています。

ＭＲＴオレンジライン「西子湾」駅から地下鉄に乗ります。

西子湾駅 駅

ホテルのある「美麗島」駅まで来ましたが、真っ直ぐに今夜の食事場所「海味澎湖平價活海鮮」にやって来ました。駅から徒歩１０分ほどです。

昨年来て、是非再訪したいと思っていたお店ですが、２日前に来た際は土曜日だったためか満席。
昨日の夜、ホテルフロントの人にお願いして予約ＴＥＬを入れておきました。

海味澎湖平價活海鮮 地元の料理

こちらの店は、海鮮を中心としたいわゆる台湾料理の店。
ショーケースに魚や貝、エビなどが並びます。

好みの食材を好みの調理法でオーダーするという仕組み。
「蒸（スチーム）・炒・湯(スープ)・・・」。なんとか通じますし、店のお勧めの調理法を教えてもくれます。
お店の社長のお嬢さんでしょうか、日本語が出来て今年は順調にオーダーできました。

今日も沢山歩きました。
台湾ビールで乾杯だ。

去年も食べたけど、やっぱりエビ。
調理方法は、スチームです。
奥に見えるのは、お通しの茹でたイカナゴです。

プリプリです。

ハマグリの炒め物。

ニンニクの量が半端ないですが、新鮮で美味い。

山蘇（シャンスー）の炒め。

シダの仲間で和名は「オオタニワタリ」。
独特の歯ざわりが絶品です。
去年も食べたけど、ずっと食べたかった一品。
１年ぶりです～。

これを見るとシダの仲間だと言うことがよく分かりますね。
ともかく、食感が素晴らしい。
店の味付けや調理方法も抜群です。
薄い醤油味で、イリコと唐辛子、アクセントに「破布子」が入っています。

その奥にあるのが、「水蓮菜（スイリエンツァイ）」。
スイレンに似ているけど睡蓮とは違う水生植物で、茎を食用とする台湾独自の食材。
これも舌触りが抜群でした。小さい豚肉と一緒に炒めていました。

隣のテーブルには日本人の３世代のご家族がいらっしゃいました。

ビールは４本目になりました（笑）。

そしてイトヨリの蒸し物（多分）。

結構大きいイトヨリを蒸して、香り野菜と油がかけられ醤油味で味付け。ここでも「破布子」がいいアクセント。
魚も新鮮なのでしょうが、調理が抜群。
絶妙の火の入れ方で、魚の身が堅くない。
美味いです。

そして最後にとっておきの一品。
（メニュー板に私が赤丸を付けています）。
他の食材と一緒に注文すると、先に来てしまいますので、最後に〆として注文しました。

この店を教えてくれた、高雄在住のフォートラベラー「台湾見聞録」さんが、これを食べるだけでもここに来る価値有りとおっしゃった一品「ウニ炒飯」。

去年は他の料理一緒に来たので、他のを食べているうちに冷めてしまったりしてしまいましたが、今年は熱々で～。

改めて、絶品です！

以上、食べて飲んで、今年は２１００元でした。日本円で７５００円程度でした。
また、来たいなぁ・・・。

巴特里精緻火共焙（butter a lee bakery & cake）。

「美麗島」駅方向に戻る途中、中正三路沿いにあります。

巴特里精緻烘 (忠孝店) カフェ

去年高雄に来たときに何回もこの店の前を通りましたが、美味しそうだったので、今年は寄ってみました。小さいケーキを家内が買ってました。

巴特里精緻火共焙（Butter a Lee：バターリー）
高雄市新興區忠孝一路249號
TEL：[phone]

ホテル近く「六合夜市」で、トウモロコシ（ゆで）３０元を購入。
美味いんですよね、これ。

結局、次の日のおやつになりました。

⑥に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11439450

六合夜市 市場

この旅行記へのコメント （2）

• 台湾見聞録さん 2019/01/11 23:30:40

  こんばんは

  高雄旅行楽しそうで何よりです。
  雲丹炒飯やりましたね。嬉しいです。
  グルメをいろいろ紹介させていただいているのですが
  賛同いただけたのは、雲丹炒飯と焼肉飯くらいです。
  よくよく思うに、私の舌はどうもバカ舌のようです。
  では

  entetsuさん からの返信 2019/01/12 07:47:34

  RE: こんばんは

  高雄グルメ、色々ご紹介くださってずいぶん参考になっています。
  ウニ炒飯、確かに美味かったです。やっぱり、炒飯は熱々に限りました。
  でも、「劉家酸菜白肉火鍋」の酸っぱい白菜の鍋だけはこれまで食べたことのある味の想像を超えた料理でした。そういう意味では、これがベストだと思いますが・・・。
  実は、カレービーフンなども食べてみたいのですが・・・（笑）。
  
  旅行記では、この日の翌日午後、台北に行きます。高雄に行っても台南へ行ったりしてしまい、もう少し高雄旅行をしたかった。「愛河」にも行ってないですし、例の「佛光山」へも行ってみたい・・・。
  
  いずれにしても、暖かいのがいいです。最近、関東地方は大変寒いです。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　entetsu