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マイルマーカーゼロ(Mile Marker 0)から次はリトルホワイトハウス(Harry S. Truman Little White House)に向かったのだが、フロント通り(Front St)への道が何回か行き止まりになっててなかなか行けない。結局マイルマーカーゼロから2ブロック上がったキャロライン通り(Caroline St)からやっと西に行けた。ここは広島と長崎に原爆を落とした第33代大統領ハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman)が大統領任期中、冬の間合計175日間過ごした邸宅。1890年に建てられ、第二次世界大戦時の軍事施設などとして使われていた。発明家のエジソン(Thomas Alva Edison)も半年間の滞在で武器を発明したそうだ。第二次大戦後には、アイゼンハワー(Dwight David Eisenhower)大統領が療養に訪れ、キューバ危機(Cuban Missile Crisis)の際にはジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald &quot;Jack&quot; Kennedy)大統領が活動拠点としていた。最近ではビル・クリントン(William Jefferson &quot;Bill&quot; Clinton)大統領夫妻も訪れている。国家歴史登録財(National Register of Historic Places)に指定されており、現在は博物館になっている。ここも見学時間は終わっており、外から見ただけ。<br /><br />リトルホワイトハウスからフロント通り(Front St)を少し北に行くとメル・フィッシャー海洋博物館(Mel Fisher Maritime Heritage Museum)。メル・フィッシャー(Mel Fisher)は1922年生まれ(98年没)のアメリカ人のトレジャーハンターで、数多くの大航海時代に沈没したスペイン船を発見し、宝石や財宝を回収した。もっとも有名なのは1622年に沈没したスペインのガレオン船ヌエストラ・セニョーラ・デ・アトーチャ(Nuestra Senora de Atocha)の発見で、沈没から約360年後の85年に発見された。&quot;The Atocha Motherlode(アトーチャの大鉱脈)&quot;として知られるその船の財宝は金、銀合わせて40トン、推定4.5億ドルに及ぶ。この博物館ではそんなお宝の一部が展示されているが、ここも営業時間外。<br /><br />海洋博物館の反対側のホワイトヘッド通りの向かいにあるのがオーデュボンハウス(Audubon House)。この建物は裕福な水先案内人だったジョン・ガイガー(Captain John Henry Geiger)が1846年のハリケーンで壊滅した自宅を立て直したもの。画家であり鳥類学者であったオーデュボン(John James Audubon)が1832年にキーウエストを訪れた時に、この建物が建つ以前のこの場所で新たな18種の鳥の絵を描いたと云われることからその名が付けられた。28の初版の絵が展示されているが、ここも営業時間外だが、なんかイベントをやってて着飾った人々が多くいた。<br /><br />海洋博物館の北には美術歴史博物館(Key West Art &amp; Historical Society Custom House Museum)。1891年に建てられ、税関、郵便局、裁判所として使われていた。1932年に米海軍のカリブ海・メキシコ湾地域本部となったが、91年に州に買い取られ博物館となった。建物の周りには、ニューヨークのパブリックアートでもお馴染みのスワード・ジョンソン(John Seward Johnson)の等身大の人物の彫刻作品が並んでいる。なかなか面白い。<br /><br />美術歴史博物館から海岸に向かわず北に進むとシップレック博物館(Key West Shipwreck Museum)。シップレックとは難破船のことで、数あるトレジャーハンターの中でも最も成功したといわれるエイサー・ティフト(Asa Tift)が19世紀初頭に運営していた当時の見張り塔や倉庫の姿を再現した博物館。その向かいにはキーウエスト水族館(Key West Aquarium)。サメ、エイ、ウミガメなどカリブ海周辺の生き物が展示されている。共に営業時間外。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2496892947047381&amp;type=1&amp;l=504b7529da<br /><br />5時半前、無事日没前にマロリー広場(Mallory Square)に到着。この広場は1820年代前半のこの町の始まりから常に町の中心。古くは難破船から引き揚げたお宝が降ろされる場所であり、市民が集まり情報を交換したり、買い物をしたりする場所となってきた。1960年代からは夕陽を眺める場所としてポピュラーとなり、世界中の観光客が訪れる場所として定着した。夕陽の2時間くらい前からマジックやジャグリング、ピエロなど様々なパフォーマンスが行われる。この日の夕陽は一番低い部分に雲が出ていたので、海に沈むのではなく雲に沈んでいった。夕陽ギリギリの到着だったのでパフォーマンスはもう終わりかけだった。土産物屋も沢山あり、食事の後にTシャツ($6.44)とサンダル($8.59)を購入。日が暮れると広場自体は人がほとんどいなくなるが、美術歴史博物館寄りにはイルミネーションが飾られ美しい。この辺りも食事の後、のんびりと歩き回る。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2496899903713352&amp;type=1&amp;l=f9bc5dafa3<br /><br />夕陽を見て、少し早いけど、朝早くて昼も大して食べてないので夕食にする。デュバルストリート(Duvalle St)にあるコンクシャック(Conch Shack)と云う店。レストランと云うより屋台に近い店。食べたのはカリブ海特産のコンク貝。セビーチェ(ceviche=魚介類のマリネ)、から揚げ(cracked conch)、すり身ボール(conch fritters)の3点セット。注文してから揚げてたので熱々の出来立てをライムを掛けて美味しく戴いた。結構量が多かった。久々に飲んだバド(Budweiser)の缶と併せて$21余りだった。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2496908937045782&amp;type=1&amp;l=a9417d3449<br /><br /><br />キーウエストその3に続く。

フロリダ キーウエストその2 (Key West, Florida)

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2018/12/06 - 2018/12/06

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ちふゆ

ちふゆさん

マイルマーカーゼロ(Mile Marker 0)から次はリトルホワイトハウス(Harry S. Truman Little White House)に向かったのだが、フロント通り(Front St)への道が何回か行き止まりになっててなかなか行けない。結局マイルマーカーゼロから2ブロック上がったキャロライン通り(Caroline St)からやっと西に行けた。ここは広島と長崎に原爆を落とした第33代大統領ハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman)が大統領任期中、冬の間合計175日間過ごした邸宅。1890年に建てられ、第二次世界大戦時の軍事施設などとして使われていた。発明家のエジソン(Thomas Alva Edison)も半年間の滞在で武器を発明したそうだ。第二次大戦後には、アイゼンハワー(Dwight David Eisenhower)大統領が療養に訪れ、キューバ危機(Cuban Missile Crisis)の際にはジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald "Jack" Kennedy)大統領が活動拠点としていた。最近ではビル・クリントン(William Jefferson "Bill" Clinton)大統領夫妻も訪れている。国家歴史登録財(National Register of Historic Places)に指定されており、現在は博物館になっている。ここも見学時間は終わっており、外から見ただけ。

リトルホワイトハウスからフロント通り(Front St)を少し北に行くとメル・フィッシャー海洋博物館(Mel Fisher Maritime Heritage Museum)。メル・フィッシャー(Mel Fisher)は1922年生まれ(98年没)のアメリカ人のトレジャーハンターで、数多くの大航海時代に沈没したスペイン船を発見し、宝石や財宝を回収した。もっとも有名なのは1622年に沈没したスペインのガレオン船ヌエストラ・セニョーラ・デ・アトーチャ(Nuestra Senora de Atocha)の発見で、沈没から約360年後の85年に発見された。"The Atocha Motherlode(アトーチャの大鉱脈)"として知られるその船の財宝は金、銀合わせて40トン、推定4.5億ドルに及ぶ。この博物館ではそんなお宝の一部が展示されているが、ここも営業時間外。

海洋博物館の反対側のホワイトヘッド通りの向かいにあるのがオーデュボンハウス(Audubon House)。この建物は裕福な水先案内人だったジョン・ガイガー(Captain John Henry Geiger)が1846年のハリケーンで壊滅した自宅を立て直したもの。画家であり鳥類学者であったオーデュボン(John James Audubon)が1832年にキーウエストを訪れた時に、この建物が建つ以前のこの場所で新たな18種の鳥の絵を描いたと云われることからその名が付けられた。28の初版の絵が展示されているが、ここも営業時間外だが、なんかイベントをやってて着飾った人々が多くいた。

海洋博物館の北には美術歴史博物館(Key West Art & Historical Society Custom House Museum)。1891年に建てられ、税関、郵便局、裁判所として使われていた。1932年に米海軍のカリブ海・メキシコ湾地域本部となったが、91年に州に買い取られ博物館となった。建物の周りには、ニューヨークのパブリックアートでもお馴染みのスワード・ジョンソン(John Seward Johnson)の等身大の人物の彫刻作品が並んでいる。なかなか面白い。

美術歴史博物館から海岸に向かわず北に進むとシップレック博物館(Key West Shipwreck Museum)。シップレックとは難破船のことで、数あるトレジャーハンターの中でも最も成功したといわれるエイサー・ティフト(Asa Tift)が19世紀初頭に運営していた当時の見張り塔や倉庫の姿を再現した博物館。その向かいにはキーウエスト水族館(Key West Aquarium)。サメ、エイ、ウミガメなどカリブ海周辺の生き物が展示されている。共に営業時間外。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2496892947047381&type=1&l=504b7529da

5時半前、無事日没前にマロリー広場(Mallory Square)に到着。この広場は1820年代前半のこの町の始まりから常に町の中心。古くは難破船から引き揚げたお宝が降ろされる場所であり、市民が集まり情報を交換したり、買い物をしたりする場所となってきた。1960年代からは夕陽を眺める場所としてポピュラーとなり、世界中の観光客が訪れる場所として定着した。夕陽の2時間くらい前からマジックやジャグリング、ピエロなど様々なパフォーマンスが行われる。この日の夕陽は一番低い部分に雲が出ていたので、海に沈むのではなく雲に沈んでいった。夕陽ギリギリの到着だったのでパフォーマンスはもう終わりかけだった。土産物屋も沢山あり、食事の後にTシャツ($6.44)とサンダル($8.59)を購入。日が暮れると広場自体は人がほとんどいなくなるが、美術歴史博物館寄りにはイルミネーションが飾られ美しい。この辺りも食事の後、のんびりと歩き回る。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2496899903713352&type=1&l=f9bc5dafa3

夕陽を見て、少し早いけど、朝早くて昼も大して食べてないので夕食にする。デュバルストリート(Duvalle St)にあるコンクシャック(Conch Shack)と云う店。レストランと云うより屋台に近い店。食べたのはカリブ海特産のコンク貝。セビーチェ(ceviche=魚介類のマリネ)、から揚げ(cracked conch)、すり身ボール(conch fritters)の3点セット。注文してから揚げてたので熱々の出来立てをライムを掛けて美味しく戴いた。結構量が多かった。久々に飲んだバド(Budweiser)の缶と併せて$21余りだった。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2496908937045782&type=1&l=a9417d3449


キーウエストその3に続く。

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