オヤジ、やっぱ中国(西安)は凄い？と思いました。(No １)

2018/10/30 - 2018/11/06

オヤジ、テレビの「世界の果てまで行ってQ」で、イモトが中国・華山の岩肌に付けた幅３０cm位の板の上をおっかなびっくり歩いているのを見て、何時か行って見たいと思ってました。
そうした中、９月に「世界不思議発見」の西安編を見て益々中国・西安の街に興味を持ち、えぃと航空券を予約して今回の旅となりました。

で……旅行中に思った事は「良きにつけ悪しきにつけ中国は凄い」と言う事とでした。中国の何が凄かったのでしょうか？乞うご期待です。

日程
★10／30　関西国際空港→北京国際空港→西安国際空港
10／31 陜西歴史博物館→大雁塔→青龍寺
11／01　高鉄「西安北駅」→高鉄「華山北駅」→華山
11／02 遊５バス→秦始皇帝兵馬俑博物館
11／03 回坊風情街(清真大寺、北院門等)
11／04 大唐西市博物館→大興善寺→西安博物館→碑林博物館
11／05 鐘楼→鼓楼→回坊風情街
11／06 西安国際空港→北京国際空港→関西国際空港

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

先ずは関西空港から北京国際空港に向かいます。

関西国際空港第一ターミナル 空港

今回の機材は中国国際航空のCA１６２便。
ネットで西安往復３万２.１４０円でした。

機内はほぼ満席。殆どの乗客が中国人です。

０９:００定刻発。上空は快晴です。
西安の天気もここ３~４日間は快晴との予報なので、オヤジ一安心です。

離陸１時間後に機内食がでました。
関空発の機内食はMade in Japanなので、いずこの航空会社の機内食も美味しいです。

３時間余りのフライトで、北京郊外の田園風景が見えてきました。

で、定刻１１:２０ 北京国際空港T３着。

北京首都国際空港 (PEK) 空港

長～い通路の動く歩道の上を、トコトコ、トコトコ歩いて行きます。

１５分程歩いてやっと入国審査場に到着。

オヤジが列に並ぼうとすると、係員から「○※？＠＃」と言われました。オヤジ「前回来た時はすんなり並べたけどなぁ」と思いつつ指示された所に行くと、自動指紋採取をする所でした。

で……スキャナーにパスポートを置くと、日本語で「右手人差し指を置いて下さい」とのアナウンス。お～機械がパスポートから国籍を判断し、その国の言葉が流れてくるんだ。凄いぞ中国。

で、機械から出てきたのが写真の紙片。OK Reusable(再利用可能)と書いてます。

で、この紙片を入国審査場入口の係員に見せ、列に並んで審査を待ちます。この時間帯は便が少なかったのか１５分程で通過できました。

で、エスカレーターで２階に降り……

シャトルで２階Cゾーンに移動します。

で……シャトル終点駅の先にあるターンテーブルから荷物をPickup、小走りで乗り継ぎカウンターへと急ぎます。

そして国内線へのチェツクインを済ませ、階段で３階に上がり再度セキュリティーチェツクを受けます。

で、また長～い通路を小走して……

着陸後約１時間で乗り継ぎゲート到着です。オヤジ　ホッです。

と言うのも、北京空港はセキュリティーが厳しく、乗り継ぎに相当時間がかかるとネットに書いてあったからです。

オヤジの乗り継ぎ時間は約２時間、まぁまぁ余裕はあったのですが……何しろ中国では全く英語が通じないし、何が起こるか分からない国ですからね。

で、次も中国国際航空のCA１２０１便。１４:２０定刻発です。

で……国内線ともなると乗客の９割以上が中国人、携帯電話で話す声が大きくて五月蝿いです。

30代のﾘｰﾏﾝ : 「ファ、ファ、ファ…ト～イ对对对对对对」
　　　　　　　　(対対とは“そうそう”と言う意味らしいです)
50代のｵﾊﾞｻﾝ : 「謝謝、謝謝謝謝謝謝謝謝」

オヤジの頭が爆発しそうです。まぁ、関西弁にも「チャウチャウ犬とちゃうちゃう」と言うのがありますがね。

中国大陸上空も快晴。順調なフライトです。

離陸３０分程するとお菓子と飲み物のサービスがあり、

こんな大陸を眺めていると……

モザイクが綺麗な田園風景が見えてきて……

１６:０５　西安国際空港T２に着きました(所要時間　約１００分)。

西安咸陽国際空港 (XIY) 空港

で、ここでも驚きの長～い通路をトコトコ、

トコトコ歩き、余りにも時間がかかったので……

ターンテーブルに着いた時には、既に荷物が回ってました。

で……広～い到着エリアを駆け足で抜け、

ターミナルを出て、

出口の横にあるバスを改良したリムジンバス・チケット売り場の列に並び、

高鉄“西安北駅”行きのチケットを購入(２５元)しました。気温は２５°　少し汗ばみます。

多くの観光客は、市内中心部に近い“西安火車駅(龍海大酒店)”に向かうらしいですが、オヤジは“西安北駅”に用事があったので、あえてこのコースを選びました。

反対車線からチケット売り場を見るとこんな感じ。

で８番の柱の前に並び、

バスが来たので乗車して待っていると……
２０分程で満員になったので、１６:５３　高鉄“西安北駅”に向け出発。

※　途中、T３に立ち寄りました。

で、１７:３２ 高鉄“西安北駅”着(所要時間約４０分)。

停車した場所は駅舎２階の道路端です。

で……異様に広くて静かな広場を移動。
乗客以外誰も人がいないので、オヤジ少し心細くなりました。

西安北駅 駅

夕日が綺麗ですが、少し肌寒いです。

で、案内に沿って……

１階に移動。

で……近くに４番チケット売り場があったので、

中に入って行くと、何だこりゃ？、広～いフロアの先に細々とチケット売り場がありました。

窓口の両サイドに自動切符販売機がありますが、購入するには中国の身分カードが必要なので外国人は使えません。

で、オヤジは、ネットの“Trip.com”で高鉄“西安北駅→華山北駅”のeチケットを購入していたので、乗車券と交換してもらいました。

チケットは、１１月１日と２日の０７:４２発　G１８８４号の二等座席。料金は１枚５４.５元でした(ネットでは８８３円＋手数料３２４円)。

ここで注意しなければならないのは、西安地下鉄の始発は０６:００(市内中心部なら０６:３０)で、市内中心部から高鉄「西安北駅」までは３０分程かかるので、６時台の列車には乗れないと言うことです。

で……帰ろうと思うと、出入り口に“営業時間AM８:００PM１８:００”との案内がありました。１８時以降は中央チケット売り場しか営業してないんですね。

で、オヤジ少し心に余裕ができたので、駅舎の外に出てみました。

これが１階の外観。お～デカイです。中国の公共建築物は必要以上にデカイですね。

こちらは駅前広場。こちらも“広い”ですが殺風景です。

では、地下鉄に乗るため地下１階へ。

う～ん、ここも広い。

で、ウロウロしていると……たまたまオヤジが探していた「西北国際旅游咨詢接待」の看板がありました。

分かりやすく撮ると、こんな感じ。

その先に交通系ICカードの「長安通」を販売しているカウンターがあるはずなんですが……

お～あったあった。「西北国際旅游咨詢接待」の左角を曲がった所にありました。で、応対したお姉さんに指差しで注文。

で……お姉さんが、手元にあった英文事例の中から「いくらチャージしますか」を指さすので、オヤジは５０元札を出して、ジェスチャーで“オール”と返事。

するとお姉さんはチャージした後に、英文事例の中から「今から貴方は地下鉄で利用できます」を指さすので、オヤジ「謝謝」とニッコリです。

と言うことで、オヤジ「長安通」ゲット。

交通系ICカードには、他に「長安通PSS」もあるようですが、こちらは５０元で購入しても１８元はカード料金として徴収され、実質３２元しか使用できないみたいです(ネット情報ですが)。「長安通」は５０元全て使えるので超お得です。

ちなみにチャージは駅の自動チャージ機でできますが、投入金額が１００元札だけなので、旅行者には使い勝手が悪いです。

でも地下鉄の窓口に行けば、希望の金額をチャージしてくれます。ちなみにオヤジは、後日 ３０元チャージしました。

では、地下鉄でホテルヘ向かいます。

が……オット、地下鉄に乗るにもセキュリティーチェツクがありました。

手荷物のない人は専用の入り口から入り、通勤鞄などの手荷物のある人は、X線チェツクの列に並びます。

この時、液体(水筒の水等)を持っている人は、鞄から液体容器を取り出し、係員に手渡して検査してもらいます。

チェツクが終わると切符の購入。殆どの人がICカードを持っているので、購入している人は少ないです。

ちなみに切符を購入する際は、１元硬貨、５元・１０元紙幣しか使えません。

ではホームへ。
オヤジは長安通をピーとかざして通過です。

ホームはこんな感じ。
ホームドアはフルスクリーンタイプです。

車内の様子。日本と変わりませんね。

が……車内の禁止項目が凄いです。よく見ると……右から

①　大小便禁止
②　ポイ捨て禁止
③　物乞禁止
④　飲食禁止
⑤　タンを吐くこと禁止
⑥　物品販売禁止
⑦ 行商禁止
⑧　禁煙

凄いぞ中国。

で……約２０分程で地下鉄「鐘楼駅」着。

で……オヤジはホテルまで歩いて行くので、地図北側から南側まで移動です。

なのでこんな通路を荷物を持ってトコトコ、トコトコ歩きます。

途中で地上に上がって鐘楼をパチリ。

鐘楼 建造物

再度地下に潜り、南大街西口出口から地上に上がって「永寧門」方向に歩いていきます。

片側３車線＋１０m級の歩道を備えた西安の銀座通りです。

カメラの絞りを変えて撮るとこんな感じ。

歩道に落ち葉一つ落ちてません。何故ならば、この道路は午前５時頃から２４時頃まで、清掃員が常駐して竹ボウキで掃いているからです。凄いぞ中国。

で……更にトコトコ、トコトコ歩くこと１５分、

やっとオヤジの西安での宿、「天閲酒店」(SKYTEL)に到着です。時刻は１９時。

スカイテル (西安天閲酒店) ホテル

写真はホテル対面にある建物。立派ですね。

何の建物かよく分かりませんが、国の行政機関の分室が入っているような、お堅い建物みたいです。

ホテル前のバス亭の路線案内。

６１６番は始発が西安火車駅なので、“観光客には使い勝手がいい”とネットに載ってたのでパチリ。

１９:１０分、チェツクイン。

写真は６階客室通路です。

室内はこんな感じ。
シングルの狭い部屋ですが、西安の銀座通りで１拍３.３００円とは超お得です。

“歩き方”にも載ってますが、通常は５千円位はするようです。オヤジ、たまたまAgodaのタイムセールで見つけました。

トイレとシャワー室。

では、夕食に出かけます。

南大街通りを北上して一つ目の角を左折。街灯が中華デザインでいい感じです。

で、西安での最初のB級グルメは、西安名物“Biangbiang麺”にしたいと思います。お店はネットで評判の「Biangbiang面」(南院門店)にしました。

看板の複雑な漢字は５７画で、地元の方は“ビャンビャン”と読みます。通常のパソコンでは変換できないので“biang”と表記するとか。

でも書き順を“宀ハ言幺幺長長馬心月リ辶”と言われると、オヤジにも書けそうですね。

店内はこんな感じ。地元密着型のお店です。

メニューはこんな感じ。
オヤジは一番上に書いてある、招牌(お薦め)メニューの「三合一面」を注文しました。

ちなみに、オヤジは「さんごう　いちめん」と日本語で注文したんですが、中国語でも三は“サン”なので、店主が「お～サン……」と言って、偶然　通じました。

で、これがそのBiangbiang麺(小１６元　約２００円)。
唐辛子と華山椒が少し辛そうてすが、美味しそうです。

で……オヤジが食べようとすると、店主のおばさんが“しっかり混ぜて混ぜて”とジャスチャーで促してきました。

なのでしっかり混ぜたのがこの写真。

Biangbiang面の特徴は、麺幅が半端なく広いことですが、ちょつと広すぎ？。別名ベルト麺と言うのも納得です。

お味の方は……ピリ辛なのは想定内ですが、麺が幅広すぎてすすれません。麺をかじる感じかなぁ。ちょと残念な麺でした。

で店の前が、ここもネットで評判の「春発生飯店」。

葫芦頭泡(食莫)が有名です。でもオヤジ、今日は早朝からの移動で疲労困憊。早々にユックリしたいです。

なのでホテルに向かっていると、アレ　コンビニの前で人だかりが？。
何をしてるのかと思い立ち止まってみると、皆でコンビニ店頭のテレビに見入ってました。

放映されているのは洋画。消音しているので内容がよく分かりません。でも皆さんストーリーを理解しながら見ているようです。中国版“三丁目の夕日”ですかね。オヤジには懐かし～い光景です。

で来た道をトコトコ歩いてホテルにご帰還。

時刻は２０時過ぎ、路線バスが数珠繋ぎで走ってます……西安の夜はこれからですね。でもオヤジは既におやすみモード、旅行初日はこれで閉店ガラガラです。　　　続く。