シニア夫婦個人旅行 チェコ、オーストリア、ハンガリー５ ドナウ川クルーズ編

2017/05/01 - 2017/05/12

私の退職後最初の海外旅行です。今までに行ったことのない国で比較的安全かなと思われる中欧を選びました。

今回の旅程
　５月１日（月）羽田→ミュンヘン→プラハ《プラハ泊》
　　　２日（火）プラハ市内観光《プラハ泊》
　　　３日（水）チェスキークルムロフ観光《プラハ泊》
　　　４日（木）プラハ観光→プラハ→ウィーン《ウィーン泊》
　　　５日（金）ウィーン観光《ウィーン泊》
　　　６日（土）ドナウ川クルーズ（ヴァッハウ渓谷）《ウィーン泊》
　　　７日（日）ウィーン観光《ウィーン泊》
　　　８日（月）ウィーン観光《ウィーン泊》
　　　９日（火）ウィーン→ブダペスト→ブダペスト観光《ブダペスト泊》
　　　10日（水）ブダペスト観光《ブダペスト泊》
　　　11日（木）ブダペスト→フランクフルト→　《機中泊》
　　　12日（金）羽田着
　　
　３か国間の移動は列車で行くこととしました。比較的距離の長いプラハ、ウィーン間はネットで予約し、後は現地で切符を調達しました。また、プラハ、ウィーン、ブダペストのホテル、プラハからチェスキークルムロフへのバス、ウィーンのオペラ座、楽友協会のコンサートチケットも予約して出発しました。
　今日は天気予報が晴れだったので、楽しみにしていたドナウ川クルーズに行くことに。天候に恵まれて素晴らしいクルーズになりました。

エリア ヴァッハウ渓谷周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今日は、メルクからデュルンシュタインまでのヴァッハウ渓谷、ドナウ川クルーズに行きます。ウィーン中央駅の切符売り場で、ドナウ川クルーズと列車のチケット、メルク修道院の入場券がセットになったヴァッハウチケットを購入しました。一人55ユーロでしたが、個別に買うよりだいぶお得です。ウィーン中央駅7時30分発の列車でメルクに向かいます。今日は、ホテルの朝食開始時間より前の7時に出発したので、中央駅のアンカーで買ったパンで車内で朝食。

ウィーン中央駅 駅

　特急に30分ほど乗車して、途中のザンクトぺルテン駅で普通列車に乗り換えます。

　8時30分、オーストリア国鉄のメルク駅に到着しました。かわいい駅ですね。

メルク駅 駅

　駅前から伸びているバーンホフ通りです。遠くに見えるのがメルク修道院です。

バーンホフ通り （メルク） 散歩・街歩き

　花が満開の綺麗な街並みを修道院へと歩いて向かいます。

　メルク修道院が大きく見えてきました。

メルク修道院 寺院・教会

　メルクの街中を通ります。まだ朝早いので人がいません。

　ラートハウス広場。これは多分市役所。

ラートハウス広場 広場・公園

　ラートハウス広場の先から、表示に従って狭い路地を抜け。

　修道院に向け、長い坂を上ります。

　メルク修道院の入り口にたどり着きました。

メルク修道院 寺院・教会

　オーストリア・バロックの至宝と言われる、メルク修道院です。11世紀に建築が始まり18世紀に今の姿になったそうです。建物の中は、撮影禁止のところが多く、写真は少ないですが、建物内の荘厳さに圧倒されます。建物の左の角に入り口があります

　修道院の入り口の階段

　修道院の中の長い廊下。

　テラスに出ました。修道院付属教会が見えます。後で中に入りましたが、この教会の中は本当に素晴らしいものがありました。

　修道院のテラスから見たメルク市街。こじんまりした綺麗な街です。

　これもテラスから。右の川は、ドナウ川の支流のメルク川で、この川にクルーズの乗船場があります。

　テラスから見た図書館。次はここに入ります。撮影禁止だったので写真はありませんが、図書館の中は息をのむ美しさでした。

　修道院の隣には、広い庭園がありました。庭園はずっと広がっているようですが、正面に見えるパビリオンまでいって引き返しました。

　パビリオンの内部です。綺麗な壁画がありました。

　修道院の見学を終えて、メルクの街まで降りてきました。朝がたとは違い賑わっています。

　メルク修道院を右手に見ながら進みます。

　チケット売り場までやってきました。ここで、ヴァッハウチケットを乗船用のチケットに引き換える必要があります。ところが、売り場に行くとチケットの在庫がなくなったので、船の中で交換してくれと言われそのまま乗船することに。

　ここがクルーズの乗船場です。

ドナウ川遊覧船(DDSG) 船系

　クルーズの開始です。最初はアッパーデッキに座っていました。風が強いですが、景色はよく見えます。夫は、チケットの交換に20分くらいかかりました。でも。結局一回もチケットのチエックがなかったので、交換しなくても良かったのかも。

ヴァッハウ渓谷の文化的景観 文化・芸術・歴史

　まず最初に見えてきたのは、玉ねぎ頭の塔が特徴のシェーンビュール城。

　川沿いにはかわいい街がたくさんあります。

　船内の様子は、こんな感じ。

　40分ほどでアッグシュタイン城跡に近づいてきました。

　両岸にこんな風景が次々と現れます。

　川沿いをサイクリングしている家族がいました。

　１時間ほどで最初の寄港地のスピッツまできました。クルーズ船は結構多く走っていて、私たちの船は順番待ちしています。ここで降りる人も多くいます。

　ヒンターハウス城址です。

　綺麗な教会。ヴァイセルキルヒェンという村にあります。このあたりは、白ワインが名産らしいです。

　デュルンシュタインに近づいてきました。船着場の向こうのブルーの塔は聖堂参事会修道院教会の塔です。

　山の上にケーンリンガー城跡が見えます。。12世紀末、イングランドのリチャード獅子心王が、ここに幽閉されていたそうてす。街からは30分で行けるそうですが、今回はパスしました、

　デュルンシュタインに到着です。ヴァッハウチケットで次のクレムスまで行けますが、皆さんの旅行記で評価の高いこの小さな街を見たかったので、ここで降りることにしました。船の中で、5~6人の日本人の個人旅行の方に会いましたが、皆さんここで降りられました。
　ここで事件が。船を降りたところ、写真の正面の壁の下あたりで、夫がカメラを落としてしまったのです。カメラは、使用不能になってしまいました。しかし、帰国後保険会社に問い合わせた結果、個人負担なしで修理してもらえました。保険に入っててよかった。

　有名な「シュミードル」というパン屋さんです。ヴァッハウアーというゼンメルのようなパンが名物です。店の中には、イートインスペースもあります。（写真の「KAFFEE」と書いてあるところ。）

シュミードル パン屋

　ここで、軽い昼食をとります。奥の小さなパンが、ヴァッハウアーで他に甘いパンを２つ頼みました。コーヒーも入れて12.6ユーロでした。

　聖堂参事会修道院教会。小ぶりだけど、綺麗な教会です。

聖堂参事会修道院教会 寺院・教会

　教会のテラスから、ドナウ川とクルーズ船が見えます。

ドナウ川 (オーストリア) 滝・河川・湖

　教会の綺麗な塔。

　綺麗な街並みが続きます。小さな街なのであっという間に一周できます。お土産物屋さんも多く、名物のアプリコットジャムと蜂蜜を買いました。

　街の城壁にたどり着きました。ここを潜って、クレムスに向かうバスの停留所に向かいます。クレムスへのバスは1時間に1本なので、あらかじめ時間を調べておいた方がいいですね。デュルンシュタインからクレムスは、約20分、一人2.2ユーロでした。

　バスでクレムス駅に到着。デュルンシュタインでクルーズ船を降りた日本の個人旅行客の方は、全員同じバスでした。

　クレムス3時発の列車でウィーンに戻ります。

　クレムスから乗った列車。往きと同じく、ザンクトペルテンで乗り換えです。

　16時30分にウィーン中央駅に帰りました。Uバーンでシュテファンプラッツに。地下鉄を出ると、早速ウィーンらしい観光馬車が目の前に。

　夕食は、ウィーナー・シュニッツェルで有名なフィグルミュラーの本店にトライしてみました。シュテファン寺院の近くです。ガイドブックには、予約しないで行くと満席のことが多いので、要予約と書いてあります。私たちは席がなければ近くの支店に回るつもりで、予約なしで行きました。はじめは無理だと言われましたが、帰りかけたとたん店員から声がかかり、運よく２席だけ空きが出たので、本店で食べることが出来ました。ラッキーでした。

　ウィーナー・シュニッツェルは、皿からはみ出す大きさです。ほかにサラダも頼みました。2人分で34.7ユーロ。意外とあっさりしていて、美味しかったですよ。

　店の中はこんな感じです。

　ウィーンフィルの本拠地、ウィーン学友協会です。今夜は、ここでウィーナー・モーツァルト・オーケストラのコンサートを聴きます。一人50ユーロですが、黄金の間での演奏を聴きたかったので、ネットで予約しました。チケットは、ケルントナー大通りのオフィスで交換しました。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

　黄金の間です。コンサートは、観光客向けにポピュラーな曲が中心であまり音楽に詳しくない私たちでも十分楽しめました。楽団員はモーツァルト時代のかつらをつけ当時の服装で演奏していました。

　私たちの席は、２階のこの席です。

　こんな感じで舞台を見下ろせます。

　１階の様子です。コンサート終了後、トラムに乗ってホテルに戻りました。明日は、ウィーン少年合唱団の歌うミサを聴き、博物館、美術館巡りをします。ウィーン編②に続きます。https://4travel.jp/travelogue/11433203

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2019/04/18 21:07:50

  初めまして

  西のマーガレットさん
  西のマーガレットさんの３ヶ月後にオーストリアとチェコを歩きました。懐かしい画像がいっぱいです。お互い、バッハウ渓谷周辺ではお天気に恵まれてラッキーでした。
  わが家はハンガリーには行きませんでしたが、この付近はのんびり歩けて、物価もそこそこ、ありがたかったです。
  
  ところで５月は、西のマーガレットさんご夫婦の旅の季節!?　今年もどこか計画されているのですか？

  西のマーガレットさん からの返信 2019/05/20 20:02:51

  Re: 初めまして

  メールに気づかずに、返信が遅れて申し訳ありません。
  中央ヨーロッパはどこも素敵なところでしたね。文化が成熟していて見るもの聞くものどれも素晴らしく圧倒されました。ねもさん様もお天気に恵まれ、素敵な旅をされた由、お互い、日頃の行いがよかったのでしょうか？
  今年は５月でなく、３月に南米のペルーとボリビアに行ってきました。ずっと行きたいと思っていたマチュピチュでした。感動しました。まだ旅行記はできていません。いつになったら出来上がるんだろう？
  ヨーロッパなら、５月か６月ですね。
  旅行記、楽しみに読ませて頂いております。ありがとうございます。