2018/11/24 - 2018/11/25
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Matt Yさん
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三連休の真ん中の土曜日に休日出勤させられるという残念な状況に個人的に復讐したい(いや誰も得しないけど)という気持ちと、有効期限が切れるANAの株主優待割引を使わないと勿体ない(別に使わなきゃいけないというわけではないのだけど)という事でどこか行こうと考えたところ、サクッと立山黒部アルペンルートを行ってしまおうという旅行。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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土曜出勤の後、会社帰りにサクッと高速バスで松本に向かいます。
と言いつつも時間の計算間違えてダッシュしなくてはいけませんでした。 -
座席は1000円アップしてSクラス。1列目だけが2-1の横3列かつ隣来なかったので広々使えたのは良かったです。当たり前だけど同じ3列でも1-1-1よりは通路のスペースの分シートの横幅はゆったりしています。
と言いつつ割とゆったりしたバスだったようなので夜行じゃなければ4列シートでもよかったかな? -
途中双葉サービスエリアで休憩しますが、夜行と違い先を急ぐので10分しかなく、おにぎりを買ってトイレ行って終了な感じです。
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定刻より早く松本駅到着。この路線、都内渋滞しておきながらJRの特急と20分くらいしか違いがなく、料金はJRの特急が6700円に対してバスが4列席なら3400円、と高速バスとしてはかなり優秀。
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松本駅から徒歩10分程のビジネスホテルに投宿。
北欧デザイナーズホテルとの謳い文句とは違い、いたって普通のビジネスホテルでしたがベッドと枕が寝やすかったです。また人も親切でした。松本ウエルトンホテル 宿・ホテル
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始発で動くことにしたので朝食に前日松本駅前のコンビニで買った海苔巻きを食べましたが、県内で作っていて都内では見ない細長い海苔巻きがちょっと面白いです。(写真じゃよくわからないけどご飯の量は多分同じで長さが倍)
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私としたことが、まだ日が昇る前から始動です。
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信濃大町行き松本駅の始発列車に乗ります。伝統的な国鉄型も引退してこのタイプ(このタイプも国鉄型ではあるんだけど)の車両でした。国鉄型のボックスシートが好きなので、田舎に来ても都会と同じロングシートの車両だと景色も見ずらいし少しテンション下がります。
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やがて車窓には雪化粧をした山並みが見えてきます。
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信濃大町駅には7:03に着いて、駅前から7:10に出るバスに乗り換えます。慌ただしいですが、ちゃんとJRの駅員がその列車に乗っていた最後の人を把握してバス会社の人に伝えていました。こういう連携はうれしいです。
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バスは信濃大町市内を抜け、温泉のターミナルに寄り、終点の扇沢のターミナルに到着です。
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始発は830、切符の窓口が開くのが810とのことですが早めに開けてくれました。ここでカードで富山まで買えました。信濃大町からのバスも合わせると福澤先生が飛ぶので、結構なお値段します。
みんな早く買おうとやや殺気立っていますが、三連休とは言えピーク過ぎており焦らなくても全員次のトロリーバスに乗れます。 -
いよいよトロリーバスに乗車です。
老朽化に伴い、蓄電式の電気自動車に更新されるため、関西電力が運営するこのバスは今シーズンで廃止。今シーズンの営業は11月30日までなので、活躍が見られるのもあと残り5日間です。 -
トンネルは車体幅ギリギリと狭く、何台も連なって一方方向に走ります。トロリーバスは動き出す時が電車と同じ仕組みなのでツー、ツー、ツーとVVVFインバータの独特のトーンがしますが、走り出して仕舞えば静かで振動がないバス、といった感じ。
前から見ても普通のバスですので・・・ -
後ろに回ってポールがあることで架線から電気を取っていることを確かめてみます。
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トロリーバスを降りると選択肢は二つ。そのままダム湖の湖畔に出るか、200段あまりの階段を上って展望台に出るか。
当然後者を選択。 -
200段の階段を上ってたどり着いた展望台。すごいスケールに圧倒されます。谷の岩盤だけを利用してアーチをかけているのではなく、手前側は独立した構造で支えてあることがわかります。
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本来は外に階段があり、より良い角度から見られるようなのですが、積雪のため閉鎖されており残念。
行きと同じ階段を降りてトンネルを歩きます。 -
トンネルを抜けると素晴らしい景色が広がっていました。
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黒部ダムが作った黒部湖に到達です。
黒部ダムにのみついていうならば、信濃大町側からはバスとトロリーバスだけで到達できるので、なんか一気に来れてしまう感じがします。 -
ダムの袖に当たるところにも展望台があり、上から覗き見るような先ほどの展望台とはまた違ったスケール感を感じられます。
この奥に階段があり、そこからは適度な角度から見られるはずですが先述の通り積雪のため階段が凍結しており通行止めでした. -
周辺の岩盤をコンクリートで覆っている様子も伺えます。
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売店できいちごソフトクリームをいただきました。
美味しかったけどそもそもキイチゴって食べたことないな、とふと思ったり(笑) -
滑らないよう気をつけて歩きダムの中心点へ。
書いてある通り高さは186メートルです。 -
186メートルの谷底を覗き込みます。
ダムで堰き止めた水はトンネルを通ってかなり離れたところの発電所の発電機を回すので、ダムの下流にはほんの少し水が流れているだけです。
昔急行くろよんという列車が運転されており、表記がひらがなで「くろよん」だったので、由来がわからず子供心に不思議に思ったものでしたが、黒部川第四発電所の略で「くろよん」だったとわかり長年の引っ掛かりが解消できてスッキリしました。 -
黒部湖越しに立山の峰々を仰ぎ見ます。
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ダムの上の道を反対側まで歩き、今度はトンネルの中を進むケーブルカーです。
このケーブカー、勾配が結構すごいです。勾配に合わせて作られた車体からして角度が急。 -
しかしトンネルの中を進むのでよくわからないまま登っていきます。
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ケーブルカー降りたところ。展望台があってさっきいた黒部湖が眼下に見えます。
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黒部平の看板。次のロープウェイの時間まで周囲をブラブラ。
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ロープウェイの駅。次に乗るロープウェイは途中にケーブルを支える支柱がないため、景観も保たれています。
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山岳美萌え心をくすぐられます
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ロープウェイ駅からの眺め
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行き違いのロープウェイ
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ロープウェイからの眺め。黒部湖がぐんぐん小さくなってなっていきます。ロープウェイを降りた大観峰では展望台は閉鎖されていてロープウェイを降りてそのままトロリーバスの改札に列に並ぶ感じでした。
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ここからはもう一つのトロリーバスに乗ります。こちらは来シーズン以降もまだ走るようで、関西電力のトロリーバスが引退すると日本唯一のトロリーバスとなります。
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トロリーバスを降りるとホテル立山、レストラン、バスターミナルが一体となった室堂ターミナル。
冬山装備の山男が沢山いて、これまでの家族連れ軽装集団とは明らかに雰囲気が違います。 -
外に出ると風も強く、流石に別世界でした。
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ツルツル滑るかと思うと深い雪に足を取られる道を恐る恐る進みながら室堂ターミナル周辺を散策します。
はるか下界に富山平野が見え、なぜだかわからないけど感慨深く込み上げてくるものがありました。 -
本当はもっと散策したいところですが、風は強く雪道で足元もままならないのでここから先は専門の山登りにお任せするとして、少し散策しただけで引き返すことにしました。
緑や花で覆われた季節にリベンジしたいところです。 -
バスを待つ列。
ピークは過ぎているので普通の観光客の数が少なかったのは、ラッキーでした。
内心今日はそのまま富山空港に向かい飛行機で東京に帰るので、観光客が一杯で予定していたバスに乗れない・・・みたいなリスクを想定していましたが拍子抜けです。 -
室堂ターミナルからは通常は美女平までバス、そこからはケーブルカーというルートですがケーブルカーが整備運休中のため、代行のバスで直接立山駅に向かいます。
立山黒部アルペンルートは基本乗り物で移動、乗り換え地点周辺を散策というパターンなので、一ヶ所立ち寄りスポットが減ってしまいまいました。 -
バスはチェーンを巻いてソロソロ進みます。
前方車窓から富山平野が眺められ良い気分。 -
称名滝を見下ろせるスポットでバスは徐行してくれます。どうせならちゃんとフォトストップ取って欲しいなぁと思ったり。
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しつこいようですがケーブルカー運休につき、本来はケーブルカーで降りる
ところ、代行の立山駅直行のバスで行きます。
はるか下にこれから通る道路が見えます。結構すごい落差を降りていきます。 -
バスは一気に立山駅に到着。
ここまで来るには乗り物を変え徐々に進んで、その段階ごとに気候も変わったのに、下りは冬山真っ只中から穏やかな秋の世界へバスで一気に降りてきてしまうので頭がついてきていない感じがします。 -
立山駅の外観は山小屋風。
ちょうど1206発の列車が行った後に到着したので、次の1245発の列車まで待ち時間があります。 -
立山駅構内にはシーズンにはケーブルカー待ちのお客さんで満員になるんでしょう、広大な待合室兼休憩所がありましたが、今日は数人いるだけでした。
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まだ時間があったので食堂でしらエビかき揚げ蕎麦を食べました。失礼ながら注文時点で想定していたよりも遥かに美味しかったです。
そばを食べながら作戦タイム。
当初はそのまま富山に行く予定でしたが、今度の1245発の列車に乗れば宇奈月温泉へ行き、温泉に入ってちょうどいい時間に富山に戻れる、ということで、予定変更。すでに富山まで買ってあった富山地鉄の分は200円の手数料がかかったけど払い戻せ、代わりに富山地鉄の1日券を購入しました。 -
最後の富山地方鉄道の区間を払い戻したため手元に残らなかった扇沢からの通し券。
引退するトロリーバスが描かれていて、手放すのが惜しかったです。立山到着の正確な時間が分からないこともあり、扇沢からだったら立山までの切符にしておけば良かった、とは後で気がつくもの。 -
富山地方鉄道は2両編成のなかなかクラッシックな車両です。元京阪の車両だそうですが、関東人の私にはあまり馴染みはないんですけどね(笑)。もっとも台車はJRというより国鉄の特急の台車なんだそうですが。
富山地方鉄道には、昔西武を走っていたレッドアローも特急として走っており、西武沿線住民の私に取ってはこちらの方がすれ違った時興奮しました。
線路も規格が低い作りでノンビリです。 -
常願寺川にかかる橋を渡ります。
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単線なので交換もあり。距離の割には時間がかかります。この辺りから山あいから平野へ出て田んぼが広がります。
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立山連峰がを車窓から見られます。
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美しい山並みを見ながらのんびり汽車旅とは個人的には至福のひとときです。
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乗っていた列車は富山行きだったので、宇奈月温泉に行くには本線との接続駅である寺田駅で乗り換えます。
寺田駅はY字に分かれていてその分岐するところにレトロな建物も立っていました。 -
こちらが立山方面のホーム。本線(宇奈月温泉方面)はこの左手にあります。
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宇奈月温泉方面の列車が来るまで30分ほどあったので駅前を歩いてみます。が、郵便局以外は昔ながらに家の前に水路が流れる住宅があるばかりで見事に何もありません。
先程車窓から見えた稚子塚古墳という古墳が丁度駅から往復できる距離だったので行ってみました。GoogleMapの所要時間との睨めっこだったので真ん前までは行かず、ちょっと手前で引き返し... -
この日は天気が良くて車窓から立山連峰の眺めが堪能できました。
東京の銭湯の経営者は富山や金沢出身者が多く、銭湯の壁に塗られているペンキ絵は富士山が殆どですがたまに立山連峰が描かれています。
実物を見てなくてそのペンキ絵を見てもよくわからなかったですが、今度見比べてみようと思います。 -
滑川ー黒部川は元JRのあいの風富山鉄道(何度聞いても覚えられないというか、このネーミングセンスなんとも思わないのかなぁ)と並行して海岸近くを走り、黒部からは新幹線をくぐった後山側へ走ります。
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終点の宇奈月温泉に着きました。この先トロッコ列車の線路はありますのでいつか再訪することになりそうですが
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宇奈月温泉の温泉街を散策。
正直言ってさびれています。ちょっと歩いた感覚だけで言っているので大きなことは言えませんが昭和なビジネスモデルのままな感じがします。
ちょうど紅葉どきだったのに活気も感じませんし、インバウンドも取り込めていない気がします。
とはいえウンチクは置いておいて紅葉を愛でることにします。 -
木によってはちょうど良い塩梅で紅葉していました。
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なかなか絵になる写真が撮れないのが歯がゆいのですが
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適当なホテルに入り日帰り温泉に入ります。
単純泉でそれほど特徴がある「温泉」という感じではなかったですが、あったまってリフレッシュできました。 -
湯上りにクールダウンを兼ねて宇奈月公園で再び紅葉を眺めました。
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一風呂浴びて、ちょっと散歩してちょうど良いあんばいで宇奈月温泉駅から富山に戻ります。
元京阪の車両だけ有って、進行方向に座席の背もたれを倒せる椅子がああ関西の車両ね、と思わせてくれます。 -
さて、宇奈月温泉を出るともう暗くなってしまいました。
そうなると沿線は人家の灯りもまばらな地鉄は正直つまらないですね。
面白いのは基本左側通行のこの国にあってしばしば上下の交換時に進行方向右側に入り交換すること。 -
乗換案内だと、滑川で元々JRの北陸本線から三セク化されたあいの風とやま鉄道に乗り換えた方が、地鉄を乗り続けるより早く着けるという事で、急遽乗り換えた滑川の駅。
30分乗継時間があったのですが、案外駅周辺は何も無く真っ暗だったので、時間を持て余してしまいました。しかし元JRの高規格線路とはいえ、滑川ー富山は3倍の時間がかかる富山地方鉄道って、、、 -
滑川はホタルイカと深層水の駅だそうです。
うん、だいたい私のイメージもその通り。 -
富山までの道を急いだのは、急遽たまたま富山に来ていたお友達Wさんにお誘いをしてもらい、急遽駅ビル内にあるお店で飲むことになったから。
実質30分も無かったくらいしかいられなかったですが、とっても楽しい時を過ごさせていただきました。ホタルイカの珍味とシイラの刺身が美味しかったです。
名残惜しいけど1845発の空港行きバスに間に合うように席を立ちます。 -
しかし、間に合うように席を立ったはずなのに何と空港行きのバスにタッチの差で乗り遅れ(駅のバス停に止まっていてまだ出ないだろうと思ったら目の前で出て行かれた、精一杯アピールしたのだが)、急いでタクシーで追いかけました。
なぜ間に合うように席を立ったのに間に合わなかったかというと、鱒寿司を1つ宇奈月温泉でゲットしていたのに、急遽もう一つ買いたくなって、買っていたから。すぐ買えると思い店員にお会計をお願いしたら割り込まれ、それに対して店員が馬鹿丁寧に謝ったりで予想外に時間がかかったから、、、と責任転嫁(笑)。
乗り遅れたものは仕方がない、2時間ドラマよろしくあのバスを追ってくださいと、タクシーに乗り込みます。信号によく引っかかりイライラしましたが(気のせいか富山の信号一回の「赤」が長か感じられます)、かなり走ってようやくバスを追い越し、市民病院前のバス停で駅から乗るはずだったバスに乗れました。空港までタクシーで通しで乗るよりかは半額で済んだので良しとしなくてはなりませんが、あー、馬鹿馬鹿。 -
富山空港には飛行機には余裕で間に合う時間に着きましたがカウンターからゲート前直行な感じです。
出発ロビーで流されていたテレビには自分の高校出身者の野球選手とアナウンサーが出ていて、高校独特の世界について喋っていました。
成績順のヒエラルキーなんかの内輪ネタに思わずニヤリ。 -
さて折り返す到着便が遅れたため、やや遅延しての搭乗開始です。
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機材は737-800です。
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機内で宇奈月温泉で買っておいた鱒寿司を食べました。有名な源は魚が表ですが開けたところがご飯の方が地元では普通のようで、開けるとご飯。私もこちらの方が好きかな?鱒が表の方が見た目は華やかではあるけど・・・
鱒がジューシーで美味しかったです。 -
飛行機乗って仕舞えばあっという間。しかし隣の人が領域侵犯しても平気な人で頭に来ました。真ん中席の場合逃げ場がないので辛いです。
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羽田に到着。もうクリスマスムードですね。
このあと国際線ターミナルに移動し、これからマレーシアに帰国する友達に会え富山で買った鱒寿司を渡せました。
立山はまた緑の頃に再訪したいですね。今回はタダ乗り通すのが目的みたいになってしまったけど、ちゃと富山はまた回りたいです。
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