2018年ソウル歴史・文化探求の旅【後編】

2018/05/02 - 2018/05/04

2日目は世界文化遺産の宗廟、景福宮で守門将交代式を見学し、北岳スカイウェイからの景色を楽しみ、仁寺洞で昼食をとり、夕方から予約していたヘッドスパへいき、最終日はホテル近辺を散策して帰国の途につきました。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ユネスコ世界文化遺産の宋廟の入口です。
宗廟は儒学を統治の基盤として建てられた朝鮮王朝の歴代の王様、王妃、没後に王様と王妃に追尊された方の位牌が安置され、祭礼が行われる場所です。
朝鮮時代は5回の祭礼（法事）が行われていましたが、現在は年1回5月の第一日曜日に行われている為。その準備で煤払いの真っ只中でした。
入場料は大人1000Ｗ、小人500Ｗ、65歳以上は無料。
日本語ガイドツアーは9時から16時まで毎時40分スタート。
鐘路3街駅11番出口若しくは8番出口より徒歩5分です。

外大門 史跡・遺跡

入り口を入ると内部の説明案内図があります。

ユネスコ世界文化遺産の説明です。
1995年宗廟がユネスコ世界遺産に、2001年に宗廟祭礼及び祭礼楽が世界無形遺産に登録されました。

真ん中は神道です。王様が歩かれる道なので遠慮して下さいと書かれています。

実物は門が閉まっているので中は見れないので、祭礼が行われる神室を見せる場所です。肉や野菜、チヂミなど料理が並べられています。奥には位牌が3つ並んでおり、一番左は王様で、残りは王妃様です。両側のタンスには王様の印鑑や功績を書いた本が入っています。

祭礼の際の王様の控え室です。

斎宮 史跡・遺跡

王様の人形です。結婚式や法事に着る特別な衣装で肩の辺りに白い帯がかかっていると法事だそうです。衣装には龍が描かれています。

祭礼の様子が紹介されています。今は、石段では女性による楽器演奏や踊りが行われていますが、朝鮮王朝時代は女人禁制だったので、王妃様も法事には参加できなかったそうです。

この19部屋は　25の王様の中で功徳が高い王様の位牌がが入っています。

右側の井戸を使って料理を作ったそうです。手前の石段は、右は料理の材料を並べて検査するところで、左の大きな石段は全ての料理を作り終えて最後の点検をするところです。

守僕房 史跡・遺跡

7部屋から始まりましたが（中国は9部屋だそうです。）、建国4代目前の王様から祀る習慣があるため、法事の部屋が無くなってしまい、隣に永明殿を増築しました。しかし、1600年になり豊臣秀吉の出兵で焼失してしまい、宗廟?部屋に増築し、現在は35部屋あります。朝鮮の王様は27人で2人の方は追い出されて、4部屋は建国4代前の王様が使用している為、6部屋が残りますが、生存の時には王様で無かったが、子孫により王様化された方された5名が入っています。

宗廟 寺院・教会

火葬場です。

煙突があります。

永寧殿の説明書きです。

永寧殿 史跡・遺跡

宝物第821号に指定されています永寧殿は一部屋余っていましたが、最後の一部屋には皇太子、皇太子妃が入っています。この皇太子妃は梨宮家の李方子で昭和天皇のお妃候補の一人であったが、政略結婚で朝鮮王朝に嫁いだ方です。子供が産めないとの事でしたが、二人の王子をお産みになられました。1989年に韓国で逝去されてみえます。
屋根が一段高くなっている場所には建国4代前の王様が入っています。この永寧殿の方が正殿に対して全体的に屋根が低いため建国前の先祖を低い屋根のところに入れておくのは申し訳ないとの心情から屋根を一段高くしたそうです。

永寧殿 史跡・遺跡

帰りもしもべは外側を歩きましょう！

中蓮池です。

中蓮池 史跡・遺跡

入った門に戻ってきました。

外大門 史跡・遺跡

景福宮から見た光化門広場です。

光化門広場 広場・公園

景福宮の入り口である光化門です。
入場料は大人3000W、 青年は1500W、65歳以上の方は無料です。但し、切符売り場で無料入場券を受け取ってください。
景福宮は、朝鮮王朝時代の法宮で1592年の文禄の役の際に全焼し、1867年に興宣大院君の主導により建て直されました。
その後、日本の植民地時代に90%以上の建物が取り壊され、1990年からの復元事業により現在に至っています。

光化門 史跡・遺跡

まずは楽団が入場して来ました。

景福宮 城・宮殿

守門将交替儀式です。10時、14時に開催されます。

景福宮 城・宮殿

景福宮の正殿に通じる勤政門です。
当日はチョゴリを着てまわる外国人ツアー観光客が多く見られました。

勤政門 史跡・遺跡

勤政殿です。景福宮を代表するシンボルとなっており、王様の即位の礼、文官、武官が集まる朝会、科挙試験、外国からの使節の謁見など国の公式行事が行われた場所です。

勤政殿 城・宮殿

外側から見ると二階建てに見えますが、勤政殿の中は吹き抜けとなっています。部屋が広いのでオンドルが使えず、真冬は使用できなかったそうです。

勤政殿 城・宮殿

慶会楼です。王様が臣下達の為に宴会を開き、外国から使節が訪れた際にも接待で使用された場所です。

慶会楼 城・宮殿

中世李氏朝鮮の化学者であったチャン・ヨンシルが作成した日時計です。

1867年に建て直しされた王様の執務室の思政殿で、公式の業務を行った場所です。

思政殿 史跡・遺跡

思政殿には、オンドルが無かった為、真冬はこちらで執務を行ったそうです。

昔の資料を基に作成した宮殿の絵です。
現在残っていない建物も数多くあり、復元中の物もあります。

康寧殿です。王様の日常空間である寝殿であり、読書や休憩などの日常生活を営んだり、臣下達と会ってゆっくり懸案問題について話し合うこともあったらしいです。

康寧殿 史跡・遺跡

王妃の寝殿の交泰殿です。ここで王妃は内命婦の首長として、宮殿内の暮らしの指揮を取ったそうです。

交泰殿の裏から見えるオンドルです。

交泰殿 城・宮殿

峨嵋山の煙突です。峨嵋山は交泰殿の後園で階段状に花壇を作った花階形式です。4本の煙突が建っており、六角形の煙突の壁には、唐草、鶴、コウモリ、鳳凰、松、梅花、菊、不老草、岩、鳥、鹿などの美しい紋様の装飾が施されています。

1867年に高宗が義母である趙大妃の為に建てた慈慶殿です。趙大妃は高宗の即位に決定的な影響を与えた人物です。

特別展示会が行われていました。

北岳山にある北岳スカイウェイ展望台です。
地元の方にもドライブやハイキングで人気がある場所です。
基本的に24時間オープンなので、夜景を見に来られても良いし、毎月15日の民防衛の日にソウルを抜け出してこちらに来られては如何でしょうか？

展望台の手前広場には国旗も掲げられています。
天気が良い日は北朝鮮まで見渡せます。

南山タワーと手前はソウル市内です。

山手には、中国の万里の長城みたいに城壁が続いておりました。

サイクリングで訪れる人も多いので、トイレの手前には自転車置き場もありました。

昼食は、仁寺洞にあるカルグクスの店に入りました。
中国語にすると刀切面になるんですね。
カルは包丁、ククスは麺類を意味します。

ミョンドンカルグクス [仁寺洞] 韓国料理

カルグクスです。サッパリとしたスープにうどんの様な麺が入り、挽肉と薬味がのっています。

マンドゥも頼みました。
キムチの左のタレにつけて食べます。

店を出たら、雷が鳴り、雨が降ってきたのでタクシーで帰ろうかと思いましたが、地下鉄の駅に着いてしまったので鐘路3街から3号線に乗り、乙支路3街で2号線に乗り換えて乙支路入口に向かいました。
乙支路入口について改札を出ようとしたら、連れが『Tマネーカードが無い』と言い始め、探したが結局見つからず、駅員も見つからず、改札横のドア横のインターホンも応答なしなので、仕方なくそのドアを開けて出ました。

メガネを受け取りに再度訪問。

ビエンナメガネ 専門店

ダイソーです。階段を下りて地下に店舗があります。
日本のダイソーの方が安いですが、日本では売っていない商品もあるので、覗いってみると面白いかも。

ダイソー (明洞本店) 専門店

明洞にある朴先生ヘッドスパ専門店を訪れました。
来店は2回目です。

朴先生ヘッドスパ専門店 エステ・スパ・マッサージ

入口にある待合室です。左側のPCで頭皮検査を行います。

朴先生ヘッドスパ専門店 エステ・スパ・マッサージ

説明書きがありました。

朴先生ヘッドスパ専門店 エステ・スパ・マッサージ

ヘッドスパコースを選択しました。脱毛予防・育毛コースです。

朴先生ヘッドスパ専門店 エステ・スパ・マッサージ

耳セラピーをオプションでつけました。

朴先生ヘッドスパ専門店 エステ・スパ・マッサージ

ハーモニーマートに寄ってみました。店内は少し狭いですね？
食料品の土産物店です。
安いのか高いのか微妙な感じです。

ハーモニーマート (明洞店) スーパー・コンビニ

ケランパンの店です。『そこのお二人さん！漫才でもやってるの？』
1個、700Ｗだったと思います。
塩で味付けされている卵と甘いパンの組み合わせが美味しいです。

夕食は屋台食べ歩きです。1件目は海苔巻きの店です。

とうもろこし、銀杏、他乾物があり、自分は迷わずに銀杏です。
『アジュンマ、塩はたくさんかけてね』

ここは何の店だったか思い出せない??

翌日の朝食は、味加本でお粥です。
店に着くと店内は既に一杯で、階段に並んで待ちました。

ミガボン (味加本) 地元の料理

野菜のお粥、しいたけのお粥、牛肉としいたけのお粥、しいたけと牡蛎のお粥、あわびのお粥、松茸とあわびのお粥、ブロッコリーとえびのお粥、高麗人参と鶏肉のお粥、すけとうだらともやしのお粥、あずきのお粥、松の実のお粥、カボチャのお粥と結構たくさんの種類がありました。

『スケトウダラもいいなぁ、しいたけもいいなぁ、しいたけあわびは高いなぁ』迷ったあげく、あわびのお粥を注文しました。

1970年代に姿を消した明洞国立劇場がリニューアルオープンした明洞芸術劇場です。ルネッサンス調の建物で五階建です。558席の演劇専用の劇場です。

明洞芸術劇場 博物館・美術館・ギャラリー

開催される演劇のコマーシャルです。
この世界には疎い私はよくわかりません。

韓国銀行貨幣金融博物館です。
日本の植民地時代に韓国銀行として日本により建てられた歴史建造物です。
現在は、銀行機能は新しいビルに移り、貨幣金融博物館として解放されています。
営業時間は、10時から17時までで入場は無料です。

韓国銀行 貨幣金融博物館 文化・芸術・歴史

途中、600年の歴史を誇るソウル最古の南大門市場に寄ってみました。
随分前に、この南山商会で松茸を買ったことを思い出しました。

南大門と呼ばれていますがこれは通称で、正式には祟礼門と言います。
韓国の国宝第1号に指定されています。
2008年2月10日20時40分に火災が発生し、5時間以上の消火活動にもかかわらず、全焼しています。焼け跡からは、ライターが2個発見されています。
2008月4月の昌慶宮文政殿放火犯の男が容疑者として逮捕されています。
都市再開発事業による家の立ち退きの補償額が少ないことに腹を立てて犯行に及んだそうです。

崇礼門 (南大門) 建造物

2010年2月10日に復元工事が着工し、2013月4月に復元工事が終了するが、手抜き工事、費用着服が発覚し、再工事後、2016年6月に再開されています。

崇礼門 (南大門) 建造物

ソウル市庁の西小門庁舎です。
ここの13階に入場無料の貞洞展望台があります。　
営業時間は、9時から18時です。　
入場の際に身分証の提示が必要な場合もありますので、パスポートをお忘れなく。

新ソウル市庁や徳寿宮、ソウルの街並みを眺めることができます。

ソウル新市庁前の広場には、韓国の地図が描かれています。
竹島(韓国では独島)も描かれています。

エレベーターの前には、昔のソウルの街並みが描かれた絵がありました。

ソウル広場への入口です。この広場は車道をけずって造られたそうです。

リムジンバスの停留所です。仁川国際空港、金浦国際空港行きがあります。

帰りも6015に乗り、仁川国際空港へ向かいました。クーポンを利用すると、1000Wが戻ってきます。

車内はこんな感じです。

仁川国際空港道路を通り、約1時間で仁川国際空港第１ターミナルに到着です。第２ターミナルへ行かれる方は次の停留所までご乗車ください。

サクッと自動チェックイン機で搭乗券を受け取って、荷物を預けて出国です。

搭乗機のOZ124便、A321-200型です。

北へ向かっての離陸の場合は、右旋回することが多いが、当日は左旋回して、仁川国際空港の上空を飛行して、更に左旋回して東へ向かいました。

徐々に上昇していきました。
ここはソウル郊外なのかなぁ？

何時乗っても一緒の機内食です。メニューチェンジしないのだろうか？
少し前に機内食のトラブルがありましたが、その時はどんな感じだったのだろうか？

1時間ちょっとで中部国際空港に到着しました。　
近いですね？日帰り出張ができそうですね？

ゲートに入る際にエティハド航空が見えました。
いつか乗ってみたい。

荷物回転台は2番でした。税関検査は挨拶して終わりでした。