2018/10/30 - 2018/11/05
996位(同エリア8622件中)
つよしさん
10月30日から5泊7日で、2度目のアンコール遺跡観光へ行ってきました。旅人は50代のおじさん1人。現地の気候は、雨期が終わって乾季が始まったばかりでしたが、天候は安定し、川には水、岩には苔もあって、遺跡巡りにはとても良い時期でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- JAL バンコクエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ジャルパック
PR
-
6日目の朝になりました。この旅の遺跡巡りは今日が最後。夜には日本に向けて出発です。少し寂しい気持ちもありますが、とにかく夕方まではアンコール遺跡を楽しみます。
この日の遺跡巡りは、クバール・スピアンとプノン・クレーンです。帰り支度やチェックアウト時間の関係で、15時にはホテルに戻りたかったため、車とガイドさんをチャーターしてのプライベート・ツアーです。旅行会社はクロマーツアーズ。出発は午前7時。車は、白のワゴン車でした。
ここで注意事項を。プライベート・ツアー、混載ツアーに限らず、現地ツアーでガイドさんと合流したら、その日のツアー内容を確認しましょう。特に観光する遺跡を自由に組み合わせられる貸切の場合は出発前の確認は必須です。出発した後、観光が始まってしまってから予約内容との違いに気付くと、時間や経路の関係で、取り返しがつかなくなるかもしれません。ちなみに今回は問題なく出発できました。 -
そして、クバール・スピアンに到着。ガイドさんによると、クバール・スピアンは最初の橋という意味だそうです(地球の歩き方では、川の源流と書かれていますが、どちらも正しいのでしょう)。川の名前はインドにあるのと同じガンジス。プノン・クレーンの川もガンジスだそうです。乾季になるとクバール・スピアンの水は涸れてしまいますので、雨期から乾季へ変わった頃が観光にはよい時期だと私は予想して、この時期を狙ってきました。なお、プノン・クレーンの水は1年中涸れることはないそうです。
-
駐車場から山道を1.5キロぐらい歩くと、遺跡が残る場所に到着します。期待したほど水は多くありませんでしたが、なんとか流れています。その周りの至る所にレリーフが彫られています。
-
ヴィシュヌ神やリンガが見えます。
-
4つの顔を持つブラフマー神には花が飾られています。
-
大きなヨニとその中に5つのリンガ。ヨニの飛び出ている方角が基本的に北です(例外もあるとか)。そして、その方向に聖水が流れますので、川の水が流れていく方向は北です。
-
シヴァ神と妻がナンディン(牡牛)に乗っています。この動物、私はカバに見えましたが、ガイドさんは牛だと強調していました。ナンディンはすべての四足動物の守護神だそうですが、「四本足は机と椅子以外は全部食べる」と言われる某民族とナンディンは敵対する関係にあるのでしょうか。
-
割と立派な滝があります。この滝が見どころの最後になりますから、この後は駐車場に戻ります。そして、プノン・クレーンに向かって車を走らせます。プノン・クレーンへ車でアクセスする場合は、チケット売り場から1本の道を一方通行で上り下りします。午前10時~正午は上りのみ。正午から14時が下りのみです。バイクはどちらでもOKです。
駐車場に車を止めると、バイクタクシーにまたがった若者が次々と声をかけてきます。ここからバイクで片道1時間走らせた所に巨大象の像遺跡スラードムライがあり、そこへ行く観光客を探しているのです。私は時間の関係でスラードムライへは行くことができませんが、3度目のアンコール遺跡巡りに来たときは絶対行くと思います。なんて感じで、山道を少し歩くと…。 -
川の中に無数のリンガの台が見えてきます。
-
途中には、とても綺麗な水が湧いている所があります。ここから折り返して、お釈迦様の骨が入っている涅槃仏へ歩いて向かいます。
-
途中にはガネーシャが祭られています。ちなみに、お賽銭のお札(200リエル)は偽札です。地元の貧しい人達がこの偽札を作っており、カンボジア人でここへお参りに来た人達は本物のお金で偽札の束を買います。つまり、貧しい人を救うために偽札を買い、それをお賽銭のように使っています。一方、ここには参道の階段に物乞いの人が沢山座っています。カンボジアで物乞いを見たのは、ここが初めてかも。そして、他国で見たそうした人たちより行儀はいいです。
-
ヒンズー教のシンボルであるリンガとヨニも祭られています。
さて、この場所には大きな涅槃仏があるのですから、仏教のお寺のような所です。でも、ヒンズー教の神様であるガネーシャやリンガがあるということは、カンボジアの人は上座部仏教(信仰の対象はお釈迦様のみ)とヒンズー教の神様の双方を信仰しているということになります。日本の大乗仏教や八百万の神の信仰に近いものがあって、なんとなくカンボジア人と日本人は近いものがあると感じました。 -
靴を脱いで石の階段を上がると、プリア・アントンと呼ばれる大きな涅槃仏が鎮座しています。大きいと言えばおおきいのですが、タイやスリランカの有名な涅槃仏と比べると小さいです。
-
クバール・スピアンに続きプノン・クレーンでも最後の見どころは瀧です。この日は日曜なので、地元の人も海外からの観光客も泳いでいました。そしてお昼ご飯は、瀧の近くにあるレストランで頂きます。
-
見た目はあれですが、豚肉と野菜のスープは割といけました。熱いカンボジアですが、スープの容器の中には炭が入っています。そのため、スープはかなりのアツアツですが、不思議とすんなり飲めます。ソフトドリンクは、スイカジュースにしたのですが、最終日ということで気が緩んでいたのでしょう。氷を抜いてもらうのを忘れました。最終日なのでお腹は日本に着くまで持てばいいやと、貧乏性を発揮してジュースは全部飲んでしまいました。結果、日本に戻っても下痢はしませんでした。ここは山の中腹なので、水道はないはずです。となると、さっきの湧水を使っているのでしょうか? 次、この辺の食堂に来たら、再度氷入りにチャレンジするかも。
そして、ホテルへ向かって車は走ります。14時半ごろホテル到着。仲良くなったプールサイドのバーテンダー君に最後の挨拶を兼ねて飲みに行きました(水着が濡れると収納の問題があるので、プールには入りません)。 -
ほろ酔い気分になったところで部屋に戻り、シャワーを浴びて一休み。荷物を整理して17時少し前にチェックアウトです。チェックアウトの時には、ミニバーを使ったかどうか、最後にホテル内でサービスを受けたのはバーの飲み物でいいか、なんて確認をして清算。私は5泊でしたが、マッサージやバーやレストランの飲食で約200US$を使っていました。
そして、シェムリアップ国際空港へ。新しい空港ができると、今の空港は国内線専用になるそうです。お世話になったドライバーさん、ガイドさんとお別れをして、空港の建物に入ります。電光板を見ると、搭乗機のチェックインはまだ始まっていませんん。適当に時間をつぶしていると、バンコクエアウェイズのチェックインは出発2時間前に始まりました。場所は入口から進行方向に向かって左端。預入荷物は成田まで、チケットはバンコクからの乗継便まで発券してもらえました。そして、保安検査と出国を済ませてラウンジへ。バンコクエアウェイズのラウンジ券もありましたが、アルコールやヌードルバーのあるプラザプレミアムラウンジへ入りました。 -
カンボジアのヌードルとビールをお腹に入れます。お腹が膨れるところで…
-
ジントニックを頂きながら、搭乗予定時刻にはゲートに向かいます。が、
-
20分のディレイ。ラウンジに戻って飲み直すには中途半端なので、そのままゲートが開くのを待ちました。そして20分遅れでバンコク・スワンナプーム国際空港に到着。沖止めのためバス乗ると、コンコースDの中央付近で下されました。そこからJALに乗り継ぐため、WEST側のトランジットエリアへ移動。WESTは2階で保安検査を受けて3階へ上がりました。向かうは、サクララウンジ。受付でシェムリアップで発券した搭乗券を見せると、日本人とおぼしき受付の人に英語で説明を受けました。私の日焼けがすごかったのかも。ラウンジ内はJAL便の出発が重なっているようで、かなりの混雑ですが、どうにか席を確保。
-
ジントニックを飲もうと、レモンかライムのスライスを探したのですが、見つからないのでタイ人スタッフに訪ねると、レモンソーダで割ってください、ということでした(苦笑)。
そして、搭乗時刻少し前にD7ゲートへ。さっきバスを降りたのがD5辺りでしたから、広い空港内でUターンしたようです。ほぼ定刻にJAL便は出発。深夜便だと私は最速で離陸前に爆睡したことがあるのですが、この日はサクララウンジで食べたいものがなかったので、ビジネスクラスの深夜食(お寿司)を食べようと眠気と戦っていました。そして、安定飛行になった所でカンパリソーダを飲みながら、お寿司を頂きました。お寿司はなんとか食べきりましたが、カンパリソーダは飲みかけで寝てしまいました。気付いた時にはグラスは片づけられていましたので、歯磨きなどして、SS8のシートを横に倒し眠りにつきました。
7日目の朝。日本時間の朝5時に機内で目覚めました。成田到着まで2時間ちょっと。機内が明るくなり、朝食時間となりました。私の席は2Cでしたが、2Aの黒亀ビジネスマンは、チーフに起こしてもらったものの、もう少し寝ます、なんて甘えていました。しっかりしろ!日本男児。なんて心の中で叫びながら、食前酒の梅酒をストレートで一口飲んでから、和食を頂く私でした。 -
そんな感じで成田到着。悪天候で着陸のやり直しがあったので、20分ぐらい遅れました。一度自宅に戻りましたが、車輪や鍵の調子の悪いスーツケースの修理に銀座まで出かけたりで、すぐには家で休めないのでした。
以上で、今回の旅行記はおしまいです。長文なのに写真が少なく、大変読みづらかったと思います。そんな私の旅行記を最後までお読みくださり、ありがとうございました。
【関連旅行記】
2度目のアンコール遺跡巡り(1/4)
https://4travel.jp/travelogue/11421208
2度目のアンコール遺跡巡り(2/4)
https://4travel.jp/travelogue/11421224
2度目のアンコール遺跡巡り(3/4)
https://4travel.jp/travelogue/11421229
2度目のアンコール遺跡巡り(4/4)
https://4travel.jp/travelogue/11421233
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
シェムリアップ(カンボジア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
シェムリアップ(カンボジア) の人気ホテル
カンボジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
カンボジア最安
150円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2度目のアンコール遺跡巡り
0
21