東光寺薬師堂旧参道沿いにも土蔵

2018/11/03 - 2018/11/03

　東海大湘南キャンパスの体育館横の十字路から西に真っすぐに伸びる狭い旧道がある。これは東光寺薬師堂への参道で、かつて東光寺薬師堂の境内が7町歩（7ha）もあった頃には、この十字路から西が東光寺薬師堂の境内の始まりなのだと住職はいう。この旧参道は東光寺薬師堂山門前から右に、山門、薬師堂を避け、段丘上のバス通りに出るのだが、薬師堂を過ぎた段丘上の団地の角には道祖神もある。7町歩（7ha）といえば、およそ、100m×700mの広さになる。しかし、旧参道沿いに境内が広がっていたと考えるよりは、薬師堂を中心とし、薬師堂裏の段丘上に境内地があったのではないだろうか？たとえば、およそ、250m×280mの広さとか。
　東光寺薬師堂山門前から東に伸びるこの狭くて真っすぐな旧道沿いには2棟の土蔵が見られ、いづれも明治以前の建物であろうか？明治維新の廃仏毀釈後に、旧参道沿いにこうした民家が建ったのではなく、江戸時代以前からあったのではあるまいか？民家の家屋敷（敷地）が100坪以上あり、古い土蔵があることがそう思わせる。そうだとすれば、こうした土蔵がある昔からの民家を過ぎてから、すなわち、現在の東光寺本堂が建つ境内地に近づいた辺りから昔の東光寺薬師堂の境内地があったのでは？
（表紙写真は旧参道沿いに建つ土蔵）

エリア 秦野・松田・足柄(神奈川)

旧参道沿いに建つ土蔵。

旧参道沿いに建つ土蔵。

旧参道沿いに建つもう1棟の土蔵

東光寺薬師堂横の坂道の先にある「道祖神」。