藤沢・江ノ島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 藤沢市江ノ島にある稚児ヶ淵は南からの相模湾の波が打ち付け、岩の割れ目が深い洞窟となっている岩屋(第一岩屋と第二岩屋)がある場所である。「稚児ヶ淵」の名は、昔、ここで白菊という稚児が海へ身を投げ入れて亡くなったことに由来している。<br /> 稚児ヶ淵は断崖絶壁なのだが、海辺には波に洗われる平な岩場が広がっている。岩屋へ岩屋橋上の案内人に聞くと、この平な岩場は関東大震災(大正12年(1923年))で隆起して海中から出て来たのだという。名所が多い江の島ではここ稚児ヶ淵が「かながわの景観50選」に選ばれている。「かながわの景勝50選」(昭和62年(1987年)版)には「海しょく台地の岩を波が洗う景観は勇壮で、富士の眺めもすばらしい。特に日の出と日没の景観は見事である」と記されている。<br /> この波打ち際の平な岩場に下りる階段と波打ち際にコンクリートで固めた遊歩道があるが、今日は波が高く入口が閉鎖されている。<br /> 波に洗われる平な岩場と断崖絶壁の江ノ島の岩盤・岩石は異なっているように見える。ぜひ、ブラタモリで解明して頂きたいものだが、こんな人の多い観光地ではブラタモリのロケはできないだろう。<br /> ここを通る岩屋への誘導路は海上に架けられた岩屋橋の上を通って行く。崖に目をやると、この岩屋橋が架けられる前は岸壁の下に着けられた目も眩むような場所を行き来していたようだ。<br /> また、波に洗われる岩場に彫られた亀石(https://4travel.jp/travelogue/11418353)も見どころだ。<br />(表紙写真は稚児ヶ淵)

江の島稚児ヶ淵

2いいね!

2018/10/29 - 2018/10/29

1356位(同エリア1648件中)

0

19

ドクターキムル

ドクターキムルさん

 藤沢市江ノ島にある稚児ヶ淵は南からの相模湾の波が打ち付け、岩の割れ目が深い洞窟となっている岩屋(第一岩屋と第二岩屋)がある場所である。「稚児ヶ淵」の名は、昔、ここで白菊という稚児が海へ身を投げ入れて亡くなったことに由来している。
 稚児ヶ淵は断崖絶壁なのだが、海辺には波に洗われる平な岩場が広がっている。岩屋へ岩屋橋上の案内人に聞くと、この平な岩場は関東大震災(大正12年(1923年))で隆起して海中から出て来たのだという。名所が多い江の島ではここ稚児ヶ淵が「かながわの景観50選」に選ばれている。「かながわの景勝50選」(昭和62年(1987年)版)には「海しょく台地の岩を波が洗う景観は勇壮で、富士の眺めもすばらしい。特に日の出と日没の景観は見事である」と記されている。
 この波打ち際の平な岩場に下りる階段と波打ち際にコンクリートで固めた遊歩道があるが、今日は波が高く入口が閉鎖されている。
 波に洗われる平な岩場と断崖絶壁の江ノ島の岩盤・岩石は異なっているように見える。ぜひ、ブラタモリで解明して頂きたいものだが、こんな人の多い観光地ではブラタモリのロケはできないだろう。
 ここを通る岩屋への誘導路は海上に架けられた岩屋橋の上を通って行く。崖に目をやると、この岩屋橋が架けられる前は岸壁の下に着けられた目も眩むような場所を行き来していたようだ。
 また、波に洗われる岩場に彫られた亀石(https://4travel.jp/travelogue/11418353)も見どころだ。
(表紙写真は稚児ヶ淵)

  • 佐羽淡斉の詩碑、芭蕉句碑、「遊江嶋」。

    佐羽淡斉の詩碑、芭蕉句碑、「遊江嶋」。

  • 「龍燈塔」、石塔、「題石壁」。

    「龍燈塔」、石塔、「題石壁」。

  • 「芭蕉の句碑 ・佐羽淡斉の詩碑 ・服部南郭の詩碑」。<br /><br />「芭蕉の句碑・佐羽淡斉の詩碑・服部南郭の詩碑<br /> 芭蕉の句碑(右から2番目)は、握り飯の半面を押しつぶしたような素朴な碑型の河原石で、「潮墳」の碑と称されて観光客に親しまれています。青緑の色濃い自然石を程よく活用して「疑ふな潮の花も浦の春はせを」と彫りこまれたこの句は二見ヶ浦(三重県)での作ですが、ここの自然環境に溶け合っています。<br /> 佐羽淡斉の詩碑(右から3番目)は、野火で碑面が剥落していたのを、4代目の子孫が再建したものです。淡斉は、上州桐生の人で、大窪詩佛門下の詩人です。全国の名所旧跡を遍歴して百詩碑建立を図り、江ノ島の碑はその第1号として建てられました。<br /> 服部南郭(右から4番目)の詩碑は、島内で一番古い詩碑で、高さ95㎝、幅35㎝表に七言詩、背面に文化2年(1805年)これを建立したと識語されてあります。南郭は、京都に生まれ、江戸に出て、儒学者荻生徂徠の門に学び、後に柳沢吉保に仕え、詩文をもって知られた人です。江の島には幾度も来遊し、そのたびごとに、江の島にちなんだ詩をのこしましたが、この詩は南郭の快心の作といわれています。」

    「芭蕉の句碑 ・佐羽淡斉の詩碑 ・服部南郭の詩碑」。

    「芭蕉の句碑・佐羽淡斉の詩碑・服部南郭の詩碑
     芭蕉の句碑(右から2番目)は、握り飯の半面を押しつぶしたような素朴な碑型の河原石で、「潮墳」の碑と称されて観光客に親しまれています。青緑の色濃い自然石を程よく活用して「疑ふな潮の花も浦の春はせを」と彫りこまれたこの句は二見ヶ浦(三重県)での作ですが、ここの自然環境に溶け合っています。
     佐羽淡斉の詩碑(右から3番目)は、野火で碑面が剥落していたのを、4代目の子孫が再建したものです。淡斉は、上州桐生の人で、大窪詩佛門下の詩人です。全国の名所旧跡を遍歴して百詩碑建立を図り、江ノ島の碑はその第1号として建てられました。
     服部南郭(右から4番目)の詩碑は、島内で一番古い詩碑で、高さ95㎝、幅35㎝表に七言詩、背面に文化2年(1805年)これを建立したと識語されてあります。南郭は、京都に生まれ、江戸に出て、儒学者荻生徂徠の門に学び、後に柳沢吉保に仕え、詩文をもって知られた人です。江の島には幾度も来遊し、そのたびごとに、江の島にちなんだ詩をのこしましたが、この詩は南郭の快心の作といわれています。」

  • 相模湾の海の輝き。

    相模湾の海の輝き。

  • 「かながわの景観50選 江の島稚児ヶ淵」。

    「かながわの景観50選 江の島稚児ヶ淵」。

  • 稚児ヶ淵に立つ「岩屋」道標と石燈篭。

    稚児ヶ淵に立つ「岩屋」道標と石燈篭。

  • 「稚児ヶ淵 ・永瀬天明の句碑」。<br /><br />「稚児ヶ淵・永瀬覇天朗の句碑<br /> 稚児ヶ淵は島の西端に位置し、大正12年(1923年)の関東大震災で1mほど隆起した波食台地です。この名称の由来は、建長寺の修行僧自休が、江の島へ百ヶ日参詣の帰り、相承院の稚児白菊と出会ったのが縁で恋におちいりました。しかしその恋も実らず、ついには白菊はこの断崖から身を投げ、自休もそのあとを追ったという悲恋物語からおこっています。ここから眺める富士山夕焼けの相模灘の美しさは、まさしく「かながわ景勝50選」のひとつに数えられるものです。<br /> 永瀬覇天朗の句碑は、たて148cm、横97cmの仙台石の中にきざまれています。この句碑は、もとは岩屋への桟橋近くに建立されましたが、大波で破壊され、再建の際に、現在地に移されました。覇天朗は大正時代に藤沢が生んだ新鋭俳人です。」

    「稚児ヶ淵 ・永瀬天明の句碑」。

    「稚児ヶ淵・永瀬覇天朗の句碑
     稚児ヶ淵は島の西端に位置し、大正12年(1923年)の関東大震災で1mほど隆起した波食台地です。この名称の由来は、建長寺の修行僧自休が、江の島へ百ヶ日参詣の帰り、相承院の稚児白菊と出会ったのが縁で恋におちいりました。しかしその恋も実らず、ついには白菊はこの断崖から身を投げ、自休もそのあとを追ったという悲恋物語からおこっています。ここから眺める富士山夕焼けの相模灘の美しさは、まさしく「かながわ景勝50選」のひとつに数えられるものです。
     永瀬覇天朗の句碑は、たて148cm、横97cmの仙台石の中にきざまれています。この句碑は、もとは岩屋への桟橋近くに建立されましたが、大波で破壊され、再建の際に、現在地に移されました。覇天朗は大正時代に藤沢が生んだ新鋭俳人です。」

  • 倒壊した石碑。もしかして、これが永瀬天明の句碑?

    倒壊した石碑。もしかして、これが永瀬天明の句碑?

  • 永瀬天明の句碑。半月後に富士山が望める晴天になったので再び訪れ、前の店のお婆さんに聞いてみた。下がった場所に建っていたのだが、台風で倒壊し、半分は流されで紛失し、半分が上の岩場に残っているのだという。

    永瀬天明の句碑。半月後に富士山が望める晴天になったので再び訪れ、前の店のお婆さんに聞いてみた。下がった場所に建っていたのだが、台風で倒壊し、半分は流されで紛失し、半分が上の岩場に残っているのだという。

  • 稚児ヶ淵の階段には龍の絵が。

    稚児ヶ淵の階段には龍の絵が。

  • 地震時の津波警戒の看板。

    地震時の津波警戒の看板。

  • 稚児ヶ淵の海辺の平らな岩場と崖の下の遊歩道。

    稚児ヶ淵の海辺の平らな岩場と崖の下の遊歩道。

  • 崖の下の海辺に平らな岩場。

    崖の下の海辺に平らな岩場。

  • 崖の下の海辺に平らな岩場。水没しているコンクリート製の散策路が見える。

    崖の下の海辺に平らな岩場。水没しているコンクリート製の散策路が見える。

  • 閉鎖された階段。稚児ヶ淵の海辺の平らな岩場と崖の下の遊歩道に続いている。

    閉鎖された階段。稚児ヶ淵の海辺の平らな岩場と崖の下の遊歩道に続いている。

  • 岩屋橋。海上橋だ。

    岩屋橋。海上橋だ。

  • 海辺の平らな岩場に打ち付ける波。

    海辺の平らな岩場に打ち付ける波。

  • 壊れた階段。

    壊れた階段。

  • 平たい岩場。

    平たい岩場。

この旅行記のタグ

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP