2018/06/11 - 2018/06/12
64位(同エリア445件中)
れいろんさん
バスで、クロアチアをアドリア海に沿って南下していく場合、ボスニア・ヘルツェゴビナを通ります。それならと、ちょっと寄り道して世界遺産都市のモスタルで1泊します。
しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルといえば、ユーゴスラビアからの独立(宣言)後、西側はクロアチア勢力に、東側はボスニア・ヘルツェゴビナ共和国の軍により実効支配され、東西分断されていた町。
モスタルの中心を流れるネレトヴァ川を挟んで、キリスト教徒とイスラム教徒と住み分けされていたことから宗教的な確執も加わり、激しい戦闘が行われてた場所の一つだという。
その終結は1995年。1995年なんて、私にとっては「ついこの間」の話。
戦闘中には、口にするのもおぞましい「民族浄化」が実施されたのだとか。
どのように思いを馳せても、行ってみたいという気持ちがおきない・・・。
世界遺産「モスタル旧市街の古い橋の地区」で、人気の観光箇所となっているスターリ・モスト(古橋)も、1993年11月に、クロアチア勢力側によって破壊され、2004年6月に再建されたものだというし。
でも、「せっかくだから、見たくないものも見る」ことにします。
「既に内戦の跡はほとんどない」などという記述もみたのですが、観光客は多いものの、建物に残る砲弾の跡など、予想どおりきつい光景がありました。
もちろん滞在中ずっとその事ばかりを考えていたわけでなく、の~てんきな街歩き記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
スプリットからモスタル経由サラエヴォ行のバスに乗っています。
クロアチア出国、ボスニア・ヘルツェゴビナ入国の手続きは、「乗客はバスの乗ったままで、まず、係官が全員のパスポートを集めてクロアチアのイミグレーションに持っていく→全員の出国審査が終わって→バス移動→ボスニア・ヘルツェゴビナのイミグレーションに向かい、入国審査→移動しているバスの中でパスポート返却」という流れでした。 -
この流れについて、口頭での案内も全くありませんでした。
パスポートが手元にないまま国境を超えるのですごく不安!
他の乗客も「えっ、パスポートを返してもらっていないわ!」と。
そして、クロアチアの出国審査はものすごく時間がかかりました。
隣の車線でスムーズに手続きしているマイカーやレンタカーを見ながら、待つこと1時間以上!
一台分のバスの乗客、全員の審査が終わらないと出発できないので、乗り合わせた人の国籍によっては、もっと時間がかかることもあるようです。 -
到着予定時刻は14時だったのですが、モスタルのバスターミナルに到着したのは17時。疲れたぁ。
明日のモスタル~ドゥブロヴニクのバス切符を購入しておきます。
32マルカです。50ユーロ札で支払い、お釣りをマルカでもらいました。
(50ユーロ=95マルカ) -
キャリーケースを引いて歩き出しすと、すぐ若い男性から「ギブ・ミー・ワン・ユーロ」と声をかけられました。
先制パンチですね。やはりクロアチアとは違います。
そしてこの集合住宅。なんか変じゃない?
クロアチアのレンガ色の街を見てきた目には異質な感じがしました。 -
モスタルは1泊なので、バスターミナルに近い宿(SOBE)を選びました。
口コミ評価が高かった Hostel Lena-Mostar 。
トリプルルームのシングルユースで16.8ユーロと格安!
WIFIも2シグナルあり、問題なく利用できました。 -
私の部屋は、このトルコファミリーと同じ玄関、キッチンでした?
(マンションに例えると、客室(バスルーム付)が私の占有で、主寝室、2段ベッドの子供部屋が彼らの占有、玄関&キッチンは一つを各部屋で使うといった感じです。)
モスタルはトルコからの観光客が多いらしいです。 -
気さくで感じの良い人たちなのですが、いつも共用キッチンで自炊をしていて、更に汚れた食器をそのまま流しに置いているので、私はお茶を沸かすくらいしかできなかったのが残念でした。
-
荷物の整理を終えたら、さっそくスターリ・モストに向かいます。
橋までは1.2kmほど、徒歩15分くらいらしい。のんびり歩いていきましょう。 -
ネレトゥヴァ川に架かる Titov most (Titov橋)。
-
橋の上から。
下流(スターリ・モスト方面)へ向かう川の流れ。 -
左岸(東側)の眺め。イスラム住民地区。
モスタルはネレトヴァ川を挟んで、東側がイスラム教徒、西側がキリスト教徒と住み分けが行われていたという話です。
確かにモスクは東側に多いです。 -
そのうちの1つ。Hadze Tere Jahja Mosque
扉は閉まっていました。 -
そして、カラゴズ・ベイ・モスク(Karadozbegova dzamija )。
モスクの隣はちょっとした広場になっていて、その前には「戦争と殺人犠牲者の博物館」があります。 -
博物館には寄りません。
軟弱な私には、この程度の刺激で充分です。 -
内戦?紛争? 言葉はとにかく、この地で戦いのあった証拠。
正直、キツイ光景です。 -
世界遺産のスターリ・モスト(Stari most)が見えました。
ネレトゥヴァ川の青も、橋の姿も美しい。 -
スターリ・モストの「門前商店街」。
道は石畳になり、左右に雰囲気のあるお土産屋さんやカフェが並び、 -
観光客も多く、賑やかです。
世界遺産になっている「モスタル旧市街の古い橋の地区」です。 -
スターリ・モスト(Stari most=古橋)
元の橋は16世紀にオスマン帝国のスレイマン1世の命により建設されたものなのだとか。 -
川面からの高さが 24 mほどあるという橋の中央付近から下流側。
右が西側です。 -
ネレトゥヴァ川の上流側。
右側(東側)にはモスクの尖塔がいくつか見えています。 -
西側にもモスクの尖塔が見えます。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は、ものすごく単純にいうと、クロアチア(キリスト教)側とボスニア(イスラム教)側の分離独立に係る戦いだったので、この橋がイスラム勢力圏の左岸(東側)と右岸(西側)の小さな範囲を繋いでいることから、クロアチア勢力側はそれを分断するために破壊したのだとか。 -
スターリ・モストを西側に渡り切って一枚。
現在の橋は、ユネスコの支援を受けたトルコ企業によって再建されたもの。
2004年7月に開通式が行われたとのことなので、私にとっては、本当に「つい、昨日の事」です。 -
ネレトゥヴァ川の西側。Hadzi-Kurtova dzamijaの尖塔
紛争中、イスラムの勢力圏だった場所。 -
こちらも門前商店街になっています。
-
Sadrvanという郷土料理のレストランで少し早めの夕食を。
案内や給仕の人の服装も凝っています。 -
まず、ビールですね。
ビールはPIVOと言います。唯一、覚えている単語です。 -
そしてトマトスープ。
メインは何にしようかな。 -
鱒の料理やチェヴァプチチ(ひき肉を細長くまとめて焼いたもの=トルコのキョフテのようなもの)が有名らしいのですが、がっつりした、汁っぽいものが食べたかったのでお肉の煮込み料理を頼みました。
つけ合わせはご飯でたっぷり盛られてきました。 -
ビール、トマトスープ、煮込みに喰かけごはんで15マルカ(7.37ユーロ)。
ユーロで支払い、ユーロでお釣りをもらいました。
安い! クロアチアとはずいぶん物価が違うようです。
そうそう、Sadrvanには猫が沢山います。
足元に寄ってきた仔。「何かくださいニャー。」真剣な目つきです。 -
なかなか美味しかった。
帰り道でアイスクリームでも食べて行こうかな。 -
スターリ・モストを渡って東側に戻ります。
-
うん? この夕方に水着姿の男性が?
観光客からチップをもらって、橋からネレトヴァ川に飛び込む「ショーマン」のようです。
でも、「橋からの飛び込み」は観光のために始まったわけではなく、橋の建造当初から行われている伝統的な行為だそうです。 -
結構な高さだなぁ。
更に、川の水が冷たいので、飛び込みは危険も伴うようです。 -
もうすぐ、日が落ちます。
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街中には、まだ戦争の爪痕が残っている建物もあったなぁ。
この橋も二度と砲撃などで破壊されませんように。 -
お土産屋さん。
スターリ・モストの周辺はあまりに「観光地」だったのですが、「それも良し」です。もっともっと街が元気になって欲しいです。 -
夕方になると、あんなにあふれていたツアー客はどこかへ行ってしまい、少し寂しい感じになりました。
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私も宿に戻ります。
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翌日。朝散歩から始めましょう。
Most Musalaの側のこの建物、閉鎖されているようですが、立派なライオンが扉を守っていて、イタリア国旗の案内板がついています。
気になりますが、グーグル先生もわからないようです。 -
今日は西側の散策です。
Most Musalaを渡って、まっすぐ登って行くと「スペイン広場」に着きます。
黄色い建物はGimnazija Mostar(Mostar Gymnasium)。
それにしても、手前の建物のダメージの凄いこと・・・。 -
Gimnazija Mostarはスペイン広場(Spanski Trg)に面しています。
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広場に面して「Sniper Tower(現地語名不明)」と呼ばれるビルがあります。
ボスニア紛争で廃墟になったビルで砲撃や銃撃の跡が残っているのですが、内部に入りこんで、屋上から眺めを楽しむ人たちもいるようです。 -
朝から精神的に疲れてしまいました。
やはりモスタルはなかなかハードな街です。
スペイン広場の木陰で一休み。 -
さてさて、街歩き再開です。
西側をスターリ・モストに向かいましょう。 -
トルコ風のキオスクがありました。
そして丘の上には十字架が見えます。
(右側に教会の鐘楼もちょっと写っています。)
「だから何?」って問われれば、「それだけです」と答えたい。 -
ネレトヴァ川の右岸(西側)、スターリ・モストのほど近く、新しいホテルが建設中。
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マリオット・ホテル。完成したら観光客が増えるね。
もっと、モスタルにお金が落ちると良いなぁ。 -
ネレトヴァ川の眺めを楽しめるレストランがオープンしていたので、朝ご飯を食べることにしました。
川を見下ろすテラスが素敵な・・・ -
Harmonija restaurant。
「好きな席へどうぞ」と言われたのですが、川に近い場所は日差しが強く暑いので、日陰の席につきました。 -
朝ビール、最高!!
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チェヴァプチチ(ひき肉をフィンガーサイスに形成して焼いたもの=キョフテ=ミニハンバーグ)をハーフサイズで注文しました。
ピタパンと玉ねぎと共にサーブされます。
パンの中にお肉と生タマネギを挟んで食べるようです。
両方で7マルカ。安いなぁ。 -
チェヴァプチチ用のピタパンをこねているのかな?
撮影の可否を尋ねると、にっこり笑ってくれました。 -
感じの良いレストランで癒されました。
このバーでは、お酒を綺麗にディスプレイしていました。 -
左側にWCの看板がありますが、スターリ・モストのそばの公共トイレはここです。
右の尖塔はHadzi-Kurtova dzamijaのもの。 -
朝の門前商店街。
まだ、人が少なくて良い感じ。 -
モスタルのビール。美味しかったな。
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スターリ・モストまで来ると、だんだん人が増えてきました。
日傘をさしているのは、やはり東洋人。団体ツアーのようです。 -
昨日も東洋の複数の国からのツアーが来ていましたね。
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カラゴズ・ベイ・モスクに寄って行きます。
17世紀に建てられたのだとか。 -
観光客もウェルカムなので一安心。
(入場料が必要。いくらだったか忘れてしまいました。) -
案内版もありました。
17世紀に建てられたようですね。 -
まず、ミナレットに登りました。
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街の眺めを楽しみましょう。
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他のモスクのミナレットも何本か見えますね。
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あっ、また、あんな建物が目に入ってしまった・・・。
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女性用の礼拝所にちょっと入り込みました。
2階部分にあります。 -
降りてきました。シンプルな礼拝所の内部。
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こちらは外の手水場。ゆっくり見学できました。
宿はレイトチェックアウトOKだったので、戻ってシャワーを浴びます。
バスの時間までゆっくりしましょう。 -
12時半発のドゥブロヴニク行きのバスでモスタルを離れました。
写真はクロアチアの海岸線です。
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