2018/08/10 - 2018/08/15
1876位(同エリア2843件中)
サバーイさん
トラムに乗ってリスボンの街を歩きました。
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
-
ガレット通りからサクラメント教会前の通り (Calçada Sacramento)の坂を上ると...
-
すぐにカルモ広場に突き当たる。
1974年4月25日、ここには戦車が集結し、警備隊兵舎(カルモ修道院の一部)に避難していた当時のカエタノ政権に降伏を迫った。 -
広場の中央には1771年製の立派な水飲み場 (Chafariz do Carmo =カルモの泉)が。
-
トリンダーデ劇場 (Teatro da Trindade) へ下りていく途中に、アズレージョの外壁が綺麗な建物が。
-
-
角にトリンダーデ劇場。
劇場の角を曲がって、その先のミゼリコルディア通りへ。 -
ミゼリコルディア通り(R. da Misericórdia)は装飾の美しい建物が並び、足が止る。
-
隣り合わせで、どちらも綺麗なタイルの装飾。
-
サン・ロケ教会前の広場へ。
イエズス会の本部であったこの教会から、布教を命じられた宣教師たちが送り出された。ザビエルもその一人。フランシスコ(1541年4月7日リスボンを発つ)
1584年には島原の神学校で学んでいた4人の日本人少年がヨーロッパへ派遣された。その天正遣欧使節団がヨーロッパで最初に到着したのがリスボン。宿舎として1ヵ月間ほどここに滞在し、その後バチカンへ。サン ロケ教会 寺院・教会
-
シンプルなファサードとは対照的に内部は華麗なる黄金の彫刻による装飾。
-
アーチ状のドーム型ではないシンプルな構造の天井。
しかし一面に壁画。 -
正面の祭壇の内陣。
-
奥と両側にはいくつもの礼拝堂が。
-
Chapel of Our Lady of Piety(慈悲の聖母の礼拝堂)
磔刑のキリスト像の下に聖母のピエタ。 -
背景や周囲に多くの天使の彫刻。
その精巧さと豪華さ。 -
サン・ジョアン・バプティスタ礼拝堂。(洗礼者ヨハネの礼拝堂)
豪華絢爛といえばこちら。
植民地ブラジルの金が大量に使われ、さらに貴重な鉱石や大理石がふんだんに使われている。 -
正面の壁画はキリストに洗礼を授けるヨハネの姿が。
これは絵画ではなく、2~3ミリ四方の極小モザイクアートというから驚く。 -
瑠璃やメノウ、アメジストといった鉱石は天井部分に。
-
聖堂の奥のSacristy(聖具室)も素晴らしい。
教会の備品を収納するチェストの上に3段に絵画が飾られている。 -
中でも興味深いのはフランシスコ・ザビエルの東方布教を描いた絵が何枚か飾られていること。日本に関わる絵も4枚ある。
これは「山口の大名の前で説教をする」ザビエル。 -
「病人を癒やす」ザビエル。
他にも馬にまたがり、「鹿児島から移動する」ザビエルの姿なども。 -
教会の隣には博物館が併設されている。
-
ブラジルでの布教に務めたAntonio Vieira神父の像。
-
教会前の広場 (Largo Trindade Cohelho) からロシオ広場へ下りる階段 (Calçada do Duque) が。
-
何百段の階段の両側にはレストランやバーが並び、通りに並べられたテーブルの横をすり抜けながら上り下りする。
-
ブーゲンビリアが美しいアパートの前も階段はつづく。
-
咲きこぼれるブーゲンビリアの先にもレストラン。
-
ツアー客相手の即興のファド。
-
Buenos Airesは夜はいつも満員の人気レストラン。
-
-
この階段は近道になるだけでなく、眺めも抜群。
-
バイシャ⇔バイロ・アルト。
何度この階段を上り下りしたか...。 -
階段の先にはロシオ広場。
-
ロシオ広場を横切り、その隣のフィゲイラ広場へ向かう。
-
-
-
ここから15番のバスに乗ります。
ここからコメルシオ広場の前を通り、カイス・ド・ソドレ駅、海沿いを走り、4月25日橋の下を抜け、ベレンへ。 -
トラムを降りると、目の前に聳えるのがジェロニモス修道院。
海洋大国となったポルトガル王マヌエル1世が、航海王エンリケ王子とバスコ・ダ・ガマの偉業に対し完成させた。 -
南門の偉容。
入り口のアーチの上に、エンリケ王子(Infante Dom Henrique de Avis)の像。 -
この時期、西門には長蛇の列が並ぶ。
-
修道院の前に建てられたのが「発見のモニュメント」(Padrão dos Descobrimentos)。
-
カラベル船をモチーフに、大航海時代の礎を築いた偉人たちを讃えるモニュメント。
-
大洋を見つめるエンリケ航海王子とその後ろにやはり前を向くバスコ・ダ・ガマ。
-
独立記念橋とその右手の丘にキリスト像(Cristo-Rei)。
-
モニュメントの反対側にも別の偉人たちのレリーフ。
-
ロザリオを首に、手を合わせるザビエルの姿も。
-
モニュメントの前の広場には大理石でできた巨大な羅針盤(Rosa dos Ventos)の世界地図が。(写真は公式HP http://www.padraodosdescobrimentos.pt/en/より)
-
マラッカやマカオなど、ポルトガルが「発見」した各地の地図と年号。
-
日本は1541年に「発見」されています。
ポルトガル人が種子島に上陸・鉄砲伝来したのは1543年と教科書ではなっているが、大分県立図書館の資料では次の通り。
「わが国への渡来は天文10年(1541)頃といわれる。江戸時代後期の農政学者佐藤信淵の著した『草木六部耕種法』によると、天文10年ポルトガル船が豊後(大分県)に漂着し、同17年(1548)藩主大友宗麟の許可を得て貿易を始めたが、この際カボチャを献じたのがわが国のカボチャの最初としている。そしてこれはシャム (タイ)の東のカンボチャ国で産したものであったのでカボチャと呼んだ。」 -
ベレンへ来たら必ず寄らなければいけないお店。
-
行列が絶えないので、すぐに場所は見つかります。
-
だいたい15~20分待ちのようです。
-
お店は大盛況。こちらはテイクアウト専用のレジ。
欲しい個数を言うと、すでにパックされた箱をもらいます。 -
PASTÉIS DE BELÉM の名物、エッグタルト。ジェロニモス修道院秘伝のレシピ、とお店には書いてあった!
シナモンパウダーも一緒に入っていて、一層味が引き立つ。 -
ベレンのトラム乗り場の近くは公園になっていて、レストランも並ぶ。
-
-
-
Cais do Sodre 駅でトラムを降り、地下鉄グリーンラインへ。
'Verde' はヴェルディ=緑、でしたね。 -
途中ブルーラインに乗り換え、Parque (=Park)駅で下りる。
その名の通り、駅のすぐ前に広大な公園が。 -
公園の中に新しめの建物が。
Carlos Lopes Pavilion とある。
1922年のリオ万博でポルトガル・パビリオンとして使用したものを移築したもの。1984年まではロス五輪のマラソン勝者、ポルトガルの英雄カルロス・ロペスを記念するスポーツ博物館として使われていたものを、最近になって改築、改装が済んだらしい。 -
建物内部だけでなく、外壁にも素晴らしいアズレージョが飾られている。
カモンイスが大航海時代を描いた叙事詩『ウズ・ルジアダス』がテーマ。
これはレコンキスタの「オーリッケの戦い」を描いたもの。しかも、有名なアズレージョ画家のジョルジェ・コラソのものだというのだから必見。 -
イギリス王エドワード7世のリスボン訪問を記念して整備された庭園。
斜面には幾何学模様の植え込み、両サイドには遊歩道。 -
-
斜面の頂からはこのような絶景。
テージョ河まで見渡せる。 -
中央にポンバル侯爵像。
-
大震災後の復興やポルトガルの近代化に力を注いだ政治家。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
サバーイさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
リスボン(ポルトガル) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
リスボン(ポルトガル) の人気ホテル
ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安
488円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
66