リスボン街歩き　その1（海の玄関口とリスボンの夕景）

2018/08/10 - 2018/08/15

リスボンの街をトラムに乗って歩きました。

エリア リスボン(ポルトガル)

フランクフルトからマドリード経由でリスボンへ。

着陸直前にはリスボン上空からテージョ河を眺め、「発見のモニュメント」も綺麗に見えました。

地下鉄の空港駅のチケット売り場は長蛇の列。

自販機ではなく、比較的空いている有人窓口に並び、Viva Viagemカードを購入。これに48時間の乗り放題券（?12.30) をチャージしてもらい準備完了。

空港駅からは Vermelha線（レッドライン）で移動。
途中一回、Verde線（グリーンライン）に乗り換えて約20分。

旧市街の中心、Baxia-Chiado（バイシャ・シアード）駅へ到着。

駅近くのAurea（アウレア）通りのホテルにチェックインし、街歩きのスタート。

夏のリスボンは観光客でかなり賑わっています。

一本となりのAugusta（アウグスタ）通りの先には大きなアーチが見える。

Arco do Triufo（勝利のアーチ）とも呼ばれる門。
調べてみると、何かの戦いに勝利した凱旋門ではなく、正式名称はArco da Rua Augusta（オーガスタ通り門）。

勝利のアーチ (凱旋門) 建造物

アーチをくぐり、トラムの走る通りを渡ると...

目の前に大きな広場がひらける。

もとは宮殿があった広場で、Comercio（コメルシオ＝貿易）広場と呼ばれている。

中央には、1755年に10万人の死者を出したリスボン大震災後の復興に尽くした、ときのポルトガル国王・ジョゼ1世の騎馬像。

アーチの頂上には勝利の女神像。
その下にはポルトガル王室の紋章。

紋章の左右にはインドへ遠征した探検家ヴァスコ・ダ・ガマと、ジョゼ１世の信頼を得てリスボン大地震後の復興に尽力したポンバル伯爵の像。

リスボンは遠く日本から来た天正の遣欧少年使節団の四人が上陸した港でもある。長崎を出て2年後、マカオ、ゴアを経由して、この街に辿り着いた。

夏の長い夕暮れを川べりで過ごそうという人たち。

サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジそっくりの吊り橋。
リスボンの街と対岸を結ぶ。

革命記念日にちなみ、4月25日橋 (Ponte 25 de Abril)というらしい。

アウグスタ通りは歩行者天国。

歩道のタイルのモザイクが美しい。
マカオを歩いている時を思い出す。

奇妙な建物はSanta Justa（サンタ・ジュスタ）のエレベーター。
天辺は展望台。バイロ・アルトへの近道という実利面もある。

通りにはこんなベーカリーが目立つ。

もちろん出来たてのエッグタルトも。

通りはそのままRossio（ロッシオ）広場へ。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

中央にペドロ4世の像を抱く円柱。
ポルトガル国王ペドロ4世（1822年戴冠）は初代ブラジル皇帝でもある。

人魚たちの噴水。

広場の奥にはファザードの美しいマリア2世国立劇場。
マリア2世はペドロ4世の長女で、のちのポルトガル女王。

劇場の横を進んでいくと、広場の先に国鉄のロッシオ駅。
駅というより老舗のデパートのような外観。

この蹄鉄をモチーフにしたデザインの入り口の装飾が特徴的。

通りの先にはオベリスクが見える。

スペイン支配の60年間からの独立（1640年）を記念するRestauradores（レスタウラドーレス＝復興者たち）広場のオベリスク。

レスタウラドーレス広場 広場・公園

ロッシオ駅に隣接するクラシックなアヴェニーダパレス。
格調の高い五つ星ホテル。

広場の向かいにはゲストハウス。
アズレージョの外壁がきれい。

広場のすぐ横の狭い路地に落書きだらけのケーブルカーが。

急坂の天辺までを行き来するグロリア線のケーブルカー。
なかなか動かないので歩いた方が早いことも。

坂を上ると右手に小さな公園があり、眺めのよい展望台に。

サン ペドロ デ アルカンタラ展望台 広場・公園

正面には西日を浴びるサン・ジョルジェ城。

もともとはカエサルの時代にローマ人が建てた要塞。

2本の高い塔が目印のカテドラル。その奥はテージョ河。

リスボンの街が西日に輝く夕方は多くの人が展望台に集まる。

「ひとつ?15でいかが？」

高台のこのエリアはバイロ・アルトと呼ばれる。
ここはカルモ修道院跡の前の広場。

カルモ広場 広場・公園

カルモ修道院は大震災で崩壊し、いまはその傷跡を残す博物館に。

リスボンの春。1974年4月25日のクーデターでは、ここが最後の大統領司令部だった。カルモ広場はさまざまな歴史の交差点。

修道院の一部が軍の宿舎となり、いまはリスボン市の警護隊が駐在。

高台（バイロ・アルト）と低地（シアード）をつなぐシアード石の階段。
両側にはレストランが並ぶ。

階段を降りながら、絶景が目に飛び込む。
サン・ジョルジェが正面に。

そしてロッシオ広場まで降りてくる。

初日の街歩きは、まずはここまで。