城巡り・会津編

2018/09/08 - 2018/09/08

福島県にある日本100名城と続日本100名城の三か所を探訪。

エリア 会津若松(福島)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

まずは高速道路料金を節約するため、朝5時前に東京の自宅を出発せし候。
そらは曇天なれど、国道4号線をひたすら北上。
福島県に入った頃には雨が降って参りし候。
城廻には最悪の天気にござる。
それでも何とか一カ所目の目的地・向羽黒山城のある白鳳山公園に到着せし候。
この城は続日本100名城の111番目に数えられ、公園全体が城という訳ですな。
頂上付近の駐車場に車を停め、ここから少々に登山にござるが何と、
看板には「熊出没中」の文字が・・・。
まあ、熊もこの雨を嫌がって出てくる事は無いだろうと勝手な考えを巡らし、
傘を片手に登山開始。

雨にて地面は滑りやすいものの、登山道は整備されているので然程苦にはなりませぬ。

土塁や堀切が残っており、テンションが上がり申す。

二の丸まであがると、本丸が一段上に見えましてござる。

ようやく本丸に到着。当然の如く何もござりませぬが、晴れていたなら眺望は素晴らしかったであろうと推測できまする。
この城は戦国時代に会津地方を治めていた蘆名盛氏の隠居城として建てられましてござる。それにしては立派な造りにござるが、有事の際には籠城する目的もあったので納得できまする。

続きまして向いしは鶴賀城。
拙者にとっては別名の「会津若松城」の方が馴染みがござる。
元々は蘆名氏の居城・黒川城で伊達政宗が奪い、その後に蒲生氏郷が入って大改修の後、会津若松城となり、最期は松平容保の城として戊辰戦争を迎えボロボロになってしまった。この城は日本100名城の12番目ですな。

会津絵ろうそくまつり ～ゆきほたる～ 祭り・イベント

入口の石垣からして立派過ぎる。

連郭式の城ゆえ、堀と石垣が幾つも巡っており、その美しさにため息が出て参りし候。

白い漆喰の天守がこれまた美しゅうござる。
中は博物館になっており、入場料は510円。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

城の入り口として珍しい石造り。中は博物館ゆえ、その殆どが撮影禁止。
歴史的資料や武器などが並んでおり、会津若松城の長い歴史を感じまする。

天守閣から庭園を望む。
その眺望は素晴らしいものの、雨ゆえ遠くまではっきり見えぬのが残念至極。

先ほどの入場券で、近くの茶室も見学出来申した。
幾つかの茶室があり、実際にお茶とお菓子を戴く事が出来申す。
これは当然別料金ですな。
にじり口のある茶室が、とても風流にござる。

茶室麟閣 グルメ・レストラン

会津若松城を堪能したあとは次の目的地へ。
昼食は特に何も考えておりませなんだが、
ここで幸楽苑の看板を発見！

看板を見た途端にラーメンを食したくなり、
昼食どきで店が混雑しているにも関わらず、
葱ラーメンとチャーハンのセット。
拙者の腹には聊か多すぎたか。

本日三か所目の城は、田村郡三春町にある三春城。
続日本100名城の110番目。伊達政宗の正室・めご姫の実家にござる。
山城だと解っていたので、麓の町役場駐車場に車を停めたのでござるが、
これが失敗。何と二の丸付近まで車で行けたのでござる。

住宅街の間を抜け、本丸に向かいましてござる。

季節が春なれば、桜を愛でながら本丸を目指せた事でしょうな。

多くの山城がそうであるように、この城も二の丸が広くとってござる。

本丸の奥には天守台らしき物が・・・。
とは申せ、この城には天守閣そのものが無かったので、これは後から作ったと推測致す。ともあれ、この日は日本に名だたる三つの名城を巡る事が出来申した。

三春城跡 名所・史跡

夜は福島市の東横インにチェックイン。
その後、友人と待ち合わせをし福島駅東口の六國屋にて、
ささやかな宴会となりましてござる。