城巡り・静岡編　諏訪原城

2018/02/10 - 2018/02/10

浜松にて仕事があったため、そこへ向かう前日に城を見て回ったのござる。

エリア 掛川(静岡)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

東京から一般道にてまずは静岡県島田市にある諏訪原城を目指しましてござる。事前に調べていった駐車場に車を停めると、いかにもといった感じの登城口が出現。

諏訪原城跡 名所・史跡

まあ、このような登り口は慣れているので普通に登りましてござる。
ただ、規模が大きな城だと聞いていたので、この登り口の狭さに驚きましてござる。

ひと汗かいて登りきると、なんと普通に道があり案内板がござりました。
どうやら拙者は搦手から登ってきたのでござる。
車でここまで来る事ができたので、いささかガッカリにござる。

入口はきちんと整備されござる。

城内はやはり広く、堀切や土塁が素晴らしゅうござる。

奥には諏訪原城址の石碑がござった。

さらには諏訪原神社。

城の歴史の概略を書いた看板。

本曲輪がこんなに広いのでござる。

この堀切は実に見事。

城内を結構あるきまわり、やっと本曲輪。

ここが本丸部分にござる。

そこからは、先ほど拙者が登ってきた道を見下ろす事が出来申す。
つまり本丸から搦手に侵入した敵兵を弓鉄砲で狙い撃ちできまする。

また、そこから島田市の町を一望出来申す。

他にも急斜面な箇所があり、あるていど堅固な城と言えまする。

ここで諏訪原城についての解説を少々。
諏訪原城は、武田信玄亡き後、その家督を継いだ勝頼が、1573年に徳川家の高天神城を落すために、武田四名臣の一人・馬場信春に縄張りをさせて築いた城にござる。しかし、規模が大きいがゆえに多くの兵を常駐させねば守りが手薄になると言えまする。堅固ではあるものの、攻め口が何か所もあるため、少ない兵ではとても守り切れるものではござらん。結局、この城を拠点とし、武田信玄でさえ落とせなかった高天神城を1574年に落とす事に成功。
だが、1575年「長篠の戦い」にて大敗した武田軍は、この城に守備兵を多く割く事敵わず、徳川軍によって落とされ城名も「牧之原城」と変えられたのでござる。