北イタリアを巡る旅　②ドロミテ（ミズリーナ湖、トレチーメ）

2018/07/15 - 2018/07/22

北イタリアを7泊8日で巡りました。

いつか行ってみたいと考えていたドロミテを主な目的としていましたが、せっかく北イタリアへ行くのだからと、まだ訪れたことの無いピサ、チンクエテッレ、ミラノも組み合わせて、観光をしました。

7月15日　ヴェローナ空港着　列車を乗り継ぎ、ドッビアーコへ。　　　ドッビアーコ泊
7月16日　午前　ブライエス湖　午後　フィスカリーナでハイキング　　ドッビアーコ泊
7月17日　ミズリーナ湖、トレチーメ　ハイキング　　　　　　　　　　ドッビアーコ泊
7月18日　ボルツァーノへ移動し、バスでカレッツァ湖へ。
　　　　　夕方、列車を乗り継ぎ、ピサへ。　　　　　　　　　　　　　ピサ泊
7月19日　ピサの斜塔を観光　列車でラ・スペツィアへ。　　　　　　　
　　　　　午後、ポルトヴェーネレ、夜、リオマッジョーレへ。　　　　ラ・スペツィア泊
7月20日　チンクエテッレ観光　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラ・スペツィア泊
7月21日　ミラノへ移動。　午後、コモ湖へ日帰り観光　　　　　　　　ミラノ泊
7月22日　ミラノ観光　午後リナーテ空港から出発

3日目は、ドッビアーコのバスターミナルからトレチーメへ向かうシャトルバスに乗り、途中下車して、ミズリーナ湖へ立ち寄りました。湖畔の散策をした後、バスでトレチーメへ向かいました。
アウロンツォ小屋からスタートして、トレチーメを1周するハイキングをしました。

ミズリーナ湖は、優雅な雰囲気の湖で、立ち寄った甲斐がありました。
トレチーメのハイキングは、予想よりもアップダウンがありましたが、迫力ある景色を楽しめ、充実した一日を過ごせました。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

3日目、ホテルの部屋のバルコニーからの眺め。

朝から気持ちよく晴れていました。
トレチーメのハイキングに行くことにしていたので、良い天気にほっとしました。

トレチーメ（ドイツ語ではDreizinnen）に行くためには、Dreizinnen Shuttleというシャトルバスに乗っていく必要がありました。

昨年までは、Mobilcardが利用できたようですが、今シーズンからは適用外になりました。
Mobilcardはお得なので、採算が合わなかったのでしょう。

シャトルバスのチケットは、ドッビアーコのバスターミナルに売り場があって、往復大人15ユーロでした。同伴する子供は無料でした（14歳未満）。

ドッビアーコからトレチーメに向かう途中に、ミズリーナ湖があるので、せっかくなら両方を見に行きたいと思いました。

シャトルバスは、ミズリーナ湖のそばも通過するので、Misurina Genzianellaというバス停で下車し、そこから5分程歩いて、湖畔に出ました。

ドッビアーコから向かう際に、Misurina Genzianellaのバス停で、下車は出来るけれど、乗車は出来ないということです。
因みに、トレチーメからのドッビアーコへ向かうシャトルバスでは、このバス停で下車は出来ないけれど、乗車は可能だということです。

時刻表に書かれている意味が、最初理解できず、ドッビアーコの観光案内所にメールで問い合わせて、教えてもらいました。

湖畔沿いに歩いて行くと、ミズリーナ湖を紹介する写真で見るようなアングルで、湖が眺められました。

前日に行ったブライエス湖よりも、大きく開けた景色で、雰囲気が異なるものだったので、こちらにも来て良かったです。

まだ早い時間だったこともあり、ボートに乗る人はいませんでした。

異なる角度で眺めたミズリーナ湖。

左端の山がトレチーメかと思われます。
色々な景色が楽しめます。

ミズリーナ湖からは、別の会社のバスでトレチーメまで向かわなければいけませんでした。

Dolomitibusというバスで行きますが、チケットは、運転者からは買えず、写真の建物（Hotel Grand Misurina）のお土産屋で買わなければいけませんでした。

イタリア語しか通じないようで、チケットを買うのにやや苦労しました。
1人片道4ユーロです。

バスに乗り込んだところで、山にかかる雲が切れたので、車窓からもう一枚撮りました。

トレチーメへ向かう車窓からの景色。

トレチーメに入る手前で、渋滞しましたが、アウロンツォ小屋まで来ました。
バスに乗っている間に、空は厚い雲で覆われてしまいました。

雨が降らないことを祈りつつ、ハイキングを始めます。
バスが停車する駐車場から、小屋の方へ上がったところに、公衆トイレがありました。
無料で利用できましたが、トイレが和式で驚きました。

私達は、アウロンツォ小屋をスタートして、反時計回りにトレチーメを1周するハイキングをしました。

アウロンツォ小屋を出てすぐ、このような景色が現れました。

多くの人が同じように進んでいくので、迷うことはありませんでした。

少し歩いたところから、アウロンツォ小屋を振り返って見た景色。

アウロンツォ小屋からラヴァレード小屋に向かう途中には小さな教会がありました。

このような平坦な道を歩いて、ラヴァレード小屋まで行けます。

アウロンツォ小屋から40分程で、ラヴァレード小屋に着きました。

トイレは50セントで利用できました。

ラヴァレード小屋の周辺の景色

ここから、Paternsattelという部分までやや傾斜のきつい坂を上ります。

しばらく上ったところから、ラヴァレード小屋を見下ろしました。

歩いているうちに、晴れ間も出てきました。

そして、Paternsattelに着き、３つの頂きが見えるようになりました。

山の天気は変わりやすいと言われるように、雲がかかったり、日が差しこんだりしますが、やはり青空の下の眺めは素晴らしいです。

歩いていくうちに、見える角度も少しずつ変わっていきます。

次の目的地は、ロカテッリ小屋（Dreizinnnen Huette）です。そこまでも、良い眺めのところで、写真を撮りつつ進みました。

Paternsattelからさらに30分以上歩くと、ロカテッリ小屋（Dreizinnenhuette）が見えてきました。

トレチーメを1周するコースの約半分の地点である、ロカテッリ小屋に到着です。

食パン、生ハム、チーズなどを持ってきていたので、サンドイッチを作って昼食にします。

ロカテッリ小屋（Dreizinnenhuette）からは、文字通り　Dreizinnen トレチーメがダイナミックに眺められます。

ロカテッリ小屋の周囲の景色

沼がありました。

ここにも、小さな教会がありました。

昼食を取りつつ景色を眺めます。

風が強く、雲の流れも速いので、曇ったり晴れたりを繰り返します。

昼食とトイレを済ませ、再び、ハイキングを続けます。

ラヴァレード小屋からは上りがメインでしたが、ここからは、しばらく下り坂でした。

先ほどまでいた、ロカテッリ小屋の辺りを見上げたところ。

トレチーメを正面から見上げるような角度になってきました。

牛が放牧されている草地へ向かって下っていきます。

放牧されている牛の間を進んでいきます。

ロカテッリ小屋を下り始めた時は、雲が多かったのですが、短時間に晴れました。

トレイルも下りから一転、今度は再び上りになり、暑いくらいでした。

上りで疲れたので、谷を眺める場所で休憩をしました。

もうしばらく進むと、真正面にトレチーメを眺めるようになりました。
今までとは、また異なる眺めです。

ロカテッリ小屋から、休憩を挟みつつ、1時間20分程でLangalm Huetteに着きました。

1周ハイキングも終盤に近付いてきました。

Langalm Huetteから見るトレチーメ

同じように反時計回りにハイキングする人が多いので、コース後半で疲れている人も多かったのでしょう。
寝転んで休んでいる人を沢山、見かけました。

Langalm Huetteを出て、またハイキングを続けました。

次に目指すのは、ゴールのアウロンツォ小屋です。

横に見える谷を眺めつつ進みます。

アウロンツォ小屋まで20分と書かれていました。

この標識では、ここからロカテッリ小屋までは、1時間20分だということになります。

ギザギザの形をした山や野原を眺めながら、アウロンツォ小屋を目指しました。

谷には、ミズリーナ湖と思われる湖が見えました。

何度か休憩したため、5時間近くかかって、1周を終えました。
駐車場に、ちょうどシャトルバスが停まっていて、乗り込みました。

ぎりぎりに乗ったこともあり、ドッビアーコまで車内では立っていなければなりませんでした。

バスが満員だったので、途中のバス停からは、乗ろうとしても乗せてもらえないお客がいました。

ドッビアーコのバスターミナルまで戻り、夕食までホテルで休みました。

夕食後、ドッビアーコの街を散歩しました。
夕焼けに染まる山が綺麗でした。

ホテル（Hotel Tschurtschenthaler ）に戻り、3泊目を終えました。

以前から行ってみたいと願っていたドロミテは、東側をメインで周りましたが、迫力のある景色を楽しめました。