2018/08/10 - 2018/08/11
1116位(同エリア2400件中)
TYTYさん
この夏、フランクフルトから1泊2日でベルリンに旅してみました。
とても、早周りで旅行したので、まさに飛ぶようでしたが、非常に魅力的な都市でした。
こんなにも、アートに溢れている欧州の都会は、なかなか無いと思います。
旅程
8/10 ICE694
フランクフルト中央 発 8:14
ベルリン中央 着 12:30
ベルリン泊(モーテル ワン ベルリン-ハウプトバーンホフ)
8/11 ICE877
ベルリン中央 発 18:30
フランクフルト中央 着 22:57
本旅行記は2日目です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
FLYベルリンといいながら、、
2日目も、地味ーに、公共交通機関乗りまくりです。
ベルリンは、BVG(ベルリン市交通局)が鉄道も地下鉄もバスも一手で担っています。
この一日券があれば、7ユーロで翌日の午前3時まで乗り放題という優れもの。
23区内のJR、営団、都営地下鉄、都バス、東急西武バスまでも、1日ぜーんぶ乗れる様なものですから、やはり安い。 -
今日は、早朝(6:30)からSバーン乗って、ベルリン東駅(Berlin Ostbahnhof)に下り立ち、駅前から続くイーストサイドギャラリーへ。
どれも、すばらしい作品群です。
メッセージ性の強い作品ばかりで、私には、壁画同士が、掛け合い漫才をしているように思えてきて、、
以下、想像上の「イーストサイド壁画漫才」です。
一部、ブラックなところはご容赦ください。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイーストサイドギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
-
どーもー
「ベル夫でーす」
「リン男でーす」 -
ベル夫「しっかっしまー、来年でベルリン壁崩壊から30年、、長かったなー」
リン男「ほんま長かった。壁の期間が28年、崩壊後期間がやっと、超えたで。」 -
ベル夫「あのころは、みんな、こんな感じやったなー」
リン男「そうやなー、全員ムンクやなー」 -
ベル夫「西に買い物行くのに、何度トラビで、壁ぶち壊したか、わからんで。」
リン男「んなわけあるかーい!!」 -
ベル夫「まぁ、なんだかんだいっても物が言える自由は、ええもんやな。」
リン男「そら、そうや。」 -
ベル夫「しっかし、西側に組み込まれたけど、ええ事ばかりではなかったで、、」
リン男「どっちやねん!」 -
ベル夫「いっつも、金に操られてる感じするで。。」
リン男「灰色のままやな。」 -
ベル夫「いっそ、日本にでも、逃げちまおうか、と思うでホンマ。」
-
リン男「日本も、アメリカと同じ西側やで」
-
リン男「ビル中におっさんが一杯詰まっている国、行ってどないするねん!」
ベル夫「そら、そうやな、やっぱ、資本主義も灰色やな。。」 -
ベル夫「そんな時、ワシ、壁に佇む、昔のホーネッカー書記長の夢見るで、、」
リン男「オスタルギーやな。。おっちゃん、なんか、言うとった?」 -
ベル夫「社会主義の同胞愛は素晴らしい!!!と」
リン男「書記長!それだけは、マジ勘弁。。」 -
リン男「でも、壁が壊れてほんま、よかったわー」
ベル夫「今から、壁を作ろうとする、アホもおるけどな。。(カキカキ。。)」
リン男「落書きは、よさんかーい!!」 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな漫才を想像しながら、歩いていると、いつのまにやら
ワルシャワシュトラーセ駅(Warschauer Str.)付近まできました。
この辺は、「東」を強く感じます。 -
旅の基点、アレックスに戻ります。
-
昨日見れなかった、アレクサンダー駅を東側から、探索。
周辺には、、
社会主義芸術と一体化したアートなビルが。
「壁画芸術の応用形か?」
「東の理想は、科学技術と労働者の幸福が高度に昇華した世界だったのだろう。」
などと、勝手に想像していると、、 -
すぐそばには、見事なまでの、廃墟ビルが。。
コレも、東のアートといえば、アートかな。。 -
(9:00)
アレックスから昨日と同じ道をたどって、ベルリン大聖堂へ。
朝日が眩しい。。。
今回は朝一なので、観光客もまばらで、じっくりと見学できました。ベルリン大聖堂 寺院・教会
-
中は、絢爛豪華な大聖堂。
パイプオルガンが奏でられ、荘厳さを引き立てます。
第一次大戦前、ドイツ第二帝国の絶頂期に、大改築して建てられたものなので、
帝国の威信を感じさせます。
(歴代プロイセン皇帝が眠る菩提寺のようなものです。) -
(11:00)
続いてきたのは、ドイツ技術博物館
目印は、屋上から吊るした
「ベルリン空輸大作戦!!ー西ベルリンを救え!」で有名な
米軍のC47スカイトレイン。(映画ではないですよ!史実です)ドイツ技術博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ここは、男の子の夢の殿堂!!
自動車から、飛行機から、船舶までなんでもあります。
敷地も、広く、多分まともに見たら、1日はかかってしまうと思います。 -
これは、BMWが戦後まもなく作った、バブルカー。
戦争に敗れても、戦後復興に賭けた、西独の執念を感じます。 -
航空機も、まるごと、どーんと展示されています。
(Ju 52 戦間期に活躍した、旅客機) -
ドイツ空軍(国防軍)の飛行機なんかも、控えめに展示されています。
(控えめでもないか。。。) -
(12:30)
ポツダム広場から、
ソニーセンター、ベルリンフィルを横目で見つつ、
文化フォーラム(Kulturforum)にある
ベルリン絵画館にやってきました。ゲメールデガレリー (絵画館) 博物館・美術館・ギャラリー
-
ここは、ルネサンス、バロック絵画をメインとしてます。
-
カラヴァッジオ「愛の勝利」
非常に大きな美術館ですが、小部屋ごとに分かれていて、珠玉の名画の数々が
展示されています。 -
でも、私のここでの一押しは、
農民画家ブリューゲルの
「ネーデルラントの諺」ですかね。。
鑑賞というよりは、探しだす楽しさがあります。 -
(14:00)
地下鉄とバスを乗り継いで、
シャルロッテンブルグにやってきました。
快晴に映える、見事な宮殿。
といっても、今回の訪問はこちらではなく、シャルロッテンブルク宮殿 城・宮殿
-
宮殿と道を挟んで、横丁にある、
こちらのベルクグリュン美術館(Berggruen Museum)と
シャルフ ゲルステンベルク コレクション(Collection Scharf-Gerstenberg)
です。ベルクグリュン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
まずは、ベルクグリュン美術館
ジャコメッティさんがお出迎え。 -
ピカソ「坐るアルルカン」
ここは、ドイツ人画商、
ハインツ・ベルクグリュン氏(Heinz Berggruen, 1914-2007)の
美術館なのですが、
膨大な数のピカソ、マティス、クレーなど、至高のコレクションです。 -
ピカソ「黄色のプルオーバー」
なんでも、ベルクグリュン氏は、ピカソと親交があっとのこと。
そりゃそうだ、こんな多数のピカソの名作を、まともに集めるのは不可能だろう。 -
ピカソ「足を乾かす坐せる裸女」
ピカソの名作の数々、ちょっと横丁の隠れ家的な美術館で見れるなんて
ベルリンっ子は幸せ者ですね。。。 -
ルドン「ゴヤへのオマージュ」
続いて、通り(シュロス通り)を挟んで真向かいの
シャルフ ゲルステンベルク コレクションへ。
ここも、個人のコレクションがベースになっています。
ルドン、エルンスト、デュビュッフェなど、
シュールな絵画が多かったです。シャルフ ゲルステンベルク コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
-
マックスエルンスト「この背の高い病気の男は誰だ・・・」
パリに向かうV2ロケットか? -
珠玉の作品群を鑑賞後、バスに乗って、
ベルリン動物園駅(Zoologischer Garten)に向かいます。
2両連結のバスで優に100人以上乗れそうです。
一日乗車券があれば、運転手さんに見せるだけでOKです。
この辺は、「西」を感じさせる通りです。 -
動物園駅で乗り換えて、ベルリン中央駅に向かいます。
Sバーンホームからの
カイザーウィルヘルム教会と、西の象徴、ベンツビル。ベルリン動物園駅 (ツォー駅) 駅
-
(15:30)
途中、ティーアガルテン駅(Tiergarten )にて下車
遠くに、戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)が見えます。
ティーアガルテンの木々の下を通りながら、戦勝記念碑まで歩いてみました。 -
この大通り「6月17日通り」をてくてくと歩いてゆくと、、
徐々に近づく、勝利の女神。
この通りの名は、1953/6/17の東ベルリン暴動にちなんでいるそう。
暴動の日を、こんな立派な大通りの名前にしてしまうなんて。。
通りにちなんで、暴動が起きたら、どうするんだろう。 -
晴天に映える黄金の女神。輝いてます。
ただ、この大通り、自転車専用レーンがあって、
ぼんやり眺めていると、猛スピードで自転車が通っていきます。
(時間があれば、ママちゃりで、滑走してみたいですね。。)ジーゲスゾイレ (戦勝記念塔) モニュメント・記念碑
-
(17:00)
さて、ベルリン中央駅に到着後、今回のベルリン旅行、最後の美術館、
ハンブルク駅現代美術館(Hamburger Bahnhof)
に来ました。ハンブルク駅現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ここは、もともとハンブルク行きの列車が発着するターミナル駅だった建物
それを、そのまま現代美術館に。
(オルセーと同じ発想かもしれない。)
アンディ・ウォーホール、ヨーゼフ・ボイス等の現代芸術が多数。 -
ウォーホール「毛沢東」
文化大革命後の作品ですが、
中国の紅衛兵も、こんなポップな毛沢東をかかげて、大闘争していたら、
文革の結果も違っていたでしょうに。。 -
(18:30)
ベルリン中央駅 発
ICE877にて フランクフルトに帰ります。
強烈なイメージを脳裏に残し、ベルリンともしばしの別れ。
今回は、まさに飛ぶような、2日間(実質30時間)のベルリン旅行でしたが、
それでも天候に恵まれて、
・5美術館
・4博物館
・4史跡
・1寺院
・1テレビ塔君。。
を廻りきることができました。
ベルリンは広く、迷いがちですが、
基点となる場所(私の場合は、アレックスとテレビ塔君)
をキープしておき、位置関係を整理すると、意外と分かりやすいかもしれません。
またいつの日にか、もっと時間をかけて、ゆったり
ベルリン アートを堪能したいと思います。
(了)ベルリン中央駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
ベルリン(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
47