2018/06/27 - 2018/06/27
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kawakoさん
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バーゼルでの私のイチオシ!キルシュガルテン館/Haus zum Kirschgartenは見どころ満載です。
キルシュガルテン館/Haus zum Kirschgartenはバーゼル歴史博物館の分館で、18~19世紀のブルジョワの住宅と暮らしの歴史を伝える博物館です。
この建物は1775年~1780年にシルクリボン製造業者であったヨハン・ルドルフ・ブルックハルト大佐が、工房「ベンデルヘレンBändelherren」と自邸として建てた由緒ある邸宅で、建築家ヨハン・ウルリッヒ・ビューヘルが設計した初期古典主義様式の傑作です。
- 旅行の満足度
- 5.0
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キルシュガルテン博物館/Haus zum Kirschgarten
バーゼル駅前をまっすぐ進み、エリザベーテン通り/Elisabethenstrasseを下って約10分も歩くと到着ですキルシュガルテン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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緑の扉を開いて中に入ると正面は幅の広い通路になっています
この通路を挟んで左右に展示室があるんですが、建物は完全に分かれていてそれぞれ階段があります
左右の建物の行き来は入り口前の通路でしかできなくなってます -
入って右手に進むと受付とミュージアムショップがあり、続いてクロークがあります
クロークの先に展示室が続いています -
一階は時計の展示室です
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ここに来るといつも「一つ持ち帰るとしたらどれにするか」と妄想して楽しんでます
( ̄∇ ̄)b 美術館でもオススメの妄想ですw 絵画を見る時の真剣さが変わりますよ -
エマイユの美しい時計も多いんですが、中の精緻なパーツの美しさも素晴らしいです
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では二階へ
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二階ではバーゼルの19世紀のブルジョワジーの生活を彷彿とさせる部屋が、様式ごとに並んでいます
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ミント色の壁が軽やかな印象の「メリアン・ツィンマー」
( ̄▽ ̄)b ツィンマーはドイツ語で部屋の意味です -
このメリアン・ツィンマーは、マルガレータとクリストフ・ブルクハルト夫妻の所有品で構成されており、他の部屋と違って年代や様式の様々な家具がアンサンブルされています
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続いて、赤い壁紙が印象的な「ナポレオン三世ルーム」
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この時期はゴシックやルネッサンス、バロックにロココなど、それまでのフランスのさまざまなスタイルが復活し、さらに万博の影響から海外のエキゾティックなスタイルも混ざって独特な装飾様式が生まれました
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誰の写真だろう・・・ナポレオン三世とウージェニー妃?
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「ユーゲント・シュティールの部屋」
19世紀末~ドイツ語圏で流行した世紀末美術で、ドイツ版のアールヌーヴォーといったところでしょうか -
他の部屋に比べるとあっさりして見えるわ
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Jugendstiel Zimmer
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これは「エンパイアの部屋」
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エンパイア・スタイル(アンピール様式)は、フランスにおけるナポレオン1世の帝政時代を中心とした装飾様式で、豪壮華麗な表現に特徴があります
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ナポレオン好みの古代ギリシャ・ローマ風スタイルといったところかな
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「ビーダーマイヤーの部屋」
フランス革命後に出現した、やや裕福な中産階級の好んだインテリアで、貴族的なものを排除しつつも優美かつ落ち着きのある空間となっています -
おぉ、くるみ割り人形だ
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下に降りてきました
ここから裏庭に出られるんですよ -
正面には小さなあずまやが
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この庭にはベンチがあるので休憩するのにもってこいです
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さて中に戻って、美しい吹き抜けの階段を上に行きます
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らせん階段は三階まで続いていて、三階からはさらに屋根裏部屋にあがれます
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2~3階にあるのは家具調度の展示です
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それぞれ趣の違うたくさんの部屋が続いています
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このシャンデリア、ガラスの花の飾りがついていて凄くきれいなんですよ~
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こういう昔のお屋敷にくると大きなストーブあって、それがかなり見ごたえがあるんですよね
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部屋の前面がガラス張りなので、写真を撮るにはちと不便です
あ、もちろんフラッシュは禁止ですよ! -
この暖炉の飾りは豪華だな~
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Haus zum Kirschgarten
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Haus zum Kirschgarten
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こういう方々が暮らしていたんでしょうね
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この照明前のスクリーン、初めて見ました
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Haus zum Kirschgarten
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本物の暖炉
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Haus zum Kirschgarten
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この部屋はキッチンの隣にあったので食堂ではないかな
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で、そのキッチン
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では屋根裏へ
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屋根裏部屋にあるのはおもちゃで、特にドールハウスは必見ですよ!
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ドールハウスの中
明かりがついてるよw(^_^;) -
一つ一つのドールハウスがデカい
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タンスみたいだわw
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中もビッチリ詰まってます
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主人家族の部屋以外にも召使の部屋とかもあって、ドールとはいえリアル社会です
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この家具は凄かったです
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もちろん食器なども凄い!
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細かい上に種類が多いw
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また一階に降りて、今度は入口から見て左手の展示室へ
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この展示室ではファイアンス焼きを展示しています
この猪の頭は食器なんですよw こういうのテーブルウェアにしちゃうのがいかにも肉食人種って感じです -
このチコリーサラダも陶器製、装飾用に作られたんだったかな
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この丸ごとキャベツはスープ容器でした
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さてこの奥には地下へ行く階段があります
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地下にあるのは鋳物です
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ヨーロッパではよく見かける鋳物の看板や扉など
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これは19世紀のバーゼルで営業していたガストホフ・シフ(船)の看板です
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こちらの大樽は18世紀のバーゼルにあったラートハウス・ケラーのものだそうです
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バーゼル市役所(ラートハウス)の地下室(ケラー)に酒場か食堂があったんですかね
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くまw( ̄▽ ̄)
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あと陶器もいろいろありました
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さて、キルシュガルテン博物館のななめ向かいにはエリザベーテン教会/Offene Kirche Elisabethenがあるのですが・・・
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その横で何やら発掘作業が行われてました
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これは…通りすがりに凄いところに出くわしましたよ!
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工事中に偶然発見されたそうですが、約80人分の白骨が出てきました
中世にたびたび発生した、ペストなどのエピデミーの際のものではないかとのこと
その理由としては、子供から老人まで混じっていて、ぎゅうぎゅう詰めで埋められていることから、同時期に大量の死人が出たことが推測されるためだそうです
規模と時期的にチフスじゃないかとも推測されているようです -
生者と死者が交錯しています
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