2018/06/06 - 2018/06/06
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marketaさん
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特典航空券の「24時間以内の国内の乗り継ぎは2カ所まで」という規定を利用して復路に寄った小樽。
美味しい物いっぱいの小樽で唯一ゆっくり食べられるランチは何を食べよう・・・。やっぱりお寿司?
歴史的建造物の中で小樽バインのランチも良いな。調べれば調べるほど候補が出てくる。そんな中で選び抜いた結果、雰囲気重視で「北一ホール」に行きました。
暗い倉庫の中、ランプの明かりとにおい、幻想的な世界に浸った後、オルゴール堂を見て歩き、デザートにパルフェフロマージュ。小樽を堪能しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ JRローカル 徒歩 AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ランチをしようとやってきたのは堺町通りの南の方、もうすぐメルヘン交差点という所にある北一硝子3号館。明治24(1891) 年に漁業用倉庫として建てられた木骨石張倉庫とのことですが、残念ながら外観の写真を撮り忘れていました。
外観は思いっきり「和」の、伝統的な雰囲気の倉庫です。入ると昔のトロッコのレールが残っていました。
右手に私がランチをしようと目指したお店「北一ホール」があり、北一硝子 三号館 (旧木村倉庫) 専門店
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そこは外観からは想像がつかないなんとも幻想的な空間です。
店内は167個の石油ランプの灯りのみ。北一ホール グルメ・レストラン
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私が入店した時はまだ客もまばらだったので好きな席を選べましたが、一番手前の席に座ってど~んと奥までを眺めることにしました。
テーブルの上には「フラッシュ撮影禁止」と「熱くなっているのでランプに触れないで」の注意書き。 -
手ぶれ防止に机にカメラを置いて撮ったり
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いろんなモードで写真を撮りました。
修学旅行生もいたけど、あの年齢でこの店を選ぶなんてすごいセンスがある子達だなあ。しかも、騒がずに静かに楽しんでた。多くの高校生は「海鮮丼」なんかの店で食べているのを見かけました。 -
ここは開店時の8:45に行くとスタッフさんがランプ1つ1つに火を灯していく作業を見ることができます。
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せっかく小樽に宿泊したことだし、私も8:45に間に合うように行こうかなあと考えていましたが、結局行かなかったことをかなり後悔しました。
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ランプのシャンデリア
ところでランチですが、ここは多分「カフェ」メインで食事はそんなに本格的ではありません。 -
入口のレジで会計をして、そこでもらったレシートのような紙をカウンターで渡した(ような気がします。ちょっと記憶があやふや)
お水なんかはセルフサービスで、この辺りはこの店の雰囲気とは違ってかなりカジュアルスタイルです。 -
私は季節限定「鮭といくらの冷たいおうどん」を食べました。鮭といくら、一応、北海道らしいでしょ?
なんで「カフェ」メインの店でお茶にせずにランチにしたかというと、カフェはカフェで行きたい店があったからです。そのカフェについては次の旅行記に書きます。 -
食べ終わった後もしばらくこの幻想的な世界に浸っていました。そして、石油ランプのにおいが心地良かった、と言ったらおかしいかな?
最後に、私が座っていた席とは逆の、一番奥に行って写真を撮りました。
こちら側に座った方が良かったかな? -
ただ奥から手前を撮ると、セルフサービスの水なんかが置いてあるカウンターや食器下げ口等の現実的な様子が映り込むかなと思ってこちらを背にして座っていました。
私が店内にいる時も、店内を覗き込んで美しさに驚いて思わず感嘆の声を漏らしていた観光客もいました。それぐらい、美しかったです。 -
この北一硝子3号館、北一ホールの他にショップとカフェバー「9番倉」も有りました。
この9番倉も天井のステンドグラスが素敵なカフェ。
ショップも綺麗な商品が所狭しと置かれていましたが写真撮影は禁止でした。
印象的だったのはトイレの扉。昔の倉庫を利用していることがよくわかりました。 -
北一硝子3号館を出て観光を続けます。堺町通りをさらに歩きました。
堺町通りは普通に車も通っている道路ですが、車が途切れたところにかけだしてきて横一列になってジャンプして記念写真をとる観光客グループもいました。
時々、情報番組でもこういう事報道してますよね。 -
小樽は北一硝子とルタオの店舗がめちゃくちゃ多かったです。
こちらは北一硝子 アウトレット北一硝子 アウトレット 専門店
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歩いていたら鐘の音が聞こえてきた。13時でした。鐘があるのはルタオ本店。
写真右は常夜灯。
そしてこのメルヘン交差点を渡った所に -
蒸気時計と小樽オルゴール堂 本館
小樽オルゴール堂 本館 専門店
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小樽オルゴール堂本館も小樽市指定歴史的建造物です。
「旧共成(株)
建築年:大正4(1915)年 構造:木骨煉瓦造
石造の多い小樽では珍しい煉瓦造の建築で、内部に木骨の構造を組んでいます。壁の褐色の煉瓦、アーチ状窓のキーストーン(要石)や開口部と隅部に積んだコーナーストーンなどが特徴です。」by案内板 -
入口から中に入ると・・・ここも綺麗~!!
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綺麗なシャンデリアの下に、可愛い商品(オルゴール)がぎっしり並んでます。
修学旅行の男子生徒たちも「これすっごいかわいいなあ」と言ってるのが聞こえてきたぐらい。 -
奥の方に行くと木組みの部屋にこれまたかわいいオルゴールがいっぱい。
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2階に上がりました。2階から見るとこんな感じ。
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2階は商品よりも非売品というか、値段もつけられないほどのアンティーク家具が置いてあったり
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こんな大きなオルガンが置いてあったり。
「フェアグランド・オルガン 演奏ご案内 AM10:00、PM16:00」
ああ、聞いてみたかった。16:00にここにいたら飛行機乗り遅れる、残念。
知っていたら10時に来たのにな。調査不足でした。 -
入口の真上、このシャンデリアの周囲は
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高級オルゴールコーナー
数十万、数百万、・・・数千万の品もあったとか。もう0の数、数える気力もなく、さらっと見ただけ。 -
そんな高級オルゴールが並ぶ1角に、視聴できる物がありました。
日本で初の50弁最高級オルゴール〈オルフェウス〉 -
後はオルゴールの歴史のジオラマも。
行く前はただの「雰囲気の良いオルゴール屋」と思ってましたが、ちょっと「博物館」要素もありました。素晴らしかった。 -
ルタオ本店(左)と蒸気時計
蒸気時計は15分ごとに蒸気が吹き出し、5音階のメロディーを奏で、毎正時には時刻の数だけ汽笛が鳴るそうですが、これも事前調査不足で見ずに+聞かずに帰ってきてしまいました。堺町交差点 (メルヘン交差点) 名所・史跡
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またメルヘン交差点を渡って堺町通りを戻って行きます。
これも素敵な建物で小樽市指定歴史的建造物かなと思いましたがこれは違うようです。 -
その2軒隣り。小樽オルゴール堂アンティークミュージアム
さっきもうたくさんオルゴール見たけどなあ、なんて思いながら入ってみましたが・・・。小樽オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム 美術館・博物館
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入口付近にはまだ購入可能な販売物が置かれていました。アンティークで雰囲気もとても良い感じです。
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しかし奥には貴重・高級な非売品がたくさん展示されていました。
勝手に種類豊富なオルゴール屋だと思い込んでいましたが、確かにここの屋号、「小樽オルゴール堂アンティーク『ミュージアム』」です。 -
このピアノはスタインウェイ・デュオ・アート 1924年 アメリカ
スタインウェイだよ!? しかも自動演奏だって。 -
これは「レジーナコロナNo.36 1899
12枚のディスクが花壇にセットされており、1枚ずつ順番に演奏いたします。」と、説明書き。
お宝鑑定団とかに出てきそうな・・・。 -
左:エロイカ 1900年 シンフォニオン社 ドイツ
「3枚のディスクでアレンジが異なっており、同時に演奏することで、音に厚みと立体感を与えることができます。世界的に大変希少価値の高い機種です。」と説明書き。聞いてみたい~!
右:Wディスク 1900年 シンフォニオン社 ドイツ
「より複雑な演奏技術を求めて、2枚用ディスク機種を製造したもので、アレンジの同じ2枚のディスクをセットして演奏すると音色に深みを増し、立体的に聴こえることが出来ます。」 -
そして!見事なパイプオルガンがありました。
パイプオルガン 1908年 イギリス エオリア社 -
なんと1日6回、オルゴールコンサートがあるらしい。聞きたい!
只今13:30、ルタオプラスでパルフェを食べて14:00に戻って来よう。 -
とルタオプラスに向かうけどここも気になる、でも時間が無いからさらっと店内を見ただけ。
大正硝子館 (堺街店) 専門店
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さらにこんな魅力的な物まで。北一硝子見学工房
ここは写真撮影不可だったので写真はありませんが窓ガラス越しに職人さんが宙吹きしている様子を見ることができました。北一硝子見学工房 名所・史跡
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あっちこっちで寄り道してやっとルタオパトスに到着。あれ、確か地図にはルタオプラスが隣にあったような・・・。わからなくて店員さんに聞いたら(堺町通りからだと)ルタオパトスを通り抜けて左にあると教えてもらい
ルタオ パトス グルメ・レストラン
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ありました。ルタオにはいろんな店舗がありますが、ルタオプラスが一番カジュアルかな?一人でさくっと食べるにはこれでいいや、と。
テイクアウトのみかと思っていたらちょっとした椅子もあるわ。助かる。ルタオ プラス グルメ・レストラン
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パルフェを食べようと思ってきたけどパルフェフロマージュにも3種類。
フランボワーズとショコラと季節限定メロン。
う~ん、迷う~。 -
「限定」って言葉に弱い。メロンにしました。
北海道で「メロン」といえば(緑のメロンじゃなくて)オレンジ色の「夕張メロン」なんだなあと今更実感。 -
看板前のテーブルが空いていたのでそこでいただきました。美味しかった。
ただルタオってすごい有名だから期待値上がりすぎてた?
美味しく頂いた後、慌てて小樽オルゴール堂アンティーク2号館に戻りました。 -
小樽オルゴール堂2号館に戻るとパイプオルガン前のベンチには既に座って待っているお客さんも。14時になるとスタッフさんの説明が始まりました。
「専用のロール紙を使用し演奏いたします。ロールには音楽信号の小さな穴が空いており、鍵盤と同じ数ある装置で読み取られます。」と説明書きにも書かれていました。
このロール紙を最初にスタッフの方が見せてくださり、その後このロール紙を譜代の所にセットして音を聞かせてくれました。 -
パイプオルガンの自動演奏が終わり、「次は後ろのオルゴールを紹介するので後ろで待っていてください。」とスタッフさんが言っても結構みんな無反応。私以外、外国からの観光客だったかな?
私が立ち上がり移動すると他の人も席を立って移動。
次は「オーケストラオルゴール」(1850年頃)を聞かせてもらえました。
オルゴールにベルやドラム等の楽器を加え、多彩な音色によって音楽を再現しようと造られた物だそう。 -
その次はミラコンソール 1905年
この音色が聞けるCDが売っていましたが、いくら録音・再生技術が高度になってもやっぱりCDで聞くのと本物を聞くのとは違う気がする。 -
最後にピエロエクリヴァン(オートマタ)
これは「ピエロが夜更けにお手紙を書いています。夜もだんだん更けてきますので、ピエロは眠くなってきます。その時、ランプの炎も小さくなります。今にも眠りに落ちそうになった、その時、ふっと我にかえり、手を掲げます。すると、また赤々と炎が燃え出す・・・・・という大変凝った内容の作品となっております。」(説明書き)
眠くなってきてピエロのまぶたが段々落ちてくる様子が素晴らしかった。2回、回してくださいました。
以上、4種のオルゴールコンサートは15分程度のものでしたがこんな間近で見せてもらえてすごく良かったです。そしてこれ、なんと無料でした。
こんな事をしていたら飛行機までの残り時間も少なくなって、次回の旅行記はラストスパート、小走りします。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 尚美さん 2018/08/25 08:18:56
- 小樽も知らない所ばかりです
- marketa様
小樽に沢山あるという北一硝子、知りませんでした。
北一倉庫、すごいですね。星空か、キラキラ花畑のような幻想的な光もとてもステキですが、美しい天井も見てみたいです。店員さんがランプの火を灯していくところも、見る事が出来たらよかったですね。
小樽オルゴール堂は建物ももちろんですが、2号館のオルゴールコンサートに驚きました。ピエロエクリヴァンですか、オートマチック人形劇みたいなの、いいですねー。同時に音も鳴っているのですか?見てみたいです。
前の旅行記の、ステキな建物巡りも良かったです。見どころが沢山でしたが、沢山ある旧銀行、特に見てみたいです。
尚美
- marketaさん からの返信 2018/08/25 12:25:15
- RE: 小樽も知らない所ばかりです
- 尚美さま
コメントありがとうございます。
> 北一倉庫、すごいですね。星空か、キラキラ花畑のような幻想的な光もとてもステキですが、美しい天井も見てみたいです。
美しい天井はカフェバー「9番倉」のことかな?
ネット写真で見た天井一面のステンドグラスはとても美しく壮大に見えたのですが、入口からちらっと覗いて見ると意外とカフェバー自体が小さい部屋で、ステンドグラスも勝手に想像していたより小さいと感じました。
>ピエロエクリヴァンですか、オートマチック人形劇みたいなの、いいですねー。同時に音も鳴っているのですか?見てみたいです。
音は鳴ってなかったような気がしましたが、調べたらどうも小さな音が鳴っていたようです。オルゴールは服の中に内蔵されているので小さく聞こえてしまうとか。あのピエロ、手紙を書く仕草もとてもリアルなんですよ〜。
> 前の旅行記の、ステキな建物巡りも良かったです。見どころが沢山でしたが、沢山ある旧銀行、特に見てみたいです。
今回は予想外の時間切れでほとんどの建物が外観のみになってしまいましたが、尚美さんにも小樽ぜひぜひ行ってもらいたいです。
marketa
- 尚美さん からの返信 2018/08/25 15:38:52
- 北一倉庫の木骨の天井がアントワープのオルタカフェを思い出すんです
- そんなにそっくりではないんですが、何故か思い出します。
オルタカフェを見て以来、こういう天井を綺麗だと感じてしまいます。
アール・ヌーヴォーの巨匠の設計だから間違いない、と思い込んでいるんですね。
- marketaさん からの返信 2018/08/26 00:01:07
- RE: 北一倉庫の木骨の天井がアントワープのオルタカフェを思い出すんです
- 尚美さん
なるほど、そういうことだったんですね。
尚美さんは私の中で「石大好き」で、あまり「木」もお好きなイメージが無かったので勘違いしてすみません。
marketa
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