2018/04/20 - 2018/04/20
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この旅行記のスケジュール
2017/04/20
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日吉神社
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長照寺
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今回の旅行は、小浜と琵琶湖北部の古寺と仏像を訪ねる旅です。
2日目は、琵琶湖北部(長浜~木之本周辺)の古寺と仏像を巡ります。
《2日目の訪問先》
正妙寺、西野薬師堂、赤後寺、日吉神社、長照寺、黒田観音寺、木之本地蔵、つるやパン、木之本駅、石道寺、己高閣、世代閣、医王寺、渡岸寺観音堂、観音の里資料館、【大津/琵琶湖ホテル泊】
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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目覚ましをセットしておいたのですが、鳴る前に自然と目が覚めました。
ベランダに出てみると正面に琵琶湖が広がり、清々しい朝です。グランドメルキュール琵琶湖リゾート&スパ 宿・ホテル
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朝食バイキングの会場は、団体客が多くて相当な混雑です。
それでも正面に琵琶湖が見えるカウンター席を確保、朝食は品数豊富で美味しく、琵琶湖の景色を眺めながらゆっくり朝食を頂きました。
朝食後、観光協会へ電話して、今日訪れたいお寺の連絡先を聞いておきます。
先ずは「西野薬師堂」へ。 -
西野薬師堂に近づくと、ユニークな案内標識が迎えてくれました。
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写真右が正妙寺、左が西野薬師堂で、両方のお寺とも世話役の方が扉を開けて待っていてくれました。
ご挨拶すると、先に正妙寺へ案内されました。 -
正妙寺は近くの山の中腹にあったそうですが、平成29年に現在地に移設されたそうです。
住職さんはおらず、地域の方々が交代で守ってきた本堂のみの小さなお寺で、拝観料は西野薬師堂と共通で500円でした。
世話役の方から「ご本尊は撮影禁止です」と言われました。隠し撮りをする人がいるのでしょう、マナーを守りたいものです。正妙寺 寺・神社・教会
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本尊の「千手千足十一面観音菩薩」は、名の通り多くの手と足がある全国唯一の観音様でした。珍しさと見応えがあり、ゆっくり拝観させて頂きました。
世話役の方から「千手千足とは全ての人々をあらゆる方法で、どこまでも助けに行くという有難い観音様」と聞き、有難味が増しました。
*写真はパンフから -
続いてすぐ隣の西野薬師堂へ。
こじんまりしたお堂ですが、創建は奈良時代末期、本尊の薬師如来と十一面観音は共に平安時代の作とのことです。充満寺 (西野薬師観音堂) 寺・神社・教会
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世話役の方の説明で「戦乱の時代に、土中や水中に隠して守った」そうです。地元の方々が大切に守ってきたことが窺えました。
本尊の薬師如来と十一面観音菩薩は、ふっくらした穏やかな表情で存在感があり、重要文化財に指定されています。
*写真はパンフから -
境内に「謎の珠石」がありました。
環境保全工事で発掘された石で、古墳か境界石だそうです。 -
次に赤後寺へ。
鳥居前に車を停め、石段を上ったところに赤後寺の本堂があります。
この鳥居は日吉神社のもので、赤後寺の右隣に日吉神社、その右隣は長照寺と神仏が並んでいました。 -
階段手前に赤後寺の案内板があり、今日の当番の方や連絡先や拝観時間などが書かれていました。
このお寺も無住寺で、地域の方々が交代で守ってきたお寺です。 -
事前に連絡しておいたので、世話役の方が待っていてくれました。
本堂に向って右側から入ります。(拝観料300円)赤後寺 寺・神社・教会
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安置されている千手観音菩薩と聖観音菩薩の2体の観音様は、2体とも手先がなく千手観音は頭上の十一面も失っています。世話役の方の説明で、戦乱から観音様を守るため村人たちが川に沈めた時、洪水により流失しためだそうです。
説明を頂いた後、至近距離からゆっくり拝観することができましたが、手先以外は目立った欠損はなく、柔和を感じる仏像でした。
千手観音菩薩は安産、眼病、転利にご利益があるとされ「コロリ観音」の愛称で親しまれています。転利(コロリ)とは本来「厄を転じて利となし、私利を転じて衆利となす」ことですが、後にコロリが「天寿を全うした上は何の苦しみもなくコロリと極楽往生できる」と解釈され、長患いせず極楽往生に導く観音様として信仰されているそうです。
*写真はパンフから -
赤後寺を拝観後、隣の日吉神社へ。
参拝後、更に隣の長照寺へ。 -
赤後寺、日吉神社、長照寺と並んでいます。
長照寺は元々天台宗のお寺でしたが、真宗大谷派に改宗したとのことです。 -
長照寺の大きな本堂は存在感がありました。
檀家さんが多いようで、地元の方々に親しまれているようでした。 -
次に、黒田観音寺へ。
JR木之本駅から北西方向の集落のはずれにありました。黒田観音寺 寺・神社・教会
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こちらのお寺も、今日の当番の方や連絡先が表示されていました。
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事前に連絡しておいたので、世話役の方が開けて待っていてくれました。
黒田観音寺も住職はおらず、地域住民の方々が交代で管理する小さなお寺です。
重要文化財に指定されている千手観音像の他、不動明王、地蔵菩薩、弁才天などが安置されていました。 -
等身大の千手観音像は平安時代初期の作と言われ、頭上に仏様がなく手の数は18本という珍しい観音様で、力強さと気品に満ちたお姿でした。
戦乱の兵火を逃れたことから「火除けの観音さま」として信仰が厚く、また夫婦円満、病気平癒のご利益があるそうです
*写真はパンフから -
木之本地蔵院へ向う前に、JR木之本駅の中にある「木之本観光案内所」に立寄ります。
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JR木之本駅の1階にある「ふれあいステーションおかん」。
地元の農産品、特産品、お土産などのほか日用品や食料品も置いてあり、スーパーを兼ねた道の駅のようでした。ふれあいステーションおかん お土産屋・直売所・特産品
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「ふれあいステーションおかん」の一角に観光案内所がありました。
木之本周辺の観光名所やグルメ情報の手作りマップ、湖北の観光情報などが揃っていました。ここでマップと観光情報を収集します。
レンタサイクル(1日500円)の取扱もしていました。木之本観光案内所 名所・史跡
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JR木之本駅から近い所にある木之本地蔵院。本尊の地蔵菩薩は本堂に安置されていますが、秘仏のため拝観できません。
地蔵菩薩は眼病にご利益があるとのことで、最近ちょっと気になっていたので丁寧にお願いしてきました。木之本地蔵院 寺・神社・教会
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外に巨大な地蔵菩薩があり、本尊と勘違いしそうです。
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阿弥陀如来が安置されている阿弥陀堂。
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木之本地蔵院の近くにある「つるやパン」へ。
昼食代りに、有名なサラダパンでも食べましょう。つるやパン 木之本本店 グルメ・レストラン
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たくあんを挟んだサラダパンが有名ですが、その他にもラスクやサンドイッチなどが売られています。
サラダパンを初めて食しましたが、「あっさりした、ちょっと変わった味のパン」で美味しく頂きました。 -
次に向ったのは、石道寺。
紅葉で名高い鶏足寺の近くにあり、木々に囲まれたいかにも湖北らしい風景の中にひっそりとお寺が現れます。
726年創建後興廃を繰返し、他寺の仏様も集められたため多くの仏像が保管されています。本尊の十一面観音、鎌倉時代の作と言われる持国天と多聞天の3体が重要文化財に指定されています。石道寺 寺・神社・教会
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本尊の十一面観音は平安時代中期の作と言われ、赤い唇と顔立ちが女性的で、美しさを感じる観音様でした。地域の方々には、子授け観音として親しまれているそうです。
*写真はパンフから
次に、己高閣、世代閣へ。 -
案内所へ拝観をお願いすると、係の方が周辺施設(大日堂、薬師堂、與志漏神社、世代閣、己高閣)を丁寧に説明して頂きました。(拝観料は共通で500円)
己高閣は、かつて己高山にあった寺々の寺宝を集めた収蔵庫で、鶏足寺の十一面観音(重文)のほか、薬師如来、毘沙門天、不動明王はじめ多くの仏像が安置されていて、すぐ近くで見ることができました。己高閣・世代閣 名所・史跡
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己高閣に保管されている、鶏足寺の十一面観音(重文)。手の長さが印象的な観音様です。
*写真はパンフから -
大日堂、歴史を感じます。
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與志漏神社。
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世代閣は世代山の文化財や戸岩寺の寺宝を集めた収蔵庫で、戸岩寺の薬師如来(重文)のほか、十二神将、魚籃観音など、多くの仏像や仏画が収蔵されていました。
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世代閣に保管されている、戸岩寺の魚籃観音。
*写真はパンフから
次に「医王寺」へ向います。 -
医王寺は国道303号線から分かれて、細く曲がりくねった県道をしばらく走った先の集落にありました。
この建物は本堂ですが、住職はおらず地域住民の方が交代で管理しています。医王寺 寺・神社・教会
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十一面観音立像は本堂ではなく、向いの小さな観音堂に安置されていました。
人口減少と高齢化で維持管理が難しくなっているそうです。 -
医王寺観音堂に安置されている、十一面観音立像。
「村の乙女」と言われているそうで、伏し目がちの細い目と長い右手が印象的な美しい観音様でした。製作年代は十世紀から十一世紀初め頃の作と言われ、重要文化財に指定されています。
*写真はパンフから -
続いて渡岸寺観音堂へ。閉館16時と聞き、急ぎます。
拝観料500円、拝観は16時まで、閉館時間厳守ですので注意してください。渡岸寺観音堂 寺・神社・教会
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先ず正面の本堂へ。
本堂には平安後期の作とされる阿弥陀如来像を安置してあり、見応えある仏様でした。 -
次に別棟(慈雲閣)へ。こちらに国宝の十一面観音立像はじめ、大日如来坐像(重文)、金剛力士像、阿弥陀如来坐像、仁王像など、多くの仏像が収蔵されていました。
日本で最も美しいと言われている国宝の「十一面観音立像」は360度から見ることができ、特徴ある耳飾りや後頭部の「暴悪大笑面」などを見ることができました。
*写真はパンフから -
渡岸寺観音堂の横にある、天神社。
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歴史民俗資料館は渡岸寺観音堂のすぐ近くにあり、湖北の観音像や仏像を集めた収蔵庫です。
馬頭観音像や十一面観音像、いも観音など珍しい仏像も収蔵されていましたが、見応えある仏像はあまりないと思います。
館内は撮影禁止、拝観料300円ですが渡岸寺観音堂の拝観券(パンフ)を提示すると割引になります。高月観音の里歴史民俗資料館 美術館・博物館
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国道8号を米原方面へ走る途中、ちょっと変わった地名が...
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高速で大津へ向う途中、多賀サービスエリアで休憩。
大規模なサービスエリアで、多彩な飲食店とフードメニュー、コンビニのほか、コインランドリー、シャワー、ホテルも併設されていました。多賀サービスエリア 道の駅
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近江牛のお弁当が気になりましたが、大津で夕食を予定していたのであきらめました。
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ようやく琵琶湖ホテルに到着、1階は駐車場、フロントは2階です。
ホテルは全客室が琵琶湖側で、眺望、部屋の広さ、快適さなど全般にハイレベルなホテルでした。琵琶湖ホテル 宿・ホテル
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チェックイン後女性スタッフが台車で荷物を部屋まで運んでくれましたが、スタートしてからエレベーターの乗降時はじめ、部屋に到着するまで一言もなく、退出する時に「どうぞごゆっくり」の1言のみでした。笑顔も一度も見せずガッカリです。
用事があり22時頃にフロントへ電話したのですが、何回かけてもつながらず不満が残りました。 -
翌朝、部屋のベランダからの眺め。
『小浜と湖北の古寺と仏像を巡る旅』はここで終了です。
ここから先、私は四国へ、パートナーは湖南のお寺へ、と別行動となります。
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