2018/07/21 - 2018/07/29
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maitakeさん
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ハイキングをすると言っても、ユングフラウ地方(ベルナーオーバーラント)は広いです。
候補を事前にあげておかないと、明日はどうしようと悩んでいるうちに一晩過ぎてしまった過去を反省して、事前に4つの基本コースを選んで置きました。
コースはユングラウヨッホのホームページ内にあるハイキングガイドを参考にしました。
https://www.jungfrau.ch/en-gb/summer-sport/hiking/#list
一番気になるのが天気です。7月は天気が悪いという情報もあり、日本からスイスの天気予報を時々見ていましたが、山の天気と言うこともあるのか天候がころころ変わっていました。だから天気予報はあまりあてにできない。ですから、山を歩き回る場合どこへ行くかが迷うところです。
7月23日
朝の天気は曇りで高い山は雲に隠れています。
今日の天気予報はお日様に雲がかかっているマーク。ホテルの主人曰く、「午前中雲がかかるが午後からすっきり晴れる。」
3,000m級の山の上部は雲がかかると思いメインの展望台は今日はやめます。
歩くのは午前中だけと考えているため、午前中は多分曇りで、遠望はきっと期待せ出来ず。花をめでながら山登りに専念しガッツリ登ろう。という計画です。
乗り物に乗って風景を楽しむという人にとっては、魅力は少ないでしょうが、体を動かすことの方が楽しい私にとっては、時間がたっぷりあり先を急ぐ事もなく、帰りは乗り物で降りてこられる、このあたりのハイキングコース状況が確認できるちょうど良いコースです。
Wengenのホテルから比較的近く、歩いたという感触が持てる10km未満のハイキングとして日本にいるうちに選んでおいたコースの1つです。
<本日のハイキングコース>
登り:ハイキングマップコース№45:Wengen~Allmend~Maennlichen
(ガイド情報)片道4.6km 中級 標準時間2:30時間 標高差+970m/-22m
(手持GPS実績)片道5.8km 時間3:40時間 標高差+1,064m
下り:ゴンドラMaennlichenbahn Maennlichen~Wengen 約5分(実績)
その後 ウェンゲンアルプ鉄道(WAB鉄道)で Wengen~Kleine Scheidegg~Eigergletscher の往復
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝食が朝7時から。天気が良ければ雪に覆われた山が見えるようですが、今日も山の上は雲がかかって何も見えません。どんな天気でも楽しみなのが朝食。パンが6種類ほどあり、チーズも3種、ハム3種。やはりおいしいです。噛むほどに味が広がる。
-
日本から観光にこられたかたから卵は生で、用意してある鍋で8分茹でるのだと教わり、その通りやってみても白身もまだ完全に固まっていません。スプーンですくって食べました。頭の方をナイフで割って食べるということをしていたので、不用意に殻を割ってテーブルや服にこぼすことは幸いありませんでした。黄身と白身がわずかに固まったものを混ぜて食べるのはまたうまいですが、同じものは作れませんでした。
翌日は同じ8分でも硬茹でに、その後日は6分でも半熟だったので、最初の日は何が違ったのだろうと今も不明です。 -
ヨーグルトもプレーンにストロベリーの他、粒々が入ったヨーグルトか何だろう?と思うものにフルーツ、ナッツ、ドライフルーツをトッピングして頂きます。
最後にコーヒーでゆったりしてたっぷりと1時間弱。最初に食堂に入った私が最後に出るほど、皆さん急いで食べてすっと出かけてしまいます。 -
準備が整い、いざホテルを出発。
この古いゴンドラはホテルの敷地内に置いてあります。ウサギなども庭に飼われていて、庭の手入れ道具の物置きかな。
周りの風景に常に目が行って、中は見ませんでした。
今日はこの山の上まで歩いて登ります。結構断崖になっているので迂回するコースの様です。 -
町全体が傾斜地になっていますので、ほとんどの道は上りか下り、電車沿いの道は山に向かっていますので結構急な坂です。
-
駅から5分程度で家が閑散とします。羊を飼っています。草を全て食べさせるのかと思ったら、時より機械で草刈りをしている風景を見ました。羊も若葉の軟らかい葉しか食べないようで、固い茎など食べ残すのでそれを人が買っているんでしょう。
こんな急な坂によく家を建てるもんだ。 -
街から離れ20分くらい歩いてくると、やっと山道らしくなります。
針葉樹の中は花もほとんどありませんので、黙々と登るのは日本の山との麓と同じ。 -
視界が開けた場所にベンチがあるということは、ここから名峰が見えるんでしょうね。晴れていれば。
渓谷の中腹にあるWengenの街。
メンリッヒェンに行くのはロープウェーに乗って皆さん行くので、こんな道を登る人はそうそういないでしょう。 -
林が無くなると高山植物もちらほら出て来て、また森林に入っていく道になるころ、この先に親子で登っている人発見。
人がいてほっとした感じ。でも途中から別の道を進んでゆき、山の上に行く人ではありませんでぃした。 -
針葉樹の合間には花がいろいろ出て来てきました。
ほとんど雑草と思いきや、その中にいろいろな種類の花が草の中に混じって咲いています。これら高山植物(?)も雑草の一部と言うのが解ります。 -
この花は今まで見たことがない花。
アストランティア・マヨル -
開けた場所で振り返るとちょうど半分くらい上がって来ただろうか、ラウターブルンネン渓谷の大きな壁とそのそこの街が見え、左にはWengenの先のアルメントの町が良く見える。
何の山かわからないけど、雪をかぶった大きな山が雲に隠れている。が、その大きさは迫力ある。
やはり、天気がいまいちだと、テンションもあまり上がらない。
ただし、登っているという満足感はある。
その頃、下から6人ほどの若い人が登って来た。やはりあえて登る変わった人もいるもんだ。 -
その後も数名の単独のおじさんが登って追い抜かれていく。
無理せずマイペースで。まだとんがり山の近くまではながそうだから。 -
急な斜面には雪崩防止柵と三又の木がいっぱいあるのはなにかと思ったら植林をした苗木を雪から守るものでした。
この辺で数名のおじさんが、手で草刈りをしていました。
草の中にある花を守るためにご苦労さんだなとおもったら、どうも この植樹した苗木が雑草に負けないように草を刈っているみたいです。
希少な高山植物保護と言うより、急斜面の雪崩防止のためにも植林しているようです。 -
山頂に近付くとガスが出始め、視界が無くなってきました。
せめて雨だけは降らないで! -
ガスに覆われると浮き上がるのが白や黄色の花です。
晴れた深緑の中の花もいいけど、うっすらと霧のかかる中に浮き上がる花もまたいいです。 -
急な山斜面をトラバースする道は結構しっかりしている。
遠望も利かず、麓の町も見えず、山頂付近もはっきり見えないのですが、1,000m近く登ってきたという満足感でしょうか、気分は意外に晴れやかです。 -
山頂の防護柵が見え、12時にメンリッヒェンに到着。
5km程で1,000mを登るのは、日本の山ではさほど急とはいえない程のコースで、ゆっくり登れは登りがいのある満足するコースでした。
ガスがかかり周りは見えないところに、急に雲の切れ間から大きな岩肌(アイガーだと思う)が見えたのでカメラを構えたらバッテリー切れ。
景色が見えないのでロープウェーでWengenに降り、ホテルに戻って替えのバッテリーを取りに行きます。 -
今回このコースで見て撮った写真を確認するだけで41種ありました。
中には同じ種類のものもあるかもしれませんが、1つのコースの道端だけでもよくあるものだ。スイスアルプスでは600種以上確認されているというのも良く解ります。花を見てこれは今回どこかで見たかなと確認しながら写真を撮っているとなかなか先に足が進みません。 -
左下。麝香草の一種かと思ったけど匂いはあまりなかった。
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左下ジギタリス・グランディフロ
ホルンのような筒状の花。 -
右上は 魔女の爪(フィテウマ・オルビクラレ)と思ったら、フィテウマ・ベトニキフォリウムと別の花でした。
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上右2つ目はしおれかけて色あせた葉っぱかなと思ったら リナントゥス・アレクトロロと言うようです。
似たような花でも種類が違ったり、その逆もあったり。
花の特定は難しいけど、とりあえず撮った写真が図鑑に載っていると『これも見た』とうれしくなります。 -
電池を温めやっと数枚取れたが、ロープウェー乗り場から一瞬見えた山肌もすぐ雲に隠れてしまった。
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ロープウェーから見るWengenの町。
宙に浮いているロープウェーからの景色はやはりいいものです。ただ、ぼ~としているとすぐ移動して、せっかくの景色がすぐに変わってしまいます。
ゆっくりできる、ハイキング道からの風景もそれはそれで良し。 -
宿のもどってカメラのバッテリーを交換し、次はユングフラウ3山の麓、クライネシャイデックに鉄道で出かけます。
途中車窓からは、氷河が溶けて流れ出す水が削った滝跡が所々に見えます。 -
クライネシャイデックに到着しました。
どうもホーム全体を工事しているみたい。線路をまたいで隣のホームに行く人や、重機までがホームを行き来したり。 -
駅の周りは人がいっぱい。この雲のどこかがユングフラウ3山でしょう。この雲の中でもユングフラウヨッホ行きの人はかなりいます。
ツアーの人は日程に余裕が無いので行くのかもしれませんが、このような天気が続けば今回、麓の山歩で終わろうと思います。
3年前の夏は滞在1週間 毎日ほぼ快晴だったことは、本当に運が良かったとしみじみ感じます。(今年の日本の夏は1ヶ月晴れが続いていますが・・・) -
クライネシャイデック駅の周りをブラブラしていると雲か時より切れて岩肌が現れました。
これがアイガー北壁か。
雲に隠れてその一部が見える時、一段とその大きさが感じられます。 -
この辺も花がいっぱい。駅周辺には日が差し込んで来ました。
3年前のような枯れ草原ではなく、鮮やかな花咲く季節に来ることが出来たことは本当に幸せです。 -
ユングフラウパス有効エリアのアイガーグレッチャーまで行ってみます。
駅員にアイガーグレッチャーまで。とパスを見せたら他の多くの人と違うゲートで待つように言われました。
行き先によって改札が異なるようです。 -
アイガーグレッチャーに付きましたが、ホームは上り下りでこの1つ。
左側の上り列車から降りる時は反対車線に電車が来ないか注意しなければいけません。たまたま車掌さんが「少し待って」というのを聞いたので解ったが、知らないとびっくりしたでしょう。
ここは標高2300mで曇って風があるため少し肌寒い。 -
手前は花咲く緑のじゅうたんですが、奥は荒涼とした岩だらけ。
ハイキングとクライミングがはっきり分かれる場所です。
ここから標高差250m程降りるとクライネシャイデックに行くコースになるのですが、下りは膝に負担がかかり、午前中良く歩いたので無理はしません。
次の電車が車でこの辺を散歩します。 -
岩山の端にかじりつく駅。
こんなところにわずかに草が生えているように思えますが… -
色んな花がいっぱい、頑張って咲いているんです。
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白山小桜か と思うくらい鮮やかな色。
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岩の下で頑張っているハーネフンス
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クライネシャイデックをあとにWengenに帰ります。
それにしても山の上が全く見えない一日でした。 -
ホテルに戻り、今日もCoopで食事を調達し、Coopで買ったスイス産ワインを頂きます。赤ワインにはチョコレート。
先ほどホテルのロビーでコーヒーを頂いていると、今朝食堂でお会いした関西から見えたご夫婦とお話しする機会がありました。
いままでルフトハンザがメインだったけど、今回のドバイ経由のエミレーツはいいよ。ルフトハンザ(の地方線)はいつも遅れるよね(そうそう!)
スイスの交通費は高いけど、シャモニーは安かった。
登山地図はスイス国土地理院の物が無料に手に入りますよ。私は駅のお店で25CHFもする地図を買いましたよ。などなど・・・
楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。 -
夕方19時半。ホテルの窓からは今日登ったメンリッヒェンがクッキリ見え、青空が出ています。
ホテルの主人の予報が半日ずれたけど当たったということですかね。
(関西からのご夫婦のお話ですと、「昨日も同じこと言ってましたよ」と。)
このまま明日晴れますように。
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