【12万円以下】アラカン女子ひとり旅～ベストシーズンに行くアルザスワイン街道９日間その１～ちょいとソウルに寄ってみた

2018/07/07 - 2018/07/08

昨年、フランスアルザス在住の友人のお嬢さん（Ｍちゃん）と東京でお会いした際「アルザスってとってもステキな所なんですよ～。ぜひ沢山の日本の方に来ていただきたい」と申されました。
ダメよ、私にそんな事言っちゃ。ほら、しっかり行く気になっちゃった。
アルザスって山の中にあるんだっけ？とか思ってたけど、それはアルプスヾ(ｰｰ )ｫｨ 。

調べてみるとそれは美しい村が点在するところらしい。うん！行ってみようか。アルザスへ。

というわけで、昨年11月末にスカイスキャナーで飛行機を検索。Ｍちゃんのオススメ、フランクフルト行きを探したところ、アシアナ航空ソウル経由フランクフルト行きが75,000円。7万円を切る便もありましたが、朝６時発は老いた体には強行すぎるスケジュール。もう、年とったら弾丸は無理よ。ちょっとお高くても体に優しいフライトスケジュールを探して決めました。５千円程度しか違わないし（若い頃はこの５千円が大きかった）

７月７日羽田12:20発　ソウル金浦空港着14:20
７月８日仁川空港12:30発　フランクフルト空港着17:00
７月14日フランクフルト空港17:00発　仁川空港７月15日12:20着
７月15日仁川空港発15:10発　成田着17:20

そしてどのスケジュールも乗り継ぎ時間が長かったので、「ならいっそ１泊しちゃえ」と、いつもの「おまけの観光」ルートをとりました。韓国は初めてなので、韓国グルメをしてからおフランスへ行くという、一粒で２度美味しい旅スケです。

このフライトスケジュール、出発までの間に２回変更となり、サマータイムとなり、結局最後まで「いったい何時発なのかよくわからない(･_･?)」ということになりました。

※12万円は交通費及び宿泊費の合計で、食費、お土産代などは含んでいません。
　
旅行スケジュール
7/7 羽田発　ソウル泊←今ここ
7/8 ソウル発　フランクフルト泊
7/9　フランクフルト～オベルネ　　アグノー泊
7/10 アグノー～ストラスバーグ　　ストラスバーグ泊
7/11 ストラスバーグ～コルマール　コルマール泊
7/12 リクヴィル・ユナヴィル・リヴォヴィレ　　コルマール泊
7/13 エギスハイム～ハイデルベルグ　　ハイデルベルグ泊
7/14 ハイデルベルグ～フランクフルト空港
7/15　フランクフルト空港～仁川空港～成田空港～帰宅

以下シリーズ　大絶賛公開中！
◎その２～フランクフルトでビールが恋しい編　
https://4travel.jp/travelogue/11384904
◎その３～アルザスの小さな村オベルネとMちゃんち編　
https://4travel.jp/travelogue/11385587
◎その4～ストラスブールの熱い夜編　
https://4travel.jp/travelogue/11385944
◎その５～運河散歩と初めてのairbnb編
https://4travel.jp/travelogue/11386815
◎その６～リクヴィル・ユナヴィル・リボヴィレ　ミッションサクセス！編
https://4travel.jp/travelogue/11387220
◎その７～エーグイスハイムとさよならコルマール編
https://4travel.jp/travelogue/11388217
◎その８～ハイデルベルグとトラブルはいつもドイツ編　
https://4travel.jp/travelogue/11390394

韓国ウォン　レート　100円＝1030W

スターホステルインサドン泊　朝食込み42,000W

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

８ヶ月前は７万５千円だったフランクフルト行きが、出発月の７月になると13万円以上となっていました。やはり早めの予約がお得なようです。

さて今回は換金手数料をケチるため、マネーパートナーズのFX両替をしてみました。FX口座を持っていなかったので、口座を開くのがちょいと面倒でしたが、一度開けばずっと使えます。自分の銀行口座からネット経由で入金し（手数料タダ）、100euroずつのパックを３パック購入をポチすると、あっという間に両替完了。今まで「売りレート買レート」の幅の大きさに、むかっとしてたのですが、FX両替だと手数料は銭の単位。128円33銭でポチしましたが、元レートは同じ128円台でした。余ったお金はまた自分の銀行口座に戻せます（手数料月５回までタダ）
ただ、空港で受け取るための手数料が500円かかりますので、あまり少額だと意味が無くなってしまいます。私はeuroが124円くらいの時に換えたものがあったので、今回はそれを加えて使いました。もしeuroがぐぐっと高くなったら、クレカ利用すればいいし。

今回は羽田発なので、電車で空港まで。羽田出発の国際線って初めて。
羽田国際ターミナル駅から空港に向かう廊下には外国人向けでしょうか。ガチャガチャがずらっと並んでいました。安いし、外国人には面白いのかもしれない。

このガチャガチャの先あたりに、外貨両替の場所があったので、窓口の方に予約番号を伝えて、用意してあった外貨を受け取りました。受け取りは本人のみになっていますが、特に本人確認はありませんでした。
マネパのFX両替は１回１ヶ国のみで、今回の私のように、ウォンとeuroを両替したという場合はどちらか片方になります。また引取期間が決められているので、早めに手続きしておくことが必要です。いつか行く時のためにレートがいい時に両替しておこうっと、っていうのは空港が遠い私には現実味がないけど、空港近くが生活圏の人はいいかも。

それにしてもこの外貨両替の方だけでなく、海外も含めて空港で働く人たちの多くは無愛想なんでしょうね。

国内はほとんどが電車かバス移動なので、羽田空港が珍しくてウロウロ。この日は七夕の飾り付けがしてありました。

日本橋もありました。ん～、じゃぱ～ん！

２年ぶりの海外なので、ワクワク感が止まらない。
やっぱ、LCCとは違うわ～。

がしかし、この前日、友人からLineが。

「アシアナ航空の機内食がないって、ニュースに出てるよ」

は？機内食が出ない？

アシアナは機内食が美味しいと聞いていたからすごく期待していたのに。
機内食を作っていた工場が火事になり、機内食がなかったり、ほぼ残飯にしか見えないものが提供されているらしい。チェックインの時に「機内食はありますか（ないと言われたらお弁当を買うから）」と聞いたら「はい、ございます」とお答えになられましたが、問題はその内容なのよ。

飛び立てば、畑がずっと広がり、だんだん川が海になりと思っていたら、どうも景色がいつもと違う。

そうか！羽田発だから東京上空を飛ぶんだ。眼下に広がるのは摩天楼、新宿のビル群。建物でぎっしりと埋め尽くされた大都会、東京。大きな川は多摩川かしらね。


夜間飛行ならばさぞかし美しいでしょう。

そして出たーーー！！ アシアナ、期待と不安の機内食！


(￣￣￣∇￣￣￣; ｱﾘｬ?

ひじきの煮物、切り干し大根の煮付け、小さながんもどき１個、１０個８８円で買える焼売１個、卵焼き１切れ、小さなブロッコリーひとつ。マカロニのマヨーネーズ和え、フルーツ、パン。　　以上 　　

原価は１５０円と見た。

この炭水化物のコラボレーション定食をどう食そうかと悩んでいたら、お隣の韓国人とおぼしきおじさまが、ビリっとコチジャンの袋を開けてご飯と混ぜ始めました。

そうか。これはご飯に混ぜるのだな。

これで白米が混ぜごはん風になり、味もそこそこよろしく完食成功。マッコリと一緒にいただいたから、韓国への第一歩としては、ま、いっか。

でもこれ、「ご飯はふりかけで食べて下さい」ってことだよね。これが普通のアシアナ機内食なのか、例の事件によるクオリティ低下なのか、初めて乗る私にはわかりません。

帰国後、この袋をハングルが読める友人に見せたら「ご飯に混ぜるコチジャンって書いてある」とのこと。

字が読めないと不便だなぁ。

飛行機は韓国の自然をたっぷりと見せてくれて飛び、無事に着陸態勢へ。韓国のマンション群はまるでドミノのよう。薄っぺらい建物があちこち向きながら建っています。韓国って地震ないんだっけ？

14：30分、金浦空港へ着陸いたしました。
金浦空港は２度目です。３０数年前、香港へ旅行した時にここでトランジットでした。あの時空港からを見たら、大きな土管が半分になったような物が沢山並べてあった。あれはいったい何だったんでしょう。そしてそれを写真に撮ろうとしたら、警官みたいな人に「やめろ」って怒られたんだった。

韓国映画「タクシー運転手」を見たばかり。韓国はあの頃と大きく変わっているのでしょう。
金浦空港はちょうど日本の羽田のような感じ。小規模で中心部に近いのが金浦。鉄道でホテルのある「鍾路３街駅」までの切符を買います。ウォンは金券ショップで5,000円分両替。１泊２日ならこれで充分だろうと、韓国通の友人よりの助言。ウォンは日本円に一桁足せばよし。10,000W＝1,000円
鍾路３街駅までは1,850W。500Wは保証金だそうです。着いた駅で戻す機械に入れると戻ってきますが、何の保証なのでしょうか？

切符の自販機は日本語もあって簡単に購入成功。至極便利良し。

鍾路３街駅は金浦空港から乗り換え無しで行けます。ここで友人の忠告が頭にぐるんぐるん。

「ホテルに近いのは６番出口だけど、５番から出るように。６番はエスカレーターがないから、大きな荷物を持ってなが～い階段を登ることになる」
その忠告の５番と６番がぐるんぐるんとなって、やっぱり６番に行ってしまい、階段を数段登ったところで「エスカレーターがあるはず」と、引き返して出ました、５番出口。

そしてここで途方に暮れる。いつもならgoogleマップ様があるのに、今回は滞在の短い韓国だけ使わないことにしたのです。だから右も左もわっかり～ませ～ん。

仕方がないので、そのあたりの人に聞くことにしました。
私が海外で道を聞く時は「賢そうな学生」または「カップル」優先です。前者は英語ができ、後者はとても親切です。

今回は後者。彼女に好印象を持ってもらいたい彼は一生懸命グーグルでホテルを探し、わからないとなるとホテルに電話をかけ、私を道案内してくれました。韓国の人っていい人じゃ～ん。あの反日デモはいったい何なんだろう。

今晩泊まる「スターホステルインサドン」はこの斜めに入る小路からすぐのところでした。地下鉄駅から２～３分です。

そしてここ、タイやベトナムと同じ匂いがする！懐かしい匂い！
韓国って東南アジアなのか。

ホテルの受付には英語がまったくわからないおばちゃんがひとり。込み入った話になると電話をかけ、客人は電話に出た相手から説明を受けます。フロントがおじちゃんの時もありますが、同様です。何となく電話の主はこのおふたりの息子なのかなぁと思った。言葉は英語のみで、日本語は通じません。

この息子（仮）に、先に宿賃を精算をお願いしたら60,000Wの請求。
やっぱなぁ。そんなことじゃないかと思って、予約表をプリントアウトしてきたのだよ。昨年ソウルに１泊することが決まり、とりあえずbooking comで予約したのですが、宿を鍾路３街周辺にするときに、前の宿はキャンセルしました。

ところが３月、別件でbooking comを使おうとしたら、キャンセルしたはずの宿が予約されたままになっている！びっくりしてキャンセルボタンを押したら、確認メールに載っていたのはこのインサドンホステルの名前。またまたびっくりして再度予約し直したら、今度は宿賃が60,000Wになっていて、これは変でしょとbooking com に申し入れたら受け入れられ、42,000Wで宿泊できることになったのです。なのに請求は60,000W。プリントアウトした予約表をおじさんに見せて、納得してもらいました。結局この息子（仮）とは、一度も会うことはありませんでした。

エレベーターはありません。３階まで荷物を持って上がります。シリアルとパンの簡単な朝食付き。友人によると韓国の宿泊料金はどんどん上昇傾向にあり、個室は60,000W以上が普通だそうです。荷物を広げると部屋いっぱいになりますが、１泊なら充分。
ドミトリーでもよかったのですが、「中国人が騒いでうるさい」との書き込みがあったので、個室にしました。

トイレ、シャワー室はとてもきれい。ただし、アメニティはリンスインシャンプーとボディシャンプーのみ。さもあろうと各種洗剤は持ってきています。

17:00すぎ。
ホテル近くに「宗廟」というところがあったので、行ってみました。
朝鮮王朝歴代の王と王妃、および没後に位を贈られた王と王妃の神位(位牌)が安置されている、王室の霊廟です。入場料1,000W。クレカで購入。

正殿・永寧殿です。パノラマで撮らないと写しきれない大きさです。
普段の日は自由見学できず、ガイドの通訳による観覧のみなのですが、この日は偶然自由見学のできる土曜日だったので、自由に散策できました。ガイドツアーもありましたが、残念ながら日本のガイドツアーはちょうど30分前に出てしまっていました。

外角をぐるりと一周してみました。ゆっくり歩いて20分～30分くらい。

カメラのシャッターを押してくれた若いカップルに「ありがとうって韓国語で何ていうの？」と聞いたら、ふたりで「カンサムニダ」と。
短期だからと、ありがとうも知らずに来てしまった。今度来る時は、も少し言葉を覚えてこよう。

今知っているのは「ユジナァ」と「ミヨンシィ」だけなんだもの。

これ、韓国語って言わないか((^┰^))ゞ

友人オススメのインサドン通りに行ってみました。

ソウルに行くと決めた時に「私はいったいどこに泊まればいいの？」と友人に聞いたら「鍾路３街へ。そしてインサドンあたりを散策して。ソウルは都市化が進んでいて、あと10年もしたらビルに建て替えられるだろう。今のうちに見ておくといい」といわれたのでした。

チマチョゴリの女の子がいました。ずいぶんとゴージャスなチマチョゴリ。お呼ばれかしらと思いましたが、もしかしたらこれ、レンタルチマチョゴリ？
浅草や京都に行くとレンタル着物を着た外国人が沢山いるけど、もしかしたらそのようなもの？

お腹がすいてきたので、友人推薦の食堂へ行こうとホテル方面に戻ると、将棋のようなものをしている方たちがずらっと並んでいました。
なんか、ほのぼのしていいなぁ。

そしてこのそばに、占いのお店が３つ並んでいました。「日本語できます」の看板のあるおじさんがいて、５,000W。みてもらおうと思いましたが、まず食事を先にすることにしました。お腹ペコペコ。

そして食事後にもどってきたら、おじさんの店は閉店になっていました。
　　　　　　　　　　　　　　残念！

友人推薦の店。李京炆スンデコプチャン。

この店は宿からほんの１分くらいのところにあるのに、地図が読めず、googlemap様がない私は一苦労。そのあたりにいた方に聞いてみたら、一生懸命探してくださり、結局店に電話をして連れて行ってくれました。
本当に韓国の人は涙が出るほどとっても親切。

ビールと友人のオススメ、スンデクッパのサゴル（牛骨スープ）を注文。
昔の歯医者さんで使っていたようなステンレスのコップがついてきたので、これはいったい何かと聞いたら、黄色のキャップがついた水はこれで飲んでね、ということでした。

これで11,000w。センマイとかいろんなホルモンが入ってました。一口食べたら何も味がないので、ついてきた赤いものを全部入れてみたら、

　　　　　　　　　「辛～～～～～い」

辛いよぉ～、しくしく。
というわけで、白魚の塩辛みたいなものを入れたらなんとか少しマイルドに。

　 　　教訓：赤いものを入れる時には少しずつ

そして、隣のテーブルにいた、若い家族がこの青唐辛子をポリポリかじりながら食べていたので、真似してかじってみました。辛いかな～と思ったけど、辛くはなく「あれ、辛くないや」とさらにポリっとした後、
　
　　　　　ｶﾞ━━━━━━━∑(ﾟ□ﾟ*川━━━━━━━━ﾝ!

悶絶。もはや凶器の辛さ。この歯医者さんのコップに入った水で相当時間患部治療。

　　　　　　　　　教訓：緑のものを口にするべからず

二人前はあろうかという量なので、残してしまいました。ごめんなさい。
お店の方はまったく英語は通じませんし、メニューは英語も日本語表記もありません。でも、終始ニコニコして、とても感じのよいお店でした。

食事の後、この店の周りを散策してみました。
この一角、古い家が残っていて、いい感じです。ほとんどがレストランやカフェなど観光客用のお店になっています。ちょうど京都の祇園の町並みみたいな感じですね。

夜になると、いっそう賑やかになる通りです。

この後、またインサドン通りに行き（徒歩10分くらい）、疲れたのでマッサージでもと思ったのですが、どこかの口コミサイトを見ても道がわからず、店まで辿り着けそうにないので断念。

宿のあたり一帯は飲食店が立ち並び、こんな開放的な場所もポツポツあって。

いいなぁ。ここ。鍾路３街。

夜になると大通りには屋台が立ち並び、大賑わい。

少しお腹がすいたらどこかの店でちょっとつまもうかと思いましたが、消化が悪いアラカン女子はまったく空腹にならず、明日に備えて就寝いたしました。