夜行バスと山小屋泊でのんびり（？）滞在する尾瀬　その3

2018/06/16 - 2018/06/18

梅雨の晴れ間の尾瀬散策。
のんびり滞在のはずが、予定通りにはいかない。
「その1」はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11373688
「その2」はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11375264

エリア 尾瀬檜枝岐温泉・木賊温泉(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 利用旅行会社: 東武トップツアーズ

晴れていたので1日で、尾瀬ヶ原、三条の滝、尾瀬沼を巡ることになった。
水色の線が午前中のコース。
黄色が午後のコース。

夜行バス利用で鳩待峠に行き、そこから尾瀬ヶ原、尾瀬沼を経由して、
沼山峠からシャトルバスで尾瀬御池に行くはずだったのに、
予定がかなり狂ってしまった。
「のんびり滞在」できる日が来るのだろうか？

沼山峠から尾瀬沼は標高差も比較的少ないし、尾瀬沼の畔まで3.3㎞。
夜行バスで早朝に到着して、ほとんど休みなく約20㎞歩いた後でなければ、たいしたことのない行程である。

尾瀬御池から沼山峠に向かうシャトルバスは、
ブナの原生林の側で速度を落としてくれる。

沼山峠には12：30頃に到着。
足にはかなり疲労が蓄積している。
翌朝にも散策する時間はある。
引き返すべきか・・・

山の駅 沼山峠 道の駅

でも、こんなに天気が良いのだから歩くしかない。
三条の滝への山道に比べ、沼山峠はとても歩きやすい。

沼山峠 自然・景勝地

15分程歩けば展望台に出る。
昔の写真ではこんなに木が生い茂っていなくて、
ここから尾瀬沼の手前の湿原まで見えたようだ。

沼山峠展望台 名所・史跡

沼山峠の休憩所から30分程で大江湿原に出る。

大江湿原 自然・景勝地

ミヤマキンバイ(？)
葉が違う様な気もする。

尾瀬沼と三本カラマツが見えてきた。

ヤナギランの丘と燧ケ岳。
ヤナギランの丘には尾瀬の観光開発と自然保護に尽力した平野家のお墓がある。

尾瀬沼の方から三本カラマツを眺める。
水が少ないので、三本カラマツが水面に映る様子は見られなかった。

尾瀬沼と燧ケ岳。
水面が波立っているので、逆さ燧は見られない。
それでも、青空が気持ち良い。

尾瀬沼 自然・景勝地

尾瀬沼を周遊する体力は残されていないので、
長蔵小屋周辺のみ散策。

ここから沼尻の休憩所まで、このボートで物資を運搬していたそうだが、
沼尻の休憩所は火事で燃えてしまった。

尾瀬沼。

水飲み場もある。

燧ケ岳。

長蔵小屋。
尾瀬の観光開発の祖、平野長蔵さんの名前を冠している。

長蔵小屋 休憩所 グルメ・レストラン

長蔵小屋の売店でアイスを購入。

尾瀬沼ビジターセンター。
尾瀬の自然などを紹介している。
14：00から無料のガイドツアーもあったが、
体力を考えて止めておいた。

尾瀬沼ビジターセンター 名所・史跡

2017年はこちらの尾瀬沼ヒュッテに泊まった。↓
http://4travel.jp/dm_hotel_tips_each-12704435.html
https://4travel.jp/travelogue/11252344

リュウキンカ。

尾瀬沼を立ち去る前に、もう一度三本カラマツ。

尾瀬ヶ原より尾瀬沼の方が標高が高いためか、
レンゲツツジは蕾の状態だった。

ワタスゲの穂にタテヤマリンドウ。

ミズバショウ。

疲れた足でも、沼山峠は緩やかな坂道なので、何とか往復で来た。
もっと大変な道のりだった気がしたが、
それは残雪がある頃に訪れていたからだった。

15：00前に沼山峠の休憩所に戻ってきた。

本日の宿、尾瀬御池ロッジ。
檜枝岐村営の山小屋。

尾瀬御池ロッジのロビー。

ロッジの裏庭(？)も、ちょっとした散策ができる。

居室部分の廊下。

一人でも個室で快適。

温泉で汗を流す。
尾瀬の外側になるので、シャンプーやボディソープも使える。

お茶請け。

夕食の献立。

夕食その1。

天ぷらはお客さんが来てから揚げてくれる。

最後は裁ち蕎麦とはっとう。

翌朝は曇っていた。
やはり前日のうちに頑張って尾瀬沼に行っておいて良かった。
尾瀬御池ロッジの裏庭を散策。

花(調べるのが面倒になってきた)。

ワタスゲの穂。

コバイケイソウ。
奥の紅い花はレンゲツツジ。

尾瀬御池ロッジの裏庭も色々な花が咲いていて、
ここを散策するだけでも十分楽しめる。

裏庭から森の中に散策路は続く。

ゴゼンタチバナ。

ギンリョウソウ。

林を抜けると空地（小沼田代）が広がっている。
さらに奥に進めるが、朝食の時間もあるのでここで引き返す。

花。
マイヅルソウかな。

ミズバショウの葉。

裏庭側から見た尾瀬御池ロッジ。

レンゲツツジ。

尾瀬御池ロッジの裏庭の地図。

朝食。

この日も尾瀬を散策す旅程だったので、
帰りの電車の時間まで結構ある。

朝食後、ロッジの隣の売店に立ち寄ると、
大阪の大地震の様子がテレビに映っていた。

予約している電車には時間があるので、帰りのバスを途中下車。

ここはアルザの郷。
アルザの湯という温泉施設もある。

9：30前に到着したのだが、温泉は10：00からだった。
観光案内所のテレビでも大阪の地震のニュースをやっていた。

10：00になったので、温泉に入る。
ここは内湯はなく、露天風呂だけ。

会津高原尾瀬口駅。
ここから鉄道で浅草方面に行くことができる。

会津高原尾瀬口駅 駅

特急列車は全席指定だが、鬼怒川の辺りは普通列車としても利用でき、
特急券がなくても乗ることができる。
そこで隣に座ったご婦人が、
雨の尾瀬の木道で足を滑らし骨折したこと、
雨の中他にもけが人が何人もいて、
救助されるまで何時間もかかったこと、
親切な人が雨具をかけてくれたことなど話してくれた。
尾瀬も侮ってはいけない。

無事に家に戻ることができた。

終わり。

この旅行記へのコメント （2）

• くろねこだりゅんさん 2018/07/07 11:59:45

  初夏の尾瀬♪

  王道コースと思っていましたが、初日はずいぶんハードな移動でしたね。
  天気が良くて歩きたくなっちゃう気持ち良くわかります。
  夜は星空が見れたのでしょうか？
  尾瀬御池ロッジのまわりもお花がたくさん♪尾瀬沼からの燧ケ岳も見ごたえありますし、本当にご褒美たくさん。
  やはりある程度の標高の湿地帯が歩いていて一番気持ちがよさそうです。
  
  尾瀬の木道はとても滑りやすいと聞きます。
  やはり骨折される方もいらっしゃるのですね～安全そうに見えますけど慎重にが原則。
  無事に帰ってこないと楽しくないです…ご無事のお帰りなによりです(*^_^*)
  
  

  ミータさん からの返信 2018/07/08 09:01:28

  RE: 初夏の尾瀬♪

  走行距離的は26,7?程でしょうか。
  平地だとたいしたことのない（？）距離です。
  ただ、夜行バスで睡眠不足、さらに水を貰うのを忘れ脱水気味、
  アップダウンもそれなりにあるので、
  かなり大変でした。
  燧裏林道を歩いた後では、沼山峠は拍子抜けするほど楽でしたが、
  それでも疲れた足にはきつかったです。
  
  夜は外に出なかったので、星がどうだったか分かりません。
  
  最後のご婦人のエピソード、本当に肝に銘じないといけません。
  そう言いながら、無理な日程を組んでしまうのは何故？