2018/06/13 - 2018/06/13
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スネフェルさん
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ワシントンD.C.でトランジット待ちが7時間。
この時間を利用して空港にほど近いスミソニアン博物館の別館、航空宇宙博物館にやってきました。
場所はバスで1駅、時間にして10分ほどです。バスは10~15分ほど待つと思いますので、往復で1時間程度の時間をみておけば十分でしょう。
どなたかの情報で”バスはタダ”などと書いてありましたが、”タダ”なのは、博物館への入館料だけです。バスではしっかり料金2ドルを取られました。乗るバスが違ったのかもしれませんが、public bus乗り場で乗ったので、仮に違うバスの乗ったのだとしたら多くの人が間違えるはずです。間違い情報で振り回されないよう、一応記載しておきます。
さて、館内ですが、航空機黎明期の機体(ライト兄弟の機体)から最新のF-35Bのプロトタイプ機(X-35)まで幅広い機体が展示されています。
非常に貴重なものが多いのですが、古い航空機に興味がないちびっこはエントランス下のシミュレーターに群がっていました。
と、言っても群がっていたのは男の子だけでしたが・・・
つくづく、アメリカとはマッチョな国だ、と思います。
とは言え、WWIIや冷戦機の機体好きの小生としては天国の様な空間でした。
枢軸国(日本および独逸)の機体はここでしか見られないものも多く、かつ、保存状態も非常によいものでした。
展示場に隣接してレストアスペースがあり、ここで機体が日々レストアされいる様子を見ることができます。
広い展示場ですが、いかんせん機体が大きいため、”所せまし”と機体が展示されていました。本来であればB-29を撃墜する任務を背負っていた紫電改がB-29エノラ・ゲイの翼の下に隠れる様に展示されていたのは日本人として悲しい気持ちになりました。かつての紫電改のパイロットだった老兵がここに訪問して紫電改を見た時、懐かしさと共に、B-29の翼の下で休む姿を見て、かなしい気持ちになったのではないでしょうか・・・
多分、たいした意図はないのだとは思いますが・・・
独逸軍のロケット戦闘機メッサーシュミットまであって驚きました。しかも非常に状態が良い。(ヒドラジンを使うので機体が腐り、腐ったタンクからヒドラジンが漏れるとパイロットまでも溶けることで有名だった機体なので、完全な形で残っていたのは意外でした。)
朝鮮戦争・ベトナム戦争・冷戦時代の東西のライバル機を対向させて展示するなど、これらの機体をリアルタイムで知る世代にとっては胸アツの展示工夫がなされていました。
奥には宇宙館があります。
メインの展示物はスペースシャトルディスカバリーです。
ただし、宇宙物に関してはロスのサイエンスセンターの方が充実していました。ここは航空機を中心に狙って観に来る場所であることを実感しました。
正味の滞在時間は4時間ほどでしたが、大満足できました。
ただ、食事場所はマックのみ。土産物屋も修学旅行生が買っていくようなものしかなく、さびしいものでした。あまり期待はしないで行ってください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
空港の4番出口を出て右手にバス乗り場があります。
aerospace musiumと表示があるバスに乗ります。複数の行き先のバスがくるので注意。
ちなみに、ネットでは「バスは無料」とありましたが、しっかり2ドルを取られました(前の入り口から乗り先払いです)
つぎのバス停が航空宇宙博物館です -
航空宇宙博物館のバス降り場。
出発も同じ場所です。
降りぎわにシーク教徒のバスの運ちゃんが教えてくれました。
カラードには愛想の悪い人が多いアメリカ人ですが、同じカラードだと、格段に対応が良くなるのは複雑な気分になります。 -
入り口では手荷物検査があります。
が、棒を荷物の隙間に入れるだけで、荷物をひっくり返したりはしませんでした。
何をチェックしたのか、謎です。 -
荷物を持っていると預けたくなりますが、預け場所は入り口から入って右手のシアターの手間の通路を右に曲がります
-
結構な数のロッカーが準備されています
-
館内の様子。
写真では巨大さを上手く伝えられません(涙) -
P-51ムスタング。
何故か赤色にペイント -
F6Fヘルキャット
-
かつての日本軍の天敵だったF-4Uコルセア
-
P61-Cブラックウィドウ
未亡人製造機と言われた米軍の夜間戦闘機。
戦場ロマンシリーズ、ザ・コンバット世代には胸アツな機体です。 -
P-40キティホーク
-
B-29エノラ・ゲイ
米国の戦争犯罪の記念碑ですが、解説板には事実だけを淡々と書いていたのには少しホッとしました。 -
ナチスドイツの名機Do355プファイル。
前と後ろにプロペラとエンジンを有する他にはない機体構造を有する戦闘爆撃機。
戦爆ながら速度はレシプロ機最高の770キロを出した? -
なんとHo229まである!
全翼型の当時としては画期的な設計の機体。
実戦機で採用されるのはステルス機のB-2の登場まで間が空くことになる。 -
ナチスドイツのAr234B
世界初のジェット爆撃機 -
言わずと知れたナチスドイツの名機Fw190フォッケウルフ。
解説板によれば、主力機としては開発されていなかったのを知り、意外な気分になった。
同じWW IIの名機でも、ゼロ戦とは全く生い立ちが違うのね・・・ -
Me163コメット
世界初のロケット戦闘機。
ほぼ完全な形で残っているとは感激! -
震電の先頭部分。
残っていることに感激! -
紫電改!
世界で6機しか現存しないものの一機。
敗戦すると全て奪われるよな、と感じさせる機体でもある -
屠龍の胴体部分
羽が無いのがなんとも物悲しい。 -
桜花。
靖国神社にもありますが、やはり、非人道的な機体です。
特攻を命じた上官は「オレ、そんなこと命じてない」と日大のアメフト監督(当時)内田のようなことを戦後主張したとか。
戦後70年以上経っても、日本人の本質が悪い意味で変わらないのには悲しくなる。 -
月光の胴体部分。
こうして胴体だけになると、桜花に似てなくも無いことに気づきました。 -
潜水艦に搭載された晴嵐。
潜水艦空母という構造は日本海軍オリジナルで、後にも先にも存在しません。
優れたコンセプトと兵器があっても、中央の司令が無能であれば役に立たないという象徴のような機体。 -
展示場の一番目立つ位置に置かれていたSR-71ブラックバード。
冷戦機に高高度からソ連領を偵察するのに活躍した非常に特殊な任務を担った機体。監視衛星の進歩により退役したが、初めてこの機体を見たときは素直に”カッコイイ”と思ったものです。
実機は想像以上に薄っぺらで、任務の特殊性とリスクの高さを無言で主張しているようでした。 -
F-100Dスーパーセイバー。
世界初の実用超音速戦闘機。
その超音速性能ゆえ、高性能と思われたが、結果を残せなかった不運な機体。
しかし、この機体の登場後しばらくは戦闘機の速度開発競争が続き、東側を消耗させる一因にもなったので、それなりに意味はあったのかも。 -
イーグル?と思ったらドラ猫トムキャット(F-14)でした。
こうしてみるとF-14とF-15の機首形状は類似している、と感じました。 -
RF-8Gクルセーダー
エリア88でかつて風間真の愛機。
翼端がおりまがってこそのクルセイダー。
展示もそれがよくわかる様になっていました。 -
F4ファントム!
ファントム無頼世代ですので、これも胸アツです。 -
ファントムとMig-21が向い合わせで配置されていました。
エリア88世代の自分としては胸アツです。 -
A-6Eイントルーダー。
ベトナム戦争映画には欠かせない機体。 -
航空自衛隊でも使われていたF-86Aセイバー。
-
北朝鮮ではいまだ現役と言われるMig-15が展示されていました。
こうしてみると現代の戦闘機と比べてはるかに小さいのが分かります。
かならずしも大きい事が良いとは戦闘では限りませんが、現代の戦闘機として出力不足は大きさから容易に想像できます。 -
Mig-15とF-86を対向させて展示。
朝鮮戦争時のライバル機同士です。こうして比べると機体の基本コンセプトが、ナチスドイツの思想からおおきくずれることなく西側と東側に伝搬したことがあよく理解できます。 -
X-35Bが展示されていました。
いわずと知れたF-35のプロトタイプの機体です。
実戦機では変更されているであろうとは思いますが、ステルス設計機構など見放題です。中共のスパイは展示された当初、ここに通ったであろうことは容易に推察されます。 -
宇宙館は飛行機館の奥にあります。
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マーキュリー計画のカプセル
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宇宙館のメイン展示物ディスカバリー
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アポロのカプセル
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奥にあったレストアスペース。
巨大なものをレストアするため、巨大です。
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