ゼロ泊三日週末弾丸旅行～マカオ編～

2015/09/21 - 2015/09/21

香港旅のついでにマカオに寄る計画を立てていました。
深夜に香港国際空港に着き、空港のベンチで朝まで過ごし、MTRの始発が動くのを待って行動開始しました。
MTRの始発は5:55でしてたが、皆さん早くから行動していたようで、オクトパスをゲットするのが出遅れ。結局、始発には乗り損ないました。
MTRの上環駅に着いてから道に迷い、ここでもタイムロス。結局、ジェットフォイルに乗ったのは7:35になってしましまい、マカオに着いたのは8:40を過ぎていました。
マカオのフェリーターミナルからはタクシーでの移動だったのですが、タクシー待ちの客で長蛇の列になっていました。皆さんフェリーの客のようです。結局、タクシーをゲットできたのは、9時半近くになってしまいました。
とはいえ、タクシーで媽閣廟へ。タクシー料金は51MOS（タクシーの運ちゃん、釣り銭がないとのことで60香港ドルを払って、お釣りは10MOS。1MOSまけてくれました。運ちゃん、ごめんね。）。この媽閣廟から散策開始です。
しかし、マカオの街は城塞都市よろしく、道が曲がりくねり、方向感覚がつかめません。幾度も道に迷いました。
最初は目的地とは反対方向に歩き出す始末（笑）中国人観光客が歩いてくるのでそちらか？と思ったら、単なるバスプール（笑）仕方なく、引き返しました。わかりづらさを助長するのが行き先表示のわかりづらさです。
一応行き先看板等がありますが、観光客向けというよりは地元の人向けの様なものが多かったです。世界遺産指定建物には世界遺産のマークがあるのでわかりますが、それも途中で曲がるべき道、三叉路などには表示がありません。「勘」が悪ければ間違えてしまいます。よく、東京の案内表示が不親切だ、外国人に不評だ、と言われますが、マカオに比べれば東京の案内板などはるかにマシです。

マカオ街は欧州風の建物と古びたコンクリート打ちっぱなしの建物が渾然一体となって独特の雰囲気を醸し出しています。台湾の街もコンクリート造りの建物が多いですが、何故か全体に黒ずんでいます。マカオの街のモノの方が遥かに綺麗でした。
ただ、街を歩いていて、シャッターが閉まった店が多く、景気の悪さは感じられました。（平日昼間なので、開店時間前というわけではなっそうです。）マカオの下街ばかりを歩いたから、そう感じたのかもかもしれませんが...
カジノに興味のない自分としては、なかなか歩いていて楽しい街だと思いました。
帰りのフェリーは12:15発。結構歩いたわりに、わずか4時間半の滞在となる旅でした。足は筋肉痛になりましたが・・・（笑）

エリア マカオ(マカオ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

香港国際空港からMTRの乗車し、MTR上環駅で下車。出口Dに向かいます。

出口Dからひたすらエスカレーターで上を目指します。
途中の地上階で外への出口がありますが、ここで出たらNG。出口Dのあるビルにフェリー乗り場があるからです。
スタバがみえたら最上階です。

自販機でチケットを買おうとしたのですが、何故か窓口に行け、とエラーメッセージが出て買えません。
仕方なく、窓口でチケットを購入。
窓口では自販機同様にカードが使えます。

イミグレでは出国カードの記入が求められましたが、審査は結構テキトー。
香港のイミグレ同様に入国カードの様な半券が渡されます。しかも、出国の時にその半券は回収されず・・・
写真は船にのる際のチケットモギリのオッチャン。
このモギリのオッチャンがチケットにペタペタとシールを貼ります。
このシールが座席指定になります。

チケットと貼られたシール。
23Mは偶然にも窓側の席でした。
窓際だったのは早めに並んでいたから？

乗った高速船。
安い席（エコノミー）は二階でした。
乗り込むときは船が大揺れで結構苦労します。
日本みたいに係留索を張るなんてことは考えもしないようです。

この日の香港は雨。
出航後はそこそこ景色が見えていました。

しかし、間もなくすると雨の中に景色は消えていきます...

一時間程でマカオフェリーターミナルに到着しました

フェリーターミナルからはタクシーで媽閣廟に向かいました。
バスで乗り付けた観光客でいっぱいでした。

皆さん熱心に祈っていました。
自分は祈り方を知らないので、見学しただけです。

願い事を書いた御守り。
日本で言うところの絵馬みたいなものでしょうが、こちらの方が数段高そうです。

クルクルしたものがぶら下がっているのでなんだろな、と思っていたら、線香だそうです。

媽閣廟の次の目的地まで、狭い通りを抜けていきます

路地の中に埋もれるように、聖ローレンス教会がありました。
この建物を見ていると、ここがアジアであることを忘れてしまいます。

少し歩くと、ドン・ペドロ5世劇場に至ります。
この一角は完全に欧州の雰囲気でした。

ドン・ペドロ5世劇場の前には聖オーガスチン教会があります。
潮風に晒されているはずですが、保存状態は良好です。

ドン・ペドロ5世劇場の裏手にはロバート・ホー・トン図書館です。

図書館の隣は聖ヨセフ修道院と聖堂です。観光客は門より中には入れません。
中共の支配下に完全に置かれた後、この聖域は守られるのでしょうか・・・？

次に向かったのはセドナ広場です。
中秋節が近いので、雰囲気台無しの中華模造品かわ広場の真ん中にありました。
これがなければいい雰囲気なのに・・・
まぁ、中共に侵さつつあるマカオだし・・・
観光客としては文化財を守ってほしい、と願うばかりです。

中華模造品を過ぎれば波の模様のモザイクタイルが広がります。
波のタイルが美しい。

モザイクタイルはしばらく続きます。
両側には商店があり、賑やかです。
雨と平日昼間とあって人がまばらで歩きやすかったです。

道をそれ、少し脇にはいると大堂（カテドラル）があります。
教会前には雨宿りの人々がいるくらいで、この一角には観光客はいませんでした。

再び戻って坂を上ります。

聖ポール天主堂跡が見えてきました。
遠目にも人だかりが分かります。

聖ポール天主堂跡の前。
平日なのに凄い人です。

聖ポール天主堂跡を裏から見てみました。
結構殺風景でした。
台風が来ても倒れないのでしょうか？

聖ポール天主堂跡に隣接するモンテの砦に行きました。
聖ポール天主堂跡とは一転し、静かな場所です。

モンテの砦からはマカオの街が一望できました。
大砲はなぜかマカオ市街を向いていました。
この砦の性質を如実に表しています。

モンテの砦から歩いてギア要塞（東望洋山）にやってきました。
ガイドブックにはギア要塞とありましたが、地元の人には東望洋山でないと通じないと思います。
ここにあった中文の解説には「要塞」という文字は見つけられませんでした。

山頂にあるのは灯台と教会でした。
白亜で綺麗な建物です。
協会内部には聖人の壁画がありましたが、漆喰が落ちていたり、劣化が進んだりと、保存状態はよくありません。
警備員が常駐しており、落書き等の破壊行為には注意を払ってはいるようです。