2018/05/17 - 2018/05/22
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porculsさん
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ベネディクト・カンバーバッチが出演する朗読イベントを見に、現地4泊の駆け足でニューヨークへ行ってきました。旅の2日目は、ミュージカル「ハミルトン」(2月にシカゴで見たものの、今回NYではチケット取れず…うう)にかぶれて、アレクサンダー・ハミルトンゆかりの地を見るために、20年以上ぶりくらいの久々に、ロウワー・マンハッタンへ足を延ばし、100年前に世界一高いビルだった摩天楼の名建築・ウールワース・ビルのツアーにも参加、ニューヨークの昔の栄華の跡にぞくぞくした後、夜はカンバーバッチの朗読イベントを堪能。歴史を追っかけ、好きな俳優を追っかけ、疲労困憊も気分は最高な1日の記録です。ご笑覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝イチでワールド・トレード・センターの跡地を見て胸がいっぱいになりながら、歩き出すと、懐かしの「センチュリー21」が、まだ同じ場所にあって、変わり身の早いニューヨークで、1990年頃にブランド物を安く買いに行ったことがあるこのお店がまだあることに、何だか感激。でも時間がないし、買い物して荷物が増えると歩くの大変だからスルーしましたが、外からのぞいた感じ、昔よりきれいになってた気がします。時間があったら中に入って見たかったなあ。
今の若い方々には理解できない心情でしょうが、おばさんたちが若い頃は(笑)日本未上陸ブランドをいち早く海外で買うとか、日本ではセールをしない高級ブランドが安く買える海外の店とか、そんなことに必死になってたのであります。笑える過去。センチュリー 21 フラッグシップ ダウンタウン アウトレット
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WTC跡地で高まっていた緊張が、センチュリー21を見たおかげでちょっと緩んで、すると突然お腹が空いてきました(朝、ホテルで小さなマドレーヌを食べただけだったので)。そんなにたくさん食べたいわけでもないので、通りがかった地下鉄フルトン・ストリート駅のところのモールみたいな中で、軽く何か食べることにします。(それにしてもニューヨークもモールやフードコートみたいなのが増えたなあ…)
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「グレート・アメリカン・ベーグル・ベーカリー」というお店で、チーズのベーグルとコーヒーでひと休みします。コーヒー、スモールなのに大きすぎ、多すぎ。半分も飲めず。
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お腹がいっぱいになって、ほっとして、予定していた「ハミルトンゆかりの地巡り」へとGO! ミュージカル「ハミルトン」の主人公アレクサンダー・ハミルトンは実在の人物で、10ドル札の人です。ミュージカルの中では、この絵よりずっとやんちゃで向こう見ずな感じでしたが、お札の中のハミルトンは、偉人っぽいなあ。
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ウォール街のトリニティ・チャーチにハミルトンのお墓があるというので、行ってみました。ウォール街なんて、学生の時以来、30年ぶりです(初めてのニューヨーク旅行では、はりきってNYSE=証券取引所の見学に行ったのです)。トリニティ・チャーチの中に入るのは、初めてかも。
ハミルトンのお墓がある、ウォール街の古い教会 by porculsさんトリニティ教会 寺院・教会
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中に入ると、小さな教会でした。(無料。建物内に入るとき、鞄の中身を目視で検査されます。)
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金曜日の朝でしたが、礼拝中だから静かに、と書いてあり、実際に礼拝している人がいました。ニューヨークのダウンタウンの中の静謐。
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ステンドグラスが美しいです。
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聖母子像。
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いつも少しずつ詰めが甘い私、今回も「トリニティ・チャーチにハミルトンのお墓がある」とまでしか調べてなくて、行ってみると墓地には墓石がたくさんありすぎて(古くて読めないのもあり)ハミルトンのお墓が見つからず、「トリニティ・チャーチのどこ」まで調べてくるべきだったー…と反省しました。(エディンバラのヴォルデモードのお墓のある教会に行ったときも、同じパターンで困ったのに、学習能力というものがありません。)
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墓地には、こんな立派なモニュメントがありましたが、ハミルトンのではありませんでした。
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時間もないので、荷物検査のために入口に立ってるおじさんに「アレクサンダー・ハミルトンのお墓はどこですか」と聞いたところ、ミュージカルにかぶれてここにやって来る人に同じような質問をされまくっているのか、「はいはい」という感じで、私の見ていた広い墓地とは反対側のところにあるよと教えてくれました。
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この、鉄柵の向こうの四角い小さな碑みたいなのが、ハミルトンのお墓でした。周りにある立派な像や大きな石棺みたいなお墓は、全部別の人のです。ハミルトンのお墓、ちっちゃい…
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アメリカの独立戦争で武勲を上げて、建国時に尋常ならざる優秀さで初代大統領ワシントンの右腕となり、合衆国憲法を書いたり、初代財務長官になったりと、アメリカ合衆国の基礎を作り上げた不世出の天才政治家だったのに、こんな小さなお墓。でも、ミュージカル「ハミルトン」の大人気により、私みたいにハミルトンゆかりの地巡りをしている人がたくさんいるみたいで、トリニティ・チャーチの墓地でも、ここだけお賽銭?がこんなにたくさん置かれていて、花びらみたいに見えました。
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トリニティ・チャーチは、ワールド・トレード・センターからも徒歩圏内です。ミュージカル「ハミルトン」に感動したら、見学に行ってみてください。
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さて次は、マンハッタン最南端のバッテリー・パークの近くにある「アレクサンダー・ハミルトン・カスタム・ハウス」を見に行こうと思って歩いていたら、有名な「フェアレス・ガール(恐れを知らない少女)」像がありました。ここにあったのかー。
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少女は自分の何倍もある大きな牡牛の前に立ちはだかっているのですが、ご覧のように鬼のような人混みで、牡牛と少女を1枚の写真に収めることは不可能でした。牡牛と少女、それぞれの像と写真を撮るのに、人々が何となく順番に並んでいるのですが、そこへバスで乗り付ける中国人観光客が順番無視してわーっと大量に割り込んでくるので、ぐだぐだなことになっていました。中国人観光客でも個人で旅行している人たちは民度が高いけど、バスツアーの人たちは民度というものがありません。
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「荒ぶる牡牛の前に立ちはだかる恐れを知らない少女」かどうかすら認識できない、この人だかり。
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赤、黄、青、ピンクの上着で1950年代みたいな髪型の女性たちが、観光バスから降りてきて、大勢で順番無視して割り込んで写真撮る(文句言っても英語が全く通じないので、びくともしない)中国人観光客ご一行。ファッションも行動も、周囲から浮きまくりですが、ご本人たちは楽しそうで、尚且つ自慢げな感じでした。
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それにしても、ニューヨークなんて他に見どころもたくさんあるのに、なぜこの像はこんなに人気なのでしょうか。素敵な裏話とかあるのかな。こんなの昔はなかったし、いつ、どうしてできたんだろう。
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「アレクサンダー・ハミルトン・カスタム・ハウス」に着きました。昔は税関だったのだと思うけど(カスタム・ハウスだから)、今は「アメリカン・インディアン博物館」です。この後で見学ツアーに参加したウールワース・ビルと同じキャス・ギルバートという建築家の華麗な建物で、ここも建物見学ツアーがあるそうです。ウールワース・ビルの見学ツアーのガイドのニーナが、カスタム・ハウスのツアーもすごくいいから是非参加してねと言ってました。
アメリカン インディアン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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横から見たカスタム・ハウス。
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アメリカ先住民の博物館です。
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ハワイのペトログリフによく似た文字があしらわれた案内板。ペトログリフ好きなので、撮影しました。
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ペトログリフ?で描かれたニューヨーク?!
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久々にロウワー・マンハッタンまで来たので、懐かしくてバッテリー・パークの方にも歩いて行きました。この葱みたいな花は、ちょうど季節なのか、今回のニューヨーク旅でよく見かけました。
バッテリー パーク 広場・公園
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今回の久々ニューヨーク旅でがっくりしたことの一つ。キース・へリングが生きてた頃にソーホーにあったポップ・ショップが、今でもあるのかなあと、懐かしくて訪ねてみようと調べたら、とっくの昔に閉店していたようでした。80年代のニューヨークは治安が悪くて、ソーホーも今から想像もつかないほど歩いていて怖かった中、必死でたどりついて、ネットショッピングなんかもなかった時代だから、店ごと買い占める勢いで色々買い込んだことを思い出しながら…バッテリー・パークの近くにあるキース・へリングのオブジェを見てました。
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バッテリー・パークの辺りにあった、ネイサンズのベンダー。アメリカでホットドックといえばネイサンズというくらい昔からあるホットドック屋さんで(たぶん)、あちこちにベンダーが出ていました。野球場で何度か食べたことがあり、特に美味しいとも思わなかったけど、人気ありますねえ。並んでるよ。
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アレクサンダー・ハミルトン巡り、その③:「フランセス・タヴァーン」。初代米国大統領ワシントンが、独立戦争中にここで演説したり、独立後は外務省などの事務所として使ったりしていた、∴ハミルトンも出入りしていた場所で、今はレストランです。当時の様子を見られる小さな博物館にもなってるらしいのですが、時間がないので外から写真だけ撮りました。
フランシス タバーン アメリカ料理
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フランセス・タヴァーンの説明板。
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博物館部分は、こんな風になってるようです。
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当時の様子をしのばせるものが、外からでも垣間見られるように、窓のところに色々展示されてます。
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ちょっとだけ中に入って撮影。建国当時の香り。
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昔の文書が貼ってあったりします。
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さて、地図の「YOU」と書いてあるのが、今立っているフランセス・タヴァーンのところ。もう少ししたら、ウールワース・ビルの見学ツアーを予約しているので、近くまで行っておかなければなりません。
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もう少しだけ時間があるので、Oculus(ワールド・トレード・センター跡地にできた巨大なショッピング・モール)をぶらぶらして時間を調整することにしました。
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Oculusuの中に、日本の「源吉兆庵」がありました。
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美味しそうなチョコレート屋さん。入ってみると、結構高かったので(笑)、見ただけでスルー(←中途半端にセコい)。
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この壁のところ(写真左下の、人と人の間のスペース)に立って、写真を撮りました。インスタ映えスポット?笑。
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Oculusの広場に出ていた「Artisans of New York」という、作家物のアクセサリーや器などを売っているお店に、日本の生け花の説明が書いてありました。「日本式の花の飾り方:シンプル、優雅、上品」だって。がんばれニッポン。
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さて、13時からウールワース・ビルの見学ツアーに参加するので、ビルの前まで行っておきます。これはウールワース・ビルのすぐ裏手にあったパブリック・スペース。こういう所にいちいちアートがあったりするのは欧米の素敵なところですよね。
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これが、ウールワース・ビル(Woolworth Building)です。全米にチェーン展開していた老舗スーパーのウールワースの社長が1913年に建てた、その当時は世界一高いビルでした。58階にあった展望台は、当時の人たちにとって、ライト兄弟の飛行機に乗るのと同じくらいの大冒険だったそうです。
100年前に世界一高いビルだった、隅々まで意匠を凝らした超絶美麗建築 by porculsさんウールワース タワー 建造物
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入口のところにある、ウールワース・ビルの説明書き。
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関係者以外は立ち入り禁止のビルなので(以前は観光名所としてロビーまでは誰でも入れたそうですが、2001年のテロ以降、関係者以外は立ち入り禁止になりました)、見学ツアー参加者は、この1Fの正面玄関外側で集合します。
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入口のところのレリーフ。すごく手の込んだ(お金のかかった)ビルだったことが早くも垣間見えて、わくわく。
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13時にガイドのニーナ(写真右端の小柄な女性)が入口に現れて、全部で10人ほどのツアー参加者を引き連れての「ウールワース・ツアー」が始まります。ツアーは3種類あって、私が参加した30分コースは20ドルで「ロビーを見て、ガイドに質問して、写真を撮る」コース、60分コースは「外観を見て、ロビーを見て、地下にも行く」30ドル、90分コースは「外観を見て、ロウワー・マンハッタンの発展にウールワース・ビルが果たした役割を学び、ロビーと地下を見る」45ドル。
60分のコースに参加したかったのですが、この日は30分コースしか売れ残っていなくて、とりあえずという感じで参加しましたが、結果的にガイドのニーナのウールワース・ビル愛が強すぎて(笑)、40分くらいかけて、ロビー以外にも1Fの奥のスペースや地下まで見せてくれて、かな~り良かったです。ありがとうニーナ。参加者は、私以外は全員アメリカ人の中高年層でした(どこから来たとかいちいち聞かれて、皆「ボストンから」とか「ブルックリンから」とか言ってるなか、外国からは私一人だった)。 -
1Fのロビーは、こ~んなゴージャスなことになっています。天井のモザイク画、郵便ポストや受付台、壁や柱の隅々まで、どこをどう切り取っても素晴らしく手が込んでいて贅沢。でも色調はシックで、たまらなく贅沢。
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郵便ポストですよ!ウールワース(Woolworth)の「W」があしらわれた、美しくも贅沢なポスト! 無理にでも手紙出したくなります。両サイドの一番下には山椒魚(トカゲみたいに見えますが、サラマンダーを辞書で調べたら山椒魚ってなっているので、山椒魚?)がいます。サラマンダーは、建築当時、火事からビルを守るという役割があったそうです。
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天井のモザイク画、壁の絵…ここは教会かっ!? …と思ったら、このビルが建設された当時、「商業の大聖堂(Cathedral of Commerce)」と呼ばれたそうです。だってほんとに大聖堂みたいだもん。
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クラシカルなエレベーター。できたときはお店やレストンがたくさん入っていた華やかなビルでしたが、今はオフィス・ビルのウールワース・ビルディング、この優雅なエレベーターも現役で働いています。
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扉、扉の周り、ボタンのところまで意匠が美しいです。それと、全部の機ではないけど、エレベーターのオペレーション担当者(エレベーターガールみたいな人)が乗っている機があって、現在のアメリカでは珍しいそうです(日本では珍しくないけど…)。
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エレベーターの上のところの造作がまた、こーんな美しいことに。昔の建物は、本当に贅沢な造りだなあ…ため息出ます。
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ボタンがやたらたくさんあるのも、慣れるまで まごまごしそうです。それこそ このビルができた頃には、こんな高層階に行くエレベーターに乗るのも、人々、びっくりだったでしょうねえ。
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1階のロビー奥の階段のところ。このビルはたしか、ドラマ「アグリー・ベティ」の中で、ベティの勤務先のミード社のロケ地だったと思うので、この場所も出てきたような気がするのですが、ベティを見てたの かなり前だし、録画もせず1回しか見てないので、うろ覚え。ちなみにこのビルは、「Enchanted」という映画(魔法にかけられて)とか、他にも何本かの映画のロケ地だったそうです(ニーナに最後に質問したのに、Enchanted以外忘れてしまいました)。
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階段の上の天井のガラス。
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1階の奥のところの、今は塞がれている出入口。このビルができた頃には、周辺一帯の中心地として栄えに栄え、出入口のところには大きなショップがあり、コロンビア・レコードのオフィスとスタジオがあって、世界中で人気を得るようになったジャズの発信地だったり、レストランやお店がたくさんあったり、で、58階の展望台も大人気で、ニューヨークの中心というより世界の中心くらいな勢いで、ここもたくさんの人たちが行き来したそうです。今では1階と地下のお店やレストラン後は全部こんな風に塞がれてしまっていますが。
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1階の奥のところ(今は使われていないスペース)の天井。素晴らしいですね。どうして昔の建築は、こんなに細部まで凝った、お金と技の限りをつぎ込んだ、芸術みたいなレベルなんでしょう。どうして今はこんな贅沢な建築がないんでしょう(お金?)。
ちなみにこのビルを造らせたフランク・ウールワース氏は、建築費をキャッシュで払ったそうです!!ひゃあー。どんだけ金持ちやねん。 -
1階の奥のところにある、地下に降りる階段。こんな従業員専用階段みたいなところも、とっても素敵な造り。天井とか、天井のラインとか、タイルとか、テラコッタの壁とか。
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そして、30分コースでは地下に降りないはずなのに、ガイドのニーナが地下に案内してくれました。やったー。
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かつてはお店やレストランや、地下街への通路とかあってにぎわったという地下は、今はそういう施設は全部なくなっていて、このビルにオフィスのある従業員たちの自転車置き場になっていました!見てはいけないものを見た気持ち。もちろんガイドのニーナは、自転車置き場を見せようとしたのではなく、写真奥のドアとか、反対側のドアのところに昔はどんなお店があった、という説明のためにここに来たのですが。
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地下から1階に戻るときは、エレベーターに乗ってみましょう、と、ガイドのニーナが1階分だけ我々をこのクラシカルなエレベーターに乗せてくれました。ウールワース(Woolworth)の「W」マークがここにも。
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もうツアーの予定の30分をとっくに過ぎていて、ガイドのニーナが焦りながら最後に教えてくれたのが、このビルの天井近くのあちこちにいる、小さな人型の彫刻が、このビルに関わった人たちの姿だという、衝撃の面白エピソードでした。時間がなくて、全部は教えてくれなかったけど、これが1階正面玄関入ってすぐの左手天井あたりにいる、このビルを設計した建築家のキャス・ギルバート。手にもっているのは、このウールワース・ビルの模型です!
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キャス・ギルバートの反対側の天井の近くに丸まっている人は、このビルを造らせたフランク・ウールワースさん。建築代金をキャッシュで払ったという逸話からなのか、単にめっちゃ金持ちだったからか、お金(小銭)を数えています(笑)!こんな彫刻を付けて、ウールワースさんから怒られなかったのかな、建築家のギルバートさん。
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帰り際に焦って撮ったのでブレブレですが、右が建築家のキャス・ギルバート、左がビルのオーナーだったウールワースさん。
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これも1階正面玄関入ってすぐの上の方にいる、二人の人。ちゃんとアップで撮ってなくて残念ですが、右の、昔の電話(受話器と本体が分かれてるやつ)をかけてるおじさんが、このビルを造った建築会社社長のルイス・ホロウィッツさん。ビルの建築工程が遅れないように常に電話ばかりしていたからだそうです。左の筒みたいなものを抱えている人は、ルイス・ピアソンさん。このビルの完成当時、ビルの運営会社に大口出資していた銀行の頭取で、株価の速報が出てくる昔の電報みたいな細長い紙をチェックしているところだそうです。いちいち風刺が効いていて、よく怒られなかったね、キャス・ギルバート。お茶目だなあ。
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これはニーナの説明がなかったので、誰の顔かわかりませんが、何だか怒っている顔。
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もっと怒っている顔。このビルには、ビルの内外に(外にも!)、こんな感じの意味のある顔の彫刻があちこちに施されているらしく、今度ニューヨーク行ったら、90分ツアーに参加したいなあと思いました。昔の栄華の跡、おもしろすぎます。
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というわけで、30分の(実際には45分くらいやってた)ツアーはあっという間に終わり、参加者全員、ニーナと握手して別れました。ああ、楽しかった。ウールワース・ビルディング見学ツアー。
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さて、14時すぎです。この日は20時からイベント(レターズ・ライブ)があるので、19時頃にはいったんホテルに戻って休憩したいけど、まだ時間があります。これはウールワース・ビルの向かいの公園。
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横から見たウールワース・ビル。美しいです。
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歩いていて見かけた、かわいいでこぼこビル。
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この辺(ロウワー・マンハッタン)でお昼でも食べるか、ソーホーかビレッジまで地下鉄で出るか…ぐずぐず考えながら歩いていると、大好きなドラマ「ロー&オーダー」シリーズで毎話出てくるロケ地、ジャック・マッコイ(サム・ウォーターストン)やバーバ(ラウル・エスパルザ)やマイケル・カッター(ライナス・ローチ)がこの階段を降りてくるシーンが大体いつもラストの方に出てくるNew York Supreme Courthouseがありました。
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地下鉄の駅の「侍女の物語」の看板。マッド・メンでは脇役だったエリザベス・モス、当代随一の演技派女優へとまっしぐら、ゴールデングローブとか、賞を総なめした役ですね。見てないけど。(映画版の「侍女の物語」は昔見ました。坂本龍一さんが音楽だった記憶が。)
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ダウントン・アビーのかっこいいダン・スティーブンスの新作ドラマ「レギオン」の看板(ドラマはさっぱり意味わかんないですが、ダンはかっこいい)。
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「ビッグ・リトル・ライズ」でもめっちゃうまかったローラ・ダーンの新作ドラマの看板。
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地下鉄でソーホーに出て、お昼食べたり買い物したりすることにしました。
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スプリング・ストリート駅で下車。
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「ギャツビーのバー」だって。フィッツジェラルドの小説が大好きで、失敗作と言われるロバート・レッドフォードの映画も好きで、レオナルド・ディカプリオ版の映画はダメだったです(大人になったレオがどうしても好きになれない。「ギルバート・グレイプ」のレオは好きだったのに)。
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派手なウォール・ペインティング。ベネディクト・カンバーバッチが一時とても力を入れていた「シリア難民を助けよう」キャンペーンのキャッチフレーズが「Choose Love」だったけど、これは関係なさそう。
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カフェが併設された本屋さんで、コーヒー飲んで、何か軽く食べたいなー、と思って、ふらふらと入りました。
マクナリー ジャクソン カフェ カフェ
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ところが本屋さん大好きなので(でも本を買うと荷物重くなるし、同じ形の物を大量にスーツケースに入れていると、空港の荷物検査の人に荷物こじ開けられて鍵をこわされたりするし=家族5人でハワイ行ったとき、私はTSAロックなのに壊され、家族二人がスーツケースの中身をぐちゃくちゃにされたり、陶器とか割られたことあり)、だから本を買わないためにも本屋に近づかないようにしようと思っていたのに、歩き疲れてうっかりお茶飲むために本屋に入ってしまい、結果、大量買いは避けましたが、つい先日日本語訳で読み終わって、日本語訳が気に入らず、英語で読みたいなあと思っていたウィラ・キャザーの「マイ・アントニア」と、
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建築の中で一番大好きなのに、なぜか日本では関連本が全然売ってないブルータリズム建築の本を見つけて、買ってしまいました。特にこのブルータリズム本2冊セットは重たかった…(でも今回は、スーツケースも壊されず、中も開けられなかったみたいで、ほっとしました)。
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ソーホーの公園の、「スケボー禁止」のかわいい表示。
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ソーホーにできてた大きなナイキのショップで、家族にお土産買いました。
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そろそろ夕方になってきたので、一旦ホテルに戻るため、プリンス・ストリート駅から地下鉄でタイムズ・スクエアに向かいます。
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ホテルの真向かいの劇場で上演中の、批評家にも評判の高い、ハリー・ポッターのミュージカル。
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20時からのイベント(終了は22時半)の前に、軽く何か食べに行こうと思ったのですが、歩き疲れて面倒くさくなり、ブライアント・パーク近くのベンダーで鶏の唐揚げを買って帰ってホテルで食べることにしました。
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メニューです。鶏の唐揚げしかありません。それと、ポテトと。
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コールスローと唐揚げを買って帰りました。
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中はこんなのです。美味しかった。ベンダー、なかなかやります。
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さて、20時から、この日のハイライト。というか、この旅の目的であった、「レターズ・ライブ」です。ブロードウェイの劇場街にあるタウン・ホールという会場。
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そっけない名前(タウン・ホール)ですが、そこそこ歴史のあるホールみたいで、今までここで公演を行ったミュージシャンとかの写真がずらりと貼られていました。
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若い頃のボブ・ディランとか、
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1966年、ビル・エヴァンス。
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1962年、ピート・シーガー
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これは何と1932年(昭和7年)、セルゲイ・ラフマニノフがここで公演したときの写真!ラフマニノフって昔の作曲家みたいなイメージだけど、ピアノの演奏会をニューヨークでやってたなんて。
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まあまあ大きなホールでしたが、始まる頃には ほぼ満席になっていました。「レターズ・ライブ」は、古今東西の有名人や無名人が書いた色々な手紙(主に泣ける手紙と笑える手紙)を、俳優やテレビのパーソナリティー、映画監督や作家などが出てきて読み上げるイベントで、ベネディクト・カンバーバッチの出資する(友人が主宰する)制作会社が制作するイベントで、毎年イギリスで年に3~4回やっていて、ニューヨークは今回が初めてだと思います。ロンドンで3回ほど見たことがあって、結構豪華な有名人が出てきて、熱演(熱読?)してくれるのが楽しいイベントです。
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かぶりつき席の好きな私ですが、チケット取ったのが遅かったので、こんな、ほぼ端っこ(左端から2番目)の席。舞台上に見切れる場所がありましたが、幸いにも出演者は全員右側から出てきて、中央で朗読するので、何とか、お目当てのカンバーバッチが見えないという惨劇は避けられました。
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ロンドンのレターズ・ライブは厳しく撮影禁止だったのに、NYは若干緩くて、私の隣に座っていた女性は公演中ガツガツiPadで写真撮ってて、チキンな私は最前列で目の前に監視員がいるので公演中は撮影できなかったのですが、反対側の隣(一番左端)に座っていた女性が、私の右の、写真ばしゃばしゃ撮影女子に「写真送って!」と、見ず知らずなのに頼んでいたので、ついでに「私にも送って」と頼んで、送ってもらったベネディクト・カンバーバッチの朗読中の写真。
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レターズ・ライブの楽しさの一つは、超有名ゲストが、たぶん皆さん私服で出演するので(しかも結構脱力系な格好で出てくるので)、スターのプライベートの姿を見ているみたいな緩さがあることです。ベネディクトは、この日も翌日も、綿シャツをジーンズの上にだらっと出した、そこらの兄ちゃんみたいなファッションでした。(で、こんな脱力系の格好で、朗読は超絶すごい!さすが英国若手男優屈指の演技派ですよ。低くてかっこいい声もさることながら、演技力がとことん堪能できます。)
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この日、カンバーバッチは3回登場、そのほか、「シャーロック」のモリー・フーパー役のルイーズ・ブリアリー(写真左端)、「ナース・ジャッキー」のイーディ・ファルコ、「ハンニバル」のヒュー・ダンシー(超絶色っぽかった!)、ハリウッドの#metooムーブメントの火ぶたを切った女優ローズ・マッゴーワン、それに現在ブロードウェイの舞台に主演しているトム・ホランダーも、舞台終了後に駆けつけて、1回だけ、すご~~く素晴らしい朗読を披露、内容の濃いイベントでした。
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最後のカーテンコールのときに、チキンな私もようやく勇気を出して写真撮影しましたが、まともにベネディクトが写ったのが、この1枚だけ。まあ明日は頑張ってちゃんと撮ろう…と思ったら、翌日は訳あってベネディクトはカーテンコールに出てこなかったので、人生やっぱりチャンスは二度とないのでありました。
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22時半に胸いっぱいのイベントが終了、元気があったら、会場のすぐそばのアルゴンキン・ホテルのバーでお酒飲んで…なんて思っていたけれど、ぐったり疲れてよれよれでホテルへまっすぐ帰ります。23時前なのに、こうこうと灯りがついて昼間みたいに明るいタイムズ・スクエア。
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23時頃なのに、こんなに人がたくさん。
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泊まっているホテル(ヒルトン・タイムズスクエア)の前も、ネオンぎらぎらで人いっぱいです。
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ホテルに帰ってテレビつけたら、CBSの「レイト・ショーwithスティーブン・コルベア」のゲストがベネディクト・カンバーバッチでした!新作ドラマ「パトリック・メルローズ」が放送中なので、そのプロモーションでした。ベネディクトまみれな1日。至福。
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この旅行記へのコメント (3)
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- Suzyさん 2018/06/05 18:52:34
- はじめまして
- 私も同じ時期にニューヨークに行ってました~(^-^)
どこかですれちがっていたかもですね。
- porculsさん からの返信 2018/06/08 20:35:55
- RE: はじめまして
- > 私も同じ時期にニューヨークに行ってました?(^-^)
> どこかですれちがっていたかもですね。
>
お読みいただき、ありがとうございます。
ほんとですね、すれちがっていたかもしれない旅行記、読ませていただきます。
-
- motsuboさん 2018/06/05 01:41:44
- 106枚全部が!!
- 永久保存版ですね。古き佳きニューヨークを堪能致しました。<(_ _)>
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