アジア遺跡一人旅（ポッパ山と猿）

2018/01/12 - 2018/02/04

ミャンマーのバガンを見学中に、ローカルツアーでPopa山のナツ神総本山に行った。寺は、岩場の山頂に在って、それ自体は小さいが、多数の土着神が飾られていた。目を引いたのは、聖人ボー・ミン・ガウンの部屋で、一瞬日本の渡世人を思わせる人形には大変驚かされた。頂上からは、360度のパノラマが爽快で、観光客があちこちで疲れを癒していた。
頂上の寺までは、岩場に作られた数百の階段を登るのだが、隙あらば土産物や持ち物を盗ろうとする野猿が群れていて、全然可愛くない。見物が終わって下ってきた時、飛び掛かってきた猿に眼鏡をとられてしまった。近くの女性が棒を持って追いかけたが、天井を伝わって山に逃げてしまってので本当に困った。　そんな時、現地のおじさんが一人、手すりを越えて急な岩場に入って行ったら、10分ほどで眼鏡を取って戻ってきた。この時は、この人が神様に見えて女性と共に結構なチィップを上げた。ホテルに帰って冷静になったら、野猿の盗みや助けてくれる人の存在は普通なのだが、山の何処に居るか分からない猿を探し当てて、更に眼鏡を取り返すのは、何やら不可能に思えてきた。飼い猿がいたのか、本当の事は、分からない。　ネットで検索したら、同じ様な事例が幾つもあって、皆さん感激して沢山のチィップを出していた様だ。　次からは、替えの眼鏡を持っていこうと思う。

エリア バガン(ミャンマー)

バガンからポッパ山に至る道。まだまだ未舗装も多いが、車の速度は速い。

ポッパ山途中で寄った、ピーナッツオイルを売る店。　牛に臼を引かせて、抽出するのを見せている。白人観光客が、ちらほら来ていた。

真ん中で、引き潰されたピーナッツ。

何やら汚れた油が出ていた

軽食&カフェ＆土産物店。　ピーナッツオイルも売っていたが、牛に引かせた物ではないだろう。

いよいよポッパ山の駐車場に入ると、お馴染みの沢山の出店。　余った食べ物を野猿にやったり、中に来ると追い払ったりする人。犬もいるが猿に無関心で、時々義理程度の威嚇をするだけなど見ると、人間動物界の矛盾が面白い。

バナナは主食。大量に売られている。

登り口から見た頂上は、キラキラ輝いていた。

ここから登ります。運転手は、待ち合わせ時間だけ言って、何処かに行ってしまった。

登りの階段には、隙間無く土産店が並ぶ。

お！　猿がいる、程度に感激したのが甘かった。この上には、何百匹も居るのだ。

更に所狭しと、土産物店。

写真は可愛いが、行動は限りなく可愛くない野猿軍団。目を離した隙に、食い物を盗む。帰りに、眼鏡を盗られた。

途中のトイレです。　外国人が出てきた時は、変な顔をしていました。

ようやく頂上に着いた。360度のパノラマだが、どちらを見てもジャングルしかない。地球が広いことを実感する場所です。

風が有って、爽やかです。

頂上には、新しい小さな建物が幾つもあって、それぞれに仏像が置いてある。

様々な神様が、所狭しと並んでいる。元々は、いろんな宗教を合わせたものらしい。

沢山あると、ご利益が増えるのか？

一室に在る、聖ボー・ミン・ガウンの人形。任侠の人そのままで、地元で人気があります。信仰の対象とは異なると思うが、これもお国柄ですね。この後階段を下って、途中で眼鏡の盗難に遭ったのは、最初に書いておきましたが、注意していれば大丈夫です。今売り出し中の観光地ですから、是非訪問してみてください。