大垣祭りから、美濃赤坂と岐阜市内の散策(二日目・完)~中山道56番目の宿場、赤坂宿から美濃国分寺へ。後半は岐阜市内で絶品スイーツと道三・信長の城下町の歴史を楽しみ、長良川の伝統の鵜飼の情景に酔いました~
2018/05/13 - 2018/05/13
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二日目の観光は、中山道の赤坂宿と岐阜市内の散策。
現在の赤坂は大垣市に含まれますが、旧赤坂宿は中山道の江戸から数えて56番目の宿であるのに対して、大垣は名古屋から中山道の垂井宿を結ぶ美濃路の宿だったんですね。現在の東海道本線は、東京を出てからしばらくは旧東海道ですが、名古屋辺りからいつの間にか美濃路を通って中山道になってしまっているのは面白いこと。しかし、赤坂は垂井の一つ東の宿場町なので、東海道本線の恩恵を受けなかった街ということになりますね。その意味では、やっぱりちょっと渋い観光地。雄大なスケールの美濃国分寺と併せて観光したことで、なんとか帳尻があったように思います。
そして、その後は岐阜市内の徹底散策。岐阜市内の散策は3回目くらいだと思いますが、岐阜城とそのふもとの岐阜公園。鮎菓子くらいしか記憶にありませんでした。ところが今回丁寧に回ってみると、これがなかなか盛りだくさん。寺社の構えも大きいし、斎藤道三、織田信長の匂いもそこそこ残っていて、意外な楽しさ。グルメの方も茶屋赤鰐のわらび餅は感動ものだし、一番のハイライトは長良川の鵜飼いミュージアム。おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな。芭蕉の句の心情がじんわり伝わってくるようでした。名古屋もいいけど岐阜もいい。そんなところを少しでもお伝えできればと思います。
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赤坂宿へは大垣から美濃赤坂線。終点の美濃赤坂駅に向かいます。
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美濃赤坂駅を降りると簡単な周辺マップ。正直さみしい駅だし、あんまり観光地っぽくはないんですが、それでもこうしたものがあるとちょっとホッとします。
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まずは、お茶屋屋敷跡とボタン園へ。美濃赤坂の観光だと一応定番スポットなんですよね。
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朝早く訪ねましたが、門は開いていて、勝手に一人で中に入れました。
ここは、徳川家康が中山道沿いに造営した将軍専用の休泊所跡。今でも周囲は竹を編んだ塀が続いて、なかなか広大な規模。創建当時の土塁や空壕の一部が残っていて、それは防御のため。そこだけはちょっと異様な雰囲気がありました。 -
そして、これがお茶屋屋敷跡の中に整備された赤坂ボタン園。
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きれいに整地されて、これだけのものを手入れするのはそれなりの労力がかかっているでしょう。
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一方で人が訪ねてくるのか来ないのか。ひっそりと秘密の花園といった雰囲気のボタン園でした。
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ここから西に向かいます。
昼飯大塚古墳は、赤坂宿のもうはずれ。赤坂宿とは関係ないし、そんなに期待はしていなかったのですが、これは国指定史跡。想像を超える立派な古墳です。
古墳時代中期の4世紀末に造られた前方後円墳で、三段に積み上げた構造に、墳丘の長さも150m。この堂々たる姿には誰しも驚くのではないかと思います。 -
旧中山道をさらに進むとこれは「青墓のよし竹庵」という史跡。
義経が奥州平泉に落ちのびる途中、ここにきて杖にしてきた葦を差すとやがて杖から竹が成長したというのです。
隣には、小栗判官と照手姫の伝説の照手姫の墓という石碑もありました。 -
そして、これが目指していた美濃国分寺跡。美濃赤坂駅から歩いて、結局30分以上はかかったと思います。遠いです。
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しかし、見晴らしのいい平野の中に保存された史跡は広大で、
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美濃とか岐阜のイメージまで一変するようなインパクト。
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この規模を感じるだけでも十分に価値があると思います。
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例によって、礎石もとっても力強い。
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イチオシ
往時の隆盛が偲ばれます。
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ところで、奥の方に現役の美濃国分寺があって、そちらの方にも参拝。
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平安時代後期作という巨大な薬師如来があって、なんとも圧巻。これも必見でしょう。
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美濃国分寺跡に隣接する博物館がこちらの大垣市歴史民俗資料館。
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国分寺跡から出土した瓦や木製の柱などを展示しつつ、美濃国分寺のあれこれを解説していました。
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ただ、この辺りは西美濃と呼ばれる地域。
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美濃の中では外れといった感じもするのですが、斎藤道三の築いた岐阜城やその後の名古屋城の整備などによって中心が東へ東へと引っ張られたところもある。係の人からは、反面、西美濃という地域のアイデンティティが残っているといった話も聞けて、美濃をもう少し理解するヒントをもらったような気になりました。
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このパネルは美濃国分寺の薬師如来。しかし、これでは巨大さが伝わらないのが残念です。
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ここから引き返して、赤坂宿へ。
大垣市金生山化石館は、旧赤坂宿の市街から北の方にけっこう登ったところ。 -
金生山では製鉄で使われる良質の石灰が採れたのですが、この石灰は鉄の不純物を取り除く働きがあるのだそうです。館内の展示は、その石灰の説明と化石類。
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ほか、色彩豊かな変成岩を加工した工芸品もありましたが、それなりの美しさはあってもメジャーにはなりきれなかったよう。重すぎたり、派手すぎたり。難しいものだなと思います。
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さて、市街中心部です。
ところで、中山道は六十九次。赤坂宿は、江戸から数えて56番目の宿場です。
中心部なら美濃赤坂駅からは歩いてすぐ。比較的アクセスはいいでしょう。 -
皇女和宮が宿泊したことでも知られ、「皇女和宮と姫行列」の祭りもあるようです。
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「普請探訪館」という資料館があって、当時、赤坂宿の街並みの見栄えが悪いので、一階建が外から見ると二階建てに見えるように改造したといった逸話も聞けました。まあまあ、風情が残っている方かなと思います。
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赤坂宿は56番目の宿のはずなんですが、これは五七処。赤坂宿が中山道の57番目の宿場町だったとしていて、それに因んだ名前のお菓子とかを扱うお店だったようですが、今では廃業。建物だけが記念碑のように残っていて。
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側面の壁には「徳川家康公 開運の地」と銘打った案内が描かれていたり、街道の雰囲気を伝える役割をそれなりに今でも果たしていると思います。
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金生堂は、そのはす向かい。赤坂ならここしかないでしょうという老舗の和菓子屋さんです。
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店内も昔ながらの落ち着いた構え。
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ご主人お勧めの「姫桃大福」をいただきました。
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イチオシ
桃の実が付きすぎないように摘果する際に出る小さな桃の実をシロップに漬けこんで大福にしたもの。
桃色の大福を噛むと中から青い鮮やかな桃の実が現れて、けっこうな桃の香りと甘い味わい。これは絶品。試行錯誤の末にここまでの仕上がりになったものでしょうが、その並々ならぬ苦労も感じられるような大福です。 -
少し東に向かって、これは矢橋家住宅。通りがクランクになった枡形の角に建つ大型の町屋建物です。
古びているのではっきりとは分かりませんが、二階の軒裏やうだつは黒漆喰塗り。細かな千本格子が全体を覆って瀟洒た意匠。また、二階の軒高が低いのは、「つし二階」の技法。当時の特徴が現れているようですが、それはそれ。全体としての豪壮な雰囲気を感じれば、それでいいように思います。 -
矢橋家住宅は、外観だけでしたが、この清水家住宅はまちづくり活動の拠点施設として内部が公開されています。
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内部をちらりと拝見しました。
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これは本陣跡。和宮もここに泊まりました。
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イチオシ
そして、この斬新なデザインの建物は赤坂港会館。ここは、もう中山道赤坂宿の東端で、赤坂港跡に隣接して建つ洋風建物です。
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もともとは、明治8年に建てられた岐阜県警察第2区大垣出張所の第5分区屯所。時計台のような頂上装飾を始め、外壁の白黒の鮮やかなコントラストが印象的。
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係の女性が一人いて、街のイベント、和宮の行列のこととか
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写真を見ながら説明してくれました。
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赤坂港のあった杭瀬川から揖斐川に抜ける航路は、かつては生活物資や石炭を運搬して賑わっていたとか。
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中山道は人の往来であり、物資輸送の主力は水運。赤坂がその両方の手段を持っていたのはかなり恵まれた感じ。ただ、大垣も水門川から揖斐川に抜けれるし。。港跡はごく小さな水辺といったほどのものですが、大垣も含めてたこの地域全体の当時の交通の良さがまたいっそう鮮やかに想像できるように感じました。
これで赤坂宿はおしまい。 -
赤坂から岐阜駅に移動して、ここからは岐阜市内の観光です。
ダ アチュは、岐阜の駅前通り沿いにある人気のイタ飯屋。 -
ピザのランチセットをいただきました。
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まず出てきたのは、目にも鮮やかなサラダの皿。店内がナポリ風の明るい雰囲気だったのにもテンションが上がっていましたが、これでまた一気にテンションマックス。
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一方で、マルゲリータのピザはおいしいのですが、期待が高まっていた分、サプライズはあまりなし。
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もしかしたら、この店云々ではなくて、ピザというもの自体に一定の限界があるのかもしれません。
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続いて向かったのは茶屋赤鰐。
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カキ氷が人気のようですが、私はわらびもちにしてみました。
すると。。なんですかあ。カキ氷の上にわらび餅が並んでいて、ここまでやりますか。 -
イチオシ
それが第一のサプライズだったのですが、
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もっと驚いたのは、きな粉の異常なうまさ。香りがすごいし、ちょっとした粒々の食感も気持ちいいですね。聞くと普通に挽いたきな粉に粗挽きのきな粉が混ぜてあるのだそうです。しかし、そうはいってもこの感じにするのは容易ではないはず。わらび餅は、まずはわらび餅の出来で勝負するのでしょうが、このサプライズの連続はただ者ではない。ざんざんわらび餅を食べてきた私ですが、わらび餅にはまだこんな楽しみ方がありましたか。日本は広いなあと改めて痛感しました。
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ここからは、グルメも含めて、中心部のマイナースポットをしらみつぶしです。
円徳寺は、織田家ゆかりの寺で、境内入口に織田塚改葬地という説明板。天文16年(1547年)、織田信秀と斎藤道三の戦いで道三が勝利。この時、亡くなった織田方の将兵の屍を弔った塚ということです。 -
ほか、本堂の横には織田信長寄進の梵鐘もありました。
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ベンテンドーは、岐阜駅前の大通り沿い。栗粉餅というのが名物でそれをお土産にしました。
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栗粉餅なんて聞いたことありませんでしたが、商標名ではなくて、一般名詞なのだとか。普通のお餅を栗のきんとんで包んだお菓子です。
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栗おこわとか、米と栗のコラボはそれなりにおいしいのですが、栗粉餅はちょっと違和感あり。栗が入りすぎると栗おこわもおいしくないし、それと似たような感じ。お餅と栗のきんとんが口の中で妙に溶け合ってしまうのも、味にメリハリがないような気がしました。名物なのかもしれませんが、私的にはちょっと残念でした。
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名古屋に比べればささやかな商店街ですが、
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岐阜市内では一番の商店街が柳ヶ瀬商店街。シャッターが降りた状態の店がある一方で、人が大勢集まって活気にあふれるスイーツ屋さんもあったり、明暗が隣り合わせのような感じがまた独特の雰囲気かなと思います。
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そして、ツバメヤは柳ケ瀬商店街の真ん中。通りに面して間口を開け広げたお店です。
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名物は、わらびもちとどやらき。私はどら焼きの方をいただきました。粒餡が柔らかくて、それでいてほどよい粒々感が残る。全体として大きいので、一個食べればお腹がいっぱいになるようなボリューム感もありました。
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ツバメヤさんのお隣は松ノ屋。アイスクリーム最中のお店です。
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イチオシ
最中はサクサクの見事な軽い系。アイスクリームの方も少し氷っぽい爽やか味。この二つがコラボして、特徴のある軽やかな味わい。すっきりした店内の腰掛に座っていただきました。
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アクアージュ柳ヶ瀬は、商店街の一角にある水路を伴う小路のような通り。だったはずですが、現在は工事中というかいったんすべて壊されていました。また新しく再生するのか。それとももう復活はしないのか。よく分からないくらいの状態です。
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だんごろうは、これも商店街の中にあるこじんまりしただんご屋さん。
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みたらし団子をいただきました。米粉のもっちりしただんごに甘辛いタレがたっぷり。めちゃめちゃうまいという感じでもないですが、それなりにいい仕上がり。五平餅なんかもあって、いろいろ楽しめます。
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ところで、岐阜市内には長良川の鮎に因んだ鮎菓子を扱うお店がたくさんあって、このおきなや総本舗もその一つ。ただ、見ると献上菓子と書かれていて、数あるお店の中でもそういうお菓子屋さんなのかも。
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お店の構えもビルインですが、立派です。さて、鮎菓子の方は、卵の香りもするようなふんわり味。中の求肥も含めて、優しい味わいに仕上がっています。
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甘泉堂総本店も看板商品は鮎菓子。
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特に小さいタイプの鮎菓子が自慢なんだそうで、お餅にしそや梅味などを付けて季節感を出す個性派の鮎菓子。
ただ、わたしはスタンダードな方をいただきました。これもお餅に特徴があるといえばあるような。求肥というより羽二重餅に近い柔らかさがって、それがちょっと印象的です。 -
ぱたーたは、じゃがいもドーナツのお店。雨降りだったのもあって、お客さんは誰もいませんでしたが、店内は土間のような広いスペースに大きなテーブル。これなら家族連れでもゆっくりできますね。
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さて、ドーナツの方ですが、ジャガイモの香りというかジャガイモの味わいはよく分からない。淡白で素直な味わいという感じ。微かにゴマみたいな粒々感もありましたが、特に特徴ということでもないかな。本当に微かです。
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橿森神社は、岐阜市の東側、上加納山の麓。境内に織田信長を祀る建勲神社があるように信長ゆかりの神社。
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ここで信長が楽市楽座を開く際、市神をこの橿森神社の神木、御薗の榎の元に祭ったというのです。鳥居に入る手前すぐに説明板がありました。
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なお、神社の周辺は公園のように整備されていて、古びた本殿からするとミスマッチな感じがなくはないです。
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橿森神社の参道鳥居のすぐ手間。「御薗の榎」の説明板です。
信長が始めた楽市楽座で市神としてあった神木がこれだそう。何代か植え直されてきたようですが、ルイスフロイスが岐阜の賑わいをバビロンのごとしと伝えた、その賑わいを見据えた木ということです。 -
ゴトウヤ ドルチェ ラコントは、日本料理のお店がお店の隣りでやっているアイスクリームと喫茶のお店。店内は総ガラス張りでとっても明るくておしゃれです。
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コーンに複数のアイスクリームを乗っけてくれるのですが、私は森のいちごとパイパイパイの組み合わせ。
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イチオシ
特に、パイパイパイの方はクッキーみたいな芳醇な味わいが意外なおいしさ。一番人気というのもうなずけます。
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岐阜市役所の敷地の目立つ場所に、長良川水位表示塔というのがあります。過去の水害で押し寄せた水がどこの高さまであったのかとか。現在の長良川の水位がどれくらいなのかとか。リアルな情報も合わせて伝えています。恵みの川である一方で、常に用心を怠ることができない長良川。地元の方の意識のありようがそれなりに感じられると思います。
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美江寺観音は中心部からは少し外れますが、十分歩いて訪ねられる範囲です。山門から本殿は赤で統一されていますが、まあ特筆というほどではないでしょう。
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一方で、本殿奥に安置されている観音は惜しげもなく公開されていて、ちょっとびっくり。これでは外気が直接中に入ってしまうので、仏像の保存への影響など心配になるくらい。思い切ったことをやるもんだなと思います。
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岐阜メディアコスモスは、岐阜市街にある図書館とか学習室を備えた近代的な施設。その規模は敷地から建物から途方もないような感じ。
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そして、それがまたよく利用されていて、あちこち人が溢れているのにはまた驚き。気持ちの良い空間であることは分かりますが、いろんなイベントもやったりして、ソフト面の支援もかなりなような気がします。
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ここから山側へ移動して。
安乗院善光寺は、通称岐阜善光寺。なんで岐阜で善光寺という気もするのですが、甲州に攻め入った信長軍が善光寺の本尊をここに奪ってきたのだそう。 -
その後、いくつかの変遷があり、本尊は長野に戻っていますが、一時的にせよ善光寺の本尊があったこの地に開かれたのがこの寺。
この奥に建つ伊奈波神社を訪ねる前に寄ったくらいの気持ちでしたが、本堂は立派だし、それなりに豪壮。いまでも十分威厳を感じる大寺です。 -
そして、ここからが伊奈波神社。美濃三宮で、斎藤道三が稲葉山に岐阜城を造る際、こちらに移されました。
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岐阜善光寺の脇から続く参道に石段は懐が深くて、
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奥へ奥へと上り詰めていく感じが素晴らしい。
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ここを上がるだけでも何かありがたさが伝わってきて、最強のパワースポットといわれるのも納得感があるように思います。
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続いての常在寺は、斎藤家の菩提寺。岐阜公園近くの住宅地の中にお寺が集まるエリアです。
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拝観を申し込むと本堂の中に案内されて。周囲に展示されている斎藤道三の関連史料等を自動的に流れる音声説明を聞きながら拝見しました。
ただ、お寺の人はかなりそっけない。何か少しは話をしてくれてもいいような。もうちょっと何とかならないかと思います。 -
林稲荷神社は、常在寺のご近所。区画の奥深くにあるので、どこが入口か分からずけっこううろうろしました。しかし、通りからはちゃんと鳥居があって普通の参道。境内はいい感じのお稲荷さんです。
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○○大仏ってあちこちあるんですが、岐阜にも岐阜大仏というのがあるんですね。
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イチオシ
しかし、この大仏がけっこうすごい。
江戸時代の寛政年間に企画されて紆余曲折の末、完成したものだそうですが、建物に入ると像高14mの大仏がいきなり目の前に。
大きさだけでなく、その大仏が大きく覆いかぶさるような姿で迫ってくるので、見上げるこちらとしてはまっすぐt座っている大仏と比べるとその何倍もの途方もないインパクトを感じるんですね。 -
しばらくは、あんぐりと口を開けて見上げるしかありませんでした。
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周囲には五百羅漢。
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こちらも、なかなかしっかりした作りです。
歴史的なものではないので、あまり有名ではないのでしょうが、岐阜に来たなら一見の価値あり。隠れた名物スポットです。 -
岐阜観光の定番、岐阜公園は、岐阜城のふもと。信長関係とかの遺跡が残っていたり、岐阜にあっては外せない観光スポットなのですが、岐阜駅から歩くと遠いので、基本はバスになると思います。
園内には立派な岐阜市歴史博物館もあるし、加藤栄三・東一記念美術館もあって、岐阜の文化ゾーンという顔も持っています。 -
岐阜市歴史博物館は、岐阜公園の入り口すぐ。
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斎藤道三や織田信長の関係は当然ですが、
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ほか、巨大な建物を利用して楽市楽座の街並みを再現したりするコーナーもあって、
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子供連れでも楽しめます。
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イチオシ
ほか、唐傘とか岐阜の民芸品を展示するコーナーも意外性があって
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けっこう楽しませてもらいました。
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ここからは岐阜公園の散策で、これは板垣退助遭難の地の碑。
明治15年、自由党党首板垣退助が暴漢に襲われた岐阜事件では、「板垣死すとも自由は死せず」の言葉で板垣は一気に男を上げました。像も颯爽とした姿が板垣の絶頂期を思わせるものですが、一方で、この碑の存在がどれだけ知られているかは微妙だと思います。 -
織田信長居館跡は、発掘調査が行われている最中。
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城の石垣と違って、小さめの石を使った土台の上にこんもりと土を盛った姿は、意外に穏やかな印象。山の上に暮らしていては情報も何かと遅くなる。効率を考えれば普段の生活はここの方がいいに決まっていると思います。
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加藤栄三・東一記念美術館は、織田信長居館跡を抜けたところです。加藤栄三・東一は地元出身の兄弟画家。全体としては、独創性や迫力といったものはそこまで感じないのですが、長良川を描いた作品とか。こちらにもう少し知識や経験があれば、もっと深く味わえるのかなという感じ。少し不完全燃焼だったような気がします。
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織田信長発掘調査案内所は、岐阜公園の長良川に近い方。岐阜城やふもとの織田信長公居館跡の発掘調査の内容を紹介するものですが、ただ、発掘調査が今も続けられていることにはちょっと違和感もある。結局、安土城が幻となったことで、信長のいろんな部分が謎となってしまったことも要因の一つ。小さなことから少しでも信長の進取の精神をかぎ取ろうということなのかなと思います。
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金華山は、岐阜城がある山。列車からでも平地に立つ山の姿は見えますが、ふもとの長良川から見上げるのがやっぱり迫力があるように思います。5月の新緑が濃くなっていく季節。雨が降って、途中に霧がかかったようなところもなかなか美しいと思います。
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岐阜公園 総合案内所は、岐阜公園の長良川側の入口から入ってすぐの立派な建物。
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公園の案内所ではあるのですが、中は巨大な空間で飲食スペースも十分。休憩所としての利用もできるので、むしろそうした理解の方がいいのかなと思いました。
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ここから長良橋を渡って、川北地区へ向かいます。
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岐阜城も仰ぎ見つつこの橋を渡ると長良川温泉があったりするエリア。
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同じ岐阜市内でも、雰囲気ががらりと変わって、観光地の雰囲気が出てくるような気がします。
ただ、かつては洪水にも見舞われる地区だったようで恵まれない一面も。しかし、今では岐阜市内でもどんどん発展しているとか、意外な話も伺いました。 -
長良川プロムナードは、長良橋を渡ってすぐの長良川の北岸。長良川に沿って、遊歩道というには立派過ぎる道が続いています。ここからだと長良川の鵜飼いを目の前で見える位置。対岸には岐阜城のある金華山も正面にそびえているし、旅心をくすぐられる雰囲気があると思います。
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そして、この地区のメイン観光施設は、この長良川うかいミュージアム。
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イチオシ
鵜飼でどれだけのことが語れるのか。半信半疑の思いでしたが、
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その内容は、
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時の権力者に庇護されてきた
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長良川のうかいの歴史を語り、
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また、うかいのなまリアルな雰囲気を美しく映像で伝えるもの。
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イチオシ
長良川に隣接した場所で、この前で実際にうかいが行われることもあって、
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私も本当にうかいを見たような気分になりました。
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おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな
生きるために必死でアユを獲る鵜。それを操る鵜匠の技は松明に照らされて、美しくも幻想的。夢見心地でずっと見ていたいような気持にもなるんですが、終わりを告げるとまた目が覚めたように現実の世界へ。そして振り返ると、夢心地が楽しかっただけなのかというとなにかそれだけでもない。「やがて悲しき」には、そのあたりの反射的な含みがあって、心情的によく理解できる。
この地になくてはならない素晴らしい施設だと思いました。 -
では、周辺散策をもう少し。
真性寺は、真宗大谷派の寺。
山門は鐘楼形式なんですが、壁が一切なくて骨組みだけ。軽やかな印象を与える独特の門ですね。 -
山門から先にさほど大きくはない本堂。この横に樹齢250年という百日紅があって、それも見どころとなっています。
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長良川国際会議場は、コンクリートの巨大な建物。
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入口からエントランス、会議室の廻廊などを拝見しましたが、大きいだけでなく、あちらこちらに目を楽しませる美しさがあって、これを見るだけでも十分に価値あり。
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岐阜は立派な施設を持っています。
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崇福寺は、臨済宗妙心寺派。織田家の菩提寺で、関ヶ原の前哨戦となった岐阜城の攻防で討ち死にした織田信秀の家来の血を浴びた血天井があることでも有名。山門に続く参道両側の植え込みとかを拝見しただけですが、寺の説明板は丁寧で、観光客には親切な寺だと思います。
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せっかくここまで歩いたので、洋菓子のプレリュードにも寄ってみましょう。
これは途中に見たアパート。洪水でここまで水が来たよという印があって、厳しい過去の記憶を伝えていました。 -
長良とらやは、電柱に目立つ看板があったので、寄ってみました。
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いただいたのは、例によって鮎菓子。皮がけっこう厚いのですが、厚いのはちゃんと中央部だけ。お餅は羽二重餅みたいに柔らか。いろんな技を感じさせる鮎菓子です。
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そして、プレリュードに到着。意外におとなしい構えです。
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市街中心部からとうとうここまでやってきましたか。
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いただいたのは、栗のショートケーキ。モンブランみたいな味を想像しましたが、モンブランにもいろいろありますからね。
トッピングされた栗のクリームはちょっとインパクトが弱いかなあと思ったら、スポンジケーキの中ほどに仕込んだ生クリームに混じった栗の欠片がそれを補って、栗のしっかりした食感もちゃんと楽しめる。なるほどー。そして、よく考えてみると、その強弱の変化の楽しさを邪魔しないふわふわのケーキとあっさりした生クリームの味わい。わかりやすいおいしさですが、それを支えるベースの技術が実はすごいような。
素直な味わいなので子供でもおいしく食べられますが、その辺りを感じれれば、これも実は深い意図がある仕掛け。やっぱり大人の味わいケーキのような気がします。 -
ここから岐阜駅はバスで帰ります。
さて、最後の晩飯は。。
大正庵は駅の南側。歩いて10分ほどの住宅地の中にあるうどん屋さん。元々はうどんなんですが、そばもやっていて、いまは、うどんとそばの両方をざるに盛ったタイプがよく出るんだそう。 -
ただ、私は、基本のうどんの方にしてみました。とろとろの柔らかいうどんは博多うどんみたいに体に優しい感じ。出汁もさりげなくコクがあってうまい。街のうどん屋さんですが、これは非の打ちどころがない。なかなかの名店だと思います。
もうすっかり日が暮れて。最後も目いっぱいの一日になりました。これで東京に帰ります。お疲れ様でした。
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