2018/04/16 - 2018/04/18
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チューぱぱさん
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~ 春日大社は、遠くて広くて登って曲がってる? ~
最終日はもうよれよれで、東大寺より遠い春日大社は路線バスを利用します。
バス停4つぐらいの距離でいつもなら歩いてしますのですが、なにせ膝が治ったばかり。行きは良い良い、帰りは怖い徒歩旅行になりました。
近鉄奈良駅のバスターミナルから、東大寺大仏殿交差点までは1時間に6本、春日大社の駐車場行きは1時間に3本あります。
本当は、一の鳥居から参道をゆっくり歩くと流鏑馬などが行われる馬出橋から馬止橋の厳かな雰囲気が味わえるのですが、背に腹は代えられません。しかし、春日大社のバス停に着くと、あれれっ?どっちに行けばいいの?
表参道の正門から入りたいけれど、春日大社は横向きになってるの?
分かりにくい神社でした。
最終日も道に迷って彷徨いそう (^^♪
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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-
春日大社国宝殿前のバス停で降りたけれど、案内板はどこにもない (*_*;
右に行くか?左に行くか? 迷い道くねくね?
まあ、どちらに行っても大差はないようだけど、観光客だから正門から入りたいよね。
春日大社も一期一会のおもてなしはないようで
結局、皆さんの行く方へついて行くことに (^^♪ -
まあ、この看板にはご本殿参拝所の印があるから大丈夫でしょう。
ほんと? (・・? -
途中に御祈祷受付所がありました。
たぶん、この道で大丈夫でしょう? -
阿倍仲麻呂も歌碑がありました。
そう、奈良の都の繁栄は唐に学ぶことも多かったのですが、
夢を追いかけ、夢の中で活躍しても、現実を振り返れば・・何も残っていない。
私の同級生に青年海外協力隊に応募し、世界50ヵ国に行ったという者がいます。素晴らしと思いますが、じゃ!嫁さんは?お子さんは?と問うた時、返事はありませんでした。
後悔の心か?納得した心か?
阿倍仲麻呂の仲間かな? と、感じました。
遣唐留学生阿倍仲麻呂公
喜びも やがて悲しき望郷の歌
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 御蓋の山に いでし月かも
古今和歌集 巻第九
-
迷い道を歩いたからこそ、阿倍仲麻呂の歌碑に出逢えたかも?
とにかく、春日大社に着きました。
でも、春日大社のどこ? (・・? -
入り口を探し、廻廊を進みます。
う~ん!この廻廊も素敵! 誰もいなければもっと素敵! -
どうやら、着いたのは内侍門だったようで・・ここは春日大社の横門なんですね。
慶賀門より伽藍内部に入りました。
こっちの門のほうがええですねん!
と、思っていたら・・帰りに気が付きました。こちらが正門になる南門でした。 -
慶賀門より伽藍の内部
幣殿で、普通はこちらから参拝するようです。
で、横に特別参拝受付がありまして、伽藍内の廻廊を巡ることができるようです。
特別ですのでお一人様¥500必要です。奈良では仏様ばかりでなく神様も「特別」なんて言葉がお好きなようです。 -
特別参拝は、中門まで入れます。
-
正面よりもこの角度がきれいかな?
燈籠がずらっと並び、めっちゃ雰囲気がいい! (^^ゞ
でも、奥の方に後殿があり、ご本殿を眺めながら参拝できたようで
他にも、藤浪之屋という万燈籠の重文建物があったようですが、両方とも見逃してしまいました。
だって、参拝順路の矢印が右側へ行けっとなってるから。
春日大社は、よく調べてから行きパンフレットに書いてある順を守るときっちり楽しめるようです。
私の眼は燈籠に目が眩みまして失敗しました。曲がっとる春日大社が悪いんじゃ~ (*_*; -
と、言いながらもこの輝きでは誰をも目が眩む? (^_-)
およそ三千基あると言われる燈籠です。 -
2月の節分、8月14日・15日の年3回、すべての燈籠に火が灯るそうで
さぞかし見事でしょう -
鹿と燈籠
-
こちらの灯籠もいいな!
苔むした姿に時間の流れを感じます。 -
まだまだ燈籠を奉納できるスペースが残ってます。
一基奉納する初穂料はおいくらかしら? -
藤堂高虎奉納の釣燈籠ですって
他にも、直江兼続とか宇喜田秀家など戦国武将の寄進燈籠もあります。 -
ほいほい! 征夷大将軍の燈籠もあるよ (^^♪
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三つ葉葵の紋と、名前が「源綱吉」と彫られてます。
そう、家康は天下を治める口実に「源氏」の姓を使ったんよね。そのひ孫だから同じく源氏の血が流れてると権威をつけたようで? -
現代の燈籠は金ぴかです。
家紋と会社名が彫られてます。一番手前の燈籠には「豊中市のかとれあ」となってます。たぶん、お高いから個人では無理? (^^♪ -
脇社の多賀大社
藤の花が咲いてます。 -
末社の風宮神社
椿本神社もあり、企業が寄進してるようです。
ダイキンさん、儲けた時期に寄進したの? (笑) -
これはすごい!
樹齢1000年と言われる大杉です。 -
埃だらけの仏像を秘仏だと言ってエラソーにしてるお寺よりも、神さまを祭る神社のほうが日本の魂にあってます。
何といっても、八百万の神ですから。
困った時だけの神頼みでよろしいのです。信じないとバチが当たるなんて脅迫しません。日本の神様は寛容の神です。 (^-^) -
改めて、正門である南門の前に立ちました。
バス停にきちんと案内板が出ていれば間違いなく正門からお参りできたのに
これは奈良市への喝っ! かな? -
南門前の「神の石」
太古の昔、春日若宮御祭神がこの石の所から出現したとの言い伝えによるものです
黄泉国に繋がってるかも? -
二の鳥居
完全に逆打ちしてしまった。 曲がってる春日大社がいけないんだ!
二の鳥居を反対向きにくぐる有様で、鳥居の傍に伏鹿手水所があったけど、手も清めずに神社にお参りだなんて ゴメ~ン!
-
もう一度、鳥居をくぐり春日大社の前から上の禰宜道(ねぎみち)を通り、高畑町の新薬師寺へ歩を向けます。
-
春日大社の本宮と若宮神社の間を結ぶ道で「御間道(おあいみち)」だそうで
趣のある石灯篭がずらっと並んでました。 -
おっ~~、キョウレツゥ!
若宮の大楠です。こちらも樹齢1000年クラス?
古い巨木には聖霊が宿る・・映画「アバター」に使用できるかも?
古い遺跡の街には幽霊が宿る・・お化け屋敷に使えるかも? (^_-)
そっと、手を合わせます。
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若宮神社と回りの夫婦大國社なごを少しだけ参拝します。
若宮15社めぐりってありますが、十二神像で有名な新薬師寺へ向かいます。 -
若宮十五社巡りの説明文
人の誕生から成長過程を経て、長寿と夫婦円満を祈願できるようです。
わが夫婦は、ずっとラブラブですから ( ;^^)ヘ.. -
夫婦大國社
縁結びと商売繁盛を祈願します。 -
ハートのマークに・・
素敵な方と出会えて結ばれますように!
時光温柔 還 需イ尓憧 生活可愛・・ (これは中国の方の絵馬のようです)
そう、未来のある若者には夢がある。年を取った老人には持病がある?
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金龍神社
福運・金運の守り神だそうで・・こちらもハートマークの絵馬がずらりと並んでます。 -
禰宜道(ねぎみち)って、何の意味?
固有名詞かな? -
禰宜道を通り、まもなく春日大社の境内から出ます。
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境内から出ても、周りは鹿さんばかり ( ^^)
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遠くに、生駒山が見えます。あの山の向うは大阪です。
奈良って、盆地の中の街ですね。京都と同じく夏は耐え難い暑さかも?
じとじとべっちゃんの名古屋よりはましかな? (笑) -
山の辺の道を行きます。
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新薬師寺の前に・・不空院へ
奈良 福井の大師 と、ありますが福井って、北陸の福井? -
真言律宗 春日山 不空院
HPによれば・・
ここに足跡を残された弘法大師(空海)を偲ぶ土地の人たちの信仰により「福井之大師」(福井は 不空=福 に発する旧土地名)の別称で呼ばれ、「女人救済の寺」としも知られる所でございます。
福井ではなく不空だそうで、弘法大師空海も立ち寄ったお寺のようです。
真言律宗ですから鑑真の系列で、由緒は相当なモノ。
加えて、女人救済の寺ならば大切にせねば。
女人禁制の土俵を持つ大相撲興行は公益法人をはく奪せねば・・( ^^) -
えんきりさん
えんむすびさん
御祈祷は予約が必要だそうです。 -
巡る奈良 祈りの回廊
不空院が紹介されてます。
「祈りの回廊」はパンフレットになっていて、のちほど参観させて頂いた頭塔の管理人の方から今年の春夏版を頂きました。 -
春日大社 歴史の道を進みますと・・
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新薬師寺に到着します。
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ぐるっと回って、神社の隣にある南門から入ります
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昔はかなり大きな寺院だったそうですが、今は小さな本堂が一つ残るだけ
例によって、内部は撮影禁止でした。
しかし、日本最古の塑像と言われる十二神像はすてきでした。
泥人形ですが保存も良く、時間とともに極彩色が抜けて、薄暗い本堂内部でライトに白く浮かび上がる姿はインパクトを与えます。
http://www.shinyakushiji.or.jp/junisinsho/
ちょうど、和尚さんが読経をする時間と重なり、般若心経のお経に目をつぶって手を合わせていると、心が洗われるようでした。貴重なひと時となりました。
十二神像は薬師如来を守るため怒髪天を衝く表情の厳しい像ですが、十二像で十二支の干支の守護神としても信仰され、私らも守護神に蝋燭を献上してきました。 -
石灯籠 室町時代の作だそうで
-
まったく、奈良の都はどこを見ても国宝ばかり。
どの道を見ても、鹿ばかり ( ^^) -
史跡頭塔
これは日本式ピラミッドか?はたまた敦煌の莫高窟のような石窟か?
明日香村にも都塚古墳が似たような形であるそうですが、階段状の部分に石仏を配置し日光や風雨から守るために屋根瓦を設置してある姿は、石窟とほぼ同じ。
奈良時代の僧で遣唐使にもなった玄(げんぼう)が失脚左遷され、太宰府で死亡したら、首だけが奈良まで飛んできてドスンと落ち、葬られたのが頭塔だったとの伝承があるそうで。 -
石仏のうち「浮彫如来及両脇侍二侍者像」(東面第一段)
by Wikipedia
以前は予約が必要だったとか?
私らは突然の訪問でしたが、管理人の方が丁寧に案内してくれました。
おまけに、奈良のパンフレット「祈りの回廊」を分けて頂きまして、非常に感謝してます。
2018年春夏版は、奈良県内の西国三十三ヶ所観音霊場の案内でして、御朱印を集めてる私らには非常にありがたく感じました。いつか必ず訪れるつもりでいます。 -
頭塔の入り口です。
鍵がかかっており、少し手前に在住の管理人の方にお願いして見学させて頂きます。 -
史跡 頭塔
奈良時代に造られた、まちなかの土塔です。
南側は木がうっそうと生えてますが、中にも石仏が無造作に安置されてるようです。
全部を発掘調査を行えば、全容が見えるかも?
ぜひ、グーグルで空の上から全容を見てください。立体曼荼羅に見えるかも? -
西側から回ります。
石を積み上げて壁にして、さらにその上に石を積み上げていく -
屋根の瓦は当時のものではなさそう
土で作ったものは、時間とともに土に戻るから
西安の兵馬俑などは土に埋まっていても、像そのものは焼いた土だから周りの自然の土とは区別することができる。 -
石が真ん中でくっつけてあります。
たぶん、ばらばらの状態で発掘されたのでしょう。復元までに10年以上かかってるそうで。 -
石仏は、かなり硬い石に彫られてるようです。
どろ人形とは異なりますね。 -
ピラミッド? 立体曼荼羅?
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住宅街のど真ん中によくぞ残っていたものです
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真ん中の宝篋印塔らしき塔が頭塔の中心だそうです。
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町中にある小高い丘
子供たちが遊んでいたという丘ですが、発掘してみるととんでもない遺跡が眠っていた。ある種の古墳かもしれませんが、宗教に身を投じた人生に未練はないのでしょう。
前日の、法隆寺などの観光用お寺に比べて、新薬師寺と頭塔は心を打つものが残りました。 -
頭塔のあとは、ならまちへ向かいます。
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奈良の「ならまち」は、昔ながらの風情を数多く残し細い路地・抜け道が交差する町で、空襲を免れた外京に位置し、旧門前町の趣があります。
今では、現代と過去が交差する古都奈良の象徴として観光客に人気があります。
ただ、狭い路地が入り組んでいる町は火災に弱く、火除けの御まじないとして「身代わり猿」を掲げています。
現代の火災保険は加入できない地域でしょうね。 -
ならまち格子スタイルの家かな
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景観保護地域でもあるようで、暮らすには不便? (^^ゞ
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旧門前町風情の通りはかく角カク? 路地が曲がりくねってます。
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奈良町にぎわいの家
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漢方薬のお店の横にありました。
薬師堂町ですから、薬師如来を祀ってあるのかも? -
奈良野菜料理 ひより
観光客が多くなるとお洒落なレストランが増えます。
http://naramachi-hiyori.jp/menu/lunch.html -
ちょっとボケてますが、ランチメニューのひなた¥2200
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大和野菜のランチに岩魚がついてます。
お値打ちで美味しく、接客も良いレストランでした。 -
ただ、どこの観光地も同じですが、とある年代の老人たちは他人の存在は眼中になく自分たちのグループだけで大きな声で大騒ぎする。
小さなレストラン内に響き渡るかのような笑い声には閉口しました。
団塊前の世代は威張っているんですよね。黙っていても部下がどんどん増える社会で暮らしてきたから。能力がなくとも出世できる世代ですから。
奈良の街も同じかな?世界遺産がたくさんあるから観光客が来て当たり前、何も努力しなくとも儲かる?そんな考えに胡坐をかいてると、天上天下唯我・・一人だけ?(^_-)
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奈良観光の最後は元興寺です。
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本堂
開基当時は広大な規模を誇ったようですが、今では僅かな敷地が残るのみ
お宝は、やはり撮影禁止ですので記憶は残っていませんが、たしか曼荼羅と閻魔様の像があったように思います。
日本最古の寺院とされますが、老寺の末路は世界遺産の名にすがるのみ? -
浮図田(ふとでん)
多くの供養仏塔が並べられてます。 -
石仏群
仏教の浄土往生の教えが浸透した結果でしょうか?
人は死んだら、地獄行きになるか?極楽行きへなるか?仏教では、生前の行いを閻魔様が調べて決定するとか?だから、生きてる限り我慢して極楽へ行きましょう・・て、権力の都合の良い教えです。 怒 -
日本最古の寺院には奈良時代の瓦が残ってます。色の違う瓦が、天平の甍の名残りです。
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古きモノには魂が宿る
人の怨念・怨霊も宿ってるかも?境内には、安倍晴明の先輩格に当たる役行者の像もありました。
南無阿弥陀仏!
エロイムエッサイム 我は求め訴えたり
魔界転生???
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さあ、ホテルへ戻りバッグをピックアップし、帰名のバス停へ向かいます。
奈良の街の道標には、鬼瓦が付けられてます。 -
商家の屋根の上には魔よけの像があります。
ホテルフジタも、魔よけの札を貼っといてくだされ!
お墓に囲まれたホテルはコリゴリです。(^^ゞ -
奈良町通りの道祖神
交通の要所には安全祈願の神がいます。道祖仏ってあったっけ?
七五三・結婚式などお祝い事は神前で、あの世に行く儀式は仏前で?誰が決めたの?
( ;^^)ヘ.. -
この景色がある限り、観光都市「奈良」は永遠に残ることでしょう。
でも、リニアが開通した頃には・・私はもういない!
疲れました!
歩き回ったせいもありますが、どこの寺院へ行っても拝観料と撮影禁止!
拝観料と御朱印で¥20700ばかり。総旅行費の2割を越えます。
特別お宝館は見ずしてこれだけだから、奈良旅行ってほとんど寺院への奉仕みたいなもの。ほりゃ~、1回見れば十分です。
さて、次はどこへ行こうかな?
日本列島東西南北まだ見ていない街がたくさんあります。命と身体とお金が続く限り歩き回ります。
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