ドイツ　語学研修・週末アクティビティ （リューデスハイム・ライン川クルーズ）

2018/04/23 - 2018/04/23

■語学研修期間：2018/4/2‐5/3（1カ月）

ドイツのデュッセルドルフに1カ月間、語学研修に行ってきました。
約4週間（週5／全80時間）みっちり語学学校に通い、残りの数日はジャーマンレールパスを使ってドイツを周遊（バッハゆかりの地を巡る旅）してきました。

＜週末アクティビティ＞
□4/7　 ケルン・ボン
□4/14　アーヘン
□4/21　アムステルダム（オランダ）
■4/23　リューデスハイム（ライン下り）

＜ドイツ周遊プラン＞
□4/27　アイゼナハ
□4/28　ヴァイマール・エアフルト・ライプツィヒ
□4/29　ケーテン・ハレ
□4/30　ハンブルク・リューベック
□5/1　 ブレーメン・リューネブルク

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航空券（NH NRT-DUS 往復）：JPY 110,650
語学学校（Goethe-Institut）：EUR 1150,00
宿泊施設（アパート）：EUR 690,00
German Rail Pass（FLEXI 7days/1month）：EUR 280,00

エリア ライン川流域周辺(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

■Montag, 23. April 2018

デュッセルドルフから日帰りでリューデスハイムまで行ってきました。

デュッセルドルフからリューデスハイムまではICEとVIA（私鉄）で約3時間。行きはフランクフルト経由、帰りはコブレンツ経由で戻ってきました。

片道３時間と聞くと遠く感じますが、こちらの電車はボックス席がほとんど、さらには押し詰めの満員電車も無いので移動が苦になりません。

車窓から眺める景色や、人との出会いも鉄道旅の楽しみのひとつですね。

今回のチケットは、「German Rail Pass（FLEXI 7days/1month）」を利用しました。

先ずは経由地のFrankfurt am Main（フランクフルト中央駅）に到着。

さすが大きな駅！

Frankfurt am Main（フランクフルト中央駅）

とりあえず外に出ますが、観光するほどの時間も無いので朝食を取ることにします。

フランクフルト中央駅 駅

スタンドで朝食。

フランクフルトから、Neuwied（ノイヴィード）行のVIAに乗ります。

ほどんど人が乗っていませんでした。
途中、Wiesbaden（ヴィースバーデン）で車両の進行方向が変わります。

Rüdesheim（Rhein）（リューデスハイム）に到着。

こじんまりした駅で「本当にここで合っているよね？」と自問自答。しかも、大量の綿毛が飛んできて恐怖を感じる。。。

※後で分かりましたが、大量の綿毛の原因はタンポポ！
そして、同時にスギ花粉が大量に飛んでいて、帰宅した時には、リュックやアウターに沢山の黄色い粉が付いてました。

リューデスハイムの観光目的は、1つ！
・ライン川クルーズ

事前に観光船の時刻表をネットで確認して、時間に合わせて来ました。

ライン川沿いにRheinstr.（ライン通り）を歩いていると、先ず目に入ってくるのは、一面のブドウ畑。リューデスハイムは、ドイツ有数の白ワインの産地です。

奥に見えるBrömserburg（ブレムザー城）は、ワイン博物館になっています。黄色い花は、綿毛の犯人タンポポです。

ブドウ畑を抜けるとお店やホテルが見えてきました。

雄大なライン川。
乗船まで少し時間があるので、リューデスハイムの町を散策することにします。

Drosselgasse（つぐみ横丁）

横丁なんて付くと日本の酒場を彷彿させますが、意味合いは同じでワイン酒場が並ぶ小径です。

つぐみ横丁 散歩・街歩き

ハイシーズンは多くの観光客で賑わうようですが、まだまだ閑散としていました。

狭い坂道の両側にワイン酒場やパブ、レストランがひしめきあって建っています。どこからともなく、陽気な音楽も聞こえてきます♪

吊り看板や、建物の装飾にはブドウがあしらわれています。

マルクト広場にも行ってみることにしました。

St. Jakobus（聖ヤコブ教会）

聖ヤコブ教会 寺院・教会

Rathaus（市庁舎）

そろそろ時間なので船着場に向かうことにしました。

KDラインのチケット（EUR 16.20）。

KDライン観光船は、マインツ⇔コブレンツ間を往復しています。私は、その間の有名どころ「Rüdesheim（リューデスハイム）⇔St.Goar（ザンクト・ゴアール）」間を購入。

※ジャーマンレイルパス所持者は20%割引になるので、チケット購入時に忘れず提示しましょう。

リューデスハイム(KDライン）船着き場 船系

乗った船は「MS Asbach」と言う船体。

もちろんデッキに出ます。

乗っているのは数名でほぼ貸切状態です。

船内放送のガイドは、ドイツ語、英語、中国語、日本語と流れます。

先ずは、右手にNiederwald（ニーダーヴァルト）の丘が見えてきます。

ニーダーヴァルト記念碑 モニュメント・記念碑

ビンゲンの船着場近くに見えたクレーン。

『Ruine Ehrenfels（エーレンフェルス城跡）』
1211年にマインツ大司教により税関所として築かれた城砦です。現在は廃墟。

エーレンフェルス城 城・宮殿

『Mäuseturm（ねずみ塔）』
13世紀に税関として建てられた後、船の信号灯として使用されたそうです。塔に幽閉された大司教がネズミに食い殺されたという伝説が残っているらしいです。

ねずみの塔 モニュメント・記念碑

『Burg Rheinstein（ラインシュタイン城）』
900年頃カロリング王家によって築城。大司教の税関所として使われた後は荒廃していたが、19世紀初めにプロセイン公が再建。
現在は元オペラ歌手が所有しているそうです。維持費とか凄そう…。

ラインシュタイン城 城・宮殿

『Brug Reichenstein（ライヒェンシュタイン城）』
11世紀に完成したといわれている。盗賊の巣窟なったために相次いで破壊され廃墟と化したらしい。現在はレストランと博物館になっています。

ライヒェンシュタイン城 城・宮殿

町並みも素敵です。

『Burg Sooneck（ゾーネック城）』
ライヒェンシュタイン城の守護城でしたが、ここも盗賊の巣窟となり13世紀に破壊されたそうです。
一番上に、クッパが住んでいそう！

ゾーンエック城 城・宮殿

たまには後ろも振り返ってみましょう。

『Burg Stahleck（シュターレック城）』
バッハラッハの高台に建つお城。1927年頃に修復されて、現在もユースホステルとして営業中。機会があれば泊まってみたい！

シュターレック城 城・宮殿

Bacharach（バッハラッハ）船着場。

バッハラッハ駅 (KDライン) 駅

『Burg Pfalzgrafenstein（プファルツ城）』
ライン川の通行税を取り立てるための税関所として建設されたお城。船を模して五角形になっているのは、水流による損傷を避けるためだそうです。現在は、資料館になっているそうです。

プファルツ城 城・宮殿

『Burg Gutenfels（グーテンフェルス城）』
1200年頃の建築。14世紀には、バイエルンのルートヴィヒ国王が好んで何度も滞在したといわれている。以前は、ホテルとして営業していたみたいですが、現在は個人所有になったとのこと。
城壁にがっつり「HOTEL」って入っていますけど…。

グーテンフェルス城 城・宮殿

『Schönburg（シェーンブルク城）』
17世紀にフランス軍によって破壊されたが、再建されて現在はホテルになっています。ヴィクトル・ユゴーが「最も美しい廃墟」と絶賛したといわれている。

Liebfrauenkirche（聖母教会）

シェーンブルク城の麓に、一際目立っていました。

Oberwesel（オーバーヴェーゼル）船着場。

各船着場の町の雰囲気を見るのも楽しいです。時間があれば、降りてみたいな。

オーバーヴェーゼルを出発すると、いよいよローレライが近づいてきます。

『Loreley（ローレライ）』
崖の上から美しい歌声で船乗りを惑わし、船を転覆させると言われるローレライ伝説の舞台となった場所。

ローレライの乙女の像。
頭上のローレライの丘に気を取られていると見逃がします。焦った…。

ローレライのカーブは特に川幅が狭く、ライン川随一の難所であると同時に、ライン川の美しさを一番よく知るという、ふたつの要素があったことから、このような伝説が生まれたといわれています。

ローレライの岩 自然･景勝地

『Burg Katz（ネコ城）』
1371年に築城。お城の名前は、初代城主カッツェンエルンボーゲン伯爵に由来しているとのこと。何となく「ネコ」の響きから、かわいいイメージが拭えない。

ねこ城 城・宮殿

St.Goar（ザンクト・ゴアール）船着場。

約1時間半のクルーズを終え、船を降ります。

次から次へと現れる古城に興奮しっぱなしでした。
もう少し暖かい時期であれば最高に気持ちよかったと思います。

St Goar（ザンクト・ゴアール）駅。
普通の民家の裏路地のようなところにあります。

地球の歩き方にこの周辺の地図は載っていません。とりあえず、Google Mapsに頼ったのですが、船着場正面の建物のすぐ裏手にあります。

ザンクトゴアール駅 駅

1本乗り遅れると悲惨なことになります。
もちろん、このようなことを書くということは…悲惨なことになりました。
花粉にまみれながら1時間電車を待ち、約3時間かけてデュッセルドルフに帰りました。