2018/03/10 - 2018/03/19
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HOUKOUさん
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福岡空港から経由地の仁川空港へのフライト。
乗り継ぎ時間が6時間以上あるので空港近くの「雲西(ウンソ)」を散歩したりして時間をつぶす。
夜ハノイへ到着。
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(2018/3/10 旅行1日目)
(1)で書いたとおり,かなりのうつ状態のまま出発の日を迎えた。
こういう状態で海外旅行したらどうなるのか・・気が晴れるのか,それとも余計落ち込むのか・・一つの実験に臨む思いもする。
今回は久しぶりの非中国系航空会社。
大韓航空を利用するのは,2012年のドイツ・チェコの旅以来のことである。
福岡空港の大韓航空ラウンジは概ねKALの運行に合わせて開店するので,今回は当然開いている。
今は酒を普通に飲めるが,今回のうつ状態の最悪期には酒を飲んだら返って不安感が掻き立てられ,血の気が引き自分でも顔が青ざめていくのがわかるほどであった。
酒でまぎれる悩みなどたいしたことではないのだ。 -
飛行機は1時間半ほどで仁川空港の,オープンして間もない第2ターミナルに到着。
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さてハノイ便への乗り継ぎ時間が6時間以上ある。
無料で参加できるトランジットツアーなるものがあることを聞いていたので,出国手続きを済ませ専用カウンターへ行く。
日本語のパンフレットも用意されている。
ツアー内容を見ると,事前に調べていたツアー内容とかなり異なっていた。
13:00発の2時間ツアーがあるものとおもっていたが,全体的にツアー所要時間が長めになっており,そのコースはリストから消えていた。
デスクの人からは15:00~17:00の「エンターテイメント」コースをすすめられたが気乗りがしない。 -
空港のある永宗島の中ほどに「雲西(ウンソ)」という小さな町のことを何かで聞いたような気がするので,そこまでAREXという鉄道で行ってみることにした。
その前に5千円ほどを韓国ウォンに両替する。
どの国でもそうであるが空港の両替所はレートが悪い。
駅付近を少し歩いてみるだけと思っていたので,いつもの33Lのスーツケースは引いて行くことにした。 -
このAREXという電車はいつできたものであろう。
デザインが野暮ったい気がする。 -
「雲西(ウンソ)」駅前広場。
仁川空港ができる前は何もない場所だったのだろう。
電線も地中化されたニュータウンであるが,韓国特有のゴミゴミ感もうっすら漂い,韓国の地を歩いている実感が少し感じられてきた。 -
ばかげたことに,コインロッカーにも預けずスーツケースを引きずりながらの散歩であるのに加え,薄手のジャンパーでは寒風がちょっと厳しい。
ただ韓国の空気を吸っただけ・・というのに近い状況のまま,何をすることもなく空港に引き返すことにした。 -
まだ4時間ぐらい待ち時間がある。
そろそろエアーサイドに移り,ラウンジを利用することにした。
ここ仁川空港第2ターミナルは,プライオロティパスが使用できるラウンジが二つあるという。
とりあえず,今建っている位置から近い方の「SPCラウンジ」を利用する。
さすが世界でも評価が高い仁川空港のラウンジである。
インテリアも垢抜けており食べ物も一通り用意してあるし,くつろげる空間になっている。 -
空港ロビーを見渡せる場所に足を延ばせる長椅子が用意してあり,そこにスーツケースを置いて陣取る。
少し強い酒を飲みたかったのだが,置いてあるアルコールはビールとワインだけ。 -
ビールサーバーがユニークで,ジョッキの底に特殊な加工がされていて,サーバーの上に置くと底の穴からビールが湧き上るように注がれる仕組みだ。
ジョッキが満杯になるまでの間,底から照明が当てられビールが様々な色に変色する。
長椅子でくつろぎながらそのビールを飲むが,なぜか全く旨く感じない。
何故なのだろう?
ジョッキがプラスチックだからなのか。
ビールサーバーでは銘柄を選択することができ,ハイネケンを選んだのだが。
ワインを飲んでも同じようにうまくない気がする。
段々と陰鬱な気分がつのってきた。
陰鬱なのでビールがうまくないのか,それともビールがうまくないので陰鬱なのか。
おそらく両方なのであろう。
中国旅行などでも,行きの乗り継ぎの時,時々感じる「早発性旅愁」というべきものに強くとらわれる。
「このまま福岡にとんぼ返りして家に帰り,自分のベッドに倒れこんで毛布にくるまりたい」という思い。
しかし,ここまで来たらそういう訳にもいかない。
「ハノイのホテルのベッドで同じことをすればいい・・」と自分に言い聞かせる。
免税店でウィスキーを買う。
中国であれば,強い蒸留酒を飲みたいとき,私がこよなく愛してやまない「白酒」がいくらでもある。
ベトナムではどうか。
ローカルな焼酎やウォッカがあるようだが品質はどうだろうか。
それが期待外れの場合に備えておこうと思ったのだ。
ところで免税店のスコッチウィスキーの値段には驚いた。
普段私が自宅で飲んでいるシーバスリーガル1リットル(ネットで2千円台半ば)が40US$もする。
不思議なことにシーバスよりも少し「各上」のはずのオールドパー1Lもほぼ同じ値段だ。
オールドパーを買ってスーツケースに入れる。 -
待ちに待ってやっとハノイ行の搭乗が始まる。
飛行時間は5時間と長い。
少しは眠って時間をやり過ごしたいのだが,全然眠れない。
しかたないのでタブレットにいれている「ボバリー夫人」を読みかえしたり,PDF化したハノイの観光名所の予習をする。
今回の旅は前回同様,紙のガイドブックなど持ってきていない。
「地球の歩き方」もグーグルブックで購入しダウンロードしたものを用意している。
私は合理性最優先主義なので,書棚も占領せず,旅の荷物もかさ張らず携帯性に圧倒的に有利な電子書籍主義者である。
今後よっぽどのことがない限り紙の本を買うことはないだろう。
しかし「地球の歩き方 ベトナム北部」編電子版を使ってみて感じるのは,見たいページへのアクセス性がかなり悪いということだ。
目次や地図と各記事がリンクしていればよいのだが,そういう仕掛けは全くほどこされていない。
電子化する際に,そこまでコストをかけられないということなのだろう。
地図などのよく開くページに「しおり」を挟むこととページの割り付け位置になれることで対応するしかない。
ニコチン切れにも苦しみ,ニコレットを噛んでしのぐ。
飛行機は空港への着陸態勢に入ったのだが,CAが入出国カードや税関申告書を配る気配がない。
ノイバイ空港に着陸。
入国審査では入国カードは必要なかったし,税関はフリーバスであった。
この旅行では,何かと中国と比較することが多かった。
隣国であり,しかも建前上は社会主義国である両国。
全体的に感じられたのは,ベトナムの社会システムの,中国とは真逆と言っていいほどの「ゆるさ」である。
中国でありとあらゆるところに跋扈しているパトカーや公安・・ハノイの街ではほとんど見かけない。
中国では何か行動するたびに行われる鉄道,地下鉄,長距離バス,博物館などでの荷物検査・・ハノイでもいくつかの博物館で検知器はあったが,全く機能している気配はなく形だけ置いてあるだけのもの。
また中国ではいろんなところで身分証明書チェックが行われるため,パスポートはセーフティボックスに保管することはなく,いつも肌身離さなかったものだが,ハノイではホテルチェックインの時提示しただけ。
あとは全く必要ではなかった。
途中から久しぶりにホテルのセーフティボックスを使った。
この間の重慶~成都の旅では,グーグルに加えヤフー検索でさえできなくなっていて,中国の空恐ろしいまでの情報コントロールに愕然としたのだが・・ハノイではグーグルに限らず日本で普通使っているWEBサービスは何の問題もなく使えた。
これだけゆるい社会システムでありながら,ベトナム共産党による民主集中制が比較的安定的に営まれているというのは,ある意味驚異的なことではないかとも思われた。
ベトナムの政治状況や社会状況の実際のことは,本当はほとんど知らないのであるが(政情不安というニュースもあまり聞かない),それにしても中国があれほどのコストをかけて行っている「超管理社会」はいったい本当に必要性があるのだろうか・・と思ってしまうほどである。
そういう訳で,極めてスムーズに入国の手続きを終え出口を出ると,約束通り私の名前を書いた紙を掲げた人が待っていた。
こういう出迎えを受けるのは,旅行社のツアーを利用して以来10年以上前のことである。
今回の旅は「静養の旅」である。
いらぬことで心に負担が生じないよう,予めホテルにメールして迎えに来てもらうよう依頼していたのだ。
料金は18ドルであった。
その出迎え人を少し待たせて,喫煙所でタバコを吸ってから空港のロビーにとって返し,両替え所で3万円両替した。
ベトナムの場合,空港の両替所のレートはそんなに悪くはないと聞いていたのだ。 -
車に乗りこむ。
途中きれいにライトアップされたニャッタン橋を渡る。
日本の援助と日本の企業共同体で作られた世界有数規模の斜張橋だ。
先ほども書いたように,ベトナムは中国と違ってグーグルも使えるし,ストリートビューも見ることができる。
予めホテルの周辺もストリートビューで観察していたので,街並みの表情でホテルが近づいてきたことが何となくわかる。 -
ハノイ前半の4泊を過ごす「ノバラグジュアリーホテル」に到着。
いつもは宿泊ホテルを決めたらその中の最低ランクの部屋を予約することが多い私であるが,確実にバスタブがついていることやタバコを吸うためのベランダがついていることを条件としたため,今回は少し高めの「バルコニー付きハネムーンルーム」を予約している。(といっても4泊で238US$だが)
とても還暦前のおじさんが一人で泊まる部屋の名前とは思えない。 -
空港で両替したお金を確認する。
日本円30,000円に対して6,342,900ベトナムドン。
私は,旅行前には現地情報や見どころや土地の歴史などを事前に丹念に調べることにしているのだが,今回の旅行は(1)の精神状態だったため,そうした作業があまりできなかった。
円-ドンの現在の交換レートもよく知らない。
しかし,ドンから「下3ケタを取って5をかける」という計算方法は知っていたので,この方法からするとこれは妥当なレートなのではないか? -
一休みして,夜の街を歩いてみる。
外から見た「ノバラグジュアリーホテル」。
再開発が制限されているのか,旧市街地にはこうした狭い敷地に建てられたミニホテルが無数にあるようだ。
たいていはこのホテルみたいに間口が狭く,高層でもないので20~30室程度の部屋数であろうか。
初めて歩くハノイの街,しかも夜の街であるが,特に危険な空気みたいなものは全く感じなかった。
ベトナムに来たのは2回目。
最初は今から10年以上前,ホーチミン市を訪れた。
夜の散歩もしたのだが,その時はちょっとスリリングな感じがしたものだった。
ハノイのレストランは閉まるのが早いと聞いていたが,確かにこの時間で開いているレストランはあまり見かけなかった。
ホテル前の歩道に陣取っている超ローカルな屋台(というか歩道に椅子を並べただけのもの)はやっていたが,ちょっと利用する気にならない。
そもそも食欲もあまりない。 -
近くで見かけたコンビニでつまみとビールを買ってホテルに戻る。
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ベトナムのビールはとても安い。
缶ビール一本40円~50円程度である。
いつものようにハルシオンを飲んで寝る。
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