2018/03/24 - 2018/04/02
266位(同エリア879件中)
maayさん
ドレスデンでは、毎晩、ゼンパーオーパーに出かけるのが目的。
そして、失われた“百塔の都”が、どんな風にその姿を蘇らせているのか、この目で見てみたい。私にとって、初めてのユーロひとり旅の4泊5日の体験でした。フリーwifiのみで過ごしたので、家族に音信不通で心配されながらも(笑)
この経験が、夏のイタリアひとり旅につながりました!
①旧市街散策とゼンパーオーパーの一日目のコンサート!
ドレスデン:3泊
ライプツィヒ:1泊
それ以外は、ケルンで過ごしています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ケルンからフランクフルトに行き、乗り換えてドレスデンに向かいます。
-
ゼンパーオーパー前の広場。
「百塔の都」と謳われ、文化芸術の都として、何百年もの間、その美しさを誇っていたドレスデン。
1945年2月の2夜に渡るドレスデン爆撃で、美しい歴史ある街は、一面の瓦礫の山となり、3万5千人もの人々の命も失われた。。 -
東西統一後、歴史ある建築物や街並みが美しく復元され、世界遺産に一度登録されたのだけど、エルベ渓谷に架かる橋が原因で、世界遺産の登録が抹消されている。
世界遺産に登録されていないせいか、他のドイツの都市に比べ、観光客が少なく感じるのだけれど。 -
多分のそのせいで、少し昔のヨーロッパ観光の雰囲気が味わえている。
ヨーロッパの観光都市は、どこも沢山の観光客に溢れているけれど、ドレスデンは、人がパラパラと居る、といった感じ。
この季節だからかな? -
のんびりと出来ます。
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レジデンツの入り口。門番さん?
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こちらにも!
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さて、翌日!
ドレスデン中央駅から、旧市街に向かう間は、旧東ドイツの味気ない建物が沢山残っていて、バロックの街並みとは全く違う。
この絵は、ある建物の壁に発見。
東ドイツの名残ですね。これはこれで、とても興味深い! -
お昼少し前から、青空が広がってきました。
やったー♪嬉しい! -
ドレスデンの街並みは、鉄分を含んだ砂岩が昔から使われていて、
黒ずんでいます。
天気が悪いと、本当に黒っぽいのだけど。 -
3月終わり、冬と早春の間を行き来しているドイツの気候。
まだ、ダウンコート着ていたけれど、中は薄着で街に出ました。 -
「三位一体教会」
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「君主の行進」
1000度を超える爆撃の熱に耐え、破壊を免れた。
マイセン焼きの壁画は、1200度でもともと焼かれているから!
それでも爆弾が当たっていれば壊滅したはず。
ドレスデンの街が焼け野原になった空爆で、何の損傷も受けなかったという。
さすが、君主達。。絶対に何かの力が宿っている。。 -
アウグスト強王
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35人の君主達が100Mに及ぶ壁画にマイセンタイルで描かれている。
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「聖母教会 フラウエン キルヒェ」
ドレスデン爆撃の象徴として、あまりにも有名な教会。
1945年2月の爆撃の1000度の熱に耐えたが、翌日、全てが崩れ落ちた。 -
ベロットという画家が1749年に描いた 聖母教会。
黒ずんだ建物だったようです。 -
戦後すぐに再建の声が上がったが、財政の問題と、また東ドイツになってからは、瓦礫もそのまま放置され続けた。
一時は、全てを撤去し、巨大駐車場建設にされるところだったが、市民運動でそれを阻止し、東西統一後に、再建が具体化した。 -
マルチン・ルターの像
プロテスタントの教会です。 -
世界最大のジグソーパズルと言われた再建の取り組み。
黒く残る部分は元の場所に戻された、古い石材。 -
教会の横に落ちてきたドームの一部だった瓦礫。
もともとあった場所が示されています。 -
2005年に再建が完成。
ドレスデン復興の象徴となっています。
内部も本当に美しい教会です。 -
さて、エルベ川沿いのブリュールシュ・テラッセへ。
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ゼンパーさん!
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バロックの街並みが本当に美しい。
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昔からそのまま残っていたかのようです。
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「ブリューリュシュ・テラッセ」への昇り口から見た街並み!
左手の建物は、宮殿の門館「ゲオルゲン・バウ」
ルネッサンス様式の装飾が美しい建物です。 -
テラッセを歩いてきて、階段を降りるところから見た「三位一体教会」
宮廷教会ホーフキルヒェと呼ばれる。
2層式の高屋根に、3mを越える聖人像が78体も並んでいる!
この階段で、韓国人の格好いいお兄ちゃんに写真を頼まれ、私も撮って戴きました♪ -
三位一体教会の内部。
このオルガンが素晴らしくて!!
中に入ったときに、どうやら練習中。
沢山の音の速弾きのパッセージの音が教会内で、織り重なり、ぶつかり合い、飛び散り!もの凄い演奏。
素晴らしい音色を持つ優れたオルガンです。(そして演奏者も)
このオルガンの音色は、必聴!
さて、お天気もよく、午後からは、エルベ川を渡り、対岸の「ノイシュタット」へ。
でも、その前に、昨晩のゼンパーオーパーのコンサートをご紹介。 -
ゼンパーオーパー(ザクセン州立歌劇場)の内部です。
音楽の都ドレスデンを象徴する歌劇場。
ロビーの装飾、客席の美しさ、素晴らしい音響効果。
どれをとっても、ヨーロッパ№1とも言われる歌劇場です。 -
やはり戦争で全てが失われたのだけれど、40年の歳月をかけて再建されたのだそう。
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コンサートへの気持ちが高まっていく、特別な空間。
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さぁ、三日間ここに通います。なんという贅沢・・!
-
この日は、ゼンパーオーパーシンフォニーの演奏会。
Ariel Ramirezという20世紀の作曲家の“Missa Criolla”
Leonard Bernstein の若き日の作品
“Serenade nach Platons Symposion”
この曲は、ヴァイオリンのソロが入るのだけど、その演奏者が、 -
五島みどり!(海外では、Midori )
素晴らしい集中力、どの音も逃さない、余分なものもない。
全ての音が研ぎ澄まされていて、精神性の高い音楽を一音一音紡いでいる。
聴衆の集中力も凄く、演奏の後には爆発的な拍手と歓声。
アンコールで弾いたバッハのシャコンヌも凄かった。。
日本人として、何だか誇らしかったです。
休憩の後は、F.Schubert “Missa G-dur”
コーラスも美しすぎて、時差ぼけの眠気が来てしまいました。
(もったいない・・)
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旅行記グループ
ドレスデン・ライプツィヒ・ケルンの旅 2018/3
この旅行記へのコメント (2)
-
- willyさん 2018/10/25 14:32:15
- はじめまして
- maayさん
こんにちは。はじめまして。willyです。
つたない記事にたくさん投票いただきありがとうございました。
お伺いしてみればなんと。行く先(狙い)が同じところが。
3月だとこんなに明るいのですね。違う町のようです。
わたしもいつの日か、maayさんのようにゆったりと音楽を楽しめる旅程で、もういちどドレスデン、ライプツィヒへ行きたいです。アーヘンはこれからですが、もしかしてあの教会が登場するのでしょうか・・・
楽しみに拝見します。
willy
- maayさん からの返信 2018/10/25 22:44:42
- Re: はじめまして
- willyさん
はじめまして!
willyさんの旅行記、アイゼナハを探していたところ、お目にかかることが出来ました。迷子を楽しむベネチアといい、ドイツといい、ペルシャといい(凄いですね!)、とても楽しませていただきました(^-^)
私の旅行記も読んでくださってありがとうございます。
八甲田温泉は、何とも印象的な内容で、驚きました…!
世界も日本も、あらゆるところを楽しんでらっしゃって、凄い!
これからも、読ませていただきますね。よろしくお願いします。
maay
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