2018/04/10 - 2018/04/13
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tadさん
東京の旅の三日目の朝、久し振りに品川の泉岳寺に行った。子供のころ、それも小学一年生の終わりの春休みに、初めて東京に来た時、当時東京にいた祖父母に連れて行ってもらった記憶ははっきりしている。その時買ってもらった絵本に忠臣蔵の話が満載であったが、繰り返し当時読んだものだ。当時はなにしろ時代劇が流行っていたのだ。ラジオ放送も紅孔雀などが流行し中村錦之助のチャンバラ映画を見に行った記憶がある。
家には日本刀もあったし、チャンバラごっこは普通に近所の子供とやっていた時代だ。関の孫六(?)といわれていた名刀も自分で親父がいない時に、両手でもってふりまわしたことをはっきり記憶している。一度、別の刀だが、柱に少し切りつけたこともある。。。そういう時代だ。当時はまだ家に日本刀を置くのに規制は厳しくなかったようだ。親父が日本刀を磨いたりするのをいつも眺めていた。もっとも数年後、警察に届けてなおかつ、特別な保管庫にいれなくてはならなくなったので、それからは触ったことはない。
二回目はいつだったか思い出せない。今回の泉岳寺は、それほど行きたくて行ったのではないが、なんとなく江戸時代を象徴する暗い出来事の一つであるだけに、もう一度見ておこうかと思った次第。今一つは、四十七士が仇討ち決行後に、五カ所に分けて義士たちは判定がでるまで、預けられた。それらはいづれも徳川直系などの親藩ばかりが四か所当然選ばれたが、なぜか、毛利藩にも10人預けられている。
預かったほうは、大変な気の使いようだったのは想像に難くない。なにしろ人気者達なのだ。どうして、外様の毛利藩だけが任されて、一〇人も預かったのか不思議だ。多少、今回、あれこれ見たが理由はよくわからない。ただ、高杉晋作が長府の功山寺で幕末に決起した時に、この赤穂義士の討ち入りの日を意識していて、12月14日をねらったという話は聞いている。ただ、実際は一日、ずれ込んで12月15日に決起したのだが。。もっとも赤穂義士の討ち入りも実際は深夜にずれ込んで、15日だったという説もある。
なにしろ、昨年から浮世絵をあちこち見ていて、「仮名手本忠臣蔵」を二カ所で見ていたこともあり、久しぶりで、泉岳寺まで来た次第。。。人気作なだけに脚色も多くて、実際とかけ離れた話が広まっている話題のひとつだ。源平合戦もそうだが、人気の芝居はどれも出鱈目の話がふんだんにくっつけられている。大衆人気をとると、そうなるようだ。歴史と実話などどうでもよくなるのだろう。
今回墓地をまわって撮影もしたのだが、昔の印象と雰囲気が相当違う。。。建物などがぴかぴかすぎて、違和感があった。あまり長居しなかった。資料館にもはいっていない。写真は禁止というからだ。。
あと、ついでに、赤坂で散歩した朝、永田町にある日枝神社も訪問した。少し写真を追加しておく。都会のど真ん中の神社の姿を知ることができる。エスカレーターに乗ってお参りするのだ!
一枚目は地下鉄泉岳寺駅にあったものを撮影。今から、この義士たちの墓地に行く。
(追加:国際版のtripadvisorを見ると、泉岳寺も外国人に人気がある。口コミを書いた人が、502人いるが、日本語はわずか189人にすぎない。英語で投稿した人は220人いる!中国語も100人投稿している。因みに、英語版の口コミを読んでみると、ここに来るような人は既に江戸時代の武士のしきたりなど詳しいことがわかっているような人がかなりいると思う。四十七士の話は当然知った上で来ているようだ。ハリウッド映画だけのような浅い知識の人がここに来ているのではないことが読み取れる。)
- 旅行の満足度
- 4.0
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