2018/03/09 - 2018/03/17
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ヘラヤガラさん
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今回のウィーン旅行で,これだけは譲れないという計画の一つが
シェーブルン動物園行きだった。それに丸1日をついやした。
おそらく,日本人観光客の中でシェーンブルン宮殿に出掛けて
豪華で有名な宮殿内部の見学に見向きをせず(実際行っていない),
しかも日を改めても行かけず,動物園だけに1日をかけた
初めての日本人かもしれない(大げさな!!)。
動物園行きは旅行前にアドバイスをしてくれたオーストリア人の
知人からもいい選択だと評価された。
この動物園は世界最古の動物園といわれている。皇帝フランツ一世が,
配下の貴族たちに,宮殿の庭園につくった小動物園を披露した1752
年から続く由緒ある動物園なのだ。ウィーン市民には1778年から
解放されたという。開設当初は小動物園だったそうだが,現在は広大な
敷地の中で,それぞれの動物たちの生育環境に近い状態で放し飼いに
されている。
ヨーロッパ1の動物園との称号も受けている。北海道の
旭山動物園で人気のある動物の行動展示は,この動物園から
始まったという。園内には昆虫館,爬虫類館,水族館も
併設されている。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
シェーンブルン宮殿には地下鉄4号線で行く。シェーンブルン駅
下車で徒歩10分。4号線は地下鉄とはいいながら,一つ目の駅
(蚤の市に行くときの駅)以降は,ほとんどの区間で青空が見えて
いた。線路は確かに地面より下にあるが,これでは地下鉄ではなく
半地下鉄といったほうが正しそう。 -
駅からシェーンブルン宮殿へ続く道。地下鉄の駅からは一本道。
街路灯の柱には宮殿への道標がついている。動物をあしらった
道標が多かったような……。
いつまで歩いても「ここからたった10分」との道標に疑心暗鬼
になる。多くの旅行案内書には駅から徒歩5分と載っているが,
それは無理。道標のほうが正しく,確かに駅からは10分はかかる
ようだ。 -
やっと着いたシェーンブルン宮殿。この建物こそがフランツ・
ヨーゼフ1世の執務室,マリー・アントワネットの間,ナポレ
オンの間等々の見所があり,ほとんどの観光客が目的として
いる宮殿である。 -
でもわれわれの目的は宮殿内部の見学には行かない。
目的地は一般のというより日本人観光客がほとんど
行かないエリアにある。宮殿の右手から裏庭に出て,
ずっと行った丘の右手にその入り口(ネプチューン口)
がある。そう,こここそが日本にいるときから絶対に
行くと決めていた場所,動物園である。 -
入園料を払ってもらった園内地図。もらったときはあまり
感じなかったが,地図と園内に表示されている順路の矢印を
見ながら進むと,効率的に一周できるようになっている。
われわれの入った入り口は地図の左下角。動物の見られる
場所は,それぞれの動物のイラストで示されている。 -
入園してすぐあったのがサイの柵。進むにつれて気が付いたが,
それぞれの動物の柵の近くには,その動物を模したブロンズ像が
置かれている。
子どもたちがそれに乗って遊んだり,親に写真を撮って
もらったりできる。そのため,どの動物のブロンズの背中は
子どもたちの乗り降りで磨かれてピカピカになっている。 -
地図の右下のロータリーの中心にあるのが,開園間もない
1759年に建てられたカイザー・パヴィリオン。
宮殿と同じ色で塗装されたバロック様式の建物で,内部は
当時の名残りのある豪華な内装が目を引き付ける。現在は
カフェレストランになっている。 -
昆虫館も併設されている。これはナナフシの一種かな?
-
この毛むくじゃらの動物は馬それとも?
プラトードンキーというロバの仲間だそうだ。日本の動物園では
見た記憶がないのだが,果たして日本にいるのかどうか? -
動物園での自然交配によるパンダの赤ちゃん誕生に
成功したのもここウィーン動物園。2007年のこと
であり,その後も2010年に2頭目,2013年には
3頭目,2016年には双子のパンダのフー・フェンと
フー・バンが生まれている。両親と今まで生まれた5頭の
パンダが紹介されている。 -
われわれが訪れたときには,パンダ舎の中には2頭の
パンダがいた。こちらは笹の葉の食事中。体の大きさから
みて双子のうちの1頭ではなさそう。写真は楽に撮れた
もののこのパンダの名前は今もってわからない。 -
パンダ舎にいたもう1頭は,木の二股に腰掛けだらしなく?
寝入っていた。こちらは笹の葉を食べているパンダより明らかに
小柄なので,2016年生まれの双子の片割れかな? -
上野動物園の子パンダのシャンシャンを見るためには,
事前予約をしたり行列に並ばなければならないが,ここ
ウィーンでは並ばずに,しかも時間制限なく飽きるまで
ゆっくり鑑賞することができる。
観客もパンダ舎の中にいたのはたったの数人。これは
平日のせいかもしれないが,せかされることなく鑑賞できて
幸いだった。観客が入るスペースは広いので,土日になっても
それほどの混雑もなく,ゆっくり見物できるのかも。 -
水面をただよっているワニ。目と鼻だけを水の上に出し,
手足はだらりとたらし動かしていない。獲物を待ち伏せ
する姿勢か? -
爬虫類館にいたチュウゴクワニトカゲだが,これは英語の
個体表記をそのまま訳しただけ。中国とベトナムに生息して
おり,喉からおなかにかけての赤が特徴で,和名は
シナワニトカゲという。ペットとして人気があるらしい。 -
サンゴ礁の水族館。
-
エイの目。水槽のガラスに張り付いているところを撮った。
-
サンゴ礁に住むアカモンガラ。濃いブルーの体にコバルト色の
二股に分かれた尾をもつきれいな魚なのに,名前にはアカが???
名前の由来となっているのが,口の上に見える赤い歯。 -
並んでぶら下がっているチョウのさなぎ。一部で羽化が
始まっており,成虫がチョウの館の中を飛び回っていた。 -
この動物園の象はアフリカゾウ。1906年に世界で初めて
アフリカゾウの赤ちゃんの誕生に成功した,という。 -
園内を一周する乗り物もあるが,この日は運休中だった。
-
三遠(見ざる,聞かざる,言わざる)のブロンズ像を見つけた。
日光東照宮の三遠が有名で,日本独特のものかと思っていたが,
どうやらそうではないようだ。この三猿の教えるところも
日本と共通しているのだろうか? -
チーターの柵。かなり広スペースがとられていたが,
時速100kmで走るにはちょっと狭い。
肉食獣には昔から興味があった。中でもチーターが一番の
お気に入りだった。肉食獣の中では,やさしい顔をしている
し,人間になれやすいともいわれ,アフリカの部族の中には
チーターを飼いならし狩りに使っていた,などという話も
昔本で読んだことがある。今考えると,ちょっとまゆつばもの
の話のようにも……? 肉食獣は,ライオンもトラの柵もある。 -
行動展示の一つ。オタリア(アシカの仲間)の水中遊泳。
泳ぐスピードが速い上に,岩陰から突然現れるため,
シャッターが間に合わない。すべての写真で頭が欠けていた。 -
ペンギンの親子だが,オオサマペンギンなのか,
コウテイペンギンなのかが,よくわからない。 -
丘陵地帯に入ると,途中の谷間をまたぐつり橋がかかる。渡って頂上に行きつくと牛舎がある。
-
丘陵地帯の途中には展望台があり,旧市街のシュテファン寺院の
尖塔が遠くに臨める。 -
園の丘陵地帯に入るとオオカミの柵がある。
-
宮殿内の道路は絶好のジョギングロードになっている。
道幅は広いし,人通りは少なく,信号もないという絶好の
条件がそろっている。それは,ここシェーンブルン宮殿
だけではなく,ベルヴェデーレ宮やそのほかの宮殿内でも,
よく見かける光景だ。 -
最後にもう一度パンダを見に行ってから帰ることにした。
パンダ舎の外の運動場に一頭が出ていた。われわれとパンダの間に
パンダ舎のガラスの囲いがあるため,散水用のホースがガラスに
写ってしまった。パンダの見納めをして,充実した1日を終えた。
帰りは行きとは別にハイツィング口から帰途についた。
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