2018/01/28 - 2018/02/04
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ダイスケitさん
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第8回目は、カイロ近郊のピラミッド群の世界遺産(【世】)「メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド群」の観光の模様となる。
深夜2時過ぎにクルーズ船をチェックアウトし、アスワン空港発5時過ぎの飛行機で6時半にカイロ空港到着。まず、カイロ近郊のサッカラ・ダハシュールのピラミッドを見物の後、午後にはギザのピラミッド・スフィンクスの見物となった。
なお、ツアー全体の日程は以下の通りとなっている。クルーズ船には2~5日目の4泊し、6日目はカイロ泊。
1日目:夜成田発、機内泊
2日目:早朝カイロ着、カイロ~ルクソール国内便、ルクソール東岸観光、アマルコⅡ乗船
3日目:ルクソール西岸観光
4日目:ルクソールからアスワンに移動の途中に、ホルス神殿・コムオンボ神殿観光
5日目:イシス神殿・アブシンベル神殿観光
6日目:アスワン~カイロ国内便、ギザのピラミッド群観光
7日目:カイロ市内観光(エジプト考古学博物館見学を含む)、夜カイロ発、機内泊
8日目:夜成田着
ツアーで訪れる世界遺産は、以下の4個所となっている。
・古代都市テーベとその墓地遺跡(2・3日目)
・アベシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(5日目)
・メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド群(6日目)
・カイロ歴史地区(7日目)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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6日目。この日は早朝というよりも深夜2時45分にクルーズ船をチェックアウトしてアスワン空港に向かい、5時過ぎ発のカイロまでの国内便で移動。朝食は当然食べることが出来ないので、パン・果物・水などの入った袋を支給された。
カイロ空港には6時半に到着したが、(記憶は不鮮明で)何故か時間が掛かって、最初の目的地ダハシュールの屈折ピラミッドに到着したのは9時半頃になっていた。 -
ピラミッドが数多く建設された古王国時代(紀元前2700~2300年頃)の首都メンフィスやメンフィスのネクロポリス(墓所)として広がったサッカラ・ダハシュールには数々のピラミッドがあり、それらは「メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド群」として世界遺産に登録されている。
ダハシュールは、カイロから南へ30数km行ったところにあり、スネフェル王の屈折ピラミッドと赤いピラミッドがあるところだ。まず訪れた屈折ピラミッドは、途中から傾斜角がゆるくなっている奇妙な形をしていた。 -
すぐ傍まで行ってみるが、一部崩れ落ちたところがあった。
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近くで見ると、石を積んだ後の表層には、土か漆喰を塗り固めて凹凸をなくしていたらしい。もちろん、崩れ落ちた部分は凹凸がはっきりと見て取れる。
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振り返って見ると、赤いピラミッドが見えている。
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朝9時半過ぎだからか、アスワンやアブシンベルよりもかなり北になるからか、寒い。おまけに強風で、体感温度は10℃ぐらいの感じだ。
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赤いピラミッドは、屈折ピラミッドとは異なり順光なので鮮やかに見える。屈折ピラミッドの上半部のような、ゆるやかな傾斜角となっている。
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遠くから見ると、傾斜角が途中で切り替わっている様が良く判る。
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赤いピラミッドも近くまで行ってみるが、表層の塗り固めはなかった。
2つのピラミッド見物に30分ほど滞在していたが、バスに乗って次はサッカラにある階段ピラミッドへ向かうことになった。 -
サッカラへの途中に見掛けた、ナツメヤシ畑。
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現地ガイドから、「予定には入っていないが、サッカラの階段ピラミッドの前に、トイレ休憩を兼ねて絨毯工場へ立ち寄ります」との説明で、CARPET SCHOOLの表示のある建物で下車。
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SCHOOLの名前がついているため、子供達も機織りをやっており、完成品見本も誇らしげに見せてくれた。
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非常に複雑な絵柄の絨毯は先生が織っているとのことで、デモンストレーションも行っていた。
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簡単に製作現場を見せた後は、お決まりの販売所(2階)への案内だ(笑)。
コットン・ウール・シルクなどの素材違い、エジプト特有の壁画模様や風景画や細かなデザインと各種の絨毯を見せられた。当初は買うつもりはなかったものの、女房がシルクの細かな模様の絨毯を見、価格を聞いた途端に「買いたい」と言い出した。どうやら以前に行ったトルコや日本のデパートで見るものよりも、お得な感じがしたようだ。いくつかのデザインを見せてもらった後、写真のシルクの絨毯を購入。現在は、我が家の玄関マットとして活躍している。
女房は前から欲しかったとのことで、世界各地の特産品を買うのも旅行の楽しみなので、「買って良かった」ということになるが、ひとつ残念だったのは時間が少なくて十分な価格交渉(値切り)が出来なかったこと。もちろん、値札からはかなり引いてもらったが、後から考えるともう少し上手く交渉しておれば、もう100ドルは安く買えただろうと残念だった(笑)。
ちなみに絨毯はすぐに梱包してくれて、シルクということもあり軽くて嵩も低かったために、持ち帰りに不便はなかった。 -
絨毯工場で小1時間ほど過ごした後、ダハシュールの北数kmにあるサッカラの階段ピラミッドに到着したのは11時過ぎだった。
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この5層の階段状に見える階段ピラミッドは、世界最古のピラミッドとなり、屈折ピラミッドと赤のピラミッド建設のスネフェル王のひとつ前のジュセル王の建設となっている。
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この地は階段ピラミッドだけではなく、祭殿や神殿などが配置されたピラミッド・コンプレックスとなっている。
この写真は、当時の王宮のスタイルを模した入口だ。 -
階段ピラミッドと王宮を模した建物の壁面。
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最も初期のタイプのパピルス柱が並ぶ柱廊。
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パピルス柱の柱廊。
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階段ピラミッドの前の中庭には、観光客用にラクダと馬が待機していた。
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右端には修復のための足場が見えている。
一番下の層の右側は、昔のように表層を土で塗り固めて修復した跡とのこと。 -
中庭の片隅には、「The Step Pyramid」の名称で英語とアラビア語とフランス語で書かれた案内板があった。
左下隅には、期待通りに世界遺産マークが記されている。 -
この辺りからは、いくつかのピラミッド群が見えており、先程訪れた数km先のダハシュールの屈折ピラミッドも微かに見えている。
11時40分頃にサッカラを出発して、カイロに向かう。 -
約1時間でカイロ市内に到着し、昼食。
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豆のスープ。
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メインディッシュは、海老と魚のグリル。ライスも付いてきた。
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デザート。
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食後、この日のハイライトとなるギザのピラミッド見物へ。
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駐車場でバスを降りてガイドに連れられて進んで行くと、クフ王のピラミッドが見えてきた。
約4500年前に、一辺の長さが230m、高さ139m、平均2.5tの石を230万個、210段に積み重ねて作られた世界最大の石造建築となっている。 -
傍に近付いてみると、ひとつひとつの石が想像以上に大きいのに驚く。
ツアーでは、観光客用の入口から内部見学を行った。狭い入口から腰をかがめて進んで行くが、上りと下りがすれ違えないほど狭いところや、急傾斜のため板で作られた通路を進むようなところもあった。おまけに、寒いぐらいの陽気でも大汗をかいて大変だったが、真夏の気温50℃の時にはどうなるのだろうかと心配した(笑)。
カメラは持ち込み禁止だったので写真は残っていないが、終点の王の間は大きな空間だったものの、蓋のない石棺がひとつ置かれているだけだった。王家の谷で、ピラミッド時代から1000年後の歴代の王の墓をいくつも見た後だけに、壁や天井にレリーフなどの装飾がない空間はある意味で物足りなかった。 -
ピラミッド内部の見学の後、ピラミッド下に再集合。
ここで大事件が発生した。女房が、ゴツゴツした石畳の窪みに足を捕られて転倒し、足首を捻挫したのだ。痛い、痛いと言っていたが、骨折はないようだし、我慢して見物を続けることになった。 -
次に向かったのは、3大ピラミッドが見渡せるパノラマポイント。
少し小高いところから、メンカウラー王のピラミッドが見える。右側の小さなピラミッドは、王妃たちのピラミッドだ。ギザのピラミッドは、カイロ市内からすぐの距離にあることが良くわかる。 -
3つ並べて、撮ってみる。左から、先程内部見学をしたクフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッドとなる。
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左のクフ王のピラミッドの方が大きいが、右側のカフラー王のピラミッドの方が近いので大きく見える。
ここではラクダと一緒に撮影したり、ラクダに乗ったりしてピラミッドを入れて記念撮影をしている人が多かったが、こちらは女房が足を痛めていたので、余り動き回ることは出来なかった。 -
再びバスに乗り、スフィンクスの見える地点へ移動。
クフ王のピラミッドの中腹に見える大きな穴は、古代に設けられていた入口のようだ。先程の内部見学入口は、もっと下方の小さな入口だった。 -
スフィンクスが見えてきた。右にはクフ王のピラミッド、左にはカフラー王のピラミッド。先程のパノラマポイントとは丁度反対側から見ていることになる。手前には、光と音のショーのための観覧席が設置されている。
ここで、添乗員さんが足を挫いた女房のために氷を手に入れてくれて、この観覧席に座って足首を冷やすことになった。 -
その間に、私は他のメンバーとスフィンクスの足元観覧スペースに移動することになった。従い、我が女房は、スフィンクスは残念ながらこの場面しか見なかったことになる。
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スフィンクスの左側のスフィンクス神殿入口から入ると、スフィンクスの側面が見えるスペースに行けるようになっている。
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入口に入る前に少しずつ角度を変えて、ピラミッドとスフィンクスの構図を変えてみる。
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神殿入口から入り、スフンクスの側面から撮影。
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足元が横から良く見える。
ただ、観覧席に残してきた女房のことが気になって、余り位置を変えて撮らず仕舞いで、そそくさと退場。スフィンクスの顔の前方にピラミッドの来る写真を撮らなかったと、後で気付く。 -
ここでも、観光客用にラクダが活躍していた。
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ピラミッドでの約2時間の観光を終えて、ホテルに向かう。
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車窓からも、ピラミッドが良く見える。
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17時半頃に、ホテルにチェックイン。
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部屋は、庭にあるコテッジスタイルとなっている。
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すぐ近くのプールサイドからは、ピラミッドが見えていた。
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オプションにあったピラミッドビューの部屋は、この建物の上の階のようだ。
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18時過ぎのプールサイドとピラミッド。ピラミッドビューの部屋でなくとも、十分見えた(笑)。
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夕食は、ホテルのレストランでビュッフェスタイルだった。
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デザート。
食事後、レストランのマネージャーらしき人に頼んで氷をいただいて、部屋に戻って足首を再び冷やすことになった。また、ツアーメンバーの方からは、痛み止めや湿布も分けていただいて、これも役に立った。
翌日は、カイロ市内観光となっているが、足首の状態次第では少し観光をセーブしないとね、と言いながら眠りについた。
(続く)
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この旅行記へのコメント (2)
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- rinnmamaさん 2018/04/15 17:42:46
- 旅先の捻挫は大変でしたね
- ダイスケitさん、こんにちは
ご訪問有難うございました。
その後、奥さまの足の具合は如何ですか?
日本に帰国後も冬場でしたので辛かった事でしょう。
氷の手配などして下さって、よいツアーでしてよかったですね!
素敵な絨毯ですね!お高かった事でしょう。
時間が無い中、お目が高い品をお選びでした(常にチェックされていたからの結果ですね)
本物は長持ち致しますから・・旅の記念には最高だと思いました。
エジプトの治安も回復しているんですね
rinnmama
- ダイスケitさん からの返信 2018/04/16 20:53:40
- RE: 旅先の捻挫は大変でしたね
- rinnmama さん
お便りありがとうございます。
イタリアのひとり旅を興味深く拝見しました。私も、数ヵ月先に多分同じようなコースで旅行することになりますので、改めてまとめてじっくりと拝見したいと思います。
3年前にバルセロナで私が転んで鎖骨骨折した経験があるので、2度目のトラブルでした。女房の場合は、幸いにも大したことはなかったのですが、それでも帰国して病院へ行ったら剥離骨折と言われて、1ヵ月ほど病院通いをしていたものの、今はほとんど問題ないようです。
絨毯はある意味ではお買い得だったと、納得しています(笑)。治安はまったく問題なかったですね。
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