
2017/09/08 - 2017/09/08
67位(同エリア153件中)
AandMさん
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今回の旅行では同行者に鉄道マニアがいた関係で、スイスの有名な幾つかの鉄道乗車体験をすることになりました。氷河急行(グレイシャーエクスプレス)とフルカ山岳蒸気鉄道にも乗車しました。ハイシーズンではチケット入手も容易ではありませんが、達道マニアの仲間が全て事前手配してくれました。
氷河急行をクールからアンデルマットまで約2時間半乗車し、1等食堂車で昼食をとります。アンデルマットで氷河急行を下車してレアルプまで普通列車で移動し、フルカ山岳蒸気鉄道でフルカ峠を越えてオーバーワルトまで進みます。その後、通常のスイス国鉄列車でブリーク経由でベルンに戻ります。フルカ山岳蒸気鉄道も1等車を予約してあります。鉄道マニアにとっては夢の鉄道旅行だろうと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス フィンランド航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月8日
早朝の6時過ぎにホテルを出発してベルン中央駅にきました。朝が早いので乗降客の数は多くありません。7時26分発のチューリッヒ行き列車(IC 707)に乗車します。ベルン中央駅 駅
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列車が到着しました。都市間急行でチューリッヒまで約1時間の乗車です。
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チューリッヒ駅で別の列車(ICE 1255)に乗り換えて、氷河急行に乗車するためにクール駅まで移動します。約30分の乗車です。
チューリッヒ駅 駅
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クール駅に到着しました。午前10時前です。ここで10:26発の氷河急行(GEX 901)に乗り換えます。1等食堂車の座席を確保済です。氷河急行は時刻表通りの運航でした。
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氷河急行がクール駅に到着しました。
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氷河急行はツェルマット行きですが、我々はクールからアンデルマットまで利用します。2時間半程の乗車ですが、途中で昼食サービスが入ります。
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食堂車の指定席です。4人が1つのテーブルに向かい合う形でした。隣には2人用の席もあります。席には既にランチの準備がされていました。メニューもありました。食堂車は天井の一部がガラス張りで、上下左右の景色も良く眺めることができます。
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暫くは車窓から外の景色を楽しみます。列車はゆっくりと進んで行きました。
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氷河急行のパンフレットで、日本語版です。
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昼食サービスが始まりました。
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飲み物とサラダが出されました。
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サラダを頂きながら車窓外に広がるスイスの景観を楽しみます。贅沢な時間が過ぎていきます。
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メーンディッシュで、スイス料理でした。味はびっくりするほどという訳ではありません。味よりも景色を楽しめる環境が素晴らしいと思います。
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メーンが終了するとデザートです。チョコレートケーキでした。
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飲み物にはコーヒーを頼みました。
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コーヒーでケーキを頂きながら、次々に移り変わる景色を楽しみます。
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渓谷には時々小さな湖もありました。天候も良いので、景色もクリアーに見えます。
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途中ですれ違った逆方向に進む氷河特急です。スピードは速くないので、写真を撮影することも可能です。
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山岳地域に入ってきました。
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結構急峻な斜面を列車はゆっくりと登っていきました。
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トンネルを過ぎると下りに入りました。乗客は食事を終え、のんびりと車窓の景色を眺めています。
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斜面のクネクネ線路を下ると、間もなく我々の下車するアンデルマット駅です。
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アンデルマット駅には12:54に到着しました。ここで列車を乗り換え山岳蒸気鉄道の出発駅であるレアルプに向かいます。
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氷河急行が駅に停車すると、乗客の一部は下車して列車の写真を撮っていました。アンデルマットは山の中の駅でした。
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プラットフォームを移動して次の列車に乗り換えです。プラットフォームの間を横切らないようにとの注意標識がありました。日本語でも表記されています。
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下車した氷河急行はツェルマットを目指して、坂を上って行きました。相当な急勾配を上って行く列車を駅のプラットフォームから眺めることができました。
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駅の時刻表で乗車する次の列車を確認します。
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これが乗車する列車(R 549)でアンデルマット駅を13:37pmに出発しました。時刻通りの出発でした。
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1等車です。乗客は我々だけで、車両を占有している感じでした。
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列車に停車駅と到着時刻が表示されていました。フィスプ(Visp)行きですが、我々は手前のレアルプ(Realp)で下車します。
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1等車の座席はゆったりとしていて快適です。
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車窓外の斜面に牛が放牧されていました。
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15分程でレアルプ駅に到着しました。
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レアルプ駅はフルカ峠の下を通るフルカトンネルの入り口駅で、車を運ぶ車両専用列車が運行されています。
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これが車両運搬専用列車です。乗用車を乗せてトンネルを移動します。レアルプ駅から徒歩数分の距離にフルカ山岳蒸気鉄道の駅があります。
フルカトンネルが完成するまでは、列車はフルカ峠を越えて運行されていました。以前は蒸気機関車が運行されていました。トンネルの完成に伴って峠越えの線路は廃止されましたが、廃止を惜しむボランティアの努力で蒸気機関車による運航が季節限定で復活しています。 -
標識を頼りに蒸気山岳蒸気鉄道の出発駅に向かいます。
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ありました。蒸気機関車が停車し、蒸気を吐いています。相当古い蒸気機関車のようで、出発準備中です。
フルカ山岳蒸気鉄道 山・渓谷
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蒸気機関車のプレートです。1913年の製造であることが分かりました。
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1等車の車内です。木製の席で、昔の状況が再現されていました。
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席に座っていると、昔の制服を着用した年配の車掌さんがシャンペンボトルを持ってきてくれました。シャンペンで記念乗車を祝っていると、蒸気機関車が動き始めました。
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急な斜面を蒸気機関車に引かれた客車がゆっくりと坂を上って行きます。線路の直ぐ脇に小川が流れていました。
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蒸気機関車は途中駅に停車して、水の補給をしました。乗客は客車から降りて水補給の様子を見学しています。
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次の停車駅は山岳登山鉄道の最高地点にあるフルカ峠駅でした。ここで暫く停車して、逆方向に進む列車とすれ違います。この駅は眺めの良い場所にあり、乗客達は客車を降りて周辺の景色を楽しみます。
フルカ峠 山・渓谷
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フルカ峠駅の駅舎です。昔の状態が保存されていました。
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前方の山が最高地点で、フルカ峠駅はトンネルを出た場所にありました。
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ここからは下りになります。急勾配を蒸気山岳鉄道はゆっくりと下って行きました。
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途中で峠を越える道路と交差する踏切がありました。乗用車やオートバイに乗っている人々が蒸気列車の通過を見学していました。
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峠を越える道路はクネクネと折れ曲がりながら急な坂を登ってフルカ峠の最高地点を越えています。観光ルートとしては、景観も良く、スリル感もあり興味深いと思います。ただ降雪のある冬場の峠越えは難関だったことが想像されました。
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列車は坂を下って行きました。前方に村が見えます。
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斜面では牛がのんびりと草を食んでいました。
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山岳蒸気鉄道の終点、オーバーワルト(Oberwald)に到着しました。16:30です。フルカ峠を山岳蒸気鉄道で越えるのに2時間を要しました。
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オーバーワルト(Oberwald)駅は車両積み込み施設がある駅で、レアルプ駅との間で車両運搬の特別列車が運行されています。フルカ車両輸送列車で、車で列車に乗り込んでレアルぷ駅まで行くことができます。
カートランスポートフルカ (フルカ車両輸送列車) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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これが列車に乗り込む車の料金徴収所です。列車の到着時刻が表示されています。フルカ峠を道路で越えると2時間程度かかり、積雪のある期間は通行止めとなりますが、列車利用だと15分程度でトンネルの向こう側に行くことができます。
カートランスポートフルカ (フルカ車両輸送列車) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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オーバーワルト駅から列車(R 561)でブリーク(Brig Bahnhofplatz)まで移動し、都市間急行に乗り換えてホテルのあるベルンまで戻ります。
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ブリークまでの途中には、ボタンを押すと列車が停止してくれる駅もありました。ボタンが押されないと列車は通過して進みます。車両の前後に停車リクエスト用のボタンが設置されていました。
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ブリーク駅に到着しました。ここで列車を乗り換えます。
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都市間急行(IC 833)の1等車でベルン駅まで移動し、ベルン中央駅からホテルのあるベルン・ウエストサイド駅まで普通列車(SS 15576)で戻りました。到着は20:14でした。
早朝の5時過ぎにホテルを出発し帰着が夜の8時過ぎでしたので、合計15時間程の列車旅行でした。スイスの名物鉄道である氷河急行とフルカ山岳蒸気鉄道に乗車することができました。天候にも恵まれ、名物鉄道からスイスらしい景色も楽しむことが出来ました。仲間の鉄道マニアが企画手配してくれた小旅行でしたが、鉄道マニアでなくても十分楽しむことができました。ベルン中央駅 駅
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