2017/08/08 - 2017/08/17
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みーみさん
アム・シュタインホーフ精神病院の礼拝堂として竣工したオットー・ワーグナーの代表作のひとつで、
ウィーン分離派の芸術家や工芸家、職人を総動員して造られました。
教会は外部も内部も全面的に修復工事が行われたようで、金色の装飾や大理石の白が輝くようにきれいでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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リンク沿いのDr.-Karl-Renner-Ring(国会議事堂と自然史博物館の間)から48Aのバスに乗って、Otto-Wagner-Spittalで降ります。
停留所の少し前に、右手に教会の金色のドームか見えてきますので、できたら右手に座って窓の外に注目してみてください。
バスは病院の前に停まります。 -
この時刻表はOtto-Wagner-SpittalからDr.-Karl-Renner-Ring行きのものですが、バスの本数はけっこう多いです。
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正面門です。
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門衛所のようなところはありますが、中には誰もいませんでした。
特にチェックもなく、入れました。 -
門を入ると教会への道順の立て札があるので、それに沿って行きます。
といっても門を入って左へ、次に右へ。坂道を上ります。 -
すると、見えてきました。
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アム・シュタインホーフ教会です。
正式には聖レオポルド教会と言います。 -
イチオシ
黄金のドーム。
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正面入り口上部にある天使像。
作者はウィーン分離派のオトマー・シムコヴィッツ。 -
正面天使像の上に鎮座する聖レオポルド像。
レオポルドはバーベンベルク家のレオポルド三世で、15世紀に聖人に列せられ、ニーダーオーストリアとウィーンの守護聖人となっています。 -
聖セヴェリン像。
ドナウ地方で布教を行った聖人。
この二つの銅像も地上に降ろして、修復したようです。 -
内部は壁も天井も真っ白。そこに控えめな金の装飾が施され、シンプルだけど上品なゴージャスさが感じられます。
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正面祭壇。
立体的な像はなく、モザイクの祭壇画だけ。 -
灯りがともって金色がいっそう輝く。
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イチオシ
見どころのひとつはステンドグラス。
左右の壁にはめられたステンドグラスには天使と聖人が描かれています。 -
イチオシ
各人物の下に、聖マーチン、聖シュテファン、聖テレジア。ヨハネ、アブラハム・・と、それぞれ名前が刻まれています。
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個性的な天使像。
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ウィーン分離派のコロマン・モーザーの作です。
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見学者は皆、土、日曜日の限られた時間にわざわざ郊外までやってくるような人
ですから、この建物やワーグナーに興味を持っている方ばかりなのでしょう、
皆さん、熱心に、静かに見学をしていました。 -
白薔薇やウサギ、リスなどの生き物が描かれているステンドグラス。
これがキリスト教に関係あるのかないのか、キリスト教に疎い私にはわかりません・・。 -
ステンドグラスを通して、柔らかい光が入ってきます。
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これは受胎告知でしょうか。
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この2点の宗教画はやはりウィーン分離派の画家・ルドルフ・イェットマーの手によるもの。
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天井。
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床のタイル。
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正面祭壇の向かい側にあるパイプオルガン。
アールヌーボー様式のオルガンということでしたが、割合小さいもので、細部がどのようになっているのかはよく見えませんでした。 -
照明器具はウィーン工房で作られたもの。
説教壇もとても個性的です。 -
修復工事の過程の写真が展示してありました。
写真を見ていると、天使像、聖人像を含め外部や内部のかなりおおがかりな工事が
行われた様子が伺えます。 -
この円い輪は何か意味があるのでしょうが、
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こちらにも輪っかがあります。
私の知識不足で何なのかよくわかりません。 -
日本のお城の石垣を思わせるような土台に、大理石を壁に留めているリベットが
独特の雰囲気を出しています。 -
ところで、写真を撮るのに、ドームを入れようと思うと建物を斜めから撮る形になってしまいます。
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正面から撮るとドームがうまく入りません。
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で、建物全体を収めようと思ったら、教会から少しくだって横に入ったところに、ちょうど全体がきれいに入るポイントがあります。
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イチオシ
高い木もなく(たぶん意図的に)、正面もドームもきれいに撮ることができました。
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木々の間に病棟などが見えます。
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手すりや街灯がアールヌーボーっぽくて素敵ですね。
ウィーンの森の斜面に作られた病院は敷地が広くゆったりとして緑がいっぱいです。 -
ワグナーは病院のグランドデザインも手掛けており、
アム・シュタインホーフ教会を中心にほぼ左右対称に建物が配されています。
この建物はユーゲンドシュティール劇場という表示がありました。 -
現在は病院名も「オットー・ワーグナー病院」となっています。
一般の内部見学は土曜日の16:00~17:00と、日曜日の12:00~16:00です。料金は2ユーロか3ユーロだったと思います。郊外といってもバス一本で行け、便数も多く意外と行きやすい場所です。日にちと時間があえば、是非行ってみてください!
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