宿泊したDrake bay wilderness resortをご案内。<br />かつて16世紀に有名な海賊キャプテン・ドレークの船が停泊していた湾に面した野趣あふれるリゾート。探検感タップリ！<br />此処はこの辺りで最も早くに開かれたホテルで、今よりももっと秘境だった頃から30年近い歴史があるらしい。今のオーナーの父親が所有していた土地に現オーナー（女性）が宿泊施設を開いたのが始まりで現在その息子も一緒に仕事をしている。<br />同宿の米国人ご夫妻は17年前にも家族で来た事があって17年ぶりの滞在らしい。<br />この近辺ではカサ・コルコバードが有名だが、今回は予約するのが遅くて確保出来なかった。しかしカサ・コルコバードは上陸に桟橋が無くボートから砂浜に下りるウェットランディングなので濡れるのと、エアコンは無いので虫と熱帯夜に弱い人にはつらいかもしれない。<br />我々のこちらの宿は古くからあるらしく、敷地はかなり広い。しかしそんな昔にこの場所でエコ・ツーリスト向けの宿泊施設を始めようと考えた創業者は凄いですね。<br />夕食は前菜のサラダに主菜のワン・プレートを魚、肉、ベジタリアンから選ぶ仕組みなので3泊とも魚と肉を1つずつ選んで家内と分け合った。料理は総じて美味しく、手間を掛けた手作りのソース、デザートなど満足でした。<br />

コルコバードのDrake Bay Wilderness Resortのご案内。この辺りでは30年近い老舗らしい。

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2018/03/23 - 2018/03/29

6位(同エリア23件中)

エリア

コルコバード国立公園周辺(コスタリカ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.0

交通: 4.0

同行者: カップル・夫婦

交通手段: 船

旅行の手配内容: 個別手配

入口のレセプションは桟橋を上がって来て直ぐの場所にあり、チェックインを済ませます。部屋の鍵と小さいランドリーバッグ、エアコンのコントローラー等を渡されますが、バッグ一杯分までの洗濯物はこのカウンターまで持参すれば洗濯して貰えます。
下の桟橋はこの建物の向こう側。
当然此処へのアクセスはボート一択！食材やらなにやら全てボートで運ぶらしい。
海が荒れたら如何するのか？籠城して嵐が去るのを待つ他ありません。
敷地は広く海岸に沿って続く。
敷地内にはこんな客室棟が幾つか点在している。
大体１棟に２室、全部で２０室との事。
これが我々が泊まった部屋。奥にバスルームがあり、１日中ホットシャワーが使えるのが有難い。此れ都会では普通ですが、こういう秘境宿では中々得難い条件です。

網戸があるのでシーリングファンだけで過ごす事も可能だが、この部屋にはエアコンが付いていた。エアコン付きと無しの部屋があるらしい。
予備の３つ目のベッドもあった。
部屋の入口で隙間から入室しようとしていたカニ。
知らずに入られて夜中に顔の上を歩かれたらどうしようかと考えたが、外にはタランチュラも居たのでそちらの方が怖い。
こういう場所では朝、靴などを履く前に逆さにしてよく叩いて、タランチュラやサソリなどが居ない事を確かめてから靴を履く必要があります。
中に居るのを知らずにいきなり靴を履いてギャッ！と叫ぶだけなら未だしも痛みで暫く歩けなくなります。
到着は昼過ぎでしたが、殆どの客は国立公園へのジャングルツアーに出かけていてとても静か。
プールサイドバーは１５時以降オープンとの事。
ランチがでました。此処は室料にボートの送迎、全3食の食事、ランドリー、ツアーが基本全て含まれています。こういう自然の中の宿泊施設の場合にはよくある、エクスカージョン（ツアー）も含むオールインクルーシブです。
お酒だけは別料金でした。
ランチの後は昼下がりの散歩。熱帯の昼下がりって大好きです。
部屋からバーに向かう小道
プールに入るのは陽が陰ってから。毎日日中は３５度ぐらいまで気温が上がります。
さすが熱帯雨林の真っただ中です。
広い芝生には誰も居ません。昨日からの宿泊客はイクスカージョンのジャングルツアーに出かけていて夕方に戻って来ます。
この先の岩場には自然のタイドプールもありました。(丁度中央に小さく見えています）
これは一番高い所にあるハネムーンスイート。他の居室からは隔離されています。
こう云う秘境にハネムーンで来るのはどんな人でしょう？

敷地内には大きな樹が沢山ありました。
敷地内には英国のサー・フランシス・ドレークの記念碑があり、彼の出身地からの来賓（子孫？）が生誕４００周年の際に建てたらしい。
元は海賊で世界一周もした船乗り。後に英海軍の提督となりスペイン無敵艦隊を破りサーの称号を与えられたが、スペイン側からすれば悪魔の様な船乗りだったのだろうね。
映画「パイレーツオブカリビアン」の中で英国海軍が海賊と手を組んで戦う描写が有りましたが、将ににそれ。
敷地内の高い樹の上にRoadside eagleが止まっていました。
長閑な景色
いつもこんな熱帯の辺境のリゾートに来ると帰りたくなくなります。
多少不便なところも有りますが隔絶された感じがたまりません。
食堂の横にあったサワーサップの樹。沢山実がなっていましたが滞在中にはデザートに出て来なかったなぁ。こいつのシャーベットは美味しいのに、残念！
良い匂いがすると思ったらイランイランの花が咲いていました。
この精油は高級香水の原料に使われます。
大木！
干潮の時にはかなり水が引いて岩場が顔を出します。
シンガポールにもあった「旅人の木」。扇形に広がった葉が日陰を提供し、その葉元に貯まった雨水で渇きを癒したそうです。
朝の情景。毎日殆ど６時前起きで朝食後にツアーに出かけるのは、コルコバード国立公園へのボート移動に時間が掛かるからと朝方の方が動物に出会いやすいから。
早寝早起きの毎日です。
もう一つ、秘境観光の優れた点！早寝早起きで深酒出来ません（笑）
これは夕方の情景。大体ツアーからは午後３時過ぎ頃に戻って来ます。
彼方此方にハンモックがありますが日中は暑くてとても寝転がってなぞ居られません。。
食堂のテーブルクロス！模様が素敵です。此れ我が家にも欲しかった。
食事には如何かと思いましたが、此れで午後のコーヒーなど・・。
缶詰ではないフレッシュなパルミト(パームハート）が入ったサラダ。歯触りと香りがが缶詰と全然違う！その違いはフレッシュと缶詰のホワイトアスパラ以上！
ドレッシングにも一工夫ありました。
毎食、豪華ではないけれど美味しい食事で満足しました。
本日の夕食はチキンかエビのシシケバブ（２本ずつ）でしたので１つずつ頼んで家内と半分こ。野菜タップリのパエージャに乗っかって出てきました。
実は夕食の写真を撮れたのはこの日だけ。毎日腹ペコだったので写真を撮る間もなく食べてしまって、写真を撮り忘れました。
別の日にテンダーロインステーキも出てきましたが柔らかく美味しいだけでなくソースの自家製チュミチュリがとても美味しかったです。
チュミチュリはアルゼンチンのが有名ですが、コスタリカでも普通にステーキに添えるようです。
家内が途中まで食べてしまったテンダーロインとツナのステーキの写真を携帯で撮っていました。
これの前菜に出た温野菜のサラダが又とても美味しかったのですが、その写真はありません。
ホテルから少し歩くとこんな通路を降りた先に・・・。
プライベートなビーチもあります。
干潮時はビーチの半分は岩に覆われています。
全く誰も居ない小さなビーチ
ビーチからの帰り道に咲いていた花
ランの一種かな
ヘリコニア
ベゴニアの仲間
Red Sealing Wax Palm
ホテルの夕暮れ時
夕日をバックにシルエットを狙いましたがうまく撮れませんでした。
この後の旅行記はジャングルトレッキングと動植物の写真ばかりになる予定です。
獏やクモ猿、ホエザル、コンゴウインコ等にも出会えるでしょうか？
ホテルステイよりも動物が好きな方はそちらの旅行記もどうぞ。