岡山に2泊、神戸に1泊し、岡山、兵庫をゆっくり巡ってきました。<br />岡山では倉敷美観地区、後楽園、岡山城、備中松山城、石火矢町ふるさと村、吉備津神社を、兵庫では姫路城、生田神社、北野異人館街、中華街、メリケンパークを訪れました。<br />天候には恵まれませんでしたが、初めて訪れたところもあり、楽しい時間を過ごしてきました。<br />この旅行記は1日目、倉敷美観地区の記録です。

岡山・姫路・神戸を巡る旅　　倉敷編

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2018/03/20 - 2018/03/23

944位(同エリア1396件中)

エリア

倉敷(岡山)

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 新幹線

品川発6時の新幹線で岡山まで、岡山で列車を乗り換え倉敷に向かいました。
倉敷到着9時29分、新幹線も速くなったものです。
倉敷駅前にある観光案内所。
大きな荷物をロッカーに入れ、地図をもらい、いざ美観地区へ。
駅からは倉敷中央通りをまっすぐ進みます。
美観地区まではおよそ15分ほどです。
途中寄り道し、大原家住宅へ。
中央通り近くに建つ、築200年以上の典型的な倉敷の町家です。塩田や金融で財を成し、庄屋も務めた大橋家の屋敷で、白壁や格子窓など町家の特徴が見られます。昔使用されていた大きな金庫も格式の高さと繁栄を物語っていました。内部が見学できない施設も多い倉敷で、有料ながら内部を見学できたのは、倉敷の町家を理解するうえで有意義でした。
現在も14ほどの部屋が残っています。
かまどにはすすが付いていて、歴史が感じられました。
倉敷美観地区へ。
倉敷川に架かる今橋。
昭和天皇が皇太子のころに倉敷を訪れることになり、急遽建て替えられました。橋の欄干にはめでたさの象徴として龍が彫られています。また石柱の頂上部には菊の紋章がのっています。半円形に造られた橋げたは、水面に映る影と合わさり満月になるように造られています。短い橋ですが、歴史的に奥深いものがあることを今回の訪問で知ることができました。
今橋と旧大原家住宅。
倉敷美観地区入口近く、有隣荘隣に建つ築220年程の建物です。倉敷で財を成し、一時期衰退した倉敷の経済を回復させた大原家の邸宅で、白壁と格子窓がある倉敷の典型的な町家です。重要文化財に指定されていることもあり、堂々とした造りです。趣ある外観を見て、内部も見てみたかったのですが、非公開ということで見られませんでした。
今橋近くに建つ有隣荘。
緑色の瓦とオレンジ色の壁が美しい御屋敷です。大原美術館の創立者が奥さんのために建てた邸宅で、迎賓館としても使用されていたそうです。外観の立派さからして、内部には高価な装飾品などがたくさん飾られているのだろうと思いましたが、内部は非公開で見学できませんでした。使用されている瓦1枚50000円にはびっくりしました。
倉敷川に架かる今橋の向かいに建つ大原美術館。
本館、分館、工芸・東洋館から成り、川沿いからは本館であるギリシャ神殿風のクリーム色の建物が目を引きます。著名な画家の作品が多く展示されているので、絵画に興味がない人でも楽しむことができます。

大原美術館本館から分館に向かう途中にある、大原家の別荘として建てられた新渓園。無料で見学ができるのでおすすめです。
56畳の広い大広間。
新溪園に造られた日本庭園。
風情ある倉敷川沿い。
舟流しを楽しむこともできます。
倉敷川に架かる中橋近くの乗り場から出発し、倉敷川を20分ほどかけて周遊してくれます。笠をかぶり、船頭さんの説明を聞きながら、のんびり船旅が楽しめます。時間帯によっては中国系の観光客が船を独占し、乗れないこともあると聞きました。
町家や蔵を利用したカフェや雑貨・小物店、飲食店、土産屋などが並ぶ本町通り。
白壁と格子が似合う通りです。
魅力的で個性的な店が多いため、つい入りたくなってしまうようで、若者や買い物好きには魅力的な通りといえます。
倉敷美観地区と並ぶ観光スポット、倉敷アイビースクエア。
倉敷アイビースクエア内に建つ倉紡記念館近くに、堀跡、井戸とともに石碑が建っています。江戸幕府の直轄地となり、米を倉敷港から大阪へ運ぶための陣屋が設置され、後に代官所になり、さらに倉敷県庁、倉敷紡績所へと替わっていきました。その変格を知ることができる貴重な石碑です。
倉紡記念館。
倉敷紡績の歴史説明や昔使われていた機具が展示されていました。
会社創業130周年ということで、無料で入れました。
いくつか質問したところ、受付の人が館内を一緒に回り、丁寧に説明してくれました。
倉敷川沿いに建つ有隣荘と大原家住宅の間の路地を入ったところに建つ中国銀行倉敷本町出張所。
現在は使われていませんが、今後は、アイビースクエア内にあった児島虎次郎記念館に展示されていた絵画や美術品の展示場になる計画があるそうです。建物にはステンドグラスがはめ込まれていて、日が暮れると内から光で照らされます。
夜、散策する方にはおすすめです。
昼食は、美観地区で知り合った方に紹介された?ふるいち”へ。
汁はやや甘めで、わさびが付いてきます。
うどん天下一決定戦で、2年連続で全国優勝したそうです。
歯ごたえがあり、美味しかったです。

昼食後は岡山に戻り、後楽園と岡山城の見学に向かいました。